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“偽プレゼント企画にご用心”トレンドマイクロが注意喚起

 トレンドマイクロは、LINEなどのメッセージアプリ上で不正サイトに誘導する“偽のプレゼントキャンペーン”が拡散されていると注意喚起している。

 たとえば、かんたんなアンケートの後に時間制限付きの偽当選ページが表示され、受け取りに必要だと称してLINEでの偽キャンペーンを共有させる。そのうえで、スマートフォンを安価で購入できるかのように見せかけた詐欺サイトに誘導する。

偽のプレゼント企画共有メッセージ例(トレンドマイクロ is702より)

 トレンドマイクロによると、残り時間やプレゼント残数を表示してユーザーを急かし、判断を鈍らせる手段はネット詐欺の常とう手段だとし、騙されないよう呼びかけている。

対策

 騙されない対策として、たとえ家族や知人からのメッセージであっても、URLはそのまま開かずにURLの安全性判定サービスを利用したり、企業の公式サイトや公式アカウントで真偽を確認したりすることが大切だという。年末年始は、特にネット詐欺が増加傾向にあるといい、普段以上に注意が必要としている。

トレンドマイクロの安全性判定サービス

 トレンドマイクロでは、URLの安全性判定サービス「ウイルスバスター チェック!」を提供している。LINE上で同サービスのアカウントを“友だち追加”し“LINEグループに招待”すると、リスクのあるURLを自動検知し、メンバーに危険を知らせることができる。同サービスのトーク画面にURLを投稿しても、危険性を確認できる。

 このほか、セキュリティソフトやアプリをパソコンやスマートフォン、タブレットにダウンロードしておき、常に最新の状態に保って利用することも大切だと案内している。