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AIがLINE上で調べものをサポート、図書館の一部サービスが自宅でも利用可能に

東京都立中央図書館の実証実験に「CLOVA Chatbot」が採用

 LINEが提供する「CLOVA Chatbot」が、12月1日~12月25日に行われる東京都立中央図書館の「AIを利用したチャットボットによる自動応対の共同実証実験」にて活用されるサービスに採用された。

 「CLOVA Chatbot」は、最新の機械学習アルゴリズムと自然言語処理技術に基づく強力な対話エンジンを備えたAIチャットボット。

 東京都立中央図書館では、レファレンスサービスについて膨大な蔵書により司書の負担が大きいことやユーザーの利便性といった面で、属人化しない、時代に見合ったサービスの向上が課題となっている。

 今回の実証実験では、そのような課題の解決や、より質の高いサービス提供を目的としたチャットボット活用の可能性を探るため、都立中央図書館が富士通のシステム環境を通して「CLOVA Chatbot」を活用し、実施される。

 同実験では、図書館利用者からの調べ物相談に対応するレファレンスサービスと、図書館利用に関する問い合わせ(FAQ)に対応するインフォメーションサービスにAIチャットボットを活用し、利用者からの問い合わせに24時間対応する。

 今回の対象質問は、キーワードに「東京」を含むものとなり、有人チャットは、平日10時から20時45分、土日祝日は10時から17時15分まで利用可能。

 東京都立中央図書館のLINE公式アカウントを友だち追加のうえ、トークルームから問い合わせることで利用できる。