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「G Suite」が新ブランド「Google Workspace」に、新機能も続々

 グーグルは、これまで「G Suite」として提供してきたサービス群について、そのブランド名を「Google Workspace(グーグル ワークスペース)」に変更し、提供すると発表した。

 Google Workspaceでは、Gmail、カレンダー、ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、Meet、Chat、Keep、サイト、フォームといった各種アプリが含まれる。

 300人以下の小規模企業向け料金プランは3つで、スターターは1ユーザーあたり月額680円、スタンダードは同1360円、プラスが同2040円。

プラン1ユーザーあたりの料金内容
Business Starter(スターター)680円自社用のドメインが必要な小規模事業者が最も利用しやすいプラン。
Business Standard(スタンダード)1360円より大規模なビデオ会議や容量の大きいクラウド ストレージなどの高度な機能が必要な企業向けプラン。
Business Plus(プラス)2040円管理者向け機能の「Vault」やモバイル端末管理(MDM)のようなセキュリティやコンプライアンス機能の補強が必要な企業向けプラン。

 スターターとスタンダードは、これまでのベーシック(Basic)やビジネス(Business)と同じ金額。

 法人向けの機能が全て必要としない小規模な企業でも、高度な機能を使いたい、という場合に向けたプランとして新たに「ビジネスプラス(Business Plus)プラン」が提供される。

 従来プランと新プランでは、サービス内容がいくつか異なる。たとえばGoogleドライブの容量は、従来の「ビジネス」では無制限(5ユーザー以上)だったが、新プランで同額の「スタンダード」は1人あたり2TB、少し高機能な「プラス」では5TBと上限が設定される。

 一方、これまでの「エンタープライズ」プランは、大企業向けとして、別途、グーグルの営業担当への問い合わせの上で提供される形になる。

 既存ユーザーは、現在のライセンスの期間中は、そのまま継続して利用できる。

【追記 2020/10/06 20:55】
 記事初出時、既存ユーザーは現在のライセンスで、そのまま継続して利用できるとだけ記しておりましたが、その後、「ライセンス更新期限まで」ということをあらためて確認し、本文を追記、修正いたしました。

チャットルームでドキュメントを共同編集

 今後数週間以内に、チャットルームでドキュメントを動的に作成、ゲストと共同編集できるようになる。

 ドキュメント、スプレッドシート、スライドの3アプリでは、新しいタブを開くことなく、リンクされているファイルをプレビューできるようになる。

 またドキュメントでは、6日から名前にリンク付きでコメントすると、スマートチップに連絡先の詳細が示されるようになる。組織外の人も対象。

名前付きリンクの連絡先表示と、リンク先のプレビュー

 今後数カ月以内には、Meetのピクチャーインピクチャーをドキュメント、スプレッドシート、スライドにも提供される。