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「緊急事態宣言」解除から2週間、人出はどれだけ回復した?

 緊急事態宣言の解除から2週間が経った6月8日、都市部における人出はどうなったのか。内閣官房のWebサイトに掲出されているデータをチェックしてみた。

Agoopによるデータ(6月8日15時台)
地域感染拡大前(1月~2月)比宣言前(4月7日)比
東京-54.6%-12.3%
新橋-55.7%-3.1%
歌舞伎町-50.2%-19.2%
品川-57.5%-20.4%
六本木-43.5%11.7%

 AgoopやNTTドコモのデータを見ると、感染拡大前と比べ、都心部の人出は減ったままの状況が続いている。減少率は場所によって異なるが、札幌駅周辺で17.4%減、新宿周辺で27.7%減となっている。

 それでも緊急事態宣言中の4月21日時点では5~7割程度の減少だったため、それなりに人出が回復してきていることがわかる。

NTTドコモのデータ(6月8日15時台)
地域感染拡大前(1月~2月)比宣言前(4月7日)比4月21日時点における
感染拡大前の比較値
札幌駅周辺-17.4%-10.3%-49.3%
大宮周辺-19.3%+7.3%-59.3%
千葉周辺-15.0%+5.5%-57.5%
船橋周辺-12.4%+19.8%-45.0%
新宿周辺-27.7%+6.2%-69.7%
渋谷センター街周辺-36.9%+9.7%-66.4%
横浜周辺-19.3%+7.2%-66.4%
川崎周辺-11.2%+3.3%-52.5%

 緊急事態宣言は解除されたものの、政府では「三つの密」を避けるよう案内している。

三つの密内容
密閉空間換気の悪い密閉空間
密集場所多くの人が密集している
密接場面互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声が行われる