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緊急事態宣言39県解除、初めての週末の人出は? ドコモのモバイル空間統計

 5月14日に39県で緊急事態宣言が解除されて以降、初めての週末の人出はどうだったのか――NTTドコモが開示するビッグデータ「モバイル空間統計」の数字で、5月16日(土)と17日(日)の様子をご紹介する。

全国の主要都市、6~8割の減少続く

 5月17日時点でのデータのうち、全国主要都市のデータを見ると、1年前の5月および新型コロナウイルス感染症が広がる前と比べ、60%後半~80%程度、人出が減っている場所がほとんどだった。

5月16日と17日のデータ(感染拡大以前との比較)
地域16日17日
北海道 札幌駅-70.9%-76.5%
茨城県 水戸駅-52.2%-57.6%
埼玉県 大宮駅西-68.4%-70.2%
千葉県 千葉駅-63.8%-65.1%
東京都 新宿駅-74.5%-75.4%
神奈川県 横浜駅-73.2%-73.7%
石川県 金沢駅-71.9%-74.1%
岐阜県 岐阜駅-42.5%-48.4%
愛知県 名古屋駅-71.0%-74.1%
京都府 京都駅-71.0%-72.2%
大阪府 梅田-81.8%-82.5%
兵庫県 三ノ宮駅-62.9%-65.6%
福岡県 天神-60.6%-61.3%

 約1カ月前、緊急事態宣言が全国へ拡大した直後の週末である4月19日のデータを振り返ると札幌は当時、55.7%減で、東京・新宿は80.2%減、石川県金沢駅は69.4%減、大阪梅田は84.1%減。地域によって違いはあるが、引き続き宣言の対象となっている東京、そして独自の基準をいち早く打ち出した大阪の人出は1か月前とあまり大きな違いはない結果となった。

 なおモバイル空間統計は、その場の人口を推計するもの。ドコモでは接触量まではわからないと案内。また住宅が多いエリアでは人口が大きく減少することはない。