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HDR10対応でクアッドカメラの「TCL 10 Pro」、5月29日発売
2020年5月21日 11:00
FOXは、TCLコミュニケーション製のSIMロックフリーAndroidスマートフォン「TCL 10 Pro」を5月29日に発売する。価格は4万9280円(税込)。
FOXの直営店(FOX 阪急メンズ東京)およびオンラインストア、ビックカメラ、コジマ、ソフマップ、ヨドバシカメラ、Amazon.co.jpで販売されるほか、NTTぷらら、NTTレゾナントでの取り扱いも予定している。
「TCL 10 Pro」は、6.47インチの曲面有機ELディスプレイを採用し、メインカメラに4つのレンズを搭載するSIMロックフリーのAndroidスマートフォン。
ディスプレイにはTCLの「NXTVISION」技術を取り入れ、HDR10コンテンツにも対応
ディスプレイは6.47インチの有機ELディスプレイを搭載し、画面は曲面加工が施されている。水滴型のノッチを備え、指紋認証センサーをディスプレイ内に搭載する。
TCLがテレビ分野で培った映像技術「NXTVISION」をTCL 10 Proにも持ち込んだ。リアルタイムのディスプレイ最適化処理により、鮮やかさや彩度、コントラストといった視覚効果の向上や色再現性の高さもうたう。実際の色との色差を表すΔ(デルタ)Eは1未満を実現している。
HDR10コンテンツの再生に対応し、NetflixのHDRコンテンツもサポートする。また、SDRコンテンツをHDR相当へアップコンバートする「SDR-to-HDR」にも対応する。
アウトカメラはクアッドカメラ構成、暗所用カメラや2センチまでのマクロ撮影レンズを搭載
アウトカメラはクアッドカメラ構成で、約6400万画素の超高画質カメラ、約1600万画素の超広角カメラ(画角123°)、約500万画素のマクロカメラ、約200万画素の暗所用カメラを搭載する。暗所撮影時に自動で切り替わる「low-light」モードや、AIによるシーン認識機能も備える。インカメラは約2400万画素。
オートフォーカスはコントラスト検出オートフォーカス(CDAF)と像面位相差オートフォーカス(PDAF)とレーザーオートフォーカス(LDAF)に対応する。暗所用のカメラの画素数は約200万画素と控えめだが、その分画素ピッチは2.9μmと広く、暗所でもノイズを抑えて明るく撮影できる。マクロレンズは約2センチまでのマクロ撮影が可能。
ビデオ撮影時はAIによるリアルタイム追尾や手ブレ補正により、撮影した映像から自動で被写体を認識して切り出して保存する機能にも対応する。
FILAやLANVIN en Bleuなどのブランドとコラボした専用ケースも用意
FOXはTCLと端末アクセサリー開発におけるパートナーシップを締結し、TCLの展開する端末におけるアクセサリーラインアップの強化をFOXがサポートすることも発表された。
TCL 10 Pro向けには、FILAやLANVIN en Bleuなどのブランドとコラボした専用ケースを販売する。また、好みのデザインをオンデマンドプリントして購入できるスマホケース販売サイト「caseplay jam」においても、対応ケースを販売する。
主な仕様
OSはAndroid 10。チップセットはQualcomm Snapdragon 675で、CPUはオクタコア。メモリ(RAM)は6GBで、ストレージ(ROM)は128GB。最大256GBまでのmicroSDXCカードに対応する。
大きさは158.5×72.4×9mmで、重さは約177g。カラーはForest Mist GreenとEmber Grayの2色。バッテリー容量は4500mAh。Quick Charge 3.0に対応する。リバースチャージ時の出力は5V/1.5A。
アウトカメラは約6400万画素(F1.79、画角79°)+約1600万画素(F2.4、画角123°)+約500万画素(F2.2、画角83°)、約200万画素(F1.8、画角77°)のクアッドカメラ。インカメラは約2400万画素(F2.0、画角79.6°)。
SIMカードサイズはnanoSIMサイズで、デュアルSIMに対応する。対応LTEバンドはBand 1/3/8/18/19/26。最大通信速度は下り最大400Mbps、上り最大75Mbps。
IEEE 802.11a/b/g/n/acとBluetooth 5.0をサポートする。外部接続端子はUSB Type-C。3.5mmのイヤホンジャックを備える。
同時に最大4台のBluetoothデバイスに接続できる「スーパーBluetooth」機能を備える。赤外線リモコン機能にも対応し、赤外線を使用した家電の操作も可能。
端末側面には、「スマートキー」を搭載し、1回押し、2回押し、長押しにそれぞれの動作を割り当て、任意のアクションを呼び出すことが可能。