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Google、ワイヤレスイヤホンを簡単に接続できる「Fast Pair」機能を改善

イヤホンを鳴らして探す機能や位置情報の確認機能を追加

 米Googleは4月27日(現地時間)、2019年10月に発表した完全ワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds(第2世代)」を米国で発売した。あわせてワイヤレスイヤホンとAndroidスマートフォンを簡単にペアリングできる「Fast Pair」機能を改善した。

 「Google Pixel Buds(第2世代)」についての詳しい内容は、別のニュース記事を参照していただきたい。なお、日本でも発売予定とされている。

 「Fast Pair」は、Googleが開発したペアリング技術。Pixelスマートフォンのほか、Android 6.0以降のAndroidスマートフォンで利用できる。

 Fast Pairに対応するワイヤレスイヤホンなどでは、充電ケースのふたを開けてAndroid端末へ近づけるとスマートフォン上に検出され、画面に現れた通知をタップするだけでペアリングが完了する。なお、同機能にはBluetooth LEとGoogle Playサービスを活用しており、専用のICなどを用いることなく簡単なペアリングが実現している。

 今回、新たに充電ケースや各イヤホンのバッテリー残量を表示する機能や、紛失したイヤホンを探す機能も追加された。

 充電ケースを開くと、ケースや各イヤホンのバッテリー残量がスマートフォンに通知される。また、電池残量が少なくなると通知が届くため、充電タイミングの把握が容易になる。

 イヤホンを見失っても、スマートフォンに接続されている場合は、着信音を鳴らして探すことができ、左右完全独立タイプの場合は、左右どちらかのイヤホンのみを選択して鳴らすことも可能。

 また、端末のロケーション履歴がオンになっている場合は、最後にデバイスを確認できていた場所を「デバイスを探す」アプリで確認できる。なお、同機能は今後数カ月以内に提供される。

 Fast Pairの新機能に対応する最初の製品はGoogle Pixel Buds(第2世代)とHarman Kardon FLYで、対応製品は今後順次拡大する予定。