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グーグルの新スマホ「Pixel 4」発表、デュアルカメラや新機能「モーションセンス」を搭載

 米グーグルは10月15日、ニューヨークで新製品発表会「Made by Google 2019」を開催した。新型スマートフォン「Pixel 4」「Pixel 4 XL」のほか、スマートスピーカー「Google Nest Mini」やメッシュWi-Fiルーター「Nest Wifi」などの新製品が発表された。

 また、2020年に登場する製品として、完全ワイヤレスイヤホンの「Pixel Buds(第2世代)」が予告されたほか、ストリーミングゲームサービス「Stadia」が米国などの一部地域で11月19日に開始されることが明らかになった。

Pixel 4/Pixel 4 XL

 Androidスマートフォンの新機種は、5.7インチの「Pixel 4」、6.3インチの「Pixel 4 XL」の2機種。Pixel 3、Pixel 3 XLの後継機となる。

 従来のPixelシリーズはシングルカメラだったが、Pixel 4/4 XLは約1200万画素の広角カメラと約1600万画素の望遠カメラを組み合わせたデュアルカメラ仕様となる。ソフトウェアの面でも、夜間撮影や星景撮影などの機能が強化される。

 指紋センサーは搭載せず、生体認証は顔認証のみとなる。レーダーを使って手をかざすだけで簡単な操作ができる「モーションセンス」という新機能を搭載する。

 クアルコムのハイエンド機向けチップセット「Snapdragon 855」を搭載し、メモリ(RAM)は6GBに増強。ストレージ容量は64GBと128GBの2種類が用意される。

 ボディカラーはJust Black、Clearly White、Oh So Orangeの3色で、Oh so Orangeは限定エディションとされている。米国での価格は、Pixel 4が799ドルから、Pixel 4 XLが899ドルから。

スマートスピーカーやメッシュWi-Fiは「Nest」ブランドに

 スマートディスプレイ(画面付きスマートスピーカー)の「Google Home Hub」が先行して「Google Nest Hub」に改称されたように、スマートホーム関連の新製品は、今回のモデルチェンジにあわせて「Nest」ブランドに統合される。

 小型スマートスピーカー「Google Home Mini」の後継モデルとなる「Google Nest Mini(第2世代)」は、外観は大きく変わらないもののスピーカー音量が最大40%アップ。背面には壁掛け用の穴が設けられた。米国での価格は49ドル。

 「Google Wifi」に変わるメッシュWi-Fiルーター「Nest Wifi」は、親機のNest Wifiルーターと子機のNest Wifiポイントの2製品でネットワークを構築するようになっており、Nest Wifiポイントにはスマートスピーカーの機能も内包されている。

Chromebookの新機種「Pixelbook Go」

 Chrome OSを搭載するノートパソコン、Chromebookの新機種として13.3インチの「Pixelbook Go」が発表された。

 PixelbookシリーズはChrome OSを提供するグーグル自身が手掛けるハードウェアとして、Chromebookのフラッグシップモデルのような役割を担っており、文教市場や低価格帯を得意とするChromebookとしては高性能なモデルが用意されることが多い。

 今回のPixelbook Goは4種類の構成が用意されており、1399ドルの最上位モデルはCore i7や16GBメモリ、4Kディスプレイを搭載する。一方で、Core m3、メモリ8GB、ストレージ64GB、フルHDディスプレイのエントリーモデルは、649ドルからと安価な設定になっている。