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グーグルの完全ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds」が米国で発売、日本でも登場予定

 グーグルは、完全ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds」を米国で発売した。価格は179ドル(約1万9000円)。「Clearly White」から発売され、そのほかのカラーは順次発売される。日本を含むそのほかの国でも発売される予定。

Pixel Buds

 Pixel Budsは、リアルタイム翻訳機能などを特徴としたグーグルの完全ワイヤレスイヤホン。「Made by Google 2019」で、「Pixel 4」などと発表され、2020年の登場が予告されていた。

 グーグルがAndroid向けに提供している、ワンタッチでペアリングが完了する機能「Fast Pair」に対応。Android 6.0以降のスマートフォンであれば、Fast Pair対応アクセサリーをオンにすると、ワンタップでペアリングされる。

 Googleアシスタントとの連携機能も備え、「OK Google」と話しかければ、声だけで音楽再生や、テキストメッセージの返信ができるようになる。また、相手との会話を翻訳する「リアルタイム翻訳」にも対応した。

 内蔵されるセンサーとビームフォーミングマイクにより、騒がしい場所でもユーザーの声を認識し、通話で声をクリアに届けられる。周囲の環境音に応じて、ボリュームが調整される「アダプティブサウンド」を備え、騒がしい場合はボリュームが大きくなり、静かになればもとの音量に戻る。

 手元にイヤホン本体がない場合、「Find My Device」を利用して、音を鳴らして呼び出すことができる。

Find My Device(デバイスを探す)を利用できる

 本体には、イヤーチップと固定用アーチが付属し、3点支持構造となっている。IPX4の防水性能を備え、イヤホンの充電ケースはワイヤレス充電に対応する。

 今回発売されたモデルは、第2世代目。初代モデルは、左右のイヤホンがつながっているタイプのBluetoothイヤホンで、Pixel 2とともに発表されていたが、日本では発売されなかった。

 第2世代モデルは、日本でも数カ月以内に発売される予定。日本のGoogle ストアでは製品紹介ページが公開されているが、記事執筆時点では「ウェイトリストに登録」と表示されている。

主な仕様

 Bluetoothのバージョンは5.0。IPX4の防水性能を備える。

 充電ケースの充電端子は、USB Type-Cで、ワイヤレス(Qi)充電をサポート。

 イヤホン単体では、最大5時間の音楽再生が可能で、通話の場合は最大2.5時間。充電ケースとあわせると、最大24時間の音楽再生と最大12時間の通話に対応する。

 大きさは、イヤホン単体(イヤーチップと固定用アーチを除く)が20.5×19.5×18.2 mmで、ワイヤレス充電ケースが63×47×25mm。重さは、イヤホン単体が5.3gで、ワイヤレス充電ケースが56.1g。

 3つのサイズのイヤーチップと充電用のUSB Type-Cケーブルが付属する。

 Bluetooth 4.0以降のAndroid、iOSデバイスなどに対応するが、すべての機能を利用するにはAndroid 6.0以降のデバイスが必要となる。