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横浜ベイスターズとKDDI、5G時代の「スマートスタジアム」で協力

 横浜DeNAベイスターズとKDDIは、5GやIoTを活用するスマートスタジアムの構築に向けたパートナーシップ契約を締結した。

 スマートスタジアムは、スポーツ競技の試合会場へICT技術を取り入れ、従来よりも豊富な情報コンテンツの提供や、これまでにない観戦体験の提供などを目指すもの。今回、KDDIと横浜DeNAベイスターズでは、横浜スタジアムを舞台に、来場する日だけではなく、来場しない日でも、そして野球を観戦したことがない人にも楽しめるような取り組みを進める。

 まずは内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の一環として、2019年シーズンのプロ野球開催日に、ARスタンプラリー、デジタルサイネージの設置、au PAYの決済対応を実施する。このうちARスタンプラリーは、球場内のスポットにARスタンプマーカーを設置し、かねてよりKDDIが提供するアプリ「SATCH」を使いスタンプラリーを楽しめる。全て訪れると抽選で選手のサインボールがもらえる。

 KDDIでは、5Gにおいて、さまざまな企業とのパートナーシップを通じた展開を進めている。いわゆるスポンサー契約については今後検討するという段階で、ベイスターズとの協力体制は5G時代に向けた同社戦略の一環に位置づけられている。