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楽天、5Gを活用したスマートスタジアムの実証実験
2018年11月16日 11:49
楽天モバイルネットワークは、宮城県仙台市にある「楽天生命パーク宮城」にて、5Gネットワークを活用した自動配送ロボットの遠隔操作、ドローンによる撮影映像を用いた本人認証、360度カメラを用いた8K VRの映像配信など、5Gを活用した次世代のスマートスタジアム実現に向けた実証実験を実施した。同社によると、自動配送ロボットを用いた5Gの実証実験は国内初という。
「スマートスタジアム」は、先進的なIT技術の活用によりスポーツ観戦に新たな体験を創出する構想で、スマートフォンのアプリを使ったスタジアムでの飲食物注文の簡潔化や、チケットレス化などを通じた利便性向上、VR活用による遠隔ユーザーへの臨場感あふれる映像配信など、国内外のスタジアムで導入が進められている。
今回の実証実験は、ノキアソリューションズ&ネットワークスおよびインテルと連携し、ノキアが保有するAir Scale基地局および、基地局設置・運用・最適化のノウハウと、インテルのモバイルトライアルプラットフォームを利用した5GのOTA環境下で実施された。
自動配送ロボットの遠隔操作および映像での本人確認による配送
実証実験では、5Gの大容量伝送と低遅延の特性を活かし、楽天技術研究所が宇都宮大学と連携して開発した自動配送ロボットに搭載した5G端末と、ロボット上のカメラで撮影した4K映像を用いて、リアルタイムでスムーズな遠隔操作および高精細な映像による本人確認などの遠隔管理が行えることが確認された。
ドローンを用いた本人認証
楽天ドローンが保有するドローンから撮影した映像を5Gネットワーク経由で伝送し、スタジアム内の人物特定に成功した。これにより、スタジアム内でのエンターテインメントや、特定の人物への物の配送および、サービス提供に活用が期待できるとしている。