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クアルコムのイベントでVerizonとAT&Tが5Gのライブデモ
サムスンとモトローラが5Gスマホを展示、モバイルルーターも
2018年12月5日 16:57
クアルコムが12月4日~6日(現地時間)にかけてハワイ州マウイ島で開催している「Snapdragon Technology Summit 2018」の初日、基調講演会場の左右の別室に分かれたデモゾーンでは、片方でVerizonが28GHz帯、もう一方でAT&Tが39GHz帯の基地局を設置し、それぞれライブデモを実施していた。
Verizonの部屋では、サムスンが5G対応のスマートフォンを用いて4Kのビデオストリーミングのデモを行っていたほか、モトローラが5G対応のmoto modsを使用したデモを行っていた。それぞれアンテナピクトの横には「5GUWB」と表示され、5Gで通信している様子がうかがえる。
このほか、Inseegoのブースでは、5Gの低遅延という特徴を生かしたデモが披露されていた。二手に分かれ、板の片方を2本の紐で持ち、上に乗せたボールが落ちないように、双方で2本の紐を上げ下げするという、VRゴーグルとコントローラーを使用したゲーム感覚の体験型デモだが、5G経由でもほぼリアルタイムに双方のアクションが反映される。こうした技術は、工場内でのロボット制御や医療現場などで活用される見込みだ。
AT&Tの部屋では、NETGEAR製の5G対応モバイルルーターのデモ機が展示されていた。これまで固定系の5G製品は商用化されていたが、モバイルでの利用をターゲットにしたものについては、同製品が世界初になるという。
両方の部屋共通で、クアルコムの5Gモジュールの小型化の歴史を紹介する展示もあり、当初はラックマウントサーバーだった大きさが、スマートフォンに実装可能なサイズになるまで、急速に進化を遂げた様子が見て取れた。