位置情報や音で紛失時に見つけやすくなったPixel Buds Pro 2

　先日購入したワイヤレスイヤフォン「Google Pixel Pro 2」。購入に至った最大の魅力は「デバイスを探す」機能の向上です。

　「デバイスを探す」は、スマートフォンを紛失した際に他の端末から場所を調べたり、紛失モードに設定したりという操作を遠隔から行える機能。2024年に大きな機能拡充が行われ、オフラインの端末であっても同じ「デバイスを探す」を設定しているAndroid端末によるネットワークを利用することで、大まかな位置を見つけることができるようになりました。

利用には初回設定が必要

「デバイスを探す」に追加

利用規定を確認して同意の上続行

　また、Pixel Buds Pro 2はイヤフォンを収納するケースにスピーカーが搭載されたため、イヤフォンをケースに収納した状態でも音を鳴らして、どこにあるか、探せるようになりました。家の中でどこに置き忘れたかわからない時などは位置情報で探すのが難しく、音で見つけられるようになったのは大変便利です。

設定から「最新の位置情報」で本体の位置を探せる

地図でイヤフォンとケースそれぞれの位置がわかるほか、音を鳴らしたり紛失マークを設定できる

　探したいときはAndroidスマートフォンと同様「探す」アプリから操作するのですが、注意点は基本的に1つのGoogleアカウントしか紐付けられないこと。

　筆者のような利用はレアケースだとは思いますが、Androidスマートフォンに設定しているGoogleアカウントと、普段メインで利用しているGoogleアカウントが異なる場合、後者のアカウントでは「探す」アプリに表示されません。この場合もアカウントを切り換えるか、またはアカウントがそのままでもPixel Budsの設定アプリからであれば表示できます。

普段使っているメインアカウントにはPixel Buds Pro 2が表示されない

本体に紐付けてPixel Buds Pro 2と接続設定しているアカウントに切り換えると表示できる

　筆者はこれまでも不注意でワイヤレスイヤフォンを紛失したことがあり、幾度となく悲しい思いをしてきました。中には明らかに落としたことがわかっているのに、夜中で周囲が暗く、どれだけ探しても目視では見つけられなくて泣く泣くあきらめたということもあります。そんなときにこの音を鳴らせる機能があればどれだけよかったことか。

　実際にPixel Buds Pro 2を購入してからも、家の中で見当たらないときにスマホから音を鳴らして場所を見つけられたことが何度もありました。これも、今までなら思い当たるところを片っ端から探し、見つけ出すのに苦労していたに違いありません。覆水盆に返らず、備えあれば憂い無し、この機能だけでもPixel Buds Pro 2に買い替えてよかったと実感しています。