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LINE自動車向けの音声アシスタント「Clova Auto」、トヨタで導入

 LINEは、音声AIアシスタント「Clova」を自動車でも利用できるサービス「Clova Auto(クローバオート)」を発表した。

 「Clova Auto」は、ナビゲーションなど車載機器とスマートフォンをSDLという規格で連携させ、自動車内でClovaを利用できるようにする仕組み。LINEのCSMOである舛田淳氏は「自動車の中は、音声アシスタントが最も活きる空間」と語り、安全運転とLINEの利用を両立させる仕掛けと説明する。

 具体的に利用できる機能としては、LINEによるメッセージングやIP電話、LINE MUSICなど。

LINEの舛田氏(左)とトヨタの長田氏(右)

 約1年前、LINEではトヨタとSDL活用で提携することを発表しており、今回の取り組みはその一部という位置づけ。28日に開催された「LINE CONFERENCE 2018」に登壇したトヨタ自動車常務の長田准氏は、「LINEとの連携で、LINE My Car Accountを先日発表した。ナビを設定して、天候や給油状況などがわかる。新型クラウンやカローラスポーツなどに拡大して対応車種を増やす。そうした機能をコネクテッドカーに拡充させていくが、一方でコネクテッドではないクルマが大半」と述べ、通信機能が備わっていない自動車において、トヨタの扱う車載機器を用いて、Clova Autoを活用する方針。具体的には2018年冬から発売されるトヨタの新型車で、対応車載機器を選べば利用できるようになるとのこと。