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au VoLTEの「シンクコール」、2018年6月で終了

 KDDI、沖縄セルラーは、利用者数の減少にともない、2018年6月26日で「シンクコール」のサービスを終了する。

「シンクコール」の画面シンク

 「シンクコール」は、2014年12月の「au VoLTE」と同時に提供が開始された、au独自の付加サービス。申し込みは不要で、サービスの利用料は無料。スマートフォンの画面を相手のスマートフォンに表示する「画面シンク」のほか、「カメラシンク」「位置シンク」「手書きシンク」の4つの機能が用意されている。いずれもauの対応機種同士が1対1で利用する。

 同サービスを利用しているユーザーに対しては、2018年4月以降、代替サービスの案内とあわせて、サービス終了のお知らせをSMSなどで配信する。

 なお、シンクコールと一緒に、「au VoLTE」を利用する有料のサービスとして発表されていた、最大30人が同時に通話できる「ボイスパーティー」は、2018年3月にサービスを終了するとすでに発表されている。

 au VoLTEの導入を発表した2014年10月当時、KDDIの田中孝司社長は「iPhoneが3キャリアから発売されて、みんな同じじゃないか、という声もある。同質性に向かっている」と疑問を呈し、「これまでいろんな発表会で、少し違った取り組みをやりたいと言ってきた。VoLTEを高品質通話だけで終わらせては面白くない」と、au VoLTEで付加サービスを提供する背景を語っていた。

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