【CES 2020】

グーグル、「Googleアシスタント」の新機能を発表

 グーグルは、「CES 2020」の会期初日にあたる1月7日(現地時間)に同社のブースを公開するとともに、報道陣向けの説明会を開催。Googleアシスタントの新機能や、同機能のプライバシー保護に関する取り組みを説明した。

Googleアシスタントを紹介するブースを出展したグーグル

 Googleアシスタントを担当するリリアン・リンコン氏によると、同機能の月間アクティブユーザー数は5億を超えたという。対応言語は30以上に拡大、90以上の国や地域で利用されているという。CESでの発表は4つ。1つ目が、スマートホームに関する取り組みになる。

グーグルのリリアン・リンコン氏らが、新機能を紹介した
アクティブユーザーは、5億人に達したという。対応言語や対応国も拡大

 Googleアシスタントは対応する家電のコントロールもできるが、ここに予約機能が追加される。たとえば、「コーヒーメーカーを6時にスタートして」と告げると、アクションがセットされ、指定した時間にコーヒーを入れておくことができる。

 また、家族向けの機能として、「付箋(sticky note)」が新たに加わる。その名のとおり、ディスプレイに付箋を貼り付けておくことができ、家族向けのメモを文字で残せるのが特徴。Nest Hubをはじめとした、スマートディスプレイ向けのアップデートになる。

あらかじめ時間を予約して、家電をコントロールすることが可能になる
家族にメモを残しておける付箋機能。スマートディスプレイ向けの新機能だ

 言語の読み上げ機能も強化される。あたかも人間が読み上げているかのように抑揚をつけ、自然に画面上の長文テキストを音声にすることが可能になる。この機能も、Googleアシスタントから呼び出す仕組みで、ニュース記事やブログなどの読み上げにも対応する。デモは主に英語で行われたが、読み上げは42の言語に翻訳でき、ここには日本語も含まれるという。

長文の自然な読み上げが可能になるという

プライバシー保護、1年越しにアップルへの反論?

 プライバシー保護の取り組みも紹介された。昨年のCESでは、アップルが付近のホテルに巨大な壁面広告を掲載、プライバシーを重視している方針をアピール。グーグルのブースの背後に写り込む場所で、同社の対応を皮肉っているのでは……との憶測を呼んだ。あえてGoogleアシスタントのプライバシー対策を紹介したのは、これに対する1年越しの反論と見ることもできそうだ。

 大前提として、グーグルは「ねぇ、グーグル」や「OK、グーグル」などのウェイクアップワードを発しない限り、ユーザーの音声は収集されないことを強調。デフォルトの設定では、ユーザーの音声も保持しておらず、機能改善のための同意を得てからこれを収集するとしている。

Googleアシスタントに関するプライバシー保護の取り組みも発表された

 プライバシー設定自体をGoogleアシスタントで、直感的に変更できることも紹介された。「先週、私が言ったことをすべて削除して」と話すだけで、関連したデータが削除される。CESで発表された新機能は、意図せずGoogleアシスタントが音声を収集する状態になってしまったときのもの。「あなたのため(に話したの)ではない」と言うだけで、直前に聞いた音声を削除できるという。「音声データを保存しているの?」とたずねると、直接その設定を開く機能も追加される。