本日の一品

酷暑に備えて強化された“着るクーラー”、「REON POCKET 6」「REON POCKET PRO Plus」

 毎年のように暑さと期間も増している夏ですが、2026年も例年以上の暑さが予測されているようです。

「REON POCKET」シリーズの最新モデル「REON POCKET 6」(左)と、その上位モデルとなる「REON POCKET PRO Plus」(右)。6代目となるだけに、冷却性能や着けやすさなどの改良がなされているようだ

 北国出身で暑さに弱い筆者としては非常に辛い所でして、クーラーの効いた室内で一日中過ごしていたい所ですが、残念ながら用事がある時は外出しない訳にはいきません。ただそれだけの暑さゆえ、最近では外出先で利用しやすいさまざまな冷却グッズが出てきています。

 すっかり定着しているハンディーファンなどはその代表例といえますが、より涼しさを求める人に人気が高まっているのが、ソニーの「REON POCKET」シリーズしょう。

 2020年に登場し、「着るクーラー」として注目を集めたREON POCKETですが、その人気の高さから2026年には6代目の「REON POCKET 6」が登場。それに加えて今年は、上位モデルの「REON POCKET PRO Plus」というのも登場し、ラインアップも強化されているようです。

 今回その最新2機種をお借りできたので、早速使ってみることにしました。両機種はともに従来のREON POCKETシリーズの仕組みを継承しており、背中の首の付け根当たりに装着し、ペルチェ素子を用いて体を冷やす仕組み。

 うまく装着するには本体にあるネックバンドを調節する必要がありますが、アーチ状で柔らかく、面積も小さいことから体にかかる負担も大きくありません。

REON POCKET 6を装着してみたところ。上にシャツを着た状態なら、多少膨らみは出るもののあまり目立たない
同じくREON POCKET PRO Plusを装着してみたところ。サイズはやや大きめだが、やはりシャツを着ると目立たないサイズ感だ

 コンパクトとはいえそれなりのサイズはあるので、実際に装着すると背中がやや出っ張る感がありますが、男性であればワイシャツなどを着ていれば、そこまで目立たないでしょう。

 本体上部から廃熱をする必要がある点にも注意が必要ですが、廃熱するためのエアフローパーツは両機種ともに高低2種類が用意されており、服装に合わせて適したものに変えて使うことが可能です。

両機種ともにエアフローパーツは2種類を用意。左がREON POCKET 6用、右がREON POCKET PRO Plus用だが、いずれも大きいタイプの方は伸縮するので襟の高さなどに合わせやすい

 そして両機種ともに重要なポイントとなるのが、省電力ながらパワフルな冷却を可能にする「DUALサーモモジュール」を新たに搭載したこと。そこに独自のアルゴリズムを加えて、従来比で冷却面温度を最大2度低減したとされています。

 あいにく筆者はこれまでREON POCKETシリーズを使ったことがなかったので、以前のモデルと比較はできないのですが、暑い日に装着して外出したところ、首元から体をしっかり冷却してくれる感はあり、あまり汗をかくことなく1日を過ごすことができました。

背面の金属部分が冷えるので、ここが首の付け根付近に当たるように装着する

 本体のコントロールは本体ボタンだけでなく、専用のスマートフォンアプリを使っても可能。温度を直接切り替えるだけでなく、「SMART COOL」モードを利用すればターゲットとした温度に合わせて自動で本体の冷却度合いを調節してくれるので、冷え具合を手動で調節する手間がかからないのも有難い所です。

スマートフォンアプリの「REON POCKET」アプリに接続して各種コントロールが可能。「SMART COOL」をオンにすれば、自動で適切な温度に調整してくれる

 ちなみにREON POCKETは冷やすだけでなく温める機能も用意されておりまして、寒いときには「SMART WARM」モードを使えば、逆に体を温めてくれます。

 それに加えて両機種には、周辺の気温や湿度を測定できる「REON POCKET TAG 2」が付属するモデルも用意されており、こちらと「SMART COOL⇔WARM」というモードを活用すれば、暑い外では体を冷却し、冷房で寒い室内では逆に体を温める……といったことも可能。屋内と屋外で寒暖差が激しいことは多いだけに、重宝しそうです。

周囲の温度や湿度を測定する「REON POCKET TAG 2」(右)。カラビナが付いており鞄などに取り付けておけばよいのだが、その性質上ポケットに入れてしまうと意味がないので注意

 そしてREON POCKET 6とREON POCKET PRO Plusの違いですが、基本的には冷却能力とサイズ、バッテリーということになるようです。

 REON POCKET PRO Plusの方が、冷却面積が広いのでその分冷却性能も高いですし、バッテリー容量も大きいので公称値で10時間と、REON POCKET 6の5.5時間と比べ倍近く利用できます。ただその分サイズが大きく、重量も約259gと、約165gのREON POCKET 6と比べると重くなってしまうのが弱点。

 外回りなどで一日中外に出ていることが多い人や、強力な冷却性能が長時間必要という人にはREON POCKET PRO Plusが向いているでしょうが、通勤・通学時だけなど、外に出ているのは一時的……というのであれば、体にかかる負担も小さいのでREON POCKET 6でも良さそうです。

両機種を重ねてみるとサイズの違いが分かる。冷却性能重視ならREON POCKET PRO Plusだが、サイズと重さがあるので常時付けるのでなければREON POCKET 6でも良さそうだ

 両機種ともにソニーの公式ストアでの価格は単体でも2万円台後半と、冷却グッズとして見ると高いのが悩みどころではありますが、実際に使ってみてこれまで試した冷却グッズより効果があると感じただけに、暑い夏の備えとして1台用意しておくと重宝しそうです。

製品名発売元実売価格
REON POCKET 6ソニーサーモテクノロジー2万5300円
REON POCKET Pro Plusソニーサーモテクノロジー2万9700円