本日の一品

球春到来! 荷物を格納できる持ち運びクッションマット

 長い冬がようやく終わり、春らしい陽気が感じられるようになってきました。暖かくなると何が始まるか――そう、プロ野球のペナントレースが開幕するのです。

 某球団を熱烈に応援している筆者も、年々高騰するチケット価格にめげず、スタジアムに足繁く通い、応援に励む所存です。そのすべては、勝つために! ……それはさておき、先日、野球観戦のみならずスタジアムでの観戦に役立ちそうなグッズに出会ったので、ご紹介させてください。

荷物収納ネット付きのクッションマット。通常時は二つ折りになっているので持参もしやすいサイズです。

 スタジアムの椅子は(よほど良い席でない限り)硬く冷たいのが常で、長時間座っているとお尻や腰が痛くなってしまいます。観戦慣れした人たちは、対策としてクッションマットを持参することもありますが、今回ご紹介するのは、クッションと荷物収納ネットが一体化した製品です。座面の下に荷物を浮かせて収納できる構造になっています。

まず、ファスナーを開いて中のネットを取り出します。
座面の背後からネットをぐるっと回し、ネットの紐をクッションの下部の面ファスナーに留めます。
座面の下に荷物収納スペースができました。
収納力は見た目よりも多く、極端に重くなければだいたい荷物は収まります。

 使い方は簡単です。二つ折りになっているクッションを開き、内部に収納されているネットを座面の後ろ側から下部へぐるっと回し、座面を包み込むようにしてネットの紐をクッション下部の面ファスナー(マジックテープ)に留めます。紐の長さを調整すれば、座面下にどれくらいネットを垂らすか(=収納スペースの深さ)も調整可能です。

 座れば自然とネットが固定され、多少重たい荷物を入れても落ちる心配はありません。

跳ね上げ型の椅子でも、背もたれとの間にスペースさえあればネットを展開して荷物入れにできます。
席を離れるときも装着したままでOK。自由席の場合は座席を確保していることの証明にもなります。

 観戦時は基本的に身一つで臨まなければならず、応援グッズ・カメラ・財布・水筒・タオル・現地で購入したグッズなど、どうしても荷物が多くなりがち。荷物の置き場所は、観戦中の悩みの種でもあります。

 本製品があれば、座面のスペース的に大量の荷物は入らないものの、地面に置かずに浮かせて収納できるのは非常に助かります。特に、周囲の観客がビールをこぼして地面が濡れ、床に置いた荷物が濡れてしまう――そんなリスクも回避できます。

座面と背もたれの間にスペースが必要なため、一体型の椅子だとネットを展開できません。とはいえ座面クッションにはなります。

 難点としては、すべてのスタジアムの椅子に対応しているわけではないこと。掲載画像のようなベンチ型や座面跳ね上げ式の椅子であれば問題ありませんが、座面と背もたれが一体化しているタイプの椅子では使用できない場合があります。

 ただし、そのようなケースでも、単なるクッションマットとして使用することは可能です。

ちなみにクッションとしての性能は、ないよりマシという程度。でも冷えを抑えるのは大事です。

 ちなみに、筆者はAmazonで何となく見つけて購入しましたが、類似製品が多数存在するほか、球団によってはロゴ入りの公式グッズとして販売されていることもあるようです。スタジアム観戦のお供に、一つ持っておいて損はない、おすすめの一品です。

製品名購入場所価格
折りたたみスタジアムクッションAmazon2100円