全部のスマホに取り付けたい格安の”プルタブデザイン”のスマホリング

　ネットショップでは、既にたくさん売られているスマートフォンのオプションである”スマホリング”、愛用している人も居れば全く使わない人も居るかもしれない。筆者は、ワンコと一緒に散歩に行った時に安定したスタイルで、どの角度からでも自由に撮影できるために買ったのが最初だった。

　スマホリングがあれば、撮影者である自分がしゃがみ込むことなくローアングルからワンコを前からでも横からでも自由に撮影出来る。素手でスマホカメラの”逆さ持ち”をスマホを落下させる心配なく使えるのだ。

　筆者が今回手に入れたのは、飲料水系缶の多くが採用している”プルタブ”（Stay-on tab）デザインをベースにしたスマホリングだ。購入したtemuでは”高品質亜鉛合金磁気携帯電話ホルダー”という商品名で紹介されていることは多い。

　通称プルタブと呼ばれるところに指先を引っ掛けて飲み口を開ける缶コーヒーや缶ジュースなどのアルミ缶でよく見かけるデザインをオマージュした商品だ。ちょっと太めの金のおしるこ缶にはピッタリサイズだった。

　プルタブデザインのスマホリングは見た目もアルミ缶カラー。筆者は以前より、メインスマホであるGalaxy s24 UltraをMagsafe対応化してくれるPITAKAブランドのアラミドファイバケースを使っている。Magsafe化が目的では無く、アラミド製のケースが欲しくて毎回購入していた。今回はそれが役に立った。

　プルタブデザインのスマリングは磁器パワーで吸着した後、プルタブ部分を引き起こして指先で自由に360度回転させてお気に入りの回転位置と0～180度の角度で活用できる。利き手が右手でも左手でも問題なく中央3本の指の選択もかなり自由だ。筆者は左手の中指を通して使うことがほとんどだ。

　プルタブデザインのスマホリングを装着することで、使い勝手の向上することは多いが筆者の場合は前述した通り、ワンコと散歩の時にワンコより先に前を歩きいたり走ったりして、ローアングルでワンコが追いかけて歩いたり走ったりする格好を人の目線より遥かに低いワンコ目線で撮ることができるのが最高のメリットだ。

　プルタブデザインのスマリング使用前は同じことをやっても持つ指先が不安定でシャッターボタンを押せなかったり画面のミスタッチが多かった。大事なスマホを不用意に落とすことなく安定して操作できることが極めてありがたい。

　スマホがMagsafe対応では無い時や、対応ケースでも無い時は安価で売ってる”Magsafeシール”を購入して、スマホ本体かケースカバーに貼り付けるだけでMagsafe化を簡単に実現できることが多い。筆者の以前のメインスマホである折り畳み式のGalaxy Z Fold 4は、この方法で現在はMagsafe化している。

　幸か不幸かGalaxy Z Fold 4は、入手して丁度1年後くらいのメーカー保証が切れるタイミングでトラブルに見舞われた。どうも見開きにすると自動的にAndroid OSのリブートを繰り返しスマホとして使えない。今は大画面は常時閉じてカバーディスプレイだけで扱いに慣れたデジタルカメラとして、室内撮影だけでその余生を送っている。

　さすがに折り畳み式のGalaxy Z Fold 4本体にCASETiFYのケース、薄いとはいえMagsafe金属シールそしてプルタブデザインのスマホリングを取り付けて、キッチン秤で重さを測って見ると362gとスマホとは思えない超重量級だ。しかし、プルタブデザインのスマホリングのお陰で、室内のカメラ撮影でも安定したホールド感は変わりない。

　プルタブデザインのスマホリングは、Youtubeやamazonプライムビデオの再生視聴以外にも、ワイアレスキーボードやマウスを使って、ミニPCの様にメール入力やブログの更新など長文入力にも効果的だ。

　今回ご紹介したプルタブデザインのスマホリングを加えると、筆者のMagsafe対応の周辺デバイスはいつの間にか5個になっていた。パワーバンク（モバイルバッテリ）が2個とスマホのホールド性能を向上し、レガシーなシャッター風のUIを提供してくれる補助バッテリー内蔵のSnapCam、そしてUlanziの赤いカラビナ付きスマホ三脚だ。

　実は、今回もう一台のスマホにもプルタブデザインのスマリングを取り付けることにしたので、追加で2台目を購入した。本来ならMagsafeシールだけを買って、プルタブデザインのスマホリングは使い回しするのが一般的だが2台購入しても1500円。これはもう家中のスマホに全部プルタブデザインのスマリングを取り付けたくなる価格だ。