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グーグル「Android 17」の提供を開始、マルチタスク機能や独自ゲームモードを実装

 グーグルは16日、最新OS「Android 17」の提供を開始した。Pixel 6以降のデバイス向けに展開し、年内にそのほかのAndroidデバイスへ順次拡大する。新たなマルチタスク機能や画面録画時のリアクション機能、セキュリティの強化などを盛り込んだ。今夏後半には「Gemini Intelligence」も提供予定。

バブル機能でマルチタスクを強化

 実行中のアプリ画面を切り替えることなく複数のアプリを同時操作できる「バブル」機能が実装された。アプリアイコンを長押しすると、他のアプリの上に重ねて表示するフローティングウィンドウへ変換できる。

 大画面デバイスでは画面下部に専用のバブルバーを配置し、アプリの切り替えやサイズ変更、全画面表示への移行などをワンタップで操作可能。地図を見ながらメモを取る、スポーツ中継を見ながらメッセージを送るなどの利用シーンを想定する。

録画時のスクリーンリアクション

 画面録画とアノテーション(注釈)機能も刷新。新機能の「スクリーンリアクション」を利用すると、スマートフォンの画面をキャプチャしながら、インカメラで撮影した自身の映像を同時に録画できる。

 グリーンバックなどの機材やアプリの切り替えを必要とせず、ウェブサイトや動画の上にユーザー自身のリアクションを簡単に重ねることができる。

折りたたみスマートフォン向けのゲーミングモード

 折りたたみスマートフォンでのゲームプレイに向け、今後数カ月以内に専用のゲーミングモードを提供する。画面の上下を均等に分割するレイアウトを採用し、上部にゲーム画面、下部にダイナミックなゲームパッドを表示する。

 これにより、広い視野を確保しつつ操作スペースを最大化。外付けコントローラーのボタン割り当てを細かくカスタマイズする機能も備える。さらにメモリ管理の最適化を図り、高画質ゲームプレイ時のフレームレート低下や動作の遅延を抑えた。

プライバシーとセキュリティの強化

 ユーザーのプライバシー保護を強化するため、アプリに対する正確な位置情報へのアクセスを一時的に許可する設定や、連絡先全体ではなく特定の人物のみを共有する機能を追加した。「Find Hub」では、端末を紛失した際に生体認証でロックをかけられるようになった。仮に第三者がパスコードを入手しても、端末内のデータアクセスや追跡機能の無効化を防げる。

 また、ライブ脅威検出機能の改善による不審なアプリのブロック、高度な保護機能モードの強化、PIN入力失敗時の待機時間延長など、端末への不正アクセス対策も厳格化した。

今後の展開とその他のアップデート

 システム内部の改善として、アプリごとのメモリ制限を管理する仕組みを導入し、端末全体のパフォーマンスとバッテリー駆動時間を向上させた。ホーム画面でのアプリ名非表示や、すべてのAndroidデバイスへの保護者による使用制限の拡大、音声アシスタント専用の音量調節、詳細なダークモード制御などの新機能も追加。

 Pixel 6以降の対象デバイスには、本日16日より追加のアップデートが提供される。また今夏後半には、対象地域の一部デバイスに、日々のタスクを先回りして支援する「Gemini Intelligence」が提供される。