AirTagが財布やカードケースの中で動かないようにするカード型のアタッチメント

　AirTagを、身の回りの持ち物に順次取り付けていった時に困るのが、財布やカードケースなどへの取り付けだ。キーホルダーのようにぶら下げるのはいまいち格好が悪いし、かといって中に直接入れると本体が膨らむ上に、中で動いてしまって収まりが悪い。

　こうした場合に便利な、カードケース収納用のAirTagのアタッチメントが各社から登場している。ひとつ購入して試してみることにした。

本体はハニカムに似た構造で軽量。今回は2個入を購入した

　本製品の構造はシンプルで、ボディの中央にAirTagをはめ込むだけ。これによって、AirTagがカードと同じサイズになり、財布やカードケースに収納しても、中で位置が動かず固定されるようになる。財布やカードケースをブンブン振っても、AirTagが脱落することはまずない。

素材は樹脂で、中央の穴にAirTagをはめ込んで使用する

片手で簡単にはめ込むことができる。取り外しも容易だ

はめ込んだ状態。これならばカードケースに入れやすく紛失しにくい

　言うまでもないが、本製品は、AirTagそのものを薄くするギミックがあるわけではない。また厚みも、AirTagとイコールになるほど厚いわけではなく、半分ほどの厚みだ。どうせならAirTagの凹凸を一切感じなくなるよう、厚みを揃えたほうがよいのではと思うかもしれない。

厚みはAirTagとイコールではなく、完全に凹凸をなくせるわけではない

　もっともAirTagは厚みが8mmもあるので、これに合わせるとなるとクレジットカード3～4枚を重ねた程度の、けっこうな存在感になり、カードポケットに入らない場合も出てくる。財布やカードケースを振っても中で動かないことに主眼を置き、いたずらに厚みを増さなかったのは、実際に使ってみると正解だと思える。肉抜きがなされているため重量的な負担がないのも利点だ。

　シンプルな構造の割にお値段がそこそこするが、類似品は続々登場しており、価格も徐々に下がりつつあるようだ。AirTagの収まりが悪く困っている人は、意外な解決策になるかもしれないので、安価に購入できるものがあれば試してみてはいかがだろうか。