本日の一品
疲れた身体に、“ツボ”を押さえたドクターエアの「リカバリーガン」
2021年10月20日 00:00
マッサージガン、リカバリーガンと呼ばれるものがここ最近のボディケア業界のトレンドらしい。電マと言ってしまうとアレだけれども、それをもうちょっと現代風に進化させたというか、トータルケア的なところにフォーカスしたというか、そういう感じのいたってマジメなマッサージ器である。
トレンドだけあって各社がこぞって発売し、数千円の前半から数万円まで、幅広い価格帯のものが登場している。どれを選べばいいのかよくわからなくなるが、筆者が選択したのは最もコストパフォーマンスの高そうなドクターエアの「リカバリーガン」だ。
こういった製品に共通するのは、基本的に片手でドライヤーを持つように構えて、前後に細かく振動する先端部分を身体のほぐしたいところに当てて使う、という形。いくつかのアタッチメントが用意され、身体の部位などに合わせて先端部分を交換することもできる。
リカバリーガンも球状のものや、先端が細くなったものなど、4種類のアタッチメントが付属する。ただ、必ず部位に合わせて交換しないといけないわけではない。だいたいは球状のアタッチメントで汎用的に全身をマッサージできる。
製品ごと、もしくは価格帯によって変わってくるポイントとしては、「バッテリー持続時間」「ストローク量」「自分1人で使いやすい形状かどうか」といったところ。
そのなかで言うと、リカバリーガンはバッテリー持続時間が長め。振動レベル(一定時間内の振動回数)は3段階で切り替えられるが、そのうち最も低い振動レベルで使い続けたときは約4時間、最も高い振動レベルでも約3時間動作する。
毎日数十分ずつ使っても1週間程度は充電の手間なしで使えることになる。が、電源オンから10分ほどで勝手にオフになってしまうので、続けて使いたいときはもう一度電源を入れ直さなければならないところだけ注意したい。
ストローク量は少なめで、5mmくらい。ストロークが大きいほどパワー感は強くなり、身体の奥の方の筋肉を効果的にほぐせるようになるが、ここはリカバリーガンの苦手とするところだ。ストローク量を重視するなら上位機種をチョイスしたいが、数万円クラスになってくるのが悩ましい。
形状としても、コンパクトなリカバリーガンは自分1人でできる範囲が限定される。たとえば手の届きにくい背中は難しいし、肩を狙ってもリカバリーガンを保持している腕がかえって疲れてしまうこともある。その場合は家族にお願いすることになるが、ここで子供でも使いやすいコンパクトさがお父さん・お母さん的には大きな利点となるかもしれない。
力の弱い子供に手や足でマッサージをお願いしても全然効かなかったりするし、そもそも面倒がってマッサージしてくれないが、リカバリーガンなら軽い力でいい感じにマッサージしてくれて、子供もちょっと楽しそうだ。
ドクターエアの製品は、数年前に「3Dマッサージシート」も購入していて日々愛用している。マッサージチェアほどの機能はないが、2万円台というリーズナブルさで、それでいて背中を中心にしっかり力強くもみほぐしてくれる、満足度の高い一品だ。
今回のリカバリーガンも、安価ながらも必要十分な機能・性能をもち、スペースを取らずに保管しておけて、癒やしを得たいときに気軽にさっと手に取って使いはじめられる、まさにツボを押さえた製品。こちらも長く愛用できそうな予感がしている。
製品名 | 販売価格 | 発売元 |
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リカバリーガン RG-01 | 9900円 | ドクターエア |