本日の一品
1枚のリーガルパッドスタイルのホワイトボード
2018年12月17日 06:00
筆者は、ノートや手帳にさまざまなことをびっしりと書き込み、そのままの状態で長い期間保管する習性がない。それゆえ、ポストイットをはじめ一時的なメモ系のアイテムに極めて惹かれてしまう。
そんなわけで、自分たちでオリジナル大学ノートのプロジェクトをやっていても、全てのプロダクトには必ず各ページに切り取り用のミシン目があり、重要項目のページだけを切り取ってファイルすることを使い方のひとつとして提案している。
そんな一時的な思いつきの走り書きにウェイトを置く筆者が大好きなモノは、思いついたことがすぐに書き留められる携帯型ホワイトボードであるNU boardやBoogie Board、そして古くからあるリーガルパッド形式のメモ用紙などだ。
今回ご紹介するのは、そんな一時的な思い付きをいつでもどこでも書き込みできるリーガルパッドスタイルのたった1枚きりのホワイトボードである「MAGNETIC DRY ERASE NOTEPAD」だ。
ノートパッドのメインの素材はオフィスなどでホワイトボードにアクセントとして貼り付けるカラフルなマグネットシートとほぼ同様のモノだ。今回の製品はそのマグネットシートが見慣れたリーガルパッドのデザインで再登場したモノと考えれば良いだろう。また同時に他のモノにくっつくという観点からは、付箋用紙の愛好家が好んで使う大判の黄色い付箋紙が白いリーガルパッドの装丁で再登場したとも言えるだろう。
使い方は超簡単だ。当事者が絶対に目について、常に見る場所にMAGNETIC DRY ERASE NOTEPADを貼り付ける。そして大事なこと、やるべきことを忘れないために付属のマグネチックペンで明瞭に記述するだけで便利に活用できるものだ。
主婦が使うなら冷蔵庫の扉に貼り付けたり、筆者のように物忘れの激しいタイプなら玄関扉の内側に貼り付けておくことも有効かもしれない。筆者宅では、もっぱら忘れ物自慢の筆者が毎日お世話になっている。
スマホのカメラ機能が飛躍的に進化し、さまざまなデータをクラウドに保管して、適時スマホ経由でお知らせしてくれる超便利そうに思える現代において、この前世紀のMAGNETIC DRY ERASE NOTEPADがどの程度の価値があるか疑う人も多いだろう。
しかし、なんどもクラウドの真下まで行って引き返してきた筆者にとっては、クラウドサービスとクライアントアプリのタイトなオペレーションが、今以上により親密になるまでは、この手の原始的かつ人間的なゆるいデータ管理はなくならないという気持ちが強い。
ペンの後ろ側に付いているイレーサーの消去効果も十分だ。忘れないためによりカラフルな記述が必要な人なら、100円ショップなどで売っているホワイトボード用のカラフルな油性マーカーペンを買えばより良い注意喚起ができるだろう。
どうしてもクラウド的な真似事をしたい時は、筆記済みのMAGNETIC DRY ERASE NOTEPADをシンプルにスマホのカメラ機能で撮影だけして、余分なレタッチなどせず、お好みのクラウドサービスにただアップロードするだけで良いだろう。
アップロードに際し、さまざまなデータ変換や文字認識など多様な付加サービスを提供するクラウドサービス企業も多いが……一番の価値は、目的のデータが存在するのか、やっぱり見つからなくて残念でした……なのかだ。
難しいことが考えられないおバカな筆者は、MAGNETIC DRY ERASE NOTEPADに記述した筆記データが将来必要かもと思った瞬間に何も考えずに写真だけを撮影してDropboxに共有アップロードしている。MAGNETIC DRY ERASE NOTEPADは極めてシンプルなゆえ、向き不向きがあるが、使い方がピッタリの人には離せないアイテムとなるだろう。
製品名 | 購入場所 | 購入価格 |
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MAGNETIC DRY ERASE NOTEPAD | 御徒町 ガラクタ貿易 | 650円 |