スタパ齋藤のApple野郎
SSDに目覚めて1年の俺! “熱問題”は「全面排熱」で解決するッ!!!
2025年7月23日 00:00
2024年の春先、紆余曲折してスティック型(USBメモリー型)のSSDに目覚めた俺。アタリマエだが「USBメモリーよりSSDのほうが超速~い♪」と痛感したのであった。
同時にNVMe M.2 SSD(NVMe接続・M.2インターフェイスのSSD/おもにパソコン内蔵SSDとして使われている)の外付け使用にも目覚めた。
SSDを好んで使い始めた俺は、同時にSSDの熱問題にも直面。スティック型SSDもNVMe M.2 SSDも連続的に負荷を掛け続ける(つまり連続して読み書きする)と熱をもち、その熱によって読み書き速度が低下したり、アンマウントされたりする。
とくに高速読み書きがメリットであるNVMe M.2 SSDは発熱しがち。よく冷えるケース(エンクロージャー)に入れて使う必要がある。
俺の場合、2024年の夏ごろにSSDの熱問題に直面し、「よく冷えるSSDケース」を探しまくった。そして2024年の8月が終わる頃に「これならイイかも」と選んだのが↓コレ。
それまでは「外付けSSDは一時的に使うドライブで常時接続はしていない」という状態だったが、↑このケースを使い始めたのをきっかけに、2024年11月ごろには外付けSSDを常時接続して使うようになった。
現在もこのSSDケースを使い、常用のMac Studioに外付けSSDを常時接続して使っている。上記のとおり、SSDをMacと常時接続で使い始めたのは2024年11月ごろ。室温がどんどん低下し始めたころなので、常時接続SSDには熱問題は発生しなかった。
だが現在は夏……つっても毎日猛暑な感じ。上記の常時接続SSDにとっては初めての猛暑であり、熱問題は生じないのか……? と危惧したが、全然生じていないのでありハッピー♪
よりいっそう上記SSDケースを信頼した俺なのであった。ただ、もしかしたら現在、上記SSDケースよりもよく冷えつつ高速で読み書きできる製品が登場しているかもしれない。なので、上記SSDケースが超オススメですよ~的な話ではないので、そのあたりお含みおきを。
SSDケースは全面から排熱する工夫をするのがイイと思われる
2024年の夏ごろに多数のSSDケースを試しまくってきた俺は、アタリマエかもしれないが、SSDケースに共通する「好ましい利用法」を見つけた。それはSSDケースの全面から排熱を促す工夫である。
具体的には、たとえばアルミシャーシのSSDケースの場合、SSDケースを机上にペタリと置くのではなく、机面とSSDケース底面の間に空間を作ること。もちろんSSDとケースを熱伝導性シリコンパッドで密着させたり、可能ならヒートシンクを増設したうえでの話だ。
机上にペタリと置くのと、机面とケースの間に空間を作るのとでは、明らかにケースの温度が違う。触ってわかるくらい違う。つまり放熱効率が大きく異なるのだ。
あと、SSDケースに直接風を当てたりすると、これまたケースの温度が大きく異なる。USB扇風機の風をSSDケースに当て続けていれば、単体使用だと「熱くなり過ぎてヤバい」というケースでも「まあソコソコ使えるかも」という使用感になったりする。
ともあれ、そうしないと「マトモに使えないSSDケース」がけっこー多い。20~30分だけ使うみたいな場合、多くのケースが使い物になるが、常時使い続けるとなると、多くのケースが「熱すぎて不安」とか「読み書き速度激低下」とか「不意にアンマウントされる」といった問題が起きる……ということを多々体験した。
はい、オッサンの大雑把な体験談終了~。
以降、前出のSSDケースを常時接続使用する際、排熱面で工夫したことをご紹介~。
SSDケースの全面から排熱を促すと、より安定的に外付けSSDを運用できるというのは前述のとおり。前出のSSDケースはけっこう冷える部類だが、それでも机上にペタリと置いていると、そこそこ熱をもつ。でも「まあ大丈夫だろうな~これくらいの熱なら」的な温度ではある。
ただ、この状態で常時接続・連続読み書きをしても、SSDケースがさらに発熱するものの、熱くて触れられないほどにはならなかった。しかし、なーんかモヤモヤするので、以下のようにSSDケース周辺空間に余裕をもった設置にしてみた。
結論から言うと、前出のSSDケースをこの状態で常時接続すると、猛暑の夏である現在でも「人肌程度にしか熱をもたない」という感じ。連続的に外付けSSDを使っても「ちょっと熱い? けどアチチチってほどではない」というくらい。わりと安心して常時接続運用できている。
ちゃんとSSDの温度を測ってみましょう~♪
夏の間、俺の仕事場の気温は30度程度(天井付近)。キーボードくらいの高さだと28度といったところ。もちろんエアコンを使い、毎日だいたいこの程度の室内温度を保っている。
で、上記のように設置したSSDは、この室内温度でも「人肌程度の発熱」から「ちょっと熱いかも程度の発熱」という感じ。「アチチチ!」は経験していない。
つっても、SSD温度、ソレじゃあ感覚的過ぎるだろ、と。SSDの温度ちゃんと測ってみましょう、と。そうしてみた。
使ったのは「Macs Fan Control」というアプリ。Macの冷却ファンの回転数や温度、ドライブの温度などを表示できるアプリで、ユーザー設定でファン回転数を制御することもできるというアプリだ。
有料版と無料版があるが、無料でもドライブの温度を表示できるっぽいので、このアプリでSSDの温度を表示させてみた。
ちなみに上記の表示は、天井付近温度31.3度でキーボード付近は約28度。まあ原稿を書いているだけなので、CPUにもGPUにもドライブにもほとんど負荷はかかっておらず、こんなモンなのかもしれない。
ともあれ、ほかの日にも計測しているので、そのスクリーンショットを。ただ、ちょっと前からの猛暑の日々のスクリーンショットであり、エアコン稼働中で天井付近温度30度~31度/キーボード付近は約28度と室内気温はだいたい同じである。
てな感じで、常時接続外付けSSDの温度は、若干のブレはあるものの、だいたい30度台で安定しているのであった。
外付けSSDに負荷を掛け続ければ温度も上がるとは思うが、俺の場合そういう使い方はほとんどしないので、無理矢理負荷を掛けてみることはしていない。
ともあれ、この運用方法で、常時接続外付けSSDを安心して使い続けられそうな感じ。たぶん次のMac Studioを買うまで、この運用方法を続けるんだろうな~、とか思っている。
一度安定したハードウェア構成、変えると面倒が起き、面倒が面倒を引き寄せがちなので、とりあえず俺的外付けSSD環境はコレでキマリとしてゆきたいッ!!!



















