スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
新型コロナが進化させた(?)俺的リモート会議環境2022
2022年9月26日 00:00
思えば3年前はショボめだった
新型コロナウイルス感染症のパンデミックから3年目の現在。2020年と現在2022年を比べると、いろいろと状況が変わった。個人的に変わったのはリモート会議のための環境だ。2020年に俺的リモート会議環境関連で↓こんな記事を書いていた。
2020年当時のリモート会議環境において、まずWebカメラは目の高さにセットしていた。理由は、相手側に表示される俺の視線を、相手の顔を見ている雰囲気にするため。
会話のときにこちらの視線がどこを向いているかで、相手が受ける印象が異なる。「話をするときは相手の顔を見て」というが、もしかしたら賛否両論あるかもだが、まあ相手の顔に視線を向けるのが自然だろう。ノートパソコンなどでこれをやるのは少々無理がある。話しているときは相手の顔を見てしまい、それをノートパソコン画面上部のカメラが撮影すると、視線はどうしても下向きになってしまう。
これを解消すべく、顔と画面の間にWebカメラをセットしていた。そうすると、リモート会議中、まあだいたい俺の視線は相手の顔を見ている雰囲気になる。
こんなふうに、顔をとらえるカメラの位置や照明を工夫するだけで、違和感の少ない顔&視線映像をリモート会議参加者に送れる。のだが、しかし、2020年当時の俺的リモート会議環境の舞台裏には「まあ相手には見えないけど、なんだかなぁ」的なイマイチ感があった。
その後、2021年ごろまでには環境が若干整理された。Webカメラスタンドやスマートに使える照明を導入したからだ。
もう少し早い段階でコロナが収束して以前のような対面会議とかになるのかな……と思ったら、コロナ禍が長引きリモートワークも定着して、俺的リモート会議環境も徐々に進化。修正を重ねて2020年のそれより快適になっていった。
2022年秋、修正に修正を重ねた俺的最新リモート会議環境とは?
徐々に修正されていった俺的リモート環境だが、現在最も「こうしてよかった」と思えるのはWebカメラを支えるためのアームだ。机上のパソコン用ディスプレイを40インチの曲面ディスプレイにリプレイスしてしばらく経って、「あーコレは!」とあることを思いついた。
で、思いついた「あること」とは、「ディスプレイスタンドの出っ張りがWebカメラ設置の取っ掛かりになるのでは?」ということ。このディスプレイには、ディスプレイスタンドの棒状パーツが、なんかこー使いやすそうな感じで出っ張っている。そこにクランプ的なものをセットし、さらにアーム的なものを固定していけば……「スゲくシンプルに「Webカメラを自由な位置にセットできるかも!」と思ったのだ。
あぁ……これまでで、いちばんスッキリ感がある。そしてWebカメラの出し入れもワンアクション。
ちなみに、上記のWebカメラ固定グッズは、結果だけ掲載しているものの、そこに行き着くまで紆余曲折があったのだ。テーブルの端にポールを立てて、そこから直角にアームを伸ばして、さらにディスプレイ前にもう1本のアームを下げるようにして……とか。ポールとかアームとか雲台とかいくつも使って。そんな地道な試行錯誤の結果、俺的に現時点でサイコーな感じのWebカメラ固定方法を見つけたんですよ!!! (40年前のロバート・オカザキの声で)わかってくださいよこのCクランプとフレキシブルアームの2つで十分ですよ!!! (40年前のハリソン・フォードの声で)No four. Two, two, four. And noodle!!!
ただ、この方法だと、Webカメラ上部に三脚ネジ穴が必要である。まあでもこのフレキシブルアーム先端には雲台があるので、それを取っ掛かりにすれば、Webカメラの取り付け方法はいろいろあると思う。
カメラ+マイクとして使えるWebカメラはリモート会議では必須のアイテムだ。そのアイテムをすぐ出せてすぐしまえて、さらには目の高さに容易にセットできる。このフレキシブルアームを使い始めてから、俺のリモート会議準備はスゲくラクになったのであった。そしてディスプレイ周辺の状態もスッキリ♪
スピーカーやマイクはどうしているのか?
リモート会議に必要なのは、パソコンとカメラとマイクとスピーカー。俺の場合、パソコンとしてMac Studio、カメラとして各種Webカメラ、マイクとしてサンワサプライ「USBマイクロホン MM-MCUSB25」、スピーカーは使わずイヤホンとしてApple AirPods Proを使っている。
でも最近は、なんかこー、あんまり頑張って機材をセットしても、その分のメリットがないのかもなーとか思っている。機材のクオリティはそこそこで大丈夫かも、と。
こちらから送られる映像はより高画質がいい、とは思うのだが、ヒドくなければ低画質でもいいかな、とも思う。テレビに出演するわけじゃないし就職活動とかの面接でもないし、背景とかエフェクトで隠しちゃうことが多いし、だいたい声でのコミュニケーションで表情はプラスアルファの情報って感じだし、みたいな。
マイクに関しても、あまりクオリティを高めても大きな意味はないかな、と。声でのコミュニケーションが主なので音質は重要だと思うが、でもまあ「ちゃんと聞こえるように話そう」くらい意識していれば、Webカメラの内蔵マイクでもイケちゃうし。音質よりも十分な音量で送れるか、こちらの室内の雑音は抑えられているかなどが重要だと思っている。
というわけで、最近はやや肩の力を抜いてリモート会議に出席することが多い。いろいろ試していくとWebカメラだけで十分なことが多いので、「Webカメラ+AirPods Pro」だけということも増えている。
ただ、こちらが話す機会が多そうだと予想されるときは「Webカメラ+マイク+AirPods Pro」で、USB外付けマイクを使う。マイクは前述のサンワサプライ「USBマイクロホン MM-MCUSB25」だが、口元にマイクを向けられて、距離も口から近くセットできる。つまりはより明瞭な音声を十分な音量で送れるのでこのマイクを使っている。
ただこのマイク、いちいち机上に置くのがビミョーなんスよね〜。フットプリントが小さくないし、やや邪魔だし。でも音質も音量も機能性も好み。……分解してマイクアームと台座をバラして、マイクアームだけWebカメラと一緒に空中にセットして、台座はディスプレイ下とかに置こうかな、とか考えている。
【余談】「ソレでいいかも」と思う人が多いかも的な方法がある
ここからは余談なんスけど、仕事机で2種類(3台)のデスクライトを使ってんスよ。山田照明の「Z-37RLW」というルーペ付きのデスクライトと、同じく山田照明の「Z-S7000」というデスクライト。詳細はリンク先をご覧いただきたい。
どちらもバネが露出していないスッキリした見栄えのZライトで、高い位置でも低い位置でも固定できて安定性が高い。調整次第で「どこでもピタリと止まる」という使用感となるのが気に入っている。
のだが机上での物撮りに多用していた「Z-S7000」のほうについては、最近はスゴい撮影用LED照明を導入したので使用頻度が下がった。んん〜いいライトなんだけどなぁ。もったいない……。
ん? んんんん? ひらめいてしまった。
Z-S7000は、もしかしてWebカメラ用のアームとして実用的なのでは? と。さっそく試してみた。ツイデにルーペつきのZ-37RLWも試してみた。
あらま、ZライトがWebカメラアームになっちゃった。俺の場合は前述のフレキシブルアームのWebカメラスタンドがあるが、ZライトだけでWebカメラを目の高さに移動もできるわけですな。まあライトのアームの硬さにもよると思うが。てなわけで、もしご自身のリモート会議場所でZライト的なものを使っていたら、Webカメラアームになるかどうか試してみるとおもしろいかもしれない。