スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
BenQのモニター掛け式ライト「ScreenBar Plus」が超絶無双だった件
2020年10月5日 06:00
そのものズバリのディスプレイ手元照明がーッ!!!
仕事場でちょいちょい使うデスクライト。コンピュータで仕事しつつ紙資料などを見たりする時は、やはり手元が明るい方が快適だし、レビュー執筆中のハードウェアの細部を確認する場合もデスクライトが必要である。
また、今年はゲームばかりしている俺だが、ゲーム中にメモを書く時にもデスクライトを使う。と言うのは、ゲーム中は没入感を高めるために部屋を暗くしているからだ。暗い中でメモ帳に「ほしのかけら×15、おおきなほしのかけら×1」とか書いたりするのもソレを読むのもタイヘン。
しかしこれまで使っていたデスクライトは、上記用途には微妙に使いにくかった。そこでもっと快適なものを……とデスクライト探しの仮想的な旅に出かけて間もなく見つけたのが、BenQのモニター掛け式ライト「ScreenBar Plus」。
何から何まで俺的用途向けと感じられたので即座にポチィ〜ッ!!! そして使ってみたら「これだーッ!!! 俺の用途を完全に満たす超絶無双デスクライトはコレだぁーッ!!!」と脳内で叫びつつ静かに心拍数を上昇させたのであった。
コレがですね〜非常にイイんですよ。場所を取らないわ、手元のみキッチリ照らすわ、光源が画面に映り込まないわ、光源が直接目に入らないわ、俺の用途に激マッチ!!!
しかも電源はUSB!!! 5V/1A以上を出力可能なUSBポートやUSB-ACアダプターやモバイルバッテリーで使えてしまうッ!!! ディスプレイ内蔵のUSBポートで使うのもアリでそうすれば配線スッキリ!!! 俺の好みにイロイロ爆激マッチ!!!
てゅーかッ!!! 恐らくッ!!! 仕事机の真ん中にコンピュータディスプレイを置いている多くの人にマッチすると思われるッ!!! というわけで、以降、このライトのインプレッションを!!!
これまでの照明はどんなのだったか?
BenQのScreenBar Plusをレビューする前に、これまで使ってきた照明はどんなものだったか? 「これまで使っていたデスクライトは、上記用途には微妙に使いにくかった」と書いたが、その使いにくさを少々ご説明。
デスクライトはEIZOの「Z-80PRO」というのを使っている。演色性が高いデスクライト(Zライト)で性能的にはバッチリなんだが、俺の仕事場ではディスプレイとデスクライトの設置位置関係から、“ディスプレイ手前を照らすためのデスクライトとしては”微妙に使いにくかったのだ。写真と説明文でご説明。
デスクライト設置位置を自由に動かせる台座を使ったこともあるが、その台座自体が直径20cmくらいあって邪魔&かなり重い。またアーム式のデスクライトは便利ではあるが、設置場所によってはアームの動きが制限されたり、アームがほかのモノに当たったりして、設置場所選びがなかなか難しい。あのアームってけっこう“空間を占める”んスよね〜。
ほかにも照明器具がある。天井の照明。棒状のLEDライトを天井に向けて間接照明として使っている。仕事中はこれを点灯。でもこの天井照明はちょっと暗めにしているため、手元をより明るく照らすためにデスクライトも併用しているというわけだ。
それと、最近ゲームばかりしている俺だが、ゲーム中は天井照明を消すことが多い。もちろんゲームへの没入感を高めるためだッ!!! が、時々ゲーム資料などを見たり、前述のように「ほしのかけら×10、てっこうせき×15」などとメモする時にデスクライトが必要になる。これも写真と説明文でご説明。
てな感じ。ビミョーなんですわ〜。でもこのデスクライト、ほかの用途にはバッチリ便利な高品位ライト。なので、このデスクライトを処分して、その場所にもっと使いやすいデスクライトを、とは考えなかったのであった。
ScreenBar Plusが仕事場の隙間に見事入り込んだッ!!!
新しいライトなんか置く場所ないし〜なんかイイ方法ないかな〜、とデスクライト探しの仮想的旅行中に遭遇したBenQのScreenBar Plus。こっ、これなら追加で置ける!!! そして俺のデスクライトビミョー問題も解消できるッ!!! 俺んちの仕事場の隙間へと見事に入り込んだScreenBar Plusなのであった。
すご〜い!!! ディスプレイ上部という空いたスペースにズギャッと入り込んだってゅーか俺がズシャッと設置した!!! なんとまあスッキリ!!! ディスプレイ上に置いてUSB給電するだけなので、開梱後数分で設置完了っスわ。
そしてディスプレイ下から伸びるコントローラー。これもまあイイ感じで設置でき、スッキリ感も十分。不使用時はしまえちゃう。もうこの時点で「このデスクライトは使いやすいハズ」と興奮したのであった。
ちなみに俺の場合、ScreenBar Plusの電源はUSB-ACアダプターから取っている。5V/2Aを出力できるものだが、その状態でScreenBar Plusを約1ヶ月使っていて、電源周りの問題は起きていない。ScreenBar Plusはデスクライトとしては十分明るいと感じられるが、スマートフォン充電用の小さなUSB-ACアダプターで使えちまうんですわ〜♪
各状況で机上を照らしてみる!!! すると各状況で完璧だったーゼ〜っ!!!
ScreenBar Plusの機能を少々。棒状のLED照明で、ディスプレイ上部などにセットするのは前述のとおり。
丸いコントローラーで調光および色温度調節ができ、明るさは14段階で調光できる。色温度は2700K〜6500K間を8段階で変えられるので、電球色や自然な昼白色、それからやや青みがかった昼光色といった雰囲気で変更可能。明るさは14段階で調節できる。
また、コントローラー部に照度・色温度センサーを搭載し、ボタンひと押しで最適な色温度・明るさにすることもできる。なお、電源をオフにして再度オンにすると、電源オフ時の色温度・照度が再現される。
続いて、実際にScreenBar Plusを使っている様子を写真と説明文で見ていこう。なお、明るさ比較の写真は、それぞれの状態で撮影時の露出を固定してある。ので、明るさがどの程度変化するのかをだいたいご理解いただけると思う。
といった感じで、十分な光量があるScreenBar Plus。やや暗くして電球色に寄せたりすると、リラックスのためのライトとしても機能してくれる。
また、上の写真ではライト真下の画面に、光源の映り込みが少しあるように見える。のだが、肉眼ではほとんど感じられないような映り込みだ。画面下側にはテーブルの白が写り込んでいるように見えるが、これも同様。広角レンズで画面撮影していることも映り込みが強調されてしまった一因かもしれない。実際に使っている状況では、画面上にもっとたくさんウィンドウなどを表示しているので、ScreenBar Plusの光源などの映り込みは「肉眼だと通常は見つけられないレベル」だと言えよう。
しかしまあ、よくできた照明器具である。設置場所問題ナシ、映り込み問題ナシ、でも画面手前の手元をビシッと明るく照らしてくれる。しかもその範囲が広いのだ。俺環境では、ScreenBar Plusは机上面から約65cmの高さにセットしてあり、机上は幅80×奥行き50cmの範囲に十分な光量が及んでいると感じられる。
ScreenBar Plus購入直後、「ちょっと高価だったかな」と思った俺だが、その後は使うごとに「これかなりコスパ高くない?」と感じるように。仕事中もよく使うし、ゲーム中も多用するし、仕事机の周辺からモノを持ち出したりする時に一時的に使ったりするし、も〜毎日使いまくり。「画面に引っ掛けるだけなので不安定?」とも思ったが、とても安定しておりまず落下することはなさそう。
ツッコミどころがあるとすれば、明るさと色温度の自動調節のうち、色温度の方。な〜んかちょっとだけ電球色寄りに調節されてしまうことが多い(俺の仕事場だと)。明るさと色温度を個別に自動調節できるというモードもあれば良かったのに、とか思う。でもまあ、どちらも手動で調節しがちな俺なんですけどネ。
てな感じのScreenBar Plus。ディスプレイの前で仕事したりする人に広くオススメできる、ありそうで案外ないスタイルの照明器具なので、興味のある方はぜひチェックしてみてほしい。