スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

2020年、コレを買って使って良かったぁ〜!!! と思える品々を全紹介ッ!!!

この1年のブツを総括、ガチでツカエルと感じたものを一気に紹介!!!

 本連載の2020年最後の更新っ!!! 2020年1月から今回までで44回の記事を掲載したゼぇ〜!!! すなわち前回までで43回ッ!!! 43個のネタを扱ってきたことになる。というわけで今回は、今年扱ってきたハードウェアやソフトウェアなどで、現在考えてみて「やはりコレはヒッジョーに良い」と思えるものだけを改めてご紹介してゆきたいッ!!!

使い心地サイコーのMac用テンキーレスキーボードとワイヤレスマウス

 まず最高に便利に使えているのが、東プレ「REALFORCE TKL for Mac」。Mac用のテンキーレスキーボードだ。

 このキーボード、俺的観点では、軽快だが安定した打鍵感が小気味よく、打鍵音もわりと静か。指先とキートップのフィット感やキー押下時の重さも実に良い。このキーボードで書き始めると自然と集中でき、いつの間にか打鍵速度が上がっていく。

 思考をテキストエディタ上に直接入力している感覚、というと大げさだが、そのくらい打鍵を邪魔することなく 自然に使える入力装置として超絶役立ってくれている。大好き♪

 キー配列は俺好みの英語配列。macOS向けに作られているので、キートップ刻印と入力される文字・機能は当然一致する。

 Apple(アップル)純正キーボードと違ってちょっと残念なのは、メディア取り出しキー(EJECT)がないこと。純正キーボードなら、optionキー+commandキー+メディア取り出しキーの同時押しでMacをスリープ状態にできるが、REALFORCE TKL for Macでキーボードショートカットによるスリープ移行を行うにはショートカット新規追加など一工夫が必要になる。

 まあ、マウスでメニューからスリープを選んだ瞬間にマウスの電源をオフにするって方法もあるがさておき、スリープ操作以外はヒッジョーにマトモなMac用テンキーレスキーボードとして使えるのがグレイト。キーバインド変更アプリとかを使わず、そのまま即便利に使えるのはやはり効率が良い。
 もうひとつ、ロジクールの「MX Anywhere 3 for Mac」。Mac向けのコードレスマウスである。

 2020年11月ごろ使い始めてすぐに「予想以上にナイス」と思ったのだが、それから間もなくこのMX Anywhere 3 for MacがデスクトップMacの常用マウスとなった。モバイル向けサイズだが、ポインター移動精度が高くて繊細な操作にも向き、縦横スクロール操作も実用的で、外部の主な素材が硬質樹脂とシリコーンなので加水分解も起きない雰囲気。操作感的にもヘンなクセがない非常にプレーンなマウスなので、家中のマウスをMX Anywhere 3 for Mac(やMX Anywhere 3)に統一してしまおうかと考えている。

 非常に使いやすいMac用テンキーレスキーボードの右側に、このコンパクトで実用的なワイヤレスマウスを置く。と、キーボードに置いた右手を20cm程度右に動かすだけで、マウスでポインターを操作できる。マウス自体が小さいので、ポインターを大きく動かしてもキーボードにぶつかるようなことが非常に少ない。必要最小限のスペースに効率の良い入力環境が整い、非常に満足している俺なのであった。

BenQのモニター掛け式ライト「ScreenBar Plus」が毎日役立ちまくり

 BenQの「ScreenBar Plus」もヒッジョーに満足度が高い。ディスプレイ上部にセットできる「モニターに掛けて使うデスクライト」ですな。

 イイのは、単純明快に「デスクライトを置くスペースが不要」ということ。厳密に言えばディスプレイ上部にScreenBar Plusを置くスペースがないと使えないわけだが、多くのケースでディスプレイがそのままデスクライトとしての機能を果たすようになる。

 で、コレ、ほぼ毎日役立ってくれて気分がいい。朝起きて机上でちょっとメモ書き、仕事中に紙資料を閲覧、夜に部屋を暗くしてゲームをする場合にも役立つ。画面の真上にあるライトなのに、画面への映り込みがないってもの、やはり凄い。そして、机上のコントローラーでオンオフや明るさ調節を手軽に行えるのも実用的だ。

 非常に満足度が高いデスクライトとして使いまくり中なのだが、ひとつ気になることがある。というのは、このデスクライトを点灯させると「ディスプレイ表面のホコリの付着が目立ってしまう」ということ。

 俺の場合、MS-DOS時代の名残り的な感じで、コンピュータのデスクトップ背景は真っ黒にしている。その状態でScreenBar Plusを点灯させると「アーッ!!! 画面にホコリがーッ!!! 拭き取らなきゃーッ!!!」みたいな感じに。まあ積極的に画面表面を掃除するようになって良いとも言えるが、思わぬ影響もしくは副次効果がScreenBar Plusによりもたらされたというわけだ。
 でも最高に便利っスよ、ScreenBar Plus。手元コントローラーがないScreenBarという製品もあるが、 俺的には手元コントローラー付きのScreenBar Plusが超オススメ

Rakuten Miniをカワイく便利な決済端末として愉しみ中〜

 これまた非常に頻繁に使っているのがRakuten Mini。Rakuten Mobileの小さなAndroid端末で、現在もなお「おサイフケータイ(FeliCa)搭載のスマートフォンとしては世界最小・最軽量」である。

 e-SIM専用の端末であり、画面サイズも小さく、バッテリー持続時間も長くないRakuten Mini。ぶっちゃけた話、Rakuten Miniをメイン端末にするといろいろ苦労すると思われる。なのでサブ端末として使うのがいいと思う。
 ただ、サブ端末として使うにしても、Rakuten Miniには対応バンドなどの問題がある。率直なところ、そのあたりの問題を理解せずに電話機・ネット端末として使おうとすると若干危ういかもしれない。モヤモヤ感が残るRakuten Miniなんですな。

 しかし決済専用端末として使うと非常に実用的なのダ!!! つまりはおサイフケータイ専用端末として使うなら大きな問題ナシ。クレジットカードに近いサイズに全おサイフケータイ機能が入っていて、自由自在に電子決済し放題♪

 また、おサイフケータイは端末電源オフでも使えるので、Rakuten Mini電池保ち悪い問題もほとんど関係なし。普段は電源オフでおサイフケータイによる決済を行い、チャージやオートチャージなど通信が必要となった場合だけ電源オン。済んだら電源オフ。実際に決済専用端末として週に1度程度電源を入れて使うと、1カ月使っても電池残量が90%近くあったりもする。

 さらに、最近の中古市場っていうかメルカリとかヤフオクでのRakuten Mini相場は低くなりつつあり、6000円あたりを中心に、中には4000円以下で買える中古端末もある。ちゃ〜んと使えるミニサイズのおサイフケータイ端末がそういう値段で手に入るなんて凄〜い♪ と思う俺なのであり、 年の瀬の心の迷いからうっかり予備のRakuten Mini(のクリムゾンレッド)を追加購入しそうになっているのだ、既に4台もRakuten Miniを持っている のに!!!

 しかし、俺的年末予定では現在、俺はRakuten Miniを使っていなかった、かもしれない。というのは、Unihertz「Jelly2」の存在があるから。クラウドファンディングで出資を募ったAndroid端末で、おサイフケータイ対応端末として世界最小となる。Rakuten Miniのライバル。

 で、このJelly2が年末に手元に届く予定だったのだが……ナンと!!! 「通関できず香港へ返送」になってしまった!!! 税関で何らかのトラブルが起き、年内入手は不可能に。

 う〜ん、超残念。激残念。スーパー残念ウルトラ残念スペシャル残念ストロング残念アルティメット残(以下略)。

 こうなったら鬱憤を晴らすべくRakuten Miniもう1個買っちゃおうかニャ!!! などと軽くおかしくなっている年末の俺なのであった。でもJelly2手に入ったら絶対速攻で使って絶対レビューするからネ!!! それまでRakuten Miniでも買って楽しくおサイフケータイしようネ!!!

多数のApple製品はどれも良かった

 他、2台の最新iPhoneも非常に良い。「iPhone 12 Pro Max」「iPhone 12 mini」だが、どちらも快適。オススメできる端末だ。

 iPhoneでの電子マネーなど決済は全てiPhone 12 miniに集約しつつ、メインの電話番号もiPhone 12 miniで使うようにしたが、やはりコンパクトなスマートフォンは楽しい。 携帯性を我慢する必要がないのって、な〜んか純粋に愉快

 そしてiPhone 12 Pro Maxはより高度なことを行う端末として活躍中。特にカメラが活躍中。たとえば非常に美しい夕景をアッサリと撮影できちゃったりして愉快。で、間もなく撮った写真はiCloud経由でiPhone 12 miniなどにも共有されるわけだが、そこでiPhone 12 Pro MaxやiPhone 12 miniのディスプレイ品質の高さに驚く。

 たぶん拙宅にあるディスプレイの中で、最も発色や明暗階調が良いのが、これら2台の最新iPhoneのディスプレイだと思う。すっごくリアルで美しくてエモーショナル。

 そして「うおっまた凄ぇ写真撮れた!!!」とか思うわけだが、これをPCのディスプレイ上で見ると、画像データが持つ色合いや明暗階調の豊かさが表示しきれない。また、最新のiPadなどと比べても、明らかにiPhone 12 Pro MaxやiPhone 12 miniのディスプレイの方が表示品位が高いと感じられる。最新iPhoneの画面すごっ。

 あっ、今年買った「iPad Pro 2020年モデル」も、かな〜り役立ち中っス。11インチモデルも12.9インチモデルも、両方とも。

 さらに「Apple Watch Series 6」も良い。電池保つし、相変わらずウェルネス系機能は便利だし。数世代前のApple Watchを使っていて、そろそろ新しいApple Watchに買い換えようかな〜なんてな人には、かなりオススメ。Series 4やSeries 5あたりを使っているなら、ん〜、そ〜れほどはオススメって感じでもない!? かもしれない。

 どれもイイですな、各Apple製品。わりと多くの人にとって無難に購入&活用できる最新iPhoneおよびApple Watchおよび最新iPad Proだと思う。まあちょっと高価ではあるが。

ナニゲにAIが大活躍!?

 最後に、空を合成しちゃうAIなアプリ。Skylumの「Luminar 4」と、Adobe Photoshop最新版であるPhotoshop 2021(22.x)

 どちらのアプリでも画像の中の空をAIが自動認識し、そこに別の空を合成するというビックリ機能を備えている。屋外で製品撮影をして「空のイメージをちょっと変えたいナ〜」という時、この機能がすご〜く役立つのである。

 ↑こんなふうに、背景の林や手前の自転車などの細部までAIが認識し、それにカブらないように空が自動合成される。合成する空の画像は自分で用意したものも、もちろん使える。

 俺が常用する画像処理アプリはAdobe Photoshop。Luminar 4はPhotoshopのプラグインとしても作動するので、どちらのアプリのAI空合成機能もPhotoshop上で使える。のだが、使い勝手としてはPhotoshopのAI空合成機能の方がずっといい。UIが使いやすいし、処理結果の出力方法も現実的だからだ。
 というわけで、俺的にはLuminar 4はあまり使わず、最新版Photoshop 2021(22.x)を使って空の合成をしはじめた。のだが……問題が。

 最新版Photoshop 2021(22.x)はバグだらけなんスよね〜。詳細はココにあるが、俺的には困るバグがまだ解消されておらず、ひとつ前のバージョンを使っている。ので、PhotoshopのAI空合成機能は使えていない状態。Luminar 4でAI空合成機能使用中。な〜んかモヤモヤ中。

 最新版Photoshop 2021(22.x)のバグは徐々に取り除かれているが、年内に完全バグフィックスとは行かない感じですな。来年は最新版Photoshop 2021(22.x)を安心して使える年になりますようにパンパン!!! とバーチャル神社に祈願してゆきたい!!!

 てなところが、本連載2020年掲載分を振り返っての総括。他にも「わりとオススメ」的なハードウェアやソフトウェアはあるが、改めて書くほどではない、みたいな? ともあれ、ここまでお読みいただき、ありがとうございます!!! 来年もよろしくお願いいたします!!!

 では、良いお年をお迎えください。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。