スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

「iPad Pro」2020年モデル、12.9インチモデルも買ったゼ!!!

12.9インチiPad Proはイロイロと美味しいタブレット♪

 本連載前回、11インチiPad Pro 2020年モデルをレビューした。最新OSことiPadOS 13.4の機能性もあり、ヒッジョーに便利に使えている。そして今回は、11インチモデルと一緒に購入した12.9インチiPad Pro 2020年モデルについて。そうなんスよ〜、11インチと12.9インチの最新iPad Pro、両方買ったんスよ〜♪

 てゅーか11インチも12.9も両方買うってけっこ〜な大人買い? てな感じだが、これは計画的購入なのであった。

2020年モデルの12.9インチiPad Pro。Wi-Fi + Cellularモデルの256GBを購入。税別13万2800円であった。同時に購入した11インチモデルと同様、キーボード付きカバーのSmart Keyboard Folioとセットで使用中

 一昨年に、1世代前(第1世代)の11インチモデル(2018年11月7日発売)を購入した。その使いやすさから「このくらいイイ感じなら大画面の12.9インチモデル(2018年11月7日発売/第3世代)も買おうかな〜」と考えていた。

 のだが、その時にちょっと考え過ぎてしまった。11インチと12.9インチの棲み分けについて考え過ぎてしまったのだ。

 2018年当時、12.9インチのiPad Proは第1世代(2015年11月11日発売)と第2世代(2017年06月06日発売)を使っていた。第1世代は家族の者専用で、第2世代は俺が動画や電子書籍を見るために使用中。この第2世代12.9インチiPad Proは、枕の上方にアームで固定して“寝ながらiPad”として使っていて、固定を外すのが面倒でずーっとその位置に装着中だったりする。

 でも、ソレで“済んでいた”ので「新しい12.9インチiPad Proは要らないかも」と、第3世代12.9インチiPad Proについて考えた。これが一昨年の話。

 しかしですね〜、第1世代の11インチiPad Proは便利なんですよ。非常に便利。使い込んでいくうちに「この使用感だったら、やっぱ第3世代12.9インチiPad Proも便利なハズ。画面デカいし、第2世代のApple Pencilも使えるし、Face ID超便利なハズだし、ん〜今から買おうかな」と何度も思ったのであった。

 だが、「今から買うのはちょっと出遅れ感がある」とか「11インチと12.9インチだと11インチの方が使用頻度高そう」とか「まあ12.9インチは買っても自宅専用になるんだろうなあ」とか「何だかんだで12.9インチだと動画と電子書籍を見る端末になりそう」と考えてしまった。

 ところが、去年あたりは出先で12.9インチiPad Proを使っている人を多く見かけた。打ち合わせの場とか、あるいはカフェとか。その多くがSmart Keyboard Folioや第2世代Apple Pencilと第3世代12.9インチiPad Proの組み合わせで使っていた。それを見て「やっぱり凄く良さそう〜」と物欲再加熱。去年の後半あたりにズギャッと第3世代12.9インチiPad Proを買いそうになったりもしたが、そこは抑えて、第4世代すなわち2020年モデルの12.9インチiPad Proの登場を待って、このたびガスッと購入した次第だ。……久々に物欲抑えるのに苦労したゼ!!!

 って、細かな俺事情はど〜でもイイですな。以降、2020年モデルの12.9インチiPad Proの使用感などをお伝えするが、ここでザックリと俺的結論を書いてしまうと、かなりイイですコレ!!! iPadOS 13.4の機能性やSmart Keyboard Folioの利便もあって、自宅でも出先でも役立っちゃう感じ。そしてパソコン的にもけっこー使える感じなのである。

ジワジワ効いてくる画面サイズの差

 2020年モデルの12.9インチiPad Proと11インチiPad Proでは、画面の対角サイズが1.9インチ(4.826cm)違う。解像度は12.9インチが2732×2048ピクセルで、11インチが2388×1668ピクセル。ppi値(1インチあたりピクセル数)はどちらも264ppiとなっている。

左が12.9インチ、右が11インチ。どちらも2020年モデルiPad Proだ。12.9インチの方が一回りかそれ以上、画面が大きいという印象。

 で、単純にこの画面サイズの差が、ほとんどのケースで表示される情報量の差へと直結する。12.9インチモデルの方が表示される情報量は多いわけですな(ただし一部アイコンなどは12.9インチモデルの方が大きく表示されたりはする)。また、場合によってはアプリのUIの差も生じたりして、12.9インチモデルの方が情報の一望性が高かったりする。

 実際に12.9インチモデルと11インチモデルでどう違うか? 俺が多用する主なアプリを例にしてスクリーンショットで比べてみたい。スクリーンショットは、左側が12.9インチモデルのもので、右側が11インチのもの。

これはホーム画面。12.9インチの方がウィジェットの表示項目数が多い。他はだいたい同じだが、実は12.9インチの方がアプリアイコンが少し大きかったりもする。デスクトップに作ったフォルダの中の小さなアプリアイコンもより見やすい
こちらは写真アプリ。12.9インチの方がサムネイルが大きく、一度の表示される枚数も多い。編集作業ではスライダーの微調整がより行いやすい
ファイルアプリ。12.9インチだと表示されるフォルダの数や階層が多く、ファイルやフォルダの一望性が高い。多くのファイル、やや複雑なフォルダ階層を使い始めると、12.9インチの一望性が色々な意味で“効いてくる”という感じ
Googleマップアプリの表示。12.9インチだと地図のより広いエリアが表示でき、地点情報もより豊富に表示される。Googleマップ野郎には、やはり12.9インチをオススメしたい
メモアプリでも同様に、12.9インチの方が文字数(行数)が多く表示される。12.9インチでより大きな文字設定にして目をいたわる、ってコトもできますな
こちらもメモアプリ。12.9インチの場合、左側にフォルダ一覧とメモ一覧を同時に表示できるUIとなるが、11インチの場合はフォルダ一覧とメモ一覧を切り替えるUIとなる

 どれも小さな差だが、これがまたジワジワと効いてくるのだ。たとえば、俺の場合はメモをかなり多用するが、12.9インチのフォルダ一覧/メモ一覧の同時表示のUIはmacOSのメモと同じ。一方、11インチの切替式のフォルダ一覧/メモ一覧表示はiPhone 11 Pro Maxと同じ。12.9インチの方がずっとクイック&スムーズに使える感覚である。

 こんなような差が各所にあり、さまざまなアプリで「使い込むと12.9インチの方が便利〜」と感じられる。ヘビーに使うほどに「ん〜やっぱり12.9インチの方が使いやすいなあ」と思うのであった。

大きめ画面と大きめキーボードはとても快適〜♪

 俺の場合、2020年モデルの12.9インチiPad Proと11インチiPad Proの両方に「Smart Keyboard Folio」を装着して使用中。キーボード付きのカバーですな。

Apple純正「Smart Keyboard Folio」。11インチiPad Pro第2世代用と12.9インチiPad Pro第4世代用が新たに発売された。どちらもカメラ部の穴のサイズが最新世代iPad Proに対応したもので、ひとつ前の世代の各iPad Proにも対応している

 2020年モデルiPad Proからこの純正キーボードカバーを使い始めたが、以前ちょっと触った時とは大きく異なる使用感となった。以前はストロークが浅く、メディアコントロール用のキーもなく、な〜んか値段のわりには……と感じていた。が、実際に使ってみると、少し慣れれば快適に打てるキーでありつつ、けっこう静音で、何より携帯性を損ねない薄さがイイ感じ。

 また、メディアコントロール用のキーが無いのは残念だが、実際は様々なショートカットを使うことである程度はどうにかなる。例えばミュージックアプリを使用中なら、[command]+矢印キーで曲の送り戻しや音量調節ができ、スペースキーで再生/一時停止を行えるといった具合。

 そんな感じで、Smart Keyboard Folioについては使い始めて間もなく慣れ、気に入ってしまった。薄いし、そこそこ機能的だし、使い勝手もイイじゃ〜ん♪ と。

 さらに、Smart Keyboard Folio無しでの最新iPad Pro使用はちょっと考えられなくもなった。特に12.9インチiPad Proでは。その理由はもちろん入力効率の良さ。

 12.9インチ用のSmart Keyboard Folioは、11インチ用のそれよりも“ちょっとだけキーが大きくてキーピッチも広い”のが良い。文字キーのキーサイズはほぼ同じに見えるが12.9インチ用の方が1mm程度大きく、キーピッチは12.9インチ用の方が3mm程度広い。どちらも実測値なので大雑把な数値ではあるが、このような差があるのだ。

左が12.9インチ用、右が11インチ用のSmart Keyboard Folioキーボード部分。数値上では僅かな差ではあるが、並べるとけっこう大きな差だと感じられる

 で、実際の俺的使用感としては12.9インチ用Smart Keyboard Folioの方が、ずっと快適に打鍵できる。ちなみに、12.9インチ用Smart Keyboard Folioのキーボード部分は、標準的なサイズのキーボードとほぼ同じ。「タブレット用キーボードだから狭いのはしょうがない」的な残念感はナイ!!! のであった。

 そういう使用感のキーボードと組み合わせて使った12.9インチiPad Proは、前述の画面の広さ=情報量の多さと相まって、かな〜り“ツカエル”のである。効率がイイし快適。やっぱりコンピュータにおいて入力や出力のインターフェースに余裕があるのは正義ですな♪

 というわけで、2020年モデル12.9インチiPad ProとSmart Keyboard Folioの組み合わせで使いまくり中。11インチの方も使っているものの、ある程度積極的に「調べよう」「書こう」「作ろう」と思うと、やはり12.9インチの方に手が出る。検索、メモ取り、資料作成、メール作成、リスト作成などバッチリ捗るのだ。

 まあでも11インチ用も12.9インチ用も、キーボードを使わない時は単にキーボード部分が邪魔な感じのSmart Keyboard Folioなんですけどネ。Smart Keyboard Folioはキーボードを手前に出した状態以外ではiPad Proを自立させられない。これがSmart Keyboard Folioの大きな残念点ではある。

フツーに許せちゃう12.9インチの携帯性

 すっげぇイイじゃん12.9インチiPad Pro(の2020年モデル)!!! とか喜んで使用中の俺なんですけど、意外にも携帯性にけっこー優れていると感じる。まあ約13インチのタブレットなので、ビジネスバッグなどやや大きめのかばんや、あるいはバックパックに入れて持ち歩くことにはなると思う。でも持ち歩いてみて、それに慣れてくると「まあ別にデカくも重くもないかな」という気分になってくる。

 ともあれ、実際にそのサイズを見てみよう。2020年モデルの11インチiPad Proと12.9インチiPad ProにそれぞれSmart Keyboard Folioを装着した状態と、俺的に現在最も超絶欲しいノートPCこと最新「MacBook Air」のサイズを比較。

モデル大きさ(実測値)重さ(実測値)
11インチiPad Pro短辺178.5×長辺247.6×厚さ5.9mm770g
12.9インチiPad Pro短辺214.9×長辺280.6×厚さ5.9mm1060g
MacBook Air短辺212.4×長辺304.1×最大厚16.1mm1290g

 11インチiPad Proと12.9インチiPad Proは、並べてみると親子……というか兄弟端末的なサイズ差。それはポータビリティの差につながり、一方で画面サイズやキーボードサイズからくる使用感の差にもなっている。

 Smart Keyboard Folio付きで779gと1060gなので、どちらも“常時携帯しても気にならない重さ”というほどではないと思うが、MacBook Airが1290gであることを考えると、“出先で書いたり調べたりする端末”としてはかなり軽め。そしてサイズ的にも有利だ。

 俺の場合、出先でちょっとメール書いたり原稿修正したりする必要があるような時は、まあ使い勝手の良さから12.9インチiPad Proを持ち出しちゃうわけだが、メール書いたり原稿修正したりする可能性はあんまりナイかもという場合は「一応11インチiPad Pro持ってこうかな」と使い分けている。どちらにせよ、iPad Pro+Smart Keyboard Folioの組み合わせには「気軽に持ち歩ける」という感覚の携帯性がある。

 余談なんスけど、一応は12インチのMacBookや15インチのMacBook Proも持ってるんですけど、そーとー“出先でガッツリ仕事する必要がある”ような場合以外は、これらノートPCは全然持ち歩かないのであった。理由は“立ったまま使うのが難しい”から。iPad Proならフツーに立ったまま使えるし、Smart Keyboard Folioを装着していればノートPCのようにも使えるので、結局はiPad Proばかり持ち出すようになってしまった。

 まあでも、MacBookなどのノートPCじゃなきゃできないことも多々あるわけで。そもそも必要なアプリがPC用しかない場合はパソコンが必須。外部機器が必要な場合も、やはりパソコンが必要なケースが多々ある。なので「もうノートPCとか不要だしiPadがあれば全然OK!!!」とはまだまだ行かない。

 のだが、俺の場合は最近ちょっとiPad Proに歩み寄りがち。つまり「iPad Proだけで済む方法はないか?」と考えるようになってきた。調べたり閲覧したりする目的なら、iPad ProだけでOKな方法は多々ある。難解な漢字を調べるときはApple Pencilでダイレクトに書いて調べられるアプリがあったりして、iPad ProはちょっとMacBookより有利。書いたり作ったりするのはまだまだMacBookが有利だが、描いたりするのはiPad Proが有利。そんな感じで一長一短があるiPad ProとMacBookなので、素直に併用すれば済むって話ではあるが、な〜んかこの世代のiPad Proにはパソコンとしての可能性に奥行きを感じる俺なのであった。

 あ、もうひとつ余談なんスけど、12.9インチiPad Proは、相変わらずパーソナルなエンターテインメント端末としてヒッジョーに実用的。動画を見たり音楽を聞いたりゲームをしたり。至近距離に置いてひとりでエンターテインメントを楽しむにおいてこの画面サイズは好適だし、ステレオサウンドもなかなか良いのである。

 ともあれ、2020年モデルの12.9インチiPad Pro、予想以上にイイ感じで使えている。Smart Keyboard Folioなどのキーボードを併用してみると「なるほどネ」と思える利便があるので、ぜひ一度触れてみてほしい。

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スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。