Androidを搭載したフィーチャーフォン「ガラホ」を毎月Wi-Fiで使い続けている筆者だが、おかげさまでパケット代は常に0円。バックグラウンド通信も、アプリの更新も、大量の迷惑メールがきたとしても、モバイルデータ通信をオフにし、Wi-Fiのみに接続している限り、パケット0円生活は揺るがない。

 だが、それでいいのか、と。決して多数とは言えないガラホユーザーでありながら、さらに極端な節約生活だけを続けて、それが誰の役に立つというのか、と。

 筆者は決意しました。Wi-Fiを封印して徹底的にモバイルデータ通信を使ってやろう、と。その先に月額4536円(税込)が待ち受けているとしても、何かつかめることがあるのではないか、と。

 まず不安になるのがメールの受信や、バックグラウンド通信やアプリの更新など。それにセキュリティアプリも常時起動しているので、これらが勝手に通信量を増やしていくのではないか、と危惧したのですが1日程度ではたいしたことではありません。本体の設定で確認したかぎり、1MBもいかないこともしばしば。もちろんアプリの更新は通信量を食いがちですが、そもそも使っているアプリが少ないガラホではスマートフォンほど怖くない。

 さらにこれらの設定はオフにしたり、Wi-Fiに接続するよう注意も表示されます。常識的な使い方をしていると不安はなさそう。もちろん10MB(月500円までで済む)は超えるでしょうが、190MB(ここから上限の月4536円)になるのは難しい。

 では、続いてブラウザを開き、好き放題にネットサーフィンです。PCサイトばかり(スマホに合わせているサイトもありますが)を見るわけですが、これが意外とスムーズで面倒にならない。4G接続、スペックも高いガラホですと、かつてのフィーチャーフォンのようなPCサイトの見づらさがだいぶ抑えられています。

 そして1時間もWebサイトを見ていると1MB程度にはなります。ただ、意外とこれまた通信量の消費ペースが遅い。というのもガラホは画面が小さいので、かつてのフィーチャーフォンより操作はスムーズでも、閲覧スピードはスマホより遅い。ときどき拡大しないと読めない、見えないといったこともありますし。自然とWebページをあまり開かなくなり、通信量を節約しているようです。

YouTubeを再生。縦画面でしか見られないがとくに遅延は無し。ただし画面内の操作はできないので、一時停止や再生中のバーを操作できない。そして……データ使用量がえらいことになる

 ならば動画をたっぷり見てやろう、とYouTubeのサイトを開きます。ガラホ向けアプリは無いもののブラウザ上でYouTubeは見られます。一時停止などの操作ができないので若干不便ですが、動画を垂れ流しにはできる。

 これで10分程度の作品を見れば通信量数十MB! さすが動画の通信量は桁違い。30分程度の動画を何本か再生したところで月額4536円となる190.6MBを超えました。せいぜい合計1~2時間の動画で4500円余りを払うなんて、もう自分で始めたテストなのに結構なショック。

 しかし、ひとまずあっさりと料金の限界に達し、第一の目的は達成。あとは通信速度が128kbpsに制限されるデータ通信量2GBを目指すのみ。ひたすら長い動画ばかり再生。

 ……が、動画を見ているとバッテリーの減り方が凄まじい。500MB分まで見たところでバッテリー残量は2%に。充電しながらYouTubeの再生へ。20分、30分、1時間の動画を何本も流しながら、途中睡眠や休憩や再生忘れがあるものの、ようやく2GBに達したのが2日目の夜。

 が、実はそれでも低速通信にはなりません。本体の設定とは誤差があるというのもありますが、速度制限が始まるまでにタイムラグがあるようです。筆者はこの2GB超後の高速通信を「ボーナスタイム」と呼んでおります。

 このボーナスタイムが長く続きまして、2GBを超えてから約20時間、4GBを超えてからも4時間程度は通信速度が実測10~40Mbpsでありました。このボーナスタイムがいつでもあるのか、いつまで続くのか何も保証はできませんが……。

 というわけでテスト開始ほぼ丸3日で、ついに通信速度が実測117kbpsと、高速通信の100分の1というザ・低速になりまして、YouTubeも「2秒で止まる」という状況に。間違いなく限界です。

auお客さまサポートページで確認した前月と今月のLTE通信量。その差に唖然となる。Wi-Fi接続は大事ですね……

 正直、こうなるとWebサイトを見るのも時間がかかりまして、かつてのフィーチャーフォンのよう。率直に言ってPCサイトなんか見てられません。使えるのはメールやLINEといったテキストのやり取り程度。

 もっとも、締めとして最後にデータチャージをして高速通信に戻せばいいわけですが……あれ? 戻せない。そう筆者のAQUOS K SHF31の「LTEダブル定額」や他のauガラホでも「ダブル定額」ではデータチャージができないのです。データ定額を選べればよいのですけど……。たぶんそんな人はガラホユーザーでは少数派。

 というわけで最後の最後にガラホらしいオチがついて終了となりました。とはいえ、料金を気にしなければガラホのポテンシャルもなかなか。もっともその料金が一番ネックなのですけど……。

データ通信量が2GBを超えてしばらくしてからSMSで速度制限の予告。もっともこのSMSが来てからもしばらくは高速通信で使えた
低速通信確認後に見た本体の通信量設定。ブラウザで3日間さんざんYouTubeを再生したので、ブラウザアプリの通信量だけケタが違う

 以下、限界を目指して分かったこと。

1. モバイルデータ通信(LTE)を使うと10MB(月500円)以上に。
2. ただしWebサイトを見なければ、10MBで収まる可能性アリ。
3. Webサイトの閲覧だけで190MB(月4536円)は超える。
4. ブラウザでもYouTubeを快適に見られる。
5. 動画のバッテリー消費は早い。
6. 動画を毎日見ていると低速通信に。
7. 低速通信から高速通信に戻せない。

 結論はWi-Fiを駆使しようってことでしょうか(ありきたり)。


Androd 5.0バージョンアップ・その後~Smart Lockが表示されない時は?

 前回の記事でも触れましたが、isai FLのOSがAndroid 5.0に無事バージョンアップ。最初のうちはロック画面での通知表示に慣れませんでしたが、その後「興味のない通知は即刻スワイプして消せばいい」ということにようやく気付きまして、より快適に使えるようになりました。

 さて、Android 5.0化に伴う新機能の1つに「Smart Lock」があります。詳しくは甲斐さんの以前の記事をご覧いただくとして、自分なりに用途をかみ砕くと「自宅にいるときだけ端末ロック解除のPIN入力を省略できる」のが一番のメリット。まぁご結婚・同棲されている方がこの設定にすると色々疑心暗鬼を生みそうですが……。

「Smart Lock」でロックを省略した状態。好きな方向に指をスワイプすれば、操作画面に移行する
機能の概要

 Smart Lockの設定は端末の設定画面から行う……のですが、ここで筆者の場合はちょっとトラブル発生。サポート文書などを読むと、設定→画面のロックと選んでいくと設定項目があるはずなのに、なぜかその痕跡がまったくなし。項目がグレーアウトされているわけではなく、そもそも表示されていません。これは一体どういうことか?

 設定メニューの配置からみて、最初は特定の画面ロック解除手段、例えばPIN入力の時はダメでパターン入力の時はOKなのかと思いましたが、どうやら違う模様。端末を再起動したり色々試しても無理でした。

設定画面の「画面のロック」内に項目があるが…
筆者の端末ではSmart Lockが表示されなかった。なぜ?

 最後の頼みの綱でネット検索をしますと、やっぱり答えがありました。そもそもの前提として、端末設定の「セキュリティ」→「Trust agents(信頼できるエージェント)」でSmart Lockをオンにしておかないと、設定値自体が表示されないのです。これはisai FLだけに限らず、Android端末全般の仕様のようですね。手元にあったAndroid 6.0端末(Nexus 6)でも同様の現象を確認しました。

 isai FLでTrust agents設定がオフだったのは、それがデフォルト値だったのか、はたまた筆者が設定を変えて忘れていただけなのかは不明です。ただ、表示の仕様を鑑みると、頭の隅に置いておけば、いざという時に慌てずに済むでしょう。

原因はコレ。「セキュリティ」設定内の「Smart Lock」がオフになっていたためでした
設定できる項目

 さて、肝心のSmart Lock機能ですが、オンにしてしまえば後は簡単。Googleマップなどを使うときに自宅の位置を登録しておけば、その値がSmart Lockでもすぐ有効化できるようになっています。もちろん、その他の場所を追加することも可能です。

 また、場所ではなく、特定のBluetooth機器が周囲にあるかどうかでもロックの省略が可能です。個人的に、Android Wearにもいよいよ手を出そうと考えているので、入手でき次第、こちらでご紹介したいと思います。

自宅を登録しておくと、その周囲にいるときだけ、ロックが省略されます
「持ち運び検知」なんて機能も

スマホを「置くだけ」で録画番組を転送できるF-02Hの便利な連携機能
「置くだけ」で録画番組をスマートフォンに転送できるF-02Hの便利な連携機能

 arrows NX F-02H独自ではないものの、今のところF-02Hならではの機能、それが「SeeQVault」という新たな著作権技術に対応し、レコーダーに録画した番組を“置くだけ”でスマートフォンに転送できる機能です。

 この機能を利用するためにはSeeQVault対応のレコーダーとmicroSDカード、そして本機能に対応したアダプター「BSCRTQ01/V」とSeeQVault対応スマートフォンが必要なのですが、現状この機能に対応している端末はF-02Hのみ。というのも、この仕組みはSeeQVaultに加えて、超高速でワイヤレスにファイル転送できる「TransferJet」という機能も組み合わせて実現しており、TransferJetに対応している機種そのものがこのarrowsシリーズのみだからなのです。

 幸いに今回はレビュー用途として対応レコーダーやアダプターもお借りしており、この環境を使って改めて置くだけ録画を試してみました。環境さえ揃っていれば使い方は非常に簡単。まずは番組を予約録画する際に「TransferJet機器転送」をオンにしておくと、録画した番組は自動的にアダプターへダビングされます。

対応レコーダー「DBR-T670」と対応アダプター「BSCRTQ01/V」
録画時に「TransferJet機器転送」をオン

 あとはF-02Hにプリインストールされている「SeeQVautプレーヤー TJPlus」を起動し、アダプターの上に「置く」だけ。アダプターにダビングされた番組を転送することができます。転送時間は超高速で、1時間番組も約2分で転送が完了。朝の忙しいときには非常に助かります。

アプリを起動してアダプターの上に置く
番組一覧から好きな番組を選ぶと転送できる

 テレビ番組が大好きなので録画した番組を外出先で楽しめる機能は今までいくつも試したのですが、この置くだけダビングはとても手軽なのが嬉しい。Wi-Fi経由のダビングよりも転送速度が圧倒的に速く、USB接続のような煩わしさもない。動画を本体に保存するためストリーミングと違っていつでもどこでも高画質な動画を楽しむことができます。

 現状は対応機器の少なさが唯一のネックですが、今後は対応機器ももっと拡充させるはず。一番の課題である対応スマートフォンもF-02Hを手に入れたことで、後はレコーダーとアダプターがあれば環境も一通り揃えることができる。このタイミングで自宅のnasneが故障してしまったこともあり、いっそのことこの機能に対応したレコーダーに買い換えてしまおうかと悩んでいる今日この頃です。

 なお、本機能については遼誌AV Watchでもう少し詳しくレポートしているので、興味ある方はそちらもご覧下さい。


VoLTE端末なのに音が悪いまさかの原因

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

11月にOSがAndroid 5.0にバージョンアップされた

 昨年もいろんな端末を使ってきたが、プライベートで使用している端末は「isai VL LGV31」のまま。使い始めたのが2014年12月なので、丸々1年使ってきたことになる。正直なところ、こんなに長く使うとは予想だにしなかったのだが、大きな不満もなく使えているあたりは、ワクワク感を表現しきれていない昨今のスマホ市場が抱える課題とも言えるだろう。

 そんな状況に輪をかけて、冬モデルのナインナップを意識的に絞ってきたau。機種変更したくなるような端末があったかというと、そうでもなく、こんな状況が続くようなら、MNPで他のキャリアに乗り換えるなり、SIMフリー端末をメイン回線に昇格させるなりすることも検討せねばなるまい。

 状況説明はそれくらいにしておいて、isai VLである。こちらの記事にもあるように、11月の時点でAndroid 5.0にOSがバージョンアップされたことで製品寿命が延びたことは確かだ。OSが5.0になったからと言っても、それほど大きなUIの変更はなく、使い勝手の面で戸惑うことはない。

 バージョンアップ後、何となく電池のもちが悪くなったような気がしないでもないが、購入から1年が経過していることを考えると、バッテリー自体の劣化が進んでいる可能性もあり、正確な評価は難しい。

インカメラの右側にあるマイクの穴。たまには掃除しよう

 もっとも、バッテリー以上に1年使いこんだ影響が出たのがマイク穴。インカメラの右にある小さな穴がisai VLのマイクなのだが、ここに手垢やら埃やらが詰まった結果、いつの頃からか通話時の自分の声が相手に伝わりづらい状態になっていたようだ。Bluetoothヘッドセットの音質テストをする過程で、なぜかヘッドセットを使った方が圧倒的に音がいいという評価になってしまい、端末を調べてみると、マイク穴にえらくゴミが詰まっていたのだ。詰まっていたゴミを取り除くと、あら不思議。au VoLTEの実力が復活した(笑)。

 端末を長く快適に使い続けるには、ソフトウェアだけでなく、ハードウェア側のメンテナンスも大切、ということに気づかされた一件である。


ガラホ vs. テンキー搭載スマホ、どちらが良いのか?
AQUOS K SHF31(左)と、4年半前の機種であるAQUOS PHONE IS11SH(右)。IS11SHはスライド型のテンキー搭載スマートフォン。中古で売られているが3Gのみ対応

 筆者の手元には2011年6月発売、つまり4年半前のAndroidスマートフォン「AQUOS PHONE IS11SH」がある。この機種の特徴はテンキー搭載。本誌の読者なら、かつてテンキー搭載のスマホがポツポツと現れ、あっさり消えていった時期があったことを覚えているだろう。まさにその時代の機種である。

 そして筆者は今、Android搭載のフィーチャーフォン「AQUOS K SHF31」、通称“ガラホ”と呼ばれる機種も持っている。こちらもテンキー搭載だ。当然、戦わせるしかないではないか(強引)。

 まず、両機種の主なスペックとして3項目を比較してみよう。

機種名 IS11SH SHF31
OS Android 2.3.3 Android 4.4.4
CPU MSM8655 1.4GHz(シングルコア) CPU/MSM8926 1.2GHz(クアッドコア)
連続通話時間 約400分 約620分

 スペックシート上はSHF31の圧勝である。この3項目を見ただけでもSHF31の方が、サクサクであり、動作は安定し、スタミナもあるであろう、ということが容易に想像できる。SHF31はフィーチャーフォンタイプとはいえ、4年半前のスマートフォンに負けるわけにはいかない。

 だが「使ってみたら違いはよく分からない」ということも、世の中にはよくある。せっかくテンキーを搭載しているのだから、文字入力の時間で勝負しようじゃないか。

 対決時の入力文章は「いつもお世話になっております。ライターの小林です。12月31日の除夜の鐘の件、よろしくお願いいたします。」という、若干意味不明な内容とした。
 まずテンキーの実力を見るため、予測変換は使わず、全文を入力することにした。当然片手操作だ。3回入力をして最短タイムが以下の通り。

・IS11SH……2分0秒739
・SHF31……1分55秒816

 その差、5秒。SHF31の勝ちだが、IS11SHがだいぶ健闘している印象だ。「4年半で5秒しか短くできないのか!」と体罰教師のようにガラホを叱りつけたい気分だ。いや、しかし予測変換を使って入力するのが普通だ。その場合どうだろうか。最速タイムは以下の通り。

・IS11SH……42秒013
・SHF31……35秒212

 その差、7秒。4年半で……以下、略。実は文字入力のレスポンスはIS11SHとSHF31でそう差が無いように思える。むしろIS11SHはテンキーのボタンひとつひとつが小さく、窮屈なせいで誤入力が多発する、そのせいで時間をロス。逆に言えばテンキーが大きければこの時間差は覆せる。

SHF31ではEメールの新規作成画面(左)で、IS11SHはSIMが無いので、Wi-Fiのみで使えるGmailアプリの新規作成画面(右)で、文字入力をテスト。予測変換に違いはあまり無いのだが、通常変換、文字種の変換ボタンが違うため、IS11SHでは慣れるまでまごついた

 それにしても筆者は4年半前の機種がいまだサクサク使えることに驚いたし、良い勝負をしてくれて嬉しかった。もちろんアプリを入れたり、使い続けるうちに重くなり、不具合多発になるのだろうけど、とりあえず自由にアプリをインストールできるし、Gmailも使える。この点は本当に魅力だ。

キーボードを拡大。SHF31(左)のテンキーが大きいというよりも、IS11SH(右)のテンキーが小さ過ぎる。DELキーもクリアキーのほうが分かりやすい。発売当時から言われていたことではあるのだけど

 現状、ガラホと呼ばれる機種の機能は、スマホと比べるとだいぶ制限されている。それが良いという人もいるだろうが、物足りない、という人もいるはず。もしかして今こそ、IS11SHのようなテンキー搭載型のスマートフォンの出番ではないか……。

 いや、結局受け入れられるかどうかは料金次第なんでしょうけど。確実に言えるのは「IS11SHよ、お前は早過ぎた」と。あとテンキーが狭過ぎた。蛇足でしたね。


isai FLをAndroid 5.0にバージョンアップしてみた

 今年6月の発表以来、今か今かと待ちわびていたisai FLのAndroid 5.0バージョンアップがついに実施されました。私も11月下旬にアップデート作業を行い、およそ3週間ほど使ったところです。

設定画面内のバージョン情報。「Android 5.0.2」の表記がなんとも眩しい
こちらはバージョンアップ作業時の確認画面

 実機にアップデートを適用するとAndroidのバージョンは「5.0.2」となっていました。詳しい概要は本誌のニュース記事や、auのサポートページのPDF文書をご覧いただくとして、私が気になった変更点をいくつかご紹介します。

 まずはロック画面。画面右下にカメラアイコンが表示され、これを左にスワイプすると端末ロックを解除しなくてもカメラが起動するようになりました。もともと、isai FLでは本体背面の音量ボタンを長押しでもカメラが起動しました(この仕様はバージョンアップ後も残っています)。とはいえ、画面からショートカット起動するほうが世間的には多数派でしょうから、現実的な対応かと思います。

 そして、最近利用したアプリの一覧がカード型になりました。これを見る度にくるくる名刺ホルダーを思い出す……という話はいいとして、以前はサムネイルがタイル状に並ぶタイプでしたから、ユーザーインターフェイス的には一番大きな変更ではないでしょうか。

 正直申し上げると、以前のタイル型のほうが個人的には好きです。一覧性が高く、各サムネイルを長押しすればアプリ終了もできましたので。ただ、新バージョンでもしっかりと「すべて消去」は残っています。何十ものアプリを1個ずつ右にスワイプして終了する必要はありません。

ロック画面。ここで通知内容を確認できるようになったのがバージョンアップによる最大のトピック。そして右下にはカメラ起動アイコンもある
直前に使っていたアプリの一覧も大きく変わった

 今のところ一番嬉しい変更は、「サウンド中断時間」のアイコン表示です。この機能を利用すると、電話着信やアプリ通知などの音が鳴らない時間帯(例えば深夜帯)を設定できます。この機能をオンにしておくと、画面左上に三日月アイコンが表示され続け、該当時間帯になるとそのアイコンが若干変化するという仕様になってしまいました。

 ただ、今思うと「画面左上」というのが結構クセモノでした。例えばGmailやTwitterでメッセージが届いたときのアイコンも左上に出ます。ですから、ポケットから端末をすぐ取り出した直後などに画面を見ると「おっと何かのアイコンが出ているな?」と瞬間に判断し、そこで実際に目をこらすと、緊急性のないサウンド中断時間アイコンが出ていて「おっとっと早合点」みたいな状況になることがあったんです。これはまぁ、筆者にもそろそろ老眼が近づいてきたという証拠なだけかもしれませんが……。

 Android 5.0へアップデートされたことにより、この「サウンド中断時間」という名称および機能が「通知の鳴動設定」に整理・統合されました。そして肝心のアイコンは画面右上の時計表示側に移動し、アイコンも星型になりました。ほんのわずかな違いなのですが、日常的に目にしている部分だけに大きな変化を感じています。

「サウンド中断時間」という機能そのものが大幅に変化した
画面上部に注目。星型のアイコンは、通知鳴動を一部制限している時間帯に入っていることの証。機能を設定していても、その時間帯でなければ、星型アイコンがそもそも表示されなくなった。これにより、表示がスッキリした

 端末自体のパフォーマンスやバッテリー性能については、ほとんど変化を感じていません(あくまでも主観ですが)。また、特定のアプリが起動しないといったトラブルにも遭遇していません。端末の2年縛り明けまで残り約7カ月。もうしばらく、isai FLを堪能させていただきますよ!


isai vividの背面を純正本革カバーに衣替え

 12月に入り、いよいよ冬商戦も本番。すでに各社の新製品は11月までに発売されていて、ボクの周りでも買い換えた人を見かけるようになってきた。総務省が進めている『携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォース』のおかげで、この先、月々サポートなどの月額割引制度がどうなるかがわからないので、割引が切れるタイミングの端末(回線)は早めに買い換えないと……とも考えている。

 ただ、そんな冬商戦の中で、今ひとつ新鮮味に欠けているのがau。Xperia Z5 SOV32など、新製品はいくつか出ているけど、秋冬モデルの発表会を行わなかったこともあって、ちょっと話題性に乏しい気がする。12月3日の「au発表会 for ママ」で発表されたハンドソープで洗える「DIGNO rafre KYV36」も面白い取り組みだけど、ちょっとボクが使うジャンルではない感じだし……。おそらく、春商戦向けに強力なモデルを用意しているんだろうから、買い換えのタイミングを近づいてる人はそのタイミングまで待つしかなさそう。

今年4月に発表されたグローバル向けフラッグシップモデルの「G4」には本革カバーがラインナップされていた

 ちなみに、ボクが今、auの回線でメインに使っているのは2015年夏モデルの「isai vivid LGV32」。本誌の読者のみなさんなら、ご存知の通り、このモデルはauオリジナルモデルながら、今年4月に発表されたLGエレクトロニクスのグローバル向けフラッグシップモデル「G4」をベースに開発されている。

 実は、ソウルの発表会でG4を初めて見たとき、背面の革張りカバーが非常にカッコ良く、日本でも出してもらえないかなと期待してた。そこで、2015年夏モデルとして、isai vivid LGV32が発表されて以来、何度となく、auやLGエレクトロニクスの担当者に「レザーバージョン出してよ」とお願いし、「ケータイしようぜ!」でも「レザーバージョン、早く出してくれ」とプレッシャーをかけてきた。

 そのプッシュの効果があったのかどうかはわからないけど、isai vivid LGV32の発売から約半年後、ついに「レザーブラック」と「レザーブラウン」のカラーバリエーションが追加されることになった。しかもレザーの背面カバーだけの販売も行われるというのだから、これはもう入手しない手はない! ということで、早速、ゲットして、装着してみた。

レザーブラウンの背面カバーを装着したisai vivid LGV32(左)。右は元々、装着されていたシャンパンの背面カバー。ちなみに、本革カバーはau Online Shopで4968円(税込)で購入可能

 レザーカバーの2色のうち、どちらを選ぶかを最初はちょっと迷ったけど、端末のボディカラーがシャンパンだったので、「シャンパンに合うのはレザーブラウンですよ」という関係者のアドバイスを聞き入れ、こちらを選ぶことにした。スマートフォンの背面が革張りというのは、触った感じも独特だし、持っているときの見た目もなかなかシブくて、いい感じというのが第一印象。

 ただ、カバー交換後にちょっと困ったことがひとつ。というのもisai vivid LGV32には、ストラップ穴がないため、これまでは本体の背面側にクリアカバーを装着して、そこにネックストラップを付けて、首から提げる形で利用していた。ところが、レザーカバーは標準のカバーよりも革の分、分厚くて、クリアカバーが付けられないうえ、クリアカバーを付けたんじゃ、せっかくのレザーの質感が楽しめなくなってしまう。そこで、しかたなく、首から提げる端末はNTTドコモのメイン回線で利用しているAQUOS ZETA SH-01Hに変えて、isai vivid LGV32は胸ポケットにしまうことにした。

 レザーカバーを装着したisai vivid LGV32は、まだ数日しか使っていないけど、本体の背面のフォルムとも相まって、手にしたときの感触が非常に良く、今まで以上にフィットする印象だ。ある程度、使い込んでいけば、革の風合いも良くなっていきそうだが、ボクらの場合、その頃には次のモデルに買い換えてるかもしれないのが……。とは言え、こういうレザーの背面カバーで端末のイメージが変わるんだったら、発売から半年や一年のタイミングで、ちょっと『お金のかかった』純正のカバーを出すのも手かもしれませんね。ぜひ、次期モデルや他のモデルでもご検討ください。もちろん、次期モデルではストラップ穴をお忘れなく……(笑)。>KDDIさん

本革カバーだが、内側は当初のシャンパンの背面カバーと同じように、パッキンが付けられていて、防水機能も担保されている
カメラ周りやイヤホンマイク端子の付近もキレイに仕上げられている。中央のステッチの仕上げも美しい

ガラホの機種変更はポジティブに諦める、が肝心?
今回はガラホ「AQUOS K SHF31」以外に、ドコモのiモードケータイ「SH-02B」、iPhone 6、auのAndroidスマートフォン「URBANO L03」などを使ってデータ移行をチェックしてみた

 不安である。Androidを搭載したフィーチャーフォン「AQUOS K SHF31」の機種変更が不安である。というのも、実際にデータを移そうとなると、「このデータは移せるのか」と不安がたっぷり出てくる。しかもMNPなのでキャリアも違います、なんて場合はもう怖くて仕方がない。

 というわけで、筆者のまわりの端末を使い、AQUOS Kのデータ移行についていろいろ試してみた。MNPも含めると主に以下のパターンがあると思う。

・フィーチャーフォン(ガラケー)から移る
・Androidスマートフォンから移る
・iPhoneから移る
・これらの逆パターン(ガラホから移る)

 さらに、

・同じキャリアから移る
・違うキャリアから移る

が加わる。

 心底面倒くさい、とは思ったものの、そこは機種変更のたびにトラブルに見舞われてきた現代人。今ではキャリアがデータ移行の方法をWebサイトで丁寧に説明しているので、確認すればよいのだ。

 で、筆者はauのページを確認したわけだが、microSDカードや赤外線、Bluetooth、専用アプリを使ってデータ移行ができるので、意外とラク。さらに何が移せるのか、何を諦めなければならないのか、事前に確認できると心の準備が整う。

 そう、“諦める”。このネガティブな言葉を、ここではポジティブに捉えていきたい。不安がってはいけない。前向きに諦めるのだ。なにしろガラホは、いろんなものを諦めてシンプルに使いたい人のための端末なのだ。「今まで使ってきたデータすべてを移したい!」なんて、そんな夢を見ちゃいけない。それをしたらシンプルではなくなる。

スマホ・iPhoneとガラホ間のデータ移行では、移行元の端末が別キャリアでもauのデータお預かりアプリ(auバックアップアプリ)を使う。こちらは、ドコモ・iPhoneから移行する場合
Androidスマホからも行ったが、ブックマークや発着信履歴の移行も可能

 さて、具体的に何を諦めるのか。Android非搭載のフィーチャーフォン(ガラケー)からデータ移行をする場合、多くのガラケー専用サービスが終了しているため、移すデータは電話帳、メール、カメラで撮影したファイルが中心になりそう。これらならキャリアが違っていても移しやすい。

 独自のアプリ、ファイル形式・フォーマットのデータがある場合は(主に音楽や動画、電子書籍だろう)コンテンツ会社が対策をしていない限り、移行を諦める。が、その数は少ないだろう。

 スマホブームが始まった頃は、ガラケーからスマホにコンテンツを移すのにえらい苦労した覚えがあるのだが、「そもそも移すコンテンツがもう無い」という、この分かりやすい現状。ただし、「おサイフケータイ」については、ガラホに限らずそれぞれのサービスで残金の移し方が違うので、ご注意を。

 iPhoneやAndroidスマホからのデータ移行は、もっと諦めが必要。なにしろこれまで入手してきたアプリのほとんどが移せない。これまでのアプリ代は全部無駄! もうガラホに機種変更することは、節約なのか無駄使いなのか、よく分からなくなってくる。

 もっとも本誌の読者なら分かりきったことだが、アカウントを削除しなければ、再びスマホを買ったときに、それらのアプリは使える。そもそもiPhoneもAndroidスマホも、Wi-Fiで使えるのだからそのまま使い続ければ無駄にはならない。

 むしろもっと気になったのが、Androidスマートフォンからガラホに移る場合、microSDカードを使ったデータ移行がメイン操作になるのだが、ガラホ側はmicroSDHC 32GBまでしか対応していない。スマホで64GBとか128GBのmicroSDXCカードを使っている場合、そのカードでデータを移そうとしてもガラホは対応していないので諦める必要が……ってそんなヘビーユーザーはガラホに移らないのかな?

 ま、そんなときは昔のスマホやガラケーの箱、引き出しの奥に仕舞われている2GBのmicroSDカードを使ってほしい(意外に本当に残っている)。

 ただ、アプリだけでなく、GmailやGoogleカレンダーのデータが移行できない(というか使えない)というのはかなり痛い。ガラホに「お前Android入っているんじゃないんかい!」と怒りがっ……いえ、ここは心穏やかに。

 一方、ガラホからデータ移行をする逆パターンは非常にシンプル。考えてみるとガラホはガラケー以上に保存するデータの種類が少ない。電話帳、メール、カメラのファイルといった必須のデータは当然移行ができるし、アプリの多くはauスマートパスに紐付けだから移行する必要はなく、LINEもアカウント(電話番号)に紐付け、音楽サービスのLISMO(あるんですよ、まだ)が気になったものの、これもau IDに紐付け。特殊な移行が無い。

 こうデータ移行という視点で見ていくと、いろいろ諦めているものの、もしかしてガラホってスマホはもちろん、ガラケーよりもシンプルなんじゃないか、と。実に前向きな捉え方である。

 もっともガラホへの画像移行後は1枚ファイルが破損して見られなくなり、発着信履歴の移行後は、履歴を見ると常にホーム画面に戻る謎の現象が発生(再起動で正常になったけど)。そんなときは諦めて……ばかりじゃいけませんかねえ、やっぱり。

もちろん失敗することもある。もっともこの2件は移さなくていいんだけども。
Wi-Fi DirectがつながらなくてBluetoothでアドレス帳だけを移したり。そんなときに「なぜだ!」と叫んではいけません。心穏やかに諦めましょう

プリンター会社の年賀状印刷アプリがかなり便利になっていた
今回紹介するのはエプソンの「スマホでカラリオ年賀2016」。ブラザーなども同様のアプリをリリースしているので、チェックしてみてください

 いつもはisai FLの独自機能を中心にご紹介していますが、今回は番外編的に汎用アプリの話題などを1つ。年末が近いので、年賀状を編集・印刷できるスマホアプリの状況を調べてみました。

 年賀状アプリの傾向はおおまかに分けると2つ。まずは印刷会社系のアプリです。スマホ上で作った印刷データを業者へ送信し、代わりに印刷してもらうというもの。高品質ですが、多少納期がかかります。

 もう1つがプリンターメーカー系のアプリ。自宅や仕事場にあるプリンターで直接印刷するので、そのできばえをすぐ確認できます(もちろんプリンターをお持ちでなければダメですが……)。今回はこちらをメインに取り上げます。

 我が家で使っているエプソン製プリンター用には「スマホでカラリオ年賀2016」という無料アプリがリリースされています。数年前から改版が続けられており、今年のバージョンではついに宛名印刷に対応。実用性がグッと向上しました。

基本的にはテンプレートを選び、写真などをはめ込んでいくだけ
最大のポイントは宛名印刷が可能になったこと。別アプリをインストールする必要もありません

 操作法は、PCの年賀状印刷ソフトを一度でも使ったことがある方なら、恐らく迷わないでしょう。写真入り年賀状のデザインもテンプレートを選んで作れますし、イラスト主体の年賀状もいけます。

試しに作った文面。手持ちの写真(ここでは花畑)、手書き入力、さらには文章も入れられます

 さて新機能の宛名印刷は、1件1件データを手入力してもOKですが、スマホに保存された電話帳データを読み込むこともできます。同期ではなく、あくまでも読み込みなのが個人的には良いと思いました。年賀状の住所録は年に1回しか使いませんし……。

 利用にあたってはプリンターやインクが当然必要ですが、無料アプリでここまでできるのは本当にスゴイです。100枚単位で年賀状を印刷する方はともかく、仲のよい友達宛に4~5枚だけ作ってみたいという方にはピッタリでしょう。

フォントや色の変更が可能。縦書きもOK
データの保存ができます

 もちろん、有料の市販アプリと比べて収録済みテンプレート・デザインが少な目ではあります。とはいえ、ここ数年の技術進歩を考えると、来年あたりからは追加コンテンツ的に販売するとか、いろいろな発展の可能性があると思います。

 今回はエプソンのアプリを紹介しましたが、ブラザーの「Brother 年賀状プリント」でも文面・宛名印刷が可能です。また、キヤノンは日本郵便の「はがきデザインキット 2016」をオススメしていますが、こちらは文面印刷のみ(宛名印刷非対応)とのこと。ご自宅のプリンターに合わせて、使ってみてください。


「白ロム」のau端末をSIMロック解除してみた

 今年の5月発売以降の端末から、3キャリアでSIMロック解除に対応するようになった。auではこれまでSIMロック解除に対応していなかったが、4月発売の「Galaxy S6 edge SCV31」より全機種でSIMロック解除に対応することとなった。

SIMロック解除判定ページ

 このSIMロック解除、3キャリアとも「購入後6カ月経過後」という条件を設けているが、各社で細かい条件に違いがある。例えばNTTドコモでは、過去にSIMロック解除履歴がある回線ならば、6カ月を待たずにSIMロック解除できる。そしてauでは、3キャリアで唯一、「auでの購入履歴がある端末」ならば、購入者本人以外でもSIMロック解除に対応するとしている。

 つまりauでは、中古で販売されている端末、いわゆる「白ロム」でも条件を満たせばSIMロック解除に対応するということ。KDDIが公開しているSIMロック解除の案内ページでは、端末に割り当てられた「IMEI」を入力することで、SIMロック解除が可能かどうかと、解除が可能になる時期について知ることができる。

 筆者は先日、とある中古携帯ショップに立ち寄った。そこでauの「Galaxy S6 edge SCV31」を発見。店員さんの許可をもらった上で、件のSIMロック解除の案内ページでその端末のIMEIを入力して調べてみた。すると、その日の翌週にはロック解除できることが判明。「SIMロック解除を試してみたい……」という不純な(?)動機から、購入してしまった。

購入時の判定状態。解除可能になる日が表示される

 そして翌週、案内ページの表示「○」つまりSIMロック解除に対応となった。ユーザー自身が購入した端末なら、そのままWeb上でSIMロック解除の手続きができるが、白ロムの場合はauショップでの対応となるようだ。

SIMロック解除を申し込める状態

 auショップに持ち込んでみると、スタッフがIMEIから端末の情報を確認しながら10分程度で解除の手続きが完了。端末に触れることは一度もなかったが、手続き後、すぐに他社のSIMで利用可能な状態になったようだ。auショップでのSIMロック解除手続きは手数料3240円(税込)がかかるが、au回線も持っている筆者の場合は、通信料とあわせて支払う形になった。

解除済みだと解除可否判定は「×」に

 さて、SIMロック解除した「SCV31」にNTTドコモのSIMを挿してみると、「サービスプロバイダーポリシー」の更新を求めるダイアログが出現。指示に従ってWi-Fi環境で更新すると、ほどなくして「H」表示となり、3Gで接続した。端末の設定から、接続先の設定(APN)を入力すると、しばらくして「4G」表示となった。ネットワークへの最適化がされていないからか、3GからLTEへの移行はやや遅め。

初めてドコモのSIMを挿した時、「サービスプロバイダーポリシー」の更新を求められた

 少し意外だったのが、VoLTEへの対応。「SCV31」は、au VoLTEに対応した機種だが、ドコモのSIMで使う際は、3G(W-CDMA)での通話となるようだ。ネットワークを「4Gのみ」設定して、発信を試してみたが、通話することはできなかった。

 また、auのVoLTE非対応のLTEプランを契約しているSIMカードでは、SIM自体を認識しなかった。

ドコモSIMでの通話は3Gのみ対応。「ローミング設定」から利用ネットワーク設定を「4Gのみ」にすると通話できなくなる
バタつくデジラを愛でることもできない

 そもそも、各キャリアが動作を保証しているのは、端末にあった自社回線を利用している場合のみ。SIMロック解除には対応するが、他社のSIMで利用できない機能があったとしてもサポートを受けることはできない。また、au端末の場合は、他社のSIMでは「@ezweb.ne.jp」のメールやスマートパスなど、au IDを利用するサービスは利用できない。

 もちろん、白ロム端末では壊れた際の交換機サービスなどを受けることができないので、そこを了解してから自己責任で挑戦してみるべきだろう。

 試した上で筆者は、国内キャリアで並列販売されているAndroid端末は、使うキャリアで買う方がいい、という感想をもった。それでも海外で使いたい場合や、「このメーカーの機種をこのキャリアで使いたいけど販売していない……!」という場合にSIMロック解除という選択肢ができたのはうれしいところ。

 なお、mineoでは18日より、auのVoLTEに対応したMVNO方式のSIMカードが提供することを発表している。このSIMカードをau販売の端末で利用するためには、SIMロック解除が必要だそうだ。筆者も申し込む予定なので、届き次第、「SCV31」でのレポートをお届けしたい。


音声定額でイヤホンマイクの価値を見直す

 昨年、音声定額プランが登場してからというもの、本当によく自分のスマホで通話するようになった。実は、会社の引越に伴って社内の電話システムがリニューアルされ、使いづらくなったというのもその一因だったりするのだが、メールを書くより電話した方が手っ取り早い、という感覚が確実に自分の中に定着しつつある。

筆者としては、この通話スタイルを早期に撲滅したい

 そうやって頻繁に電話をかけるようになると、自然とかかって来る電話も増えていくことになる。こちらから電話をかける場合はスマホを耳にあてて普通に話すスタイルで構わないのだが、問題はイヤホンをしてスマホで音楽を聴いている時に電話がかかってきた時である。

 マイク無しのイヤホンを使っていると、急いでイヤホンを外してスマホを耳にあてるか、イヤホンをしたままスマホのマイク部をあごの近くに持って来て通話することになる。どちらも決してスマートではないし、後者に至っては人間の所作として異様で美しくない。

 スマホで使うなら、やっぱりイヤホンもマイク付きがいいよね、ということで、エレコムのデュアルドライバー搭載のイヤホン(EHP-CS2D3510WH)を使い始めた。正直、“エレコム=音楽”という印象は全くないのだが、ここ最近、ハイレゾ対応のイヤホンを続々発売しており、実際どうなんだろ? という興味本位で試してみることにしたのだ。

isai VL LGV31とEHP-CS2D3510WH

 そもそも、Bluetoothの方が楽じゃないか、という話もあるのだが、飛行機の機内で使用が制限されることや、ヘッドセットの充電の面倒といった筆者自身の性格もあり、ワイアードなイヤホンマイク最高、となった。

 で、使用感なのだが、ヘッドホン素人の筆者からすれば、十分満足のいく音だ。ハイレゾ対応ではないが、標準価格1万円程度というお値段相応の価値をもたらしてくれる、というか実売4000~5000円という価格はお買い得とも言える。そして、音楽を聴いている最中に電話がかかってきても、口元付近にくるマイク部のスイッチをポンと押してそのままハンズフリーで通話開始。今さらではあるが、実に楽。

 イヤホンマイク自体は昔からあるし、珍しいものでもないが、音声定額サービスの影響で長電話するようになると、スマホを耳に押し当て続けるのも疲れるし、改めてその存在意義を実感している。

Amazonで購入

ガラホで使えるアプリを片っ端から試す

 アプリの利用に制限がかかっているガラホ(Android搭載フィーチャーフォン)では、インストールできるアプリが大変少ない……のだが、まったく追加ができないわけではない。筆者の使っているAQUOS K SHF31にはauスマートパスのアプリランキングを確認し、ダウンロードすることができる。これを見ると167本のアプリが掲載されている。

 これは期待大である。100本以上のアプリが使えるのならば、さすがに有名どころのアプリが並んでいるはずだ……と思ったが、どんどん使ってみるとアレレのレ。そうでもない。全然無い。まあそうだろうな、とは思っていたけれども……。

 まずつまずくのが、これらのアプリがauスマートパス用ばかりという点。auスマートパスはアプリやコンテンツが使い放題、クーポンや特典もあるというサービス。だが月372円の利用料が発生する。パケット料金を下限の500円に! などという節約ユーザーには痛い。

 が、使えないのでは仕方ない。申し込もうじゃないか。ようは使いたくなるアプリがたくさんあれば元がとれ、結果的に節約になる。

 それではアプリランキングの上位陣を見ていくと、常に1位と言ってよいのが「ウイルスバスター for au」。スマホでは実はまったく使っていなかった筆者、さらにアプリのインストールを制限されたガラホなんて絶対不要じゃない? ……などと油断していると、えらい目に合うので入れるのが正しいのかもしれない。

SHF31のメニューで「アプリ」を選択。「アプリ検索」からauスマートパスのアプリランキングを閲覧できる
そのアプリランキング。ウイルスバスターはアプリをダウンロードできるが、レコチョクは楽曲のランキング情報を見られるだけ……

 他にも「マカフィーセーフコール for au」というセキュリティアプリもあるのだが、こちらはかなり差をつけられて80位あたりに。何が違うのかと言えば、マカフィーは迷惑電話・詐欺電話を拒否、警告する。電話はあまり使わないから下位なのだろうか。

ウイルスバスターはアプリをインストールしたときにチェックされる。ガラホはスマホよりもアプリを入れにくいのでトップにランクされているのは結構意外。ガラホユーザーはセキュリティ意識が高いのか?
こちらはマカフィーセーフコール。着信があると表示が出る

 さて、トップ10の常連に「レコチョク 着うた for auスマートパス」というアプリがある。これ「着うた」が買えるのかと思いきや情報を見られるだけ。楽曲はプリセットされているLISMOのストアから買う。あれれ。

「そりゃないよ……」と思った対応していないEメールアプリ。ダウンロードすらできない

 さらに「Eメール」というauのアプリも上位にあるのだが、え、もしかしてPCメールを受信できるのかな? などと期待したら、これ「対応していない」と出る……えぇーガラホ向けじゃないのかい……どうやらランキングのアプリすべてが使えるとも限らないようだ。

 これは便利だろう、と思ったのが「乗換NAVITIME for auスマートパス」。が、これはWebアプリ。いや便利だからいいのだけど、結局ブラウザ。そうなると筆者はガラホをWi-Fi接続し、モバイルデータ通信をオフにしているから、外出先ではたぶんあまり使えないね……いや、筆者が悪いんですけど。

 それならこれはどうだ「進撃の巨人 for auスマートパス」。電子コミックが読める……と思いきや、アプリ名のあとに「限定壁紙/ミニゲーム」とある。違う、俺が求めているのはこれじゃない(ファンは嬉しいかもしれないが)。

 地味に便利なのは「雨降りアラートPRO for au」のようなものだろう。だが、これもモバイルデータ通信をオフにしていると通知を受け取れない可能性が高い。うぅ、パケット通信を「使え使え」と言われているようだ(そりゃそうだ)。

 さて、10位以下になってくるとキャラクターとのコラボアプリやパズルゲーム、麻雀ゲーム、パチスロなどが出てくる。そういったゲームがつまらないわけではないが、スマホのアプリストアとは明らかに違うラインナップ。筆者が好きなRPGやシミュレーションゲームなんて出てこない(ガラホじゃ見づらいとは思うが)。

 さらに下って100位に近付くと、占いも増えてくる。LINE向けスタンプを配信するアプリが出てくるのはLINE対応のガラホらしい……のか? お、本だ雑誌だ! と思いきや、週刊誌やスポーツ新聞の名前は付いていても、単にWebアプリでWebサイトとさほど変わらない。もちろんガラホの小さな画面で見るよりは読みやすいのだが……。

Webアプリということでブラウザ表示の乗換NAVITIME。見やすいけど釈然としない……
最下位あたりに並んだ専門誌系のアプリ。コアなファン向けだから不利なのだろう。だがauスマートパスで使い放題、読み放題なら、ファンでなくとも覗いてみたい

 結局、これらを見ていて思うのが、普通のフィーチャーフォン(ガラケー)のアプリやガラケー向けコンテンツと変わらない、ということ。ランキングの終盤になってくると、情報配信サービスばかりで、アプリとはいえブラウザとは大差ない。

 auスマートパスに既に入っているからどんどん読むわけだけども、逆にこういったコンテンツが中心と事前に分かっていたら、auスマートパスには申し込まなかったかもしれない。スマホなら使い放題のアプリが豪華だがら入っても損とまでは思わないのだが……。

 もちろん、他の特典もあるので、本当にauスマートパスが不要かどうかはユーザーによるだろうが、スマホよりは恩恵が少ないというのが実情だ。初回登録30日間無料なので、その間にチェックしよう。これからどんなアプリやコンテンツが増えるのか分からないが、節約派の人はシビアに検討したいはずだ。


未使用アプリやキャッシュを一括削除してくれる「スマートクリーニング」

 同じスマートフォンを1年以上に渡って使い続けると、気付かないうちにストレージ容量を食っているというのは良くある話。isai FLの容量は32GBですが、アプリやら音楽やらを保存した結果、残り約10GBほどになっていました。まだまだ余裕はありますが、今のうちから対処をしておいたほうが良さそうです。

「スマートクリーニング」のメイン画面

 使っていないアプリを一覧から探し1つずつ消していくのが最もオーソドックスですが、今回は端末標準の機能である「スマートクリーニング」を活用してみました。設定画面から簡単に呼び出せます。

 この機能では、長期間使っていないアプリ、ダウンロードしたファイル、一時ファイル(キャッシュ)を検出し、削除候補として提示してくれます。簡単操作の代償として必要なものまで削除するといったことはありません。

 実際使ってみますと、私の環境で最も容量を食っていたのが一時ファイル。5GB近くありました。一方、ダウンロードファイルは80MB以下と、ほぼ無視できるレベルでしたが、一覧を見るとそもそも何故ダウンロードしたのか忘れているものも……。

 ではアプリはどうでしょうか。標準の設定ですと「1カ月以上使っていないアプリ」を削除候補としてリストアップしてくれます。これだとちょっと短いという場合、2・3・6カ月にしきい値を変更することも可能です。

 今回、6カ月使っていないアプリを検索したところ、すべて削除すれば747MB確保できるとのこと。リストを見ると、確かに使っていないアプリなのですが、それでも仕事の検証用などに残しておきたいものが結構ありました。なので、今回は手を付けず。

筆者の環境ではキャッシュが5GB近くも保存されていました
アプリは未使用期間に応じて削除候補を提示してくれます

 ちなみに、候補リストはアプリの容量順にならびます。また、アプリを「すべて選択」もしくは「すべて解除」できないのがちょっと残念。これだと、削除候補アプリが数十個並んでしまったとき、どれか1つだけチェックするのが面倒です。

 と言うわけで、今回は一時ファイルのみを削除しました。結果、5GB近く容量が回復しました。できれば削除キャッシュについてもアプリ別に容量を確認したいところですが、初心者~中級者向けの非常機能として考えれば、これもまたアリでしょう。ベテランの方は設定画面の「アプリ」を併用するのがオススメです。

一時ファイルを削除して、空き容量はかなり回復
不要アプリ削除は、やはり手動が欠かせないかも?

1カ月の利用で分かったガラホのスタミナ、安定感

 前回書いたとおり、Androidを搭載したフィーチャーフォン(ガラホ)「AQUOS K SHF31」を使っている。1カ月も経過すると、良くも悪くも当初とは違う印象を持つようになったので、今回はその話。

 まずは良さ。これはスタミナが第一。フィーチャーフォン風とはいえAndroidである。フィーチャーフォンとまったく同じのようにはいかないだろう、という予想だったのだが、モバイルデータ通信をオフにした状態で閉じたまま、という端末に大変有利な条件ではあるものの、放置したままでも2週間ほど電池が残っていた。省電力設定を施したスマホでもこれは無理じゃないですか。

最後の充電から13日後……まったく使わなければ2週間は平気で電池が持つ
通信速度もチェックしてみたが、横浜駅周辺で15Mbpsと、LTEの実測値としてはスマホと同程度だと分かった

 では普通に使って電池の消費はどうか。これは電車で毎日30分使うと3日で40%弱の減少。このペースなら1週間は持ちそうだ。もちろん、たかが電車で30分だから、スマホ並にブラウジングでもすれば、あっという間に減るだろう。

 だが、そうはならない。それが実はこのガラホの“弱点”でもある。ブラウジングをしていても、タッチパネルではないから、操作がだんだんと億劫になっていく。PCサイトの表示が多いから画面が小さく、さらに文字が小さい。かといって拡大をするとスクロールが面倒だ。もちろんかつてのフルブラウザとかPCサイトビューアーなどよりもはるかに快適ではある。Webページの表示も早い。

 それでも画面をタップするという、直感的なスマホの操作を知った今では、ガラホの操作は面倒なのだ。記事を深く読むことは無くなり、見出しをざっと読み流すようになる。使用時間を自然と抑えられるのでスマホ中毒の“解毒”には良いかもしれないが、快適にWebページをいつまでも見る、それによって情報を多く得られる、楽しめるという利便性は無い。

 もう一つ、これは盲点だったのだが、外出先で便利なはずの「au Wi-Fi SPOT」に全然つながらない。というのも最近のスマホなら5GHz帯の無線LANスポットにもつながるのだが、SHF31は2.4GHz帯の無線LANにしか対応していない。そのせいでつながらないスポットが多いようだ。

 スマホのテザリングやモバイルWi-Fiルーターが無いなら、外出先ではやっぱりモバイルデータ通信を有効にしたほうが良さそう……。というわけで、夢のパケット定額500円生活のハードルが上がった。

他にもこの1カ月でいろいろ試した。auのスマホ(非VoLTE)のSIMを挿してみると、ちゃんと通信が可能。さらに64GB microSDXCを挿してみた(それもキングストンのUHS-I、スピードクラス3、4K動画撮影可能という高機能過ぎのmicroSD)。……もちろん認識すらしない。ええ、分かってましたが

 カメラも遅い。最近のスマホが早すぎるのだろうが、ピント合わせに、シャッターを切るのに、時間がかかる。フィーチャーフォンと比べれば悪くないんだろうけど……。

 スタミナ以外の良さとしては、「安定感」が◎。「Android OS=不具合頻発」というネガティブなイメージを、Androidスマホを使ったことが無い人(あるいは使っている人もか)は持っているかもしれないが、ほんと使っていて何も起きない。

 筆者の持っているAndroidスマホと比べたらまさに雲泥の差で、勝手に再起動することも、固まることも無い(筆者のスマホではよく起こる。昨年の発売から1年ちょっとだというのに)。発熱もせいぜいが「温かい」程度。小さく片手操作で使えるのは、ラッシュ時の電車内で便利(使うな、という意見もあろうが)だ。しっかり握って操作できる安心感は素晴らしい。

 Android搭載とはいえ、ガラホはやっぱり圧倒的にフィーチャーフォン。スマホのように使うことは期待できないが、フィーチャーフォンの良さはしっかり受け継いでいる。“ガラケー”の良さを理解している人なら、ガラホもちゃんと使いこなせるし、オススメだと言える。


iOSに追いつけ、追い越せ! Androidの「ユーザー補助」機能
「ユーザー補助」設定画面

 これまで「みんなのケータイ」に掲載された記事の中で、個人的に最も役立った回は今年1月23日の「AssistiveTouchで片手操作が快適に!」。iOS端末の「アクセシビリティ」設定を使うことで、物理式ホームボタンの操作を画面タッチで代替したり、ピンチ操作を指1本で行ったりするための方法が解説されていました。

 この回はもう驚きの新事実ばかり。読んだその場で設定を変更し、以後も事あるごとに使うようになりました。では、Android端末にもこういった機能はあるのでしょうか? 今さらではありますが、ちょっと検証してみました。

 isai FLには「ユーザー補助」設定があり、これがiOSの「アクセシビリティ」に相当します。実際に中を覗いてみると、画面表示内容を読み上げてくれる「TalkBack」や、色覚障害をサポートする「色の反転」などが並んでいます。

 個人的に利便性が高いと感じたのは「タッチズーム」。字が小さすぎて見づらかったり、老眼の方にもいいのではないでしょうか。画面をトリプルタップすると、基本的にどんな画面でも表示が拡大します。YouTubeアプリで今まさに動画を再生しててもOK。通知パネルも対象です。

「タッチズーム」の概要
実際にズームしてみたところ。実際にトリプルタップした周辺がズームアップされます。ピンチイン・ピンチアウトでズーム率調整も可能
「Universal Touch」の設定画面。機能をオンにすると、画面右に人型アイコンが常時表示されます

 もう1つ、「Universal Touch」もかなり使い出があります。前出のiOS向け「AssistiveTouch」に似た機能で、画面隅に専用アイコンを常駐させておき、本来であれば物理ボタンで行う操作をタッチパネル上で代替します。

 カスタマイズ性はやや低めですが、例えばスクリーンショットはボタン1タップで撮れます。isai FLでは通常、本体背面の音量ボタンと側面電源ボタンの同時長押しがスクリーンショット撮影になっていますが、Universal Touchなら本体をテーブルの上に置いたままで撮影できます。

アイコンのタップでメニューがポップアップ
ホームボタンのトリプルタップで起動する機能を選べます

 また、Universal Touchでポップアップしたウインドウ上で「C」と手書きすれば電話の発信画面へ、「S」と書けば設定画面へ遷移する機能もあります。

 加えて、あらかじめ設定をしておけば、どんな画面からもホームボタンのトリプルタップでユーザー補助関連の設定画面を呼び出せるようになります。設定によっては、トリプルタップのたびにUniversal Touchアイコンの表示・非表示をトグルすることも可能です。

 Androidのヘルプを見る限り、OSのバージョンアップごとにユーザー補助機能は拡充されている模様。Android 6.0(Marshmallow)時代には、果たしてどんな機能が実現されるのか? 今から楽しみです。


ついにガラホ購入! ただし古いほう……だって安いんだもの
左から機種編前に使っていたPT003、購入したSHF31、何度もここで紹介しているフィーチャーフォンのN-01G、そして4年前発売の早過ぎたガラホ(?)テンキー搭載スマホのIS11SH。もう見た目じゃ何が“新しい”のかさっぱり分からない

 前回までARROWS ケータイ F-05Gをいじっていたが、同様にAndroidを搭載したフィーチャーフォン「AQUOS K SHF31」を購入した。ちょうどauのフィーチャーフォン(ガラケー)が購入から2年経過したのである。

 このタイミングであればVoLTE対応のSHF32を買うのが手筋である。筆者も当たり前のようにそう考えていたのだが、auショップのお姉さんが機種変更ならSHF31のほうが安いですよ、と提案してくれた。

 SHF31はVoLTEには非対応。そのかわり3Gに対応している。他のスペックはOSやCPU、メモリも含めて同じ。そしてお姉さんの言う通り、SHF31は前回購入機種が16カ月以上ならキャンペーンで2万1600円(税込、以下同)の値引追加、実質0円となる。SHF32は実質3万2400円。VoLTEの有無だけでこの差は大き過ぎる。

 通話が多いわけでもなし、SHF31でなーんの問題も無い。うん、考えれば考えるほどSHF31のほうがいい、というわけで古いガラホの購入となった。

 またauのガラホのいいところは、Wi-Fi対応、そしてダブル定額があるということ。ダブル定額は月540~4536円。自宅でWi-Fi、外出先ではau Wi-Fiスポット(アプリ搭載)、そしてスマホやタブレットの余りに余っているパケットをテザリングでガラホにも使えるようにすれば……パケット代・月額540円も夢じゃない! と皮算用。

 が、これは使い始めて2日で破綻(泣)。SHF31のパケット通信量は下限540円の範囲内である10MB以内に収めなければならないのだが、Wi-Fi接続を意識していたにも関わらずたった2日で11MBに……あぅ。

 が、そこはガラホ、Androidだからデータ通信の量もアプリ毎にすぐ確認できる。ブラウザ9MB、auナビウォーク1MBなど。ありゃりゃ自分では大して使ったつもりはなかったが、あっさり10MBオーバーだったのだ。

 しかもこのダブル定額、190MB使うと上限の月4536円に達する急上昇っぷり。2GB使うと通信速度制限が始まる。ここは否も応もなくモバイルデータ通信をオフにする。Wi-Fiが使えれば通信は問題ない。データ通信オフでも通話はできるし。……なにか本末転倒気味だが。

au Wi-Fi接続ツールなど、プリセットアプリ(と言ってもアイコンが並ぶわけではない)が豊富で、auの専用サイトからダウンロードもできる
もっと早くにモバイルデータ通信をオフにしていれば、と思わずにはいられない、アプリ毎の通信量。ただこんな風に手軽にチェックできるのはありがたい

 それにしても姿形はもとより、画面構成だってかなりフィーチャーフォンなのだが、やっていることはスマホと同じ。なかなか“いじりがい”がある。愛着もわく。が、スマホと近いだけに、果たしてこのガラホ、本当に長く使い続けられるのか? と一抹の不安が。なにしろ登場してまだ半年。本当のところはまだ誰も分からない。だけどそこが……また人柱心をくすぐるんだよなぁ。


実は記念撮影との相性抜群!? 起動アプリを制限する「ゲストモード」

 isai FLをはじめとしたLG製端末の多くには「ゲストモード」機能が用意されています。あらかじめ指定したアプリだけを起動・利用できる制限モードのようなもので、ほんの一瞬だけスマホを他人に利用させたい場合などに役立ちます。

ゲストモードの設定画面
ゲストモードで表示するアプリを選択できる

 ゲストモードの設定は、端末の「設定」画面から行います。一番特徴的なのは、ゲストモード起動用の画面ロック解除コードを登録しなければならないこと。通常の画面ロック(スリープ)解除コードが「1234」だったとしたら、さらにもう1つ別のコード、例えば「5678」をゲストモード用に設定するといった格好になります。

 よって、画面ロック解除時にどちらのコードを入力したかでゲストモードが起動するかどうか判定されます。何らかのアプリアイコンをタッチして切り替える訳ではありません。

 ゲストモードの待受画面にはアプリ一覧の呼び出しアイコンがそもそもなく、また通知パネルも表示できません。端末設定も当然呼び出せませんから、Wi-Fiをオン/オフにするにもゲストモードを一旦抜け、通常モードで操作する必要があります。

 ただ、ゲストモードはアプリの起動を制限しているだけで、各個のアプリの内部データは通常モードのものがそのまま継承されます。Android 5.0 Lollipopでは、複数のアカウントを登録してユーザーごとに簡単に切り替える機能があり、例えば仕事とプライベートでGmailアカウントを使い分けたりできますが、それとは根本的に機能が利用感が異なります。

 ですから、ゲストモードでYouTubeアプリを起動すれば閲覧履歴はダダ漏れです。ブラウザーのブックマークもまったく同様。「子供にゲームをやらせるためにゲストモードを使う」というのも事実上無理でしょう。アプリ内購入があるゲームでは特に……。

ゲストモートの呼び出しは、ロック解除画面で通常とは別の番号/パターンを入力することで行う
実際のゲストモード。アプリ一覧の呼び出しボタンがないことにお気付きになるはず

 これの例外中の例外が、端末標準の写真再生・管理アプリ「ギャラリー」です。通常モードで管理している写真は表示されず、ゲストモードで撮影した写真の専用フォルダーのみ、閲覧できるようになっています。

 これを踏まえると、ゲストモードは「第三者にカメラのシャッターを切ってもらう」ためのものと考えるがいいかもしれません。ロックはガッチリかかっていますし、ちょっとしたミスで余計なアイコンをタップする可能性も低くなります。撮られる側・シャッターを切る側ともに、ストレスが減るでしょう。もしかしたら、自撮り棒を持ち歩く必要もなくなるかもしれません?!

ゲストモードで「ギャラリー」アプリを起動したところ。撮影した写真は4枚あるが……
こちらは通常モードにおける「ギャラリー」。通常の写真と区別された「Guest album」フォルダーに4枚保存されていることがわかる

「Quick Charge 2.0」対応の充電器で夏休みを満喫

 「Quick Charge 2.0」という規格はご存じだろうか? 詳しくは本誌「ケータイ用語の基礎知識」での解説記事をご参照いただきたいが、筆者が使用している「isai VL LGV31」をはじめ、最近発売されたスマートフォンの多くがこの規格に対応している。

 元々、microUSBケーブルを使った充電は5V/0.5Aという仕様だったが、バッテリーの大容量化に伴って5V/1Aや5/2A、最近では5V/2.4Aといった電流を増やすことで急速充電を実現していた。これに対し、Quick Charge 2.0では、9V/1.8A、12V/1.35Aといった風に電圧を上げることで、対応端末での急速充電を実現している。ちなみに、ドコモでは「急速充電2」という表現で、この規格をサポートしている。

 キャリア純正品としては、ドコモの「ACアダプタ 05」やauの「共通ACアダプタ05」があるほか、ソフトバンクがSoftBank SELECTIONブランドで対応のACアダプターを販売している。ただ、こうした純正品はいずれもケーブル一体型となっており、いざという時にPCと接続できなかったり、誤差の範囲ではあるが、少しかさばったりと、使い勝手の面ではやや不便なところもある。

 筆者が使用しているエレコムの「MPA-ACUQN000BK」は、ケーブル分離型。電源プラグ部は折りたたんで本体に収納できるので、コンパクトに持ち歩ける。実際のところ、ケーブル分離型であるメリットは他にもある。例えば、泊りがけでの出張時にモバイルバッテリーと併用する場合もmicroUSBケーブルを1本だけ持ち歩けばよいので、カバンの中はすっきりするだろう。

Quick Charge 2.0対応のMPA-ACUQN000BK

 お盆休みや夏休み、この先の秋の行楽シーズンに旅行に出かける方も多いと思うが、気がゆるみまくって就寝中に充電するのを忘れ、目が覚めてアタフタ、なんてこともある。そんな時でもQuick Charge 2.0対応アダプターがあれば、以前よりも短時間で充電できるので、ゆるい生活を満喫できるだろう。

 「Quick Charge 2.0」もしくは「急速充電2」に対応したスマートフォンをお使いで、これからACアダプターを購入しようと考えている方は、ぜひ同規格への対応の有無を確認いただきたい。


Nexusユーザーも羨む? 簡易マルチウインドウ機能「Qスライド」

 isai FL LGL24のAndroid 5.0バージョンアップ方針が発表されてから早2カ月。残り少ないであろう(?)4.4.2時代を精一杯満喫すべく、最近は「isai FLでできて、GoogleのNexusでは(標準で)できないこと」を追求する日が続いてます。以前、「アプリ一覧の並べ替え」と「デュアルウィンドウ」について書きましたが、今回は「Qスライド」に注目してみました。

「Qスライド」で電卓アプリを表示したところ
こちらは電話アプリ

 「Qスライド」は、言わば「簡易マルチウインドウ」機能です。電話、カレンダー、電卓、Eメール、動画、インターネット、ファイルマネージャーの標準7アプリの利用中に専用アイコンをタップすると、アプリがミニウインドウ化します。

 ただ、個人的にはもう1つの機能呼び出し法のほうが重宝しています。例えば、Chrome(ブラウザー)アプリで旅行サイトを閲覧中に、交通費やらホテル代の消費税、観光施設の入場チケット代を積算したいとします。当然電卓の出番となりますが、ホーム画面に戻ってアプリの一覧から電卓を探すのは意外と面倒です。

 そこで、通知パネルの「Qスライド」をオンにします。すると、その直下にQスライドアプリの一覧が出ます。今回の例でいきますと、電卓アプリをタップすれば、Chromeアプリを表示中に電卓が出てくれるという訳です。

通知パネルからもQスライドを起動可能
対応アプリ一覧。並び順も変えられます

 同じような例でいくと、電話のQスライドアプリも便利です。病院や飲食店のサイトを見ていると、たまに電話番号の表示部分が画像化されていて、タップ(発信)できないようになっていることがありますよね? その場合はやはりQスライドで電話アプリを呼び出し、それを見ながら番号を手押しすればOK。スマートさにはやや欠けますが、やっぱりあると便利なのです。

 Qスライドで呼び出したミニウインドウについては、配置を任意にずらせますし、多少のリサイズも可能です。また、スライドバーを動かせば透明度が変えられますので、ウインドウの下に隠れた文字を、ウインドウを動かさずに視認できます。

 以前紹介したデュアルウインドウは、特定アプリ同士での組み合わせでしか動作しません(ChromeとYouTube、ギャラリーとLINEなど)。これに対し、Qスライドのミニウインドウはアプリ依存が事実上ないので、他社の電子書籍アプリを利用しながらQスライドで動画を再生することすらできます。

ウインドウのサイズや位置はドラッグ操作で変更可能
透明度変更はスライドバーで行う

auは2015年夏モデルから「データお預かり」でデータ移行
2014年夏モデルのAQUOS SERIE SHL25(右)を2015年夏モデルのAQUOS SERIE SHV32(左)に機種変更

 各社の夏モデルもひと通り出揃い、このタイミングで機種変更の時期を迎えた人はおそらく手続きを済ませたはず。ボク自身もメインで利用しているNTTドコモ、au、ソフトバンクの機種は機種変更を済ませ、その他に興味があったり、仕事的に機種変更しなきゃいけないものも順次、機種変更をしている。毎シーズンのことながら、出費がイタい。

 機種変更をしてみると、いろんなことがわかるもので、今夏も「そういや、そうでしたね」って思ったことがひとつあったので、今回はその話を……。

 機種変更をするとき、大事なのが電話帳(連絡先)やメールデータの引き継ぎ。ケータイ時代は赤外線通信が活躍していたけど、スマートフォンになってからはアプリもあるし、連絡先などは「Gmailの連絡先を同期するから、何もしないよ」なんていう人もいる。メールもGmailについては、同じGoogleアカウントを設定するだけなので、何もしないけど、キャリアメールについてはちょっと各社で事情が異なる。

 NTTドコモについてはご存知の通り、クラウドベースのドコモメールに移行し、ローカルに保存されているメールもクラウドにアップロードできるようになったので、ドコモメール対応機種であれば、機種変更をしてもそのまま、クラウドに保存されているメールデータを継続利用できる。最近ではフォルダへの振分け条件もクラウドで管理されるようになり、かなり扱いやすくなった。

2015年春モデル以前に提供されている「auバックアップアプリ」。アドレス帳やメール、ブックマークなどのデータをmicroSDメモリーカードにバックアップ可能

 これに対し、ちょっと面倒なのがauやソフトバンク。いずれも元の機種でmicroSDカードなどにメールデータをバックアップし、新しい機種で復元するという手続きをする。auの「Eメール」、ソフトバンクの「SoftBankメール」のアプリで、いずれもバックアップと復元ができるんだけど、auの場合、これとは別に従来から「auバックアップアプリ」というアプリを提供していて、メールだけでなく、アドレス帳やブックマーク、設定などもバックアップして、機種変更後に新しい機種に簡単に復元できた。

 ところが、auは2015年夏モデル向けでは「auバックアップアプリ」が提供されなくなっており、au Marketからもダウンロードできなくなっている。つまり、前の機種でmicroSDメモリーカードにバックアップしておいたけど、機種変更後に復元する術がない?

 なぜ、こんなことになっているのかというと、auが今夏からバックアップアプリの環境を「データお預かりアプリ」に移行しているためだ。「じゃあ、前の機種で、データお預かりアプリをダウンロードして、バックアップし直さなきゃいけないの?」って考えてしまいそうだけど、実はauバックアップアプリでバックアップしたデータは、データお預かりアプリでも扱えるとのこと。

2015年夏モデルから提供されている「データお預かりアプリ」。こちらもアドレス帳やメールなどのデータをバックアップ可能。バックアップ先はmicroSDメモリーカードだけでなく、auスマートパスサーバーも利用できる。従来のauバックアップアプリでバックアップしたデータも復元可能
データお預かりアプリは従来のauバックアップアプリでバックアップしたデータも復元可能

 このデータお預かりアプリについては、本誌でも4月に記事を掲載していたんだけど、すっかり忘れていて、機種変更を済ませた後、「あれ~? 新機種でauバックアップアプリがダウンロードできないじゃん!」って困ってたら、ネットで検索して、「そういや、そうでしたね」と思い出した次第。

 とりあえず、データは無事に移行できたんだけど、欲を言えば、auにはもうちょっと配慮が欲しかったところ。なぜなら、auバックアップアプリの後継として、データお預かりアプリが提供されていることはまだ周知されていないし、auショップでも告知されていない。2015年夏モデルから環境が置き換わるなら、夏モデルのパッケージに告知の紙を一枚入れるとか、2015年夏モデルの初期設定画面で表示するとか、従来のauバックアップアプリの画面に「2015年夏モデル以降は『データお預かりアプリ』に移行するよ」なんて表示してくれるとか、もうひと押しの周知が欲しかった気がします。ボクらは頻繁に機種変更するからいいけど、普通のユーザーは2年に一回くらいのペースなんだから、もうちょっとストレスなく機種変更できるように、しっかりと情報提供をお願いしたいところです。

SIMフリー版iPad Air 2でmineoのSIMカードがちゃんと動いてます。そこそこパフォーマンスも出てます

 ところで、まったくの余談ですが、今回の原稿は当初、本誌の「au網のMVNOでもiPhoneが使える? IIJの報告に他社MVNOは」を受けて、「SIMフリー版iPad Air 2でmineoのSIMカードが使えた!」って話を準備していたのですが、そのネタは昨日、白根雅彦氏が書いてしまったので、急遽、ネタの変更をしました(笑)。まだ数日しか使ってませんけど、SIMフリー版iPad Air 2でmineoのSIMカードはちゃんと動いてますよ。わりと調子いいので、しばらくはこの環境で使い続けてみようかな。


スマートウォッチ度は低いけど一番長続きしてるEDIFICE

 最近、発表会などのイベントに顔を出すと、Apple Watchをはじめとするスマートウォッチを身に着けた記者に囲まれることになる。筆者もあれこれ試してきたが、どうも長続きしない。やはり日々の充電が面倒くさいのだ。スマホの充電ですら面倒なのに。

 振り返ると、しばらくは頑張ってみるのだが、出張の予定が入ると、そこで着用終了。本来は出張なんかの際にいろいろと通知してくれて便利なはずなのだが、充電環境一式を持ち歩くのが億劫で、続かなくなってしまうのだ。ちなみに、クアルコムの「Toq」については1週間ほど電池がもつので、一時期は海外出張の際に身に着けていたが、日本語への対応が不十分なため、長続きしなかった。

EDIFICE EQB-510

 そんな筆者が今、身に着けているのがカシオの「EDIFICE EQB-510」である。昨年、EQB-500のファーストインプレッションを書いたが、それをさらにシンプルに腕時計らしくしたモデルと言えばいいだろうか。メールの着信通知などの機能も省略され、スマートウォッチと呼べない部類の腕時計だが、Bluetoothでスマートフォンと繋がる。

 繋がって何が嬉しいのかというと、ホームタイムやワールドタイムの時刻設定をスマートフォンから行えるという一点に尽きる。ホームタイムについては何も考えなくてもスマートフォンの時刻に合うし、ワールドタイムも世界地図から都市を選択して簡単に設定できる。面倒なサマータイムの設定も自動。

リュウズをいじらなくても各種設定をスマホから思いのままに

 このほか、アラームの設定をスマートフォンから行ったり、時計側のボタン操作でスマートフォンの音を鳴らして探索したりする機能も用意されているが、普段使いの上では連携している意味は薄い。

 それでもEQB-510の着用が続くのは、デザインや機能の面で腕時計としての価値が高いからだろう。ソーラー充電なので電池の心配も不要だし、10気圧防水でタフという部分は、雑な筆者にとっては非常にありがたいところでもある。EQB-510に代わって長く着用できるスマートウォッチの登場に期待したいが、今のところ、強力なライバルは現れていない。


端末ごとに意外と違う? アプリの並べ替え&非表示機能

 iOSとAndroidの違いはいろいろありますが、個人的には「アプリ一覧の見せ方」は特に顕著な部分だと感じています。iOSであれば、端末スリープ解除後すぐに表示される「ホーム画面」に、全アプリが並んでいます。対して、(大半の)Android端末のホーム画面には必ずしも全アプリが並ぶのではなく、アプリのショートカット、あるいはウィジェットを任意に配置できるようになっています。全アプリの一覧は、ホーム画面の下の階層にあたる「メインメニュー」で見ることになります。

おなじみの「ホーム画面」
対して、全アプリが並ぶ「メインメニュー」。今回のお題はこちらです

 isai FLのホーム画面およびメインメニュー仕様も基本的にはこれに準じています。ただ、さすがに素のAndroidとは違って、多少のカスタマイズができるようになっています。特にメインメニューのほうですね。右上のボタンをタップすると、いくつかの設定項目が並んでいます。

 利便性が高いのは、何といっても「アプリの整列」。これがないとiOS風のアプリ任意並べ替えができません。ここで「ユーザー設定」を選んだ状態で、なおかつ別メニューの「アプリの編集/削除」を実行すると、並べ替えられます。そういえば、Nexus 6(Lollipop環境)でもアプリ一覧の並べ替えはできないようでした。これはやっぱりGoogleの開発哲学なんでしょうねぇ……。「アプリの整理はあくまでもホーム画面でやってね」という。

メインメニューの設定項目
「ユーザー設定」が選べる有り難さ!

 isai FLでは、アプリ整理用のフォルダーは、ホーム画面だけでなく、メインメニュー内にも作れます。ここでフォルダー名と一緒に背景色を変更できるのもちょっと変わったポイントですね。

 そしてもう1つ、地味ながら重宝するのが「アプリの非表示/表示」です。アプリをアンインストールするのではなく、あくまでもメインメニューから一時的に非表示にするだけ。チェックボックスをオン/オフするだけで切り替えられます。

非表示アプリを選んでいるところ。一度非表示にしたアプリも、この設定を行っているときは再表示されるのでご安心を

 何故この機能が便利かというと……それはもう「アンインストールできないシステムアプリを一覧から消せる」ということに尽きます。ご存じのように、キャリア系のAndroid端末は出荷時に結構な数のアプリがプリインストールされており、しかも削除できないように設定されているケースが多々あります。

 開発者の方には申し訳ありませんが、そのアプリの中には絶対使わないと断言できるものも幾つかある訳です。本音として、こういったアプリは削除したいですが、しかし技術的・商業的な理由から難しい場合もあるでしょう。そんな中で、アプリの非表示機能は妥協の産物なのかも知れませんが、あってありがたい機能ですね。


Apple WatchのためのSIMフリー版iPhone

 前回のエントリーでは中国・北京に行ったとき、ZenFone 2のデュアルSIMが便利だったという話を書いたけど、このとき、もうひとつ悩んだのがApple Watch。実は、本誌でもおなじみの石川温氏、白根雅彦氏といっしょに、『できるApple Watch スタート→活用 完全ガイド』を執筆したこともあって、4月の発売以来、Apple Watchを使い続けている。

 これまでウェアラブル端末やスマートウォッチを購入し、いくつか試してみたんだけど、どうも長続きしなかったというのが正直なところ。ボク自身が元々、腕時計をそれなりに好きというのもあってか、結局、数週間で普通の腕時計に戻ってしまう。左手に腕時計、右手にウェアラブル端末を着けてみたり、すずまりさんほどではないものの、片手に複数のウェアラブル端末を着けてみたりもしたけど、どうもしっくり来ず、どの製品も1~2週間程度で飽きてしまった。

 ところが、Apple Watchについては、書籍を執筆したのもあるけど、結構、長続きしている。質感やフィット感もいいし、通知が便利だし(他機種もできるけど)、身に着けていて、そこそこ話題性もあるので、約2カ月近く使い続けられている。特に、アクティビティについては、外出時のログを継続的に記録しているので、何となく「使い続けないと!」と思ってしまう。さすがに、ランニングまではやらないけどね(笑)。

 話題性については、ボクの周辺は業界の人が多いので、あまり珍しくないけど、街中でご飯を食べたり、飲みに行ったりすると、店員さんに「あ、それ、アップルのアレですよね」と声をかけられることが何度となくあった。ちょうど旬の時期だったのもあるけど、見知らぬ人からも言われてしまうあたりは、さすがApple Watchという感じ。

 そんなApple Watchだけど、ボク自身の特殊な環境もあって、「さて、どうしたものか」と悩んでしまうことが起きた。実は、ボクは「できるポケット iPhone 6 基本&活用ワザ100」「できるポケット 6 Plus 基本&活用ワザ100」を各キャリア別に執筆したこともあって、NTTドコモ、au、ソフトバンクのiPhone 6 Plusをそれぞれ契約し、現在でも3台(3回線)を保持し続けている。「iPhone、3つも持って、どうすんだよ」と言われそうだけど、Apple Watchを使いはじめるまでは、それこそ「今日はドコモ」「今夜はソフトバンク」「出張はau」くらいの勢いで、その日の気分で自由に使い分けていた。ところが、Apple Watchは1台のiPhoneとペアで使うことになるため、いずれかのiPhone 6 Plusを選ばなければいけない。しかたなく、もっとも利用頻度が高く、エリア的な広さも実感できているau版とペアリングすることにした。

 とりあえず、3社の内、1台のiPhoneを選ぶことはできたけど、ちょっと悩んだのが海外での利用をどうするか。もちろん、国際ローミングで使うのも手だけど、iPhoneはプリペイドのSIMカードを入手しやすいわけで、SIMカードを変えてもApple Watchとのペアリングは変わらない。じゃあ、いっそのこと、iPhoneをSIMフリーにすればいいじゃないか。

 ということで、結局、au版iPhone 6 Plusの内容を丸ごとバックアップし、その内容をSIMフリー版iPhone 6 Plusに復元して、渡航先ではプリペイドSIMカードを購入し、差し替えて使うことにした。その初めての渡航が冒頭で触れた中国・北京だったというわけ。北京では前回も取り上げた中国聯通香港(チャイナユニコム香港)が販売するプリペイドSIMカード「跨境王(Cross Border King Dual-Number Prepaid SIM)」を使い、無事に北京滞在中もApple Watchと連携して、使うことができた。

 続いて、6月はアップルのWWDCの取材でアメリカ・サンフランシスコに出かけたけど、このときはT-Mobileの「SIM STARTER KIT」を入手していたので、これを開通させて、使ってみた。「アメリカ放題」が使えるソフトバンクのiPhone 6 PlusのSIMカードを抜いて、使ったりもしたけど、せっかくT-Mobileを開通させたばかりなので、今回はT-Mobileを使うことにした。帰国便に搭乗後、機内で元のauのSIMカード(au ICカード)に戻し、着陸後に機内モードを解除すると、何事もなかったようにauのネットワークをつかんだ。

Apple Watchのために、iPhone 6 PlusをSIMロックフリー版に切り替え。T-Mobileの「SIM STARTER KIT」は日本にいてもパソコンからアクティベーションが可能。現地に入り、au ICカードを差し替えれば、すぐに接続できた
iPhoneのキャリアの設定は「T-Mobile」に。左上のアンテナピクトは1つしか立ってないけど、ちゃんとLTE接続

 発端はApple Watchを渡航先でも使いたいという考えだったけど、SIMフリー版iPhoneを選び、国内では国内キャリアのSIMカード、海外では渡航先のプリペイドSIMカードを挿して使うという環境の便利さを再認識できた。もちろん、国内キャリアのSIMカードを抜いてしまうと、渡航中に国内の電話番号での着信が受けられないので、別途、デュアルSIM対応端末を使ったり、他の端末を用意する必要があるけど、次期iPhoneではSIMロック解除義務化の恩恵も受けられるはずなので、こういう使い方をする人が増えるかもしれませんね。

せっかくなので、ソフトバンクのiPhone 6 PlusのSIMカードを挿してみたところ、「アメリカ放題」のメッセージが送られてきた。次回はこっちをメインに使おうかな?
WWDC 2015が開催されたアメリカ・サンフランシスコのMoscone Center
メッセージアプリには挿したSIMカードの携帯電話事業者などから送られてきたSMSが並ぶ。今のところ、中国語と英語のみだけど、今後、あちこち行くと、いろんな言語が増えて、面白いかも
日本に帰国して、au ICカードを挿せば、元通り。当然のことながら、auのEメールなどの設定もそのままなので、安心して使える

スマホ+アクションカムは意外に使える取材ツール
ICレコーダーと一緒に持ち歩いているアクションカム「HDR-AZ1」(右)

 取材のお供として欠かせないのがICレコーダー。最近はスマートフォンでも事足りるという話もあるが、録音中に電話がかかってくると停止するなど、仕事で使うにはやや心もとないので、結局、専用機を持ち歩いている。

 そんなICレコーダーとともに最近持ち歩くようになったのが、ソニーのアクションカム「HDR-AZ1」である。

 開発者インタビューなどでは、「ここの部分がですね」といったような言い回しが登場することが多く、後から聞き返した際には前後の文脈やおぼろげな記憶を頼りに「ここ」を特定する作業が必要になる。で、やっぱり動画で残しておこう、と思った次第だ。

 だったら、普通のビデオカメラでもいいんじゃない? 取材ツールになぜアクションカム? と言われるかもしれないが、これが結構いい。

microUSBで給電可能

 まず小さい。ICレコーダーと並べてみても大差ないサイズ感と重さ。そして、「PlayMemories Mobile」というアプリを使えば、Wi-Fi経由でスマートフォンで映像をモニタリングでき、画角の調整などが行える。また、広角撮影が可能なところも会議室取材などでは都合がいい。最後にmicroUSBでの給電が可能なので、スマートフォンと同じモバイルバッテリーが使えるというのもメリットの一つだ。

 最後の給電機能については少し補足が必要で、5V/1.5Aでの入力が要求されるため、タブレット対応など高出力のモバイルバッテリーが必要となる。また、それだけ電流が流れるということは、発熱もそれなりにあり、炎天下の屋外での使用には向かない。筆者としては、エアコンの効いた屋内での取材を想定しているので、特に支障はない。もっとも、たいていの取材は1時間程度で終わるので、内蔵バッテリーだけでも十分だ。

 主にアウトドアスポーツでの利用が想定されているジャンルの製品ではあるが、アイデア一つで活用シーンは広がるもの。インドア派のビジネスパーソンにもオススメだ。

広角なので、会議室での取材向き
スマホでモニタリングするとこうなる

緊急時の情報収集手段としてのワンセグ/フルセグ機能

 5月下旬、筆者が住む関東圏では比較的大きな地震が2回ありました。そのうち1回は緊急地震速報が鳴りまして、結構焦りました。というのも、地震速報を受信した時にいた場所が高層ビルの22階。そこまでの高所で、あの例の警報音を聞いたのは生涯初だったのです。

isai FL用の外部アンテナ
外部アンテナをイヤホン端子に接続した状態

 その地震の実害と言えば、地震発生直後の数分間だけエレベーターが運行停止状態になってしまったことぐらい。一方で、「いる場所によっても地震との向き合い方がここまで変わるとは」と、反省することしきりでした。

 思い返せば2011年3月11日の夜。私は都内の帰宅困難者の1人でした。電話がまともに通じず、慣れない道をひたすら歩く中、たまたま持っていた携帯ラジオから聞こえるニュースがどれほど心強かったことか。それ以来、外出するときはほぼ必ずラジオ、ないしそれに類する放送受信環境を持ち歩くように努めています。

 ただ現実問題として、災害対策のためだけに単体ラジオを持ち歩くのは難しいでしょう。であるならば、やはり“ワンセグ”を活用するのが無難です。

 isai FLでワンセグを視聴するには、添付の外部アンテナケーブルをイヤホン端子に接続します。LG製に限らず、最近のワンセグ対応スマホは、ほぼすべて外部アンテナ式になっているようですね。

 前機種のisai(LGL22)とうって変わって、isai FLはフルセグにも対応しています。テレビ視聴用アプリにはワンセグ/フルセグを切り替えるためのボタンがあり、設定値は自動・フルセグ・ワンセグの3種類から選べます。

ワンセグ/フルセグの視聴画面。視聴中はスクリーンショット撮影できないので、普通のデジカメで撮影ました
アンテナをイヤホン端子に挿した状態でも、音声のスピーカー出力が可能

 WQHD(2560×1440ドット)のディスプレイにQVGA(320×240ドット)のワンセグを表示するのは画質面でかなり厳しいですが、それでも音声が聞けることの意義は大いにあると思います。テレビ放送の画面を見ずに音声だけ聞いても、意外と内容は伝わるものです。

 便利なことに、テレビ視聴用アプリを終了させなければ、画面をオフ(スリープ状態)にしても音声出力は継続されるようになっています。歩きながらイヤホンで音声を聞き、必要なときだけ画面を注視するという運用も十分可能でしょう。

 今回試してみたところ、電波が非常に良好な屋外などであれば、外部アンテナケーブルを接続しなくても辛うじてワンセグ視聴できました。少なくとも「アンテナがないとテレビ機能が絶対に立ち上がらない」という制限はかけられていませんので、諦める前にまず試してみてください。

 なお、緊急地震速報の受信もisai FLならバッチリ。他のau製Androidスマホ同様、「au災害対策」アプリがプリインストールされています。これまでに受信した緊急地震速報の確認や、災害伝言板などもこのアプリから行えます。

「au災害対策」アプリ。災害伝言板機能なども用意されている
これまでに受信した緊急地震速報のリストも

 外部アンテナ式のワンセグは、内蔵アンテナ式の端末に比べて視聴のハードルが若干高くなりました。ただ、よくよく考えてみるとアンテナケーブルはそれほど重いものではなく、かさばりません。モバイルバッテリーやイヤホンの収納袋に忍ばせておくと、グッと安心感が増すのではないでしょうか? 職場に予備を置いておくのもいいかもしれません。

 そうそう、6月4日にauが発表したAndroid 5.0バージョンアップ予定機種リストにisai FLが含まれていました! いやー、これでまた楽しみが1つ増えました。公開され次第、試してみる予定ですのでご期待ください。


Galaxy S6 edgeを片手に新茶を買いに行く

 夏の足音が聞こえてくるこの季節。少し前から新茶が出回り始めています。新茶といっても日本茶、中国茶、紅茶などなどいろいろと種類はありますが、急須で淹れて飲むのもので身近なのはやはり日本茶なはず。ただ、皆さんは日本茶の茶葉(ティーバッグではない)をどんなところで買っていますか? 私は、毎年足を運ぶお茶屋さんが、ビルの建て替えを機に移転していて、別の店を探すことになりました。その一つが、蔵前にあるNAKAMURA TEA LIFE STOREです。

 NAKAMURA TEA LIFE STOREは、静岡県藤枝市で100年間お茶を作り続けている茶農家の中村亘さんが、今年1月にオープンした店で、「“いつ、どこで、誰が、どうやって作ったかが分かるお茶”をお届けする」を標榜し(詳しくはこちら)、すべての茶葉に、収穫日、収穫場所、栽培担当者、栽培方法が記載して販売しています。もちろん無農薬有機栽培農法で、安心してお茶を楽しむことができます。お店の名前が、TEA STOREではなく、TEA LIFE STOREなんです。茶葉を急須に淹れた生活を楽しんでほしいとの思いが込められているそうです。

 そんなNAKAMURA TEA LIFE STOREに行った時の様子を、Galaxy S6のカメラで撮ってきました。まず店の外観。

お店の外観

 こんな風にレンガ造りの建物で、のれんが特徴です。この写真の左側のほうで映っていないところに小学校があります。そういうことを言葉で説明しないように済ますためには、パノラマモードで撮っておくといいでしょう。道の反対側には、蔵前小学校があります。

蔵前小学校

 ちなみに場所の説明をする際は、こうして周辺の状況も含めて撮っておくほうがわかりやすいのは言わずもがな。ただ、そうした説明を抜きにして、この店の外観の雰囲気だけを強調したいときには、こんな感じで撮ったほうがSNSなどではウケるでしょう。

雰囲気のある外観写真

 このようなとき、スマホを取り出してすぐに写真を撮りたいと思うはず。Galaxy S6は、ホームボタンを素早く二度押すと、ロック状態でもカメラが起動して直ぐに写真を撮ることができます。ただ、これをオンにしておくと、かばんの中などで勝手にカメラが起動してしまうこともあります。電池の持続時間を気にしたい方は、この機能をオフにしておくと良いでしょう。

店内の様子

 次に店内です。実際に行っていただくとわかるのですが、店内は夕方になると割に暗いです。この写真を撮るためにカメラを起動したところ、想像以上に明るいのが不思議な感じでした。後でサムスンの方に聞いてみると、プレビューで見たままの写真が撮れるように開発したとのこと。確かに「撮った後に加工もして楽しめる」よりも、「撮っているときが楽しい」ほうがスマホのカメラっぽい使い方なのかな、と思います。「撮った後に加工もして楽しめる」は、フィルムカメラから引き継いでいるカメラで撮影し、写真を楽しみというスタイル。「撮っているときが楽しい」とは、スマホによるイメージング体験。似ているようですが撮っているときを中心にコミュニケーションが行われ、感情がピークになる感じは、スマホならではなのかもしれません。

 店に足を運ぶと、店の方がお茶を淹れてくれて、テイスティングをしながら茶葉を選ぶことができます。今年の産地の様子、茶葉を作るときのお話、茶葉の特徴などなど。こうしたやり取りをしながら自分の好みを見つけていくのは楽しいひとときです。その記憶を写真に残しておくと、ちょっとした思い出になるでしょう。ただ、写真を撮ることに意識が向かい過ぎるのもほどほどに。会話や時間の流れも大切にしたいと私は思います。

 今年は、良い天気が続き、夜になると気温が下がったため、製茶には理想的な気候だったとか。寒暖の差が多いほうが、味に深みが出るそうです。お茶の種類によって茶葉のできあがり(具体的には色味や艶など)が異なりますし、淹れた時のお茶の水色も異なります。また茶がらを見ると、どんな風に作っていたかも想像ができます。

 そんなやり取りをひと通りした後、お店の西形圭吾さんと記念写真を撮らせてもらいました。なんとインカメラでは自動的に美肌モードが起動するので、ご覧のとおりファンデーションを塗ったような顔に。まぁ、ちょっと若く見えるということは、ありがたいことかもしれません。

美肌モードでツヤツヤに

NAKAMURA TEA LIFE STORE

住所:東京都台東区蔵前4-20-4
電話番号:03-5843-8744
営業時間:12時~19時
休日:月曜日
http://www.tea-nakamura.com/

Fx0のAPN設定対応を機にSIMをUQ mobileに交換

 Firefox OS搭載のFx0に、発売後初となるアップデートが実施されました。OSのバージョン自体は変わりませんが、今回のアップデートでは不具合修正のほか、新たにAPN設定ができるようになりました。

 これまでもAPNの設定変更自体は、コマンド入力による隠しメニュー経由では可能でしたが、今回のアップデートでは環境設定メニューに「APN設定」が追加され、公式にAPNの設定ができるようになりました。これに伴い、au系のMVNOであるmineo、UQ mobileともに、動作確認端末としてFx0を掲載しています。

 2つのau系MVNOですが、どちらも料金プランは3GB、980円でほぼ横並びなものの、mineoは最低利用期間として12カ月間が設定されており、期間内に解約すると解約精算金1万260円が発生します(mineoユーザーサポート|よくあるご質問|サービス検討中のお客様 基本サービスに関するよくあるご質問|最低利用期間はありますか?)。

 一方、UQ mobileにも音声通話には最低利用期間が定められているものの、データ通信のみであれば最低利用期間がありません(料金プラン・サービス|格安スマホ・格安SIMのUQ mobile)。

UQ mobileから届いたSIM一式

 料金も手軽で、Fx0ではそもそもさほど大量のデータ通信をしていないこともあり、今回はau本回線をMVNOに変更して経費節約できないかというテストの意味も込めて、UQ mobileを契約してみました。

 UQ mobileの契約はWebサイトから申し込めるほか、家電量販店などのUQ mobile販売店舗では即時開通でその日から利用できます。急ぎの人は近隣の店舗を探すといいでしょう。今回はそこまで急ぎではなかったこともありUQ mobileから申し込み。免許証などの本人確認データアップロードも追えて申し込み翌日には発送の通知が届き、申し込みから2日後には手元にUQ mobileのSIMカードが一式届きました。

設定はデータ通信だけでなくA-GPSやテザリングも変更必須

 さっそくSIMカードを装着して添付資料の通りデータ通信設定を入れ替え……、たものの、SIMは認識してアンテナピクトも表示されているものの一向に通信できず。おかしいなと思いUQ mobileの動作確認端末一覧を見たところ、データ通信設定だけでなくA-GPS設定やテザリング設定の変更も必要とのことで、これらの設定もすべて入力したところ無事通信できるようになりました。

 なお、Fx0の料金プランは2GBで3800円から。一方のUQ mobileは3GBでデータ通信のみが980円、音声通話付きでも1680円と半額以下での運用が可能。契約解除料として9500円がかかりますが、差額を考えると5カ月で十分元が取れる計算に。もちろんMVNOはキャリアのような手厚いサポートは望めませんが、費用感だけでみるとMVNOに本格移行しても十分にメリットがありそうです。


Androidでハイレゾ、2015年5月版

 「isaiでハイレゾ音源を楽しむ」と題した記事を本コーナーに掲載したのが2013年12月。その後、日沼氏が2014年1月2014年12月に本コーナーでAndroid端末におけるハイレゾ音源の再生の模様を書いている。ニュース記事では、2014年9月に「ドコモの2014年冬春モデルがハイレゾオーディオに対応」という内容で、ドコモが一斉に対応を開始したことを報じている。他のキャリアのラインナップでも概ねこの頃からハイレゾ対応がうたわれはじめたのではないだろうか。

 最近になって発売されるヘッドホンやイヤホンで、少しでも拘った製品なら間違いなく「ハイレゾ対応」とアピールされている。据え置きのスピーカーやアンプと比べれば絶対的な投資額は少なくて済むのと、非常に多くの製品が発売されているので、自分のペースで手軽に“こだわりの趣味”が始められるのも人気の要因だろうか。

 筆者は先日、秋葉原にあるイヤホン・ヘッドホン専門店の「eイヤホン」を休日に訪れてみたのだが、静かなビルの出入口から一転、店内はオーディオ系の店舗とは思えない若い世代の男女でごった返しており、その熱気に驚かされた。「ヘッドホン祭」などのイベントで、若い世代を中心にポータブルオーディオの世界が盛り上がりを見せいているのは実感していたが、活気のある販売店の現場を目の当たりにして、「イベントじゃないけど盛り上がってる!」と人気を改めて実感した次第だ。

 筆者はこの日訪れた「eイヤホン」で、気になっていたFURUTECHのヘッドホン変換プラグ「F63-S(R)」を購入してみた。ステレオミニを標準プラグに変換するもので、ロジウムメッキ処理と、-196度という超低温処理+特殊電磁界処理が施されている。

オーディオテクニカから発売された待望のオーディオ的USB-OTGケーブル。アダプタータイプの「AT-EUS1000hc」

 さて、今回の話の核になるのは、オーディオテクニカから発売された、USB-OTGケーブルだ。オーディオ用ケーブルとしてアプローチしているUSBケーブルのシリーズ(AV Watchのニュース記事)で、5月22日に発売されており、筆者は既存のUSBケーブルを活用できるアダプタータイプの「AT-EUS1000hc」を購入した。

 「AT-EUS1000hc」は片方がmicroUSB、片方がUSB Aタイプのメスで、長さは13cm。普通に考えると地味な見た目なのだが、筆者的には“待望の製品”なのである。

「USB Audio Player PRO」。最近になってAndroid 5.0世代のマテリアルデザインに様変わりした

 前述の、キャリアやメーカーがハイレゾ対応をうたうAndroidスマートフォン“ではない”場合でも、別途USB接続のDAC(兼アンプ)を用意することで、バッチリとハイレゾ音源を再生できる方法がある。それが、「USB Audio Player PRO」というアプリを使う方法で、その筋では定番となっているアプリだ。本コーナーでも2014年12月に日沼氏が記事にしている。アプリは975円と安くはないが、動作を確認できる試用版が用意されている。

 「USB Audio Player PRO」を使う基本的な条件は、OSがAndroid 4.0以上で、端末がUSB-OTG対応であること。USB-OTG(On-The-Go)とは、平たく言うとUSBメモリやUSBキーボード・マウスといった機器を接続して利用できる機能だ。USB-OTGケーブルは内部の結線が一部違うため、USB-OTG対応を明確にうたうケーブルが必要になる。

 「USB Audio Player PRO」を使い、外部のUSB接続のDACにデジタルでデータを主力してハイレゾ音源の再生を楽しむ、という一連の仕組みや環境において、最もネックだったのは、オーディオ的アプローチで製作されたUSB-OTGケーブルが存在していなかったことだ。自作や自作代行、個人制作による販売という意味では存在しているが、企業が全国に流通させるような製品では存在していなかったのだ。

最新モデルではないAndroidスマートフォンがハイレゾプレーヤー(トランスポート)になる接続例。DAC兼アンプ(黒い箱)はもっと小型のものがたくさんある。ステレオミニプラグの先の変換プラグは前述のFURUTECHの「F63-S(R)」だ

 その最後のピースを埋めるのが、前述のオーディオテクニカの「AT-EUS1000hc」で、音質重視をうたう高純度無酸素銅の導体やシールド、金メッキの接点が特徴だ。これまでの、「イヤホンやDAC、USBケーブルは気張って選んだのに、USB-OTGケーブルはなんでこんなのしかないの……」という“こだわりきれない悔しさ”がやっと解消されるのだ。量販店などでスマートフォンのアクセサリーコーナーに売っているごく普通のUSB-OTG対応の変換ケーブルと音を比較すると、その差はわずかだが(笑)、綺羅びやかに拡張されるのではなく、中・高音域が整理された、見通しよく落ち着いて聴ける音というのが第一印象だ。USB-OTGケーブルが最後のピースだという、こだわりをこじらせている人はチェックしてみてはいかがだろうか。


悩めるパパの強い味方「デジタルまいごひも」

 4月にちょっと気になるスマホ用アクセサリーが発表された。キングジムの「デジタルまいごひも」である。ちょっと目を離すと、どこに行ったか分からなくなる小2男子の父親として、これは気になる。というわけで、5月15日に発売されたばかりの同製品を我がisai VL LGV31との組み合わせで試してみた。

 デバイスとしては、いわゆる“Bluetoothタグ”と基本的な部分は同じである。これまで発売されたBluetoothタグのほとんどが物に取り付けて紛失や盗難を抑制しようというコンセプトだったのに対し、「デジタルまいごひも」の場合は、ひと時も目が離せない、アクティブシニアならぬアクティブジュニアに身に着けさせることで迷子になるのを抑制しようという狙いである。

起動画面(機能説明)
近くにいる場合
少し離れた場合
Bluetooth圏外になった場合
設定画面

 まさに発想の転換。似たようなアイデアはNTTドコモの「ドコッチ」でも採用されているが、その簡易版とでも言えばよいだろうか。Bluetoothの圏外になった際に、親のスマホと「デジタルまいごひも」の双方で警告音を鳴らしてくれる。

 で、実際どうなのかというと、時折すぐ隣にいるのに警告音が鳴る場合もあるものの、概ね期待通りの振る舞いで迷子を抑制できそうだ。と言いきってしまいたいところだが、近所のスーパーマーケットでわざと筆者から離れて警告音を鳴らして遊び始める始末で、子育ての難しさを実感する結果となった。まったく、誰に似たのか……。

パッケージにはストラップが付属
カバー(ループ)は着せ替えられる

就寝中の通知音を抑制する「サウンド中断時間」

 最近、フィーチャーフォンからスマートフォンへ移行して便利になったことを改めて考えています。前回の原稿後半では、マナーモード切替はむしろ不便になったのではないか? との疑問を吐露してしまいましたが、1つだけ絶対的に便利になったものがありました。時間設定に応じて各種通知音が鳴らないように自動設定してくれる機能です。

isai FLの「サウンド中断時間」設定
有効時間設定は、ほぼ常時、通知パネルに表示される

 この機能は、メーカーやOSの開発元によって大幅に名称が異なります。iOS端末では「おやすみモード」、サムスンなら「ブロックモード」、Nexus 6(Android 5.1)だと「ダウンタイム」、isai FL……というかLG系端末では「サウンド中断時間」です。

 この機能が普及したのはここ2~3年の間ぐらいだと思いますが、私の生活にとって欠かせないものとなりました。というのも、深夜に間違い電話が2~3日連続でかかってくる事態が過去にあり、どうもトラウマになっておりまして……。迷惑電話撃退サービスの利用や、電話番号変更も一時は検討しました。まぁ結局は何事もなかったのですが。

 さてisai FLの「サウンド中断時間」ですが、開始時間・終了時間・曜日を設定するのが基本。アラーム機能と同じ感覚ですね。金曜の夜だけサウンド中断しないようにすることもできます。

 他には、通知LEDを光らないようにしたり、アラームすら鳴らさないようにすることも任意選択可能です。着信については、3分以内に同じ人から2回かかってきた場合は音を出したり、許可相手のリストを作っておくこともできます。

 私のように深夜の間違い電話で困った場合は、対象時間帯を毎日・23時~7時などと設定し、「着信OFF」にすればOK。家族からの急な連絡などを考慮して、実家の固定電話番号を「許可された連絡先リスト」に登録すれば、なお安心でしょう。ただ、何の面識もない病院や警察からの緊急電話への深夜対応が事実上できなくなりますので、利用はケースバイケースで考えましょう。

ヘルプ画面。ちなみに、画面左上に三日月マークが出ているとサウンド中断が実行中であることを意味する。この画面では、さらに時計マークが小さく付加されているので、言わば“中断を予約”した状態。サウンド中断そのものは実行されていない
サウンド中断が適用される時間の設定画面

 この「サウンド中断時間」系の機能はすでに普及しきっている印象もありますが、覚え書きも兼ねて、言及しておきます。もちろん、迷惑メールやアプリの過剰な通知音にも効果がありますので、まだの方は一度お試しあれ。

 余談ですが、isai vivid LGV32が発表されましたね。現物はまだ見ていないものの、2代目にあたるisai FLのユーザーとしては、ディスプレイやカメラが順当進化している中、わずかながら軽量化(4g)している点が気になります。

 一方で、解像度はWQHDで変わっていませんから、isai FLはまだまだ現役でいけるはず。そのためにもAndroid 5.0ないし5.1へのアップデートに期待したいですね!


いろんな表情を見せる不思議な「Galaxy S6 edge」

 ドコモとauから「Galaxy S6 edge」が23日に発売されました。この機種は、両脇が曲面になったエッジスクリーンを備えていることが特徴として挙げられます。エッジスクリーンにより、写真などのコンテンツが溢れ出るような表現ができるようになっていること、よく連絡する相手先を5件まで登録し、待受画面からすぐに呼び出すことができる「ピープルエッジ」と呼ばれる機能を備えていることができます。

エッジスクリーン
ピープルエッジ

 本体表面のガラスパネルの下に光学フィルムが配置されているため、独特の表情を持っていることも目を引くポイントです。カラーリングは4種類で、(私の独断と偏見で)テンションの高い順に並べると、「グリーン エメラルド」「ゴールド プラチナ」「ブラック サファイア」「ホワイト パール」の4種類、ドコモから「グリーン エメラルド」「ゴールド プラチナ」の2機種、auから「ブラック サファイア」「ホワイト パール」「ゴールド プラチナ」の3機種が発売されます。

 この4種類のカラーリングは、写真では良く伝わらないので実際にご自身の目で見ていただきたいのですが、店頭などでは限られた光源でしか表情がわからないのが難点です。そこで今回は自分の好みを探す目的も含めて、いろいろなところで各色の見え方を探ってみました。

午前8時頃の日陰で撮ったもの

 まず最初は朝。ちょうど通勤時間の午前8時頃の日陰で撮影してみました。この状態が最もカタログやウェブページなどで見る色味に近いようです。「グリーン エメラルド」は、英国車の伝統色のようなブリティッシュグリーンのような落ち着いた雰囲気ですが、ハイライトが入ると玉虫のような虹色になります。この対比が独特で、これ以上の形容は趣味の域に入るので避けておきます。「ゴールド プラチナ」もゴールドっぽさが最も出ていてエレガントな感じ。「ブラック サファイア」は少し青みがかって見えますが、実際にはもっと深い感じです。「ホワイト パール」は、そのネーミングからパールパウダーのようなキラキラ感を想像するかもしれませんが、もわっとしたハイライトが入り、光源によってはやわらかな虹色が浮き出てきます。

ケータイ Watch編集部で撮影

 続いては、ケータイ Watch編集部で撮影。ここは天井が高くフロア全体に蛍光灯があります。その蛍光灯が写り込むと、「グリーン エメラルド」と「ゴールド プラチナ」は、こんなグラデーションが現れます。前者は、蛍光灯が当たった部分は白くなりますが、その周辺では透明感が出てきます。ゆえにエメラルドなのでしょうが、私は釉薬がたっぷり塗られた磁器、もっと具体的にいうと九谷焼特有の緑が連想されました。後者は白っぽく光る様子が金色から白金のように変化するため、ネーミングに盛り込まれたことがうかがえます。本体下部が虹色になっていますが、どの機種もハイライトの周辺でフィルムっぽい虹色が現れてきます。

 次はケータイ Watch編集部があるビルの下の日陰でも撮ってみました。朝と同様に太陽光下でハイライトがない状態のときには、店頭など室内で見るよりもシックな感じになることがおわかりになるはずです。周りの景色がモノクロームに映り込んでいる雰囲気はハイライトが当たった時の表情とは対照的です。午後4時過ぎの夕方の陽射しが当たったところでも撮ってみましたが、太陽が映り込んでいなければ、こんな感じです。

ビルの下の日陰で
午後4時過ぎの夕方の陽射しが当たったところで撮影

 薄暮の街中で、オレンジ色の街灯(スイマセン、光源は不明)の下でも撮ってみました。他の写真も同様ですが、とくにこれ以降の写真はカメラのホワイトバランスが適当とは言い切れないので色味は伝えきれませんが、「グリーン エメラルド」と「ゴールド プラチナ」は、こんな表情になります。

 そして、東京の夜の街の代表のひとつ、六本木交差点でのショット。ハイライトが入ると思い思いに個性を主張し始めます。だんだんテンションが上がってくるので、あまりコメントをしなくても良さそうですね。賑やかなお店では、さらにさまざまな表情を見せてくれると思いますが、本稿ではこのあたりまで紹介すれば十分でしょう。私はミラーボールがキラキラ光るところや、レーザービームが踊るような場所にはご縁がないので、ご興味がある方はめいめいに試してみてください。

オレンジ色の街灯の下で撮影
六本木交差点でのショット

 おまけは某コンビニエンスストアの店頭でサインを映し込んだ様子。こうした場所で話し込むようなこともあるかな、と思って撮ってみたのですが、どの機種もくっきりとサインが現れます。このように周囲が暗い場面では発光体を本体色にしてしまうところもGalaxy S6 edgeのカラーリングの個性なのかな、との印象を持ちました。

 最後は、自宅の机のLED灯の下で撮ったもの。光学フィルムの特性なのか、どうやら光源によっては縦筋が入るようです。

某コンビニエンスストアの店頭にて
自宅の机のLED灯の下

 とまぁ、朝から夜にかけて色々な表情を見てきましたが、場面によって抑揚が変わる雰囲気はわかっていただけたのではないでしょうか。ただ、繰り返しますが、撮影上の制約を受けているため必ずしも忠実に再現しているわけではありませんので、ご注意を。

 で、私はどれを選んだかといえば、「ホワイト パール」。テンションが高いものを選んでもねぇ~。


Fx0で使える音楽配信サービスを探して
moraのTOPページ。Fx0のアクセスはPCモード向けページを表示

 iPhoneにはiTunes Store、AndroidにはGoogle Playがあるけれど、さすがにFirefox OSには公式の音楽配信サービスがありません。とはいえ何かしら音楽配信サービス使えないかなーということで、物は試しにソニーの運営する「mora」を利用してみました。

 音楽配信サービスにDRMがかけられていたのは昔の話、今ではiTunes StoreもMoraもDRMフリー化しており、ダウンロードした音楽を手軽にコピーして他の端末でも試聴できます。残念ながらiTunes Storeは専用ソフトが必要なのですが、moraはブラウザからアクセス可能。ただし表示は残念ながらPCモードで、スマートフォン用の表示にはなりませんでした。

 サイト自体はPC向け表示ではあるものの、音楽の購入やダウンロードは問題なく可能。ファイル名こそ数字の羅列ですが、再生時には楽曲名やアーティスト名はもちろん、ジャケット画像もきちんと表示されます。

楽曲ファイルをダウンロード
ファイル名は数字の羅列
楽曲名やアーティスト名、ジャケット画像は正しく表示
再生画面

 楽曲ファイルを1曲ずつダウンロードしなければいけないなど課題はありますが、サイトがスマートフォン対応すればもっと使いやすくなりそう。DRMフリーのmoraならまずはPCで楽曲を購入しておき、ダウンロードだけFx0で行なう、と分業するとさらに便利に使えそうです。


悩ましい月間500MBのコース、mineo春の改定

 4月6日、mineoの春の改定が発表され、データ通信のみの「シングルタイプ」では月間500MBで月額700円(税抜、以下同)というコースが、6月1日より新規に追加されると発表された。これに先駆けて、5月1日からは1GBコース以外で通信量の増量も実施される。

 月間500MBと最も容量が少ない新コースは、月額700円と価格もかなり抑えられている。のだが、同社のサービスでは基本ともいえるコースは月額850円で月間1GB。150円の追加で容量は倍になるのだから、この新コースはコストパフォーマンスよりも、絶対的に安いコースを求めるユーザー、あるいは、毎月1GBも使わず、繰り越しもあって無駄にしている量が多い……ということが既に分かっているユーザー向けということになるだろうか。

 かくいう筆者も大量に繰り越しているクチであり、新コースへの変更を検討しているのだが、6月からと少し先なこともあり、受付の開始については別途案内されるとしている。

アプリ「mineoスイッチ」

 通信量の節約という意味では、無駄のない使い方を加速させるのが、5月から提供されるアプリ「mineoスイッチ」だ。このアプリはオンの時に通信速度が200kbpsに制限され、付与されている月間容量を消費しない、というもの。

 MVNOでよくある“ターボモード”などとは前提条件が逆になるため、勘違いしやすいが、mineoでは基本の通信速度が200kbpsなどのコースは提供されていないので、このような、普段は高速/スイッチオンで速度制限、という仕様になったものと思われる。このアプリでは、これまでWebサイトで確認していた通信容量の残量の確認なども可能だ。

 「シチリア島への片道キップ」はネタ感が強めとしても、本業でもなんだかんだで1カ月に一度は話題を提供してくれるmineoである。


改めて実感するMiracastの便利さ

 自宅でスマホを使って動画を見ていると、小2の息子が覗き込んできて、じゃあ、一緒に見るか、となることがある。とはいえ、恋人同士ならまだしも、スマホの小さな画面を息子と2人で見るというのも何だか暑苦しい。で、テレビで見るか、という流れである。

LDT-MRC02

 でも、筆者が使うisai VL LGV31はMHL非対応ということで、ワイヤレスでスマホの画面をテレビに映し出せるMiracastレシーバーの登場と相成った。筆者が使用しているのはエレコムの「LDT-MRC02」という製品。テレビのHDMI端子に接続し、電源はmicroUSBで取る。最近のテレビにはUSB端子が搭載されていることも多く、さほど苦労することは無いだろう。必要であれば、スマホ用のACアダプターを利用すればいい。

 isai VLでは、「設定」→「共有と接続」と辿ってMiracastを有効に切り替えればOK。あとはテレビの画面上に映し出される手順に従って端末を操作すれば、isai VLの画面がそのままテレビに出力される。

 正直なところ、ゲームのように画面をタッチするインタラクティブな操作が求められるようなアプリを使う場合は、結局スマホの画面を見る必要があり、テレビ画面に反映されるまでの遅延があるため、Miracastの魅力も半減といったところだが、動画を再生することなどはとくに支障なく行える。

接続先を確認して接続
端末内の動画をテレビで再生

 Windows 8.1を搭載したPCでもMiracast対応モデルが増えてきており、とりあえずテレビにMiracastレシーバーを繋いでおけば、リビングでの仕事も多少はかどる……かもしれない。


音量ボタンを長押ししたときに起動する機能は?
isai FLの特徴でもある背面設置型の音量キー

 isai FLには「ショートカットキー」という機能があります。文字面だけではちょっと想像しにくいですが、これをオンにしておくと、端末スリープ中に音量ボタンを長押ししたときに、カメラもしくはQメモ+(手書き対応のメモ機能)が起動するようになります。

 起動する機能はカスタマイズできず、音量アップ長押しでQメモ+、音量ダウン長押しでカメラ(端末標準のカメラアプリ)に固定されています。設定でオン/オフできるのは、あくまでもショートカット機能を有効化するかどうかだけ。

 ただし、ショートカットキーは暗証番号などによる画面ロックがかかっていても機能します。暗証番号入力待ち画面ではなく、画面が完全に暗転している状態から長押しするだけで起動。撮影画像を再生する、あるいはQメモ+の内容を保存する段になって初めて、ロック解除が求められます。

「ショートカットキー」の設定画面。呼び出し機能の入れ替えは不可
Qメモ+は起動と同時に手書き入力が可能に。内容を保存するときに初めてロック解除が求められます

 私自身の利用シーンを鑑みますと、やはりカメラ起動ショートカットは重宝しています。特に散歩中ですね。寺社仏閣の写真を撮ったり、偶然見つけたバス停の行き先や時刻表をメモ代わりに撮影する……なんて事が比較的多いです。

 なお、ショートカットキーでカメラを直接起動した際、シャッターは何回でも切れますが、画面右上角のサムネイル表示は一時的に無効化されています。本来サムネイルが表示される部分には南京錠のアイコンが表示され、そこをタップするとロック解除認証画面に遷移します。このあたりはセキュリティの都合でしょう。

通常のカメラ撮影画面。右上には、直近に撮影した写真のサムネイルが表示されている
こちらはショートカットキーで起動した際のカメラ画面。サムネイル表示が南京錠アイコンに差し替わっている。ただし、撮影は何枚でも連続実行できる
マナーモードを切り替えるには、電源ボタン長押しでこの画面を呼び出すか、通知パネルで操作するくらいしか手がない。音量ボタン長押しでトグルでできたらいいのに!

 このように、isai FLでは端末側面の物理ボタン長押しで起動する機能は固定されていますが、個人的にはマナーモードの切り換えがしたいところです。現状ですと「端末を持つ→電源ボタン長押し→画面を見て該当の場所をタップ」という手順をとらないといけませんが、長押しで切り換えられれば1アクション減らせます。もしかしたら、ポケットやかばんの中に端末を入れておいて、手探りだけで操作できるかもしれません。

 物理ボタン長押しによるマナーモード切り換えは、フィーチャーフォン全盛時代には結構当たり前の機能だったように思います。それがあまりないと言うことは……意外と実装が難しいのでしょうか? 今後、isai FL以外のスマートフォンを触る機会があったら、色々調べてみたいと思います。


いらないオプション契約や有料コンテンツの解約は忘れずに
MVNO各社のSIMカードは判別ができないので、テプラで印刷して、シールを貼っている。もう少し薄いシールが欲しいんだけど……

 これまでも何度も書いてきていることだけど、ボク自身は各携帯電話会社で複数の回線を契約している。それに加え、昨年あたりからはMVNOの回線も増えてきて、出費はかさむし、管理は面倒だし、もう何が何だか……。

 なかでも厄介なのがSIMカード。MVNO各社のSIMカードは、MNO各社のSIMカードと共通デザインとなっているため、「このドコモのSIMカードはIIJmio? BIGLOBE? いや、日本通信だっけ?」なんていうことも少なくない。そこで、最近ではテプラでMVNO事業者名をプリントして、SIMカードに貼り付けている。SIMカードスロットと干渉したり、剥がれてしまうこともあるんだけど、こうやっておかないと、もう何が何やら……。MVNO各社さんはMNO各社と協議して、海外みたいに独自のSIMカードを発行できないもんでしょうか。もっともnanoSIMカードだと、デザインできる余地が少ないけど……。

 ところで、以前にも紹介したけど、iPad Air 2 SIMロックフリー版は、auが提供する「LTEデータプリペイド」を契約し、利用してきた。auの4G LTEネットワークの速さと安定性が手軽に体験できるのは、とてもうれしいんだけど、1GBあたり1500円で、31日間有効というプリペイド契約は、MVNO各社の格安SIMのデータ通信専用プランと比較すると、今ひとつお得感が感じられないし、データギフトの対象にもならない。「宵越しの銭は持たない」浪費家のボクでもちょっと気になり、結局、3月はデータチャージを更新しないことにした。

au 4G LTEの高速通信は捨てがたかったけど、結局、OCNモバイル ONEのデータ通信契約に復帰。プロファイルをインストールして、無事にLTEに接続

 その代わり、現在は以前、利用していたOCNモバイル ONEのデータ通信契約のSIMカードを使っている。ボクの主な活動範囲での通信速度は10Mbps程度で、au 4G LTEネットワークの数十Mbpsに比べ、物足りないけど、そんなに利用頻度が高いわけじゃないので、とりあえずはこれで良し。

 また、3月は確定申告もあったりして、何となく、普段の出費の多さを改めて反省する時期でもある。忙しさにかまけて、しっかりチェックしてなかった各携帯電話会社のオプション契約を見直すべく、auお客さまサポートのWebページを確認したところ、契約する回線のひとつで「有料コンテンツ利用料」で270円が課金されていることに気づいた。「auだから、何かパス系(ビデオパス、うたパスなど)のサービスを契約して、解除し忘れたのかな?」と考えたが、料金を見る限り、そうでもないらしい。じゃあ、この270円の品目が何なのかと、auお客さまサポートのWebページで調べまくったんだけど、なぜか有料コンテンツの名前すら出てこない。どうして?

 結局、観念して、auに問い合わせたところ、「EZニュースEX」の契約が残っていたことが判明。早速、退会しようとしたんだけど、これまたパソコンで表示しているauお客さまサポートのWebページでは手続きができない。そう、ケータイのサービスはパソコンなどから解除できず、ケータイやスマートフォンのauお客さまサポートから手続きをする必要があるのでした。しかたなく、スマートフォン(TORQUE G01)を使い、auお客さまサポートのアプリを起動し、メニューを辿ったところ、「EZ有料サービス」という項目があり、そこから退会の手続きをすることができた。普段、記事や番組で「ちゃんと契約は見直して!」なんて話してる当人がこれじゃダメですよねぇ(笑)。

 とは言うものの、ひとつauに注文を出しておくとすると、いかにケータイ向けのコンテンツサービスとは言え、やはり、パソコン向けのauお客さまサポートのWebページで有料コンテンツの品目というか、サービス名は明示すべきだろうし、こで退会手続きができないのなら、その旨をちゃんと書いておいて欲しいところだ。

auのお客さまサポートのWebページでチェックしていたら、契約中の回線で有料コンテンツが課金されている。ただし、品目はまったく表示されない
スマートフォンのauお客さまサポートで手続きをしなければならないとのことで、アプリを起動し、au IDでログイン
右上の[MENU]をタップしたときに表示されるメニューから[EZ有料サービス]をタップ
「まとめてau支払い」で支払っているのは「EZニュースEX」でした
スマートフォンでアクセスすると、これだけの情報が表示される。パソコン向けでも品目くらいは表示できて欲しいところ
画面に従って、暗証番号入力すれば、無事に退会の手続きは完了。今後、パソコン向けのWebページでも手続きできるようになることを期待します

充実し始めたFirefox OSのコミュニケーション環境

 開発者向けのリファレンス端末「Flame」で初めてFirefox OSに触れてから約半年。スマートフォンで大事なのはハードウェアよりもアプリやコンテンツだなと実感させられたFirefox OS環境も少しずつ変わってきました。

 個人的に最も大きな変化は、仕事で活用しているチャットワーク。以前にFx0を購入したばかりの頃はPCサイトが表示されてしまい、とても実用できなかったのですが、最近はきちんとスマートフォン向けサイトが表示されるようになりました。アプリではないため通知機能などはありませんが、それでもブラウザからアクセスして内容を確認、必要な話にはコメントできるようになったのは大きな進化です。

以前までのチャットワーク
スマートフォン表示になったチャットワーク

 その他、プライベートで活用しているSlackも以前はチャットの内容が表示されなかったのが、PCサイトそのままながらも内容が表示されるように。拡大縮小などの操作は必要ですが、内容は十分に把握できます。

 FacebookやTwitterなど海外のソーシャルメディアは元々対応アプリがリリースされているほか、LINEも公式アプリがリリースされています。少なくともコミュニケーション用途に関してはプライベート、ビジネス含めほぼ不満がないレベルになってきました。

SlackはPCサイトをそのまま表示
LINEは公式アプリがリリース

 今まではチャットワークが使えないことが最大の理由でサブ端末扱いになっていたFx0ですが、チャットワークが使えることで一気に一軍入りに。しばらくはもっとFx0を積極的に活用していきたいと思います。


au系MVNOで気になる端末

 2014年度は、auのLTE網を利用するMVNO「mineo」が2014年6月にサービスを開始し、12月になると「UQ mobile」も登場した。4月を前に、“ドコモ勢”を中心に一段と激しさを増している通信量の増量競争だが、mineoは2014年12月の時点で「(最小プランは)1GBでも十分」というスタンスを表明し、単純な追随・増量競争とは距離を置く方針を示している。独自色がそれなりに強く、なんとなく応援したくなってしまうのがmineoの不思議なところだろうか。

 これを裏付ける訳ではないかもしれないが、4月を前に次々と発表された各社の増量化施策には、「嬉しいけど、そんなに使い切れない」という声も聞かれるようになった。本誌読者のような先端ユーザーにMVNOサービスが広まり、自分にふさわしい月間容量が改めて認識された結果かもしれない。

 3月26日には、IIJが法人向けにau LTE網を使うMVNOのデータ通信サービスを4月から提供するというニュースも飛び込んできた。IIJでは、法人利用の冗長化手段として位置づけているようだが……。au LTE網のMVNOは、ドコモ勢と比べればまだまだマイノリティと言わざるを得ないが、サービスの選択肢は今まさに増えようとしている段階といえる。

気になったau系MVNOの端末

 そうなると、気になるのはやはり端末だ。サービス同様、あるいはそれ以上にバリエーションが求められているのが、使えるスマートフォンのラインナップではないだろうか。もちろん、お下がりや中古で買うauのAndroidスマートフォンは対象になるが、端末込みで新規に回線を追加したい場合や、なにか新しい端末を触ってみたいという人には、新品のラインナップも気になるところ。

 筆者が取材する中で気になったau系MVNOの端末は(購入したAQUOS SERIE SHL25を除く)、「UQ mobile」がラインナップしている「LG G3 Beat」(3万4800円)だ(メーカーWebサイト)。スペックはミドルクラスでハイエンドモデルを求める人には向かないが、外観に安っぽさはなく、5インチ、HDのTrue IPS液晶は発色も良い。背面にまとめられたキーや「レーザーオートフォーカス」などはグローバルモデルと共通のユニークな特徴だ。ノックコードなどLGおなじみの機能がサポートされ、ソフトウェア面も充実している。メモリが1GBだったり、キャリアアグリゲーション非対応だったりと価格なりの仕様だが、“1GBで十分”と同様に、自身の使い方を見極めているユーザーならハマる人もいるのではないだろうか。

 「LG G3 Beat」については、4月30日まで実施されているUQ mobileのキャンペーンの対象で、期間中の回線契約と端末の購入で、1万円がキャッシュバックされる。2万4800円と考えると、何かの拍子に買ってしまいそうである。

「LG G3 Beat」

海外出張でも1日500MB保証の安心感、グローバルWiFiのルーター

 本誌にもたくさんの記事が掲載されているのでお気づきの方も多いと思うが、Mobile World Congressの取材で3月上旬にスペイン・バルセロナを訪れていた。花粉症持ちの筆者にとって、この季節に東京を離れられるのは非常に助かる。仕事じゃなければ、の話ではあるが……。

 仕事で海外出張となると、必要になるのが通信手段の確保である。ここ数年、バルセロナに通って感じるのは、宿のWi-Fi環境を含め、モバイル通信環境がかなり整備されてきたということ。もちろん、筆者が使うisai VL LGV31のような4Gのみの端末で支障なく生活できる、という日本の恵まれた環境とは異なるが、それでも日本にいる時とほとんど差を感じない程度にスマートフォンを快適に利用できるようになってきたという印象だ。

グローバルWiFiでレンタルした「ZTE MF91」

 現地でSIMカードを調達してSIMフリー端末に挿して使うということも可能で、筆者もそうすることが多いのだが、ここだけの話、今年はSIMフリー端末を持っていくのを忘れた。その保険ということでもないが、事前にレンタルを手配していた「グローバルWiFi」(ビジョン)のモバイルルーターが現地では大変役に立った。

 同サービスでは、昨年末からヨーロッパでの4G対応エリアを拡大し、1日500MBまでの通信を保証する「大容量ヨーロッパデータPLUSプラン」と組み合わせて快適に利用できるようにしている。大容量プランは通常のプランよりも少し高めの価格設定となっているが、筆者のように大量の写真データのやり取りが発生するような仕事をしている場合には、1日500MBが保証されるというところが非常に重要となる。

 実は他の業者も含め、毎年日本でルーターをレンタルして持って行っているが、普通に仕事をすると現地のフェアユースポリシーの制限対象となり、まともに通信できないような状況になることもあった。その点、1日500MBが保証されるという安心感は大きい。長い動画を見るなどしてパケットを浪費しない限りは心配無用な容量とも言えるだろう。

 宿のモジュラージャックにアナログモデムを繋いで28.8kbpsとか33.6kbpsとかで死にそうになりながら徹夜で原稿を送っていた十数年前のCeBIT取材の時と比べると、まさに隔世の感がある。

ベッドの上で宿のWi-Fi(上)とMF91でそれぞれ計測した数値。モバイルルーターの方が快適という状況
最近はGoogleマップのルート探索がかなり使える。日本ではあまり乗らない路線バスだが、海外での移動にはとても便利

片耳式Bluetoothヘッドセットでradiko。Ingressでも便利かも?

 仕事柄、原稿を書きながらラジオをよく聞きます。元々からして結構なラジオ好きだったのですが、フリーライターになって自宅にいる時間が長くなったせいか、さらによく聞くようになりました。朝、夕、晩、深夜と、1日6時間以上聞く日もしばしばです。

片耳式Bluetoothヘッドセット「JABRA MINI」でradikoを聞けるかチャレンジ

 そんな私ですから、外出時にもラジオは手放せません。車の運転中はもちろん、散歩中でもお気に入りの番組の時間になると、手持ちの名刺サイズラジオの電源を入れてしまいます。

 一方で、スマートフォンでラジオが聞ける「radiko」も大活用中。都心部に出かけたり、電車に乗っている時にラジオを聞くには、ノイズもなく便利です。

 ただ、本来のラジオ受信機(イヤホン巻き取り機構付き)を肌身離さず持っている身からすると、radikoを聞くための手間すら億劫な時があります。ポーチからイヤホンを取り出す→絡まったイヤホンを解く→イヤホンをスマホに挿す→アプリを立ち上げる……と順序よくやればいいのですが、満員電車の中で、しかも立ったままでは結構大変です。

 聞くのはラジオなのだからそこまで音質にはこだわらない。イヤホンケーブルの取り回しさえシンプルになればいい。そこで、片耳式のBluetoothヘッドセットでradikoを聞けるかチャレンジしてみました。用意したのは、JABRA MINIというモデル。某カメラ店で3580円でした。

 isai FLとのペアリングをサクッと済ませ、radikoアプリを起動。すると、あっけないほど簡単にラジオが聞けました。音質も十分でした。

 ここからは推測も交えた私の独自検証になりますが、JABRA MINIがA2DPに対応していることが重要なようです。isai FLのBluetooth設定画面を見ると、JABRA MINIでは「音声出力」「メディアオーディオ」の2つのプロファイルに対応していることがわかります。このうち「メディアオーディオ」がA2DPに相当するもの(のはず)で、実際にチェックボックスをオフにするとradikoが聞こえなくなります。

 対して、手元にあったA2DP非対応Bluetoothヘッドセットをisai FLに接続すると、そもそも「メディアオーディオ」のプロファイルが表示されません。

ペアリングして……
「メディアオーディオ」がオンになっていれば、radikoはもちろん、YouTubeや音楽アプリの音声も聞けました

 というわけで、片耳式Bluetoothヘッドセットはどうしても「通話用」のイメージがありますが、「音声モニター」として使うのは結構アリではないでしょうか。ちなみに「Google マップ」アプリのナビゲーション音声も聞けました。

音量ボタンも搭載。端末側の「音楽、ビデオ、ゲームとそのほかのメディア」の音量を操作するのではなく、ヘッドセットの音量を上下させられます

 それとオマケでもう1つ。関口さんの連載でお馴染み(?)のIngressとの相性を検証してみました。Ingressはポータルの距離などを英語音声でナビゲーションしてくれますが、これを上手くBluetoothヘッドセットで聞けないものか?

 結論から言いますと、isai FLでは「アプリ操作中は音声を聞けるが、画面をオフにすると音声が停止する」という仕様になっておりました。とはいえ、ポータルまでの残り距離を音声でカウントダウンしてくれると、なんというか……ワクワク感が違いますね!


「Framin」でFirefox OSアプリの開発に挑戦

 これまで受け手感覚で活用していたFirefox OSスマートフォン「Fx0」ですが、Fx0の魅力といえば、やはり開発者向けに広く公開されたオープンな開発環境。筆者はプログラムの知識を持ち合わせていないのですが、せっかくのFirefox OSということでFirefox OSの「Framin」を使ってアプリ開発に挑戦してみました。

プリインストールされている開発アプリ「Framin」
Framinのアプリ作成画面

 「Framin」は、Fx0にプリインストールされているアプリで、チュートリアルに従って操作するだけで簡単にアプリを作ることができます。

 アプリの仕組みはシンプルで、画像に対して指定した条件によって特定の動作が発動します。条件は「トリガー」と呼ばれ、天気予報や端末を振った動作、明るさ、バッテリーや天気予報など多彩なトリガーが用意されており、このトリガーに応じて画面の切替やアプリ起動、通知といった「アクション」を割り当てることができます。

登録した画像にレシピを設定
設定できるトリガー
設定できるアクション
表示アニメーションを設定

 最初はチュートリアルで紹介されている、時間になるとロック画面が変わるアプリを作ろうとしましたが、トリガーの中で天気予報が入っていることに気がつき、降水確率によってロック画面が変わるアプリを作成してみました。天気予報はかなり細かく用意されているので、それに合わせて待受画面をいくつも用意するとかなり便利なロック画面になりそうです。

 こうしたアプリ開発アプリは、iOSやAndroidでもデジタルハリウッドの「JointApps」といったアプリが用意されており、Firefox OSならではの環境というわけではありません。とはいえ、こうしたアプリがプリインストールされており、アプリ自体も非常にわかりやすく使いやすいのが魅力的。自分が作ったアプリを公開することもできるので、次回までには試しに何かアプリを作って公開してみたいと思います。

天気予報が晴れの時はロック画面が昼間に、雨の時は夜になるアプリを作成
KDDIが公開しているサンプルアプリ。バッテリー残量に応じて金魚の量が変わる

「mineo プリペイドパック」を買ってみた

 2月26日のニュース記事でも紹介している「mineo プリペイドパック」。発表の翌日には発売されていたため、Amazon.co.jpで試しに購入してみた。筆者が注文したケースでは、Amazonの大阪のセンターから発送され、配送業者は日本郵便だった。緩衝材を内蔵した封筒で届き、注文から二日後に自宅のポストに投函されていた。送料は無料で、支払った金額は3456円(税込)だ。

「mineo プリペイドパック」(左)

 発表時に案内されていたように、データ通信専用のプリペイドSIMらしく、利用までの手続きは簡素化されている。パッケージの購入も、ただ買うだけで、「eoID」などケイ・オプティコム独自の会員登録も不要だ(月額制に移行する場合は、移行時に必要になる)。

 届いたパッケージを開けると、必要な手順や最低限の設定方法が簡単に解説されている。開通手続きは、フリーダイヤルの「mineoプリペイドSIM開通センター」に電話をかける形。オペレーターとやりとりするわけではないので、24時間利用できる。内容は、音声ガイダンスに従って、パッケージに記載されているSIMカードの電話番号とパスコードを入力するだけ。パスコードを入力すると「開通しました」とアナウンスがながれ、すぐに電話は終わる。

パッケージの内容。必要な情報が簡潔にまとめられている
サイズはmicroSIM、nanoSIMの2種類。写真はnanoSIM

 その後は、パッケージやWebサイトで案内されているように、SIMカードをセットしたスマートフォンでネットワーク設定を行う。成功していれば、アンテナ表示のところにLTEと表示され、データ通信が利用できるようになっている。

 「mineo プリペイドパック」で利用できるデータ通信の容量は1GB。利用期限は開通日の翌月末日までだ。通信容量の残量や利用期限は、月額制のユーザーと同じような見た目の「mineo プリペイドマイページ」で確認が可能。このページから月額制への移行を申し込むことができ、通信容量が余っていれば引き継がれる。また、データ通信専用プランへの移行であればSIMカードの交換も不要だ。

 「mineo プリペイドパック」から月額制に移行すると、初期費用の3000円はかからないので、「mineo プリペイドパック」はSIMカードの初期費用+1GB、と考えることもできる。プリペイドパックだけで利用をやめてしまうと割高感は残るが、データ通信で月額制のmineoの利用を考えているなら、ムダの少ない「mineo プリペイドパック」を本契約の前に利用するのは、おすすめできる。お試し用と謳われているように、入学、入社シーズンを迎えるこれからの時期は重宝しそうだ。

LTEで通信が可能
「mineo プリペイドマイページ」で残量を確認
月額制のサービスに移行できる

通話定額サービスのもう一つの活用法

 「Mobile World Congress 2015」開催中のスペイン・バルセロナからこんにちは。現地からのレポートを続々と掲載していきますので、お楽しみに。

 ドコモのカケホーダイの登場をきっかけに国内キャリア各社が通話定額サービスをスタートしたわけだが、一部の例外を除き、国内ならどこにかけても通話料がかからないということで、これをうまく活用すると、今回のような海外出張時の負担も軽くなる。

 国際ローミングで普段の携帯電話の番号を海外でもそのまま利用できるのは確かに便利なのだが、こちらから電話をかける場合はともかく、電話を受ける際には日本→海外の国際電話料金については着信者側が負担することになり、無駄にセールス電話などがかかってきた場合にはカチンと来ることになる。

 で、具体的にどうするのかというと、着信転送サービス(無料)の「フル転送」機能を活用し、050 IP電話に転送するのだ。こうすることで、自分宛にかかってきた電話は国内通話扱いで無料で050番号に転送される。モバイルルーターをレンタルしたり、現地でSIMカードを調達したりして、データ通信可能な状態であれば、着信料不要で電話を受けられる。

 実はこの手法、国内で個人用と仕事用にケータイを2台持ちしている人にも便利。電話に出る方の端末を一本化できるほか、転送処理はネットワーク側で行われるため、片方の端末の電池が切れそう、という時にこの設定を行うことで、着信を逃さないようにすることもできる。

 通話定額サービスは、自分で電話をかける時に便利なだけでなく、オプションサービスを使いこなすことで、もっと価値があるサービスに生まれ変わるのだ。


画面ロック解除「ノックコード」機能とVPNの悩ましい関係

 isai FLでは画面ロックを「ノックコード」で解除できます。通常のAndroidであれば、4桁のPINコードやスライドパターン入力で解除しますが、これはまったく別の方法。入力領域が「田」の字状に4分割されており、ここをどの順番で何回タップするかで判定されます。

ノックコードの設定画面
解除コードの入力画面

 これがまあ実に便利。タップ位置の検出はあくまでも相対的なものとなっているため、入力領域のほんの一角、例えば右下の隅2cm角だけの範囲で、わずかに指移動させる入力だけでも構いません。

 さらに、ノックコードは画面オフの状態でも入力可能になっています。画面が暗い状態のままノックコードを入力すると、画面再点灯と同時にロック解除されます。これには結構ビックリしました。

 しかし……そのノックコード入力は後に使わなくなってしまいました。というのも、OS側で「VPN」の設定を行ってしまうと、そもそもノックコード入力を選択できないのです。

 VPNは、企業内LANなどにインターネット経由でリモートアクセスする際に使う機能です。VPNの種類の1つ「PPTP」に対応した光回線用ルーターもかなり増えていますし、個人で使う方もいるでしょう。筆者の場合、暗号化されていない公衆無線LANを利用するときに自宅へPPTP接続します。また、海外旅行先から日本限定の動画配信サイトにアクセスする場合にも役立つと思います。

VPNを設定しようとするとこのメッセージが
「ノックコード」などがグレーアウトされて選べなくなっています

 さて、isai FLでVPNを設定しようとすると、「VPNのセットアップ前に画面ロックを設定する必要があります」という注記が表示されます。ここから先に進もうとすると、必ず「パターン」「PIN」「パスワード」のいずれかを画面ロック方法として選択しなければなりません。一方、「ノックコード」「なし」「スワイプ」「フェイスアンロック」はグレーアウトされ、選べません。

PIN入力時の数値配列をランダムにできる

 設定画面では「管理者、暗号化ポリシー、認証情報ストレージにより制限されています」と表示されますから、恐らくはOSのセキュリティ仕様に依拠する部分なのでしょう。設定時に一時だけPINにし、後でノックコードに戻すこともできません。VPNの設定を消せば、再度ノックコードを利用できます。

 VPN機能を諦めるわけにもいかないため、最近はPIN入力を選び、数値の配列をランダムにするオプションを適用させて使っています。これなら指の動きでPINを推測される可能性も減るかな?


Firefox OSとChromebook、2つのブラウザベースOSを使い比べ
Fx0とChromebook 11

 最近自分でも自覚し始めたのですが、自分はガジェット好きの中でも“OS好き”のようで、新しいOSを搭載したガジェットやデバイスはついつい気になってしまいます。先日発売日買いしたFirefox OS搭載スマートフォン「Fx0」に加え、最近では同じくブラウザベースの端末「Chromebook」も国内でやっと発売されたデルの「Chromebook 11」を購入、絶賛愛用しております。

 どちらも同じブラウザベースではあるものの、使い勝手は大きな差があります。正直なところFx0はメイン端末にはとてもなり得ないのですが、Chromebookはサブ端末として愛用しつつ、最近では十分メイン端末としても使うくらい利用時間が長くなりました。

 この差はどこにあるのかなと考えると、一番はPCサイトを正しく表示できるかどうかだということに気がつきました。Chromebookならブラウザに関してはPCとほぼ同じ挙動のため、ブラウジング中心の利用スタイルだとほぼ違和感がありません。一方、Fx0の場合スマートフォンのメインであるネイティブアプリは利用できず、ブラウザもスマートフォンサイズでしか表示できないことに加え、Firefox OSはスマートフォンとして認識されずPCサイトがそのまま表示されてしまうため、せっかくスマートフォン向け表示が用意されているサイトでもPCサイトがそのまま表示されてしまうことも。

 利用シーンの違いも大きく、パソコン型のChromebookは常にインターネットに接続する環境で使うので、ネット接続前提となるブラウザベースでもさほど使い勝手に問題がありません。Firefox OSの場合は移動中も利用するため、ネットがつながらなかったり速度が遅いところだと途端に使いにくくなってしまいます。

 何よりも対応アプリやサービスの充実度が一番の違いで、拡張機能が豊富に用意されており、ブラウザベースでも多彩な機能が利用できるChromeに対して、Firefox OSは現状までスマートフォン向け表示ができる程度。結論としては前回とあまり変わらないのですが、Firefox OSを活用するにはさまざまなサービスやアプリがFirefox OSに対応する必要がありそうです。


1GBプランでも残量が最大3GB、値下げのmineoの新料金プラン

 2月1日から「mineo」の新料金プランがスタートした。既存プランの値下げや、3GBプランが4GBに増量されるなど、基本となる要素がテコ入れされて、春商戦を迎え撃つ格好だ。全国放映のCMが1月24日からスタートし、今後も春には「ターボ機能」、春以降に「パケットギフト」と拡充されていく予定となっている。

 筆者のプランは、データ通信のみの「シングルタイプ」で、1GBのプランと、最もユーザーが多いという中心的なプランだ。これまで月額980円(税抜、以下同)だったが、2月から自動的に月額850円になっている。

 さらに、明細を見ると、2015年1月1日付けで「1GBパケットギフトキャンペーン」としてmineoから1GB分のデータ通信量がプレゼントされていた。通常の月間通信量も翌月まで繰り越すことが可能なので、理論値(?)では月間最大3GBにもなる。

 また、新規契約のユーザー向けだが、音声通話対応のタイプを含めて、1GBのプランでは、契約の初月のみ1GBが追加でプレゼントされる。これにより、1GBで十分か、2GBプランがいいのか、自分にあったプランを判断できるというわけだ。契約した直後はなにかと使ってしまうので、そうした意味でもありがたい施策だ。

 2月1日の値下げと同時に、「直近3日間で500MB以上」という条件の終日規制が撤廃されている点もヘビーユーザーにはありがたい点だろう。

 ほかにも、データ通信のみの「シングルタイプ」でもオプションとして「SMS」対応を申し込めるようになっている。こちらは、SIMカードの交換なしで利用を開始できる点もありがたい。SMSオプション自体に追加料金は無く、受信は無料、送信は1通3.24円だ。筆者はさっそくこのSMSのオプションを申し込んでみた。

 筆者が夏に7万5000円ほどで分割購入したmineo印の「AQUOS SERIE SHL25」だが、最近になって、未使用のau版が秋葉原にて2万5800円(税込)で売られていたという情報もある(泣)。端末を含めて、春の新生活の準備はもちろん、普段の使い方とプランを見直す意味でも、春商戦は良いタイミングではないだろうか。


通話しながら画面共有できる「シンク機能」を試す
通話しながら利用できる「シンク機能」

 こちらの記事にもある通り、au VoLTEの注目機能の一つ、「シンクコール」のシンク機能が「isai VL LGV31」でも1月29日からソフト更新を行うことで利用できるようになったので、さっそくアップデートして利用してみた。

 これまでauの端末では音声通話とデータ通信は排他、つまり両方を同時に行うことができず、状況としてはそんなにあるケースではないものの、Webブラウザでサイトを眺めながら音声通話で相談、なんていうことができなかった。VoLTEサービスの提供に伴いスタートした「シンクコール」では、これが可能になり、さらに画面を共有できる「シンク機能」で、さらに一歩前進した。

 とはいえ、サービス開始時点において対応機種が3つしかなく、まだまだ相手が少ない状況。仕方がないので、同端末を持つ本誌コラムでもおなじみの法林さんに電話し、協力をお願いし、その場でシンク機能を試した。

 「画面シンク」「カメラシンク」「位置シンク」「手書きシンク」の4つの機能があるが、それぞれ使い道のアイデア次第で便利に使えそうだ。例えば、「画面シンク」はサイトやドキュメントを見ながら、微調整の指示を出す際に便利そうだし、「位置シンク」は神楽坂のような入り組んだ路地にあるお店で待ち合わせする時などに便利そうだ。いずれも音声と手書きで相手をガイドできるメリットと言えるだろう。

「位置シンク」で自分の現在地を表示した上で「手書きシンク」で補足を書き込んだところ
相手(法林さん)端末の画面上にも同じものが表示されていることがわかる

 同機能を利用する場合、当然、画面を見ながら通話することになるわけだが、スピーカーホン機能を利用することも利用できるが、イヤホンマイクやBluetoothヘッドセットを活用すればさらにスマートだ。もっとも、Bluetoothを利用した瞬間にせっかくのVoLTEの高音質が生かせなくなってしまうのだが……。

 そんなに頻繁に利用する機能ではないが、ここぞという時には便利なので、早く対応端末が増えてほしい。


「戻る」ボタンの位置が気にくわない? じゃあカスタマイズしよう

 Android端末は、発売年代や製造元などによって、いわゆるホームボタン周りの造りが大きく違います。例えば、筆者が初めて買ったIS05(シャープ製auスマートフォン、2011年発売)では左から順に「メニュー・ホーム・戻る・検索」という並びで、しかも物理式ボタンした。それから3年後に発売されたisai FLではディスプレイ最下部に表示されるソフトキー式になり、順番も「戻る・ホーム・タスク」になりました。

「ホームタッチボタン」の設定例。5つまで並べられる。この例だと左端は「Qメモ+」で、右端が「通知」
これが標準状態

 このあたりの仕様違いを吸収する方策として、isai FLでは配列のカスタマイズができるようになっています。具体的には、設定画面の「ホームタッチボタン」→「ホタンの配列」から変更可能です。

 設定項目は標準3ボタンのほか、「通知・Qメモ+・Qスライド・デュアルウインドウ」の4ボタンがあり、これら7種の中から最大5つまでを好きな順で並べられます。

 例えば最近のサムスン風に「タスク・ホーム・戻る」と、並び順だけ変えるのもOK。また、LG独自機能であるQメモ+をガッツリ加えてもいいでしょう。なお、「通知」は、通知パネルをワンタッチで呼び出すためのボタンです。画面上部から下へのスワイプを代替できますので、片手操作のサポートになります。

設定画面
好みのアイコンをタップ&ドラッグで並べ替え

 逆に言うと、これら7つ以外のボタンを、ショートカット的に配置することはできません。まぁ、そのためのタスクボタンではありますし、これだけあれば十分かも?

 並び順以外では、アイコンのカラーを全4種類から、さらにその背景を透過処理(ホーム画面限定)するか選択できます。その時の気分であったり、壁紙に応じて切り替えましょう。

 もう1つ、個別のアプリを使用中にこれらホームタッチボタンそのものを表示するかが選択できます。例えばGoogleマップであるとか、各種写真アプリであるとか、ほんの少しでもいいので表示領域を拡張したい場合に使うのがいいでしょうか。この設定を適用した状態でも、画面下端から上へのスワイプをすれば、一時的にホームタッチボタンを表示させられます。

アイコンカラー選択
ホームタッチボタンを表示するか、アプリごとに指定できる。ただし、すべてのアプリを指定できるわけではない模様

「Fx0」入手で国産Firefox OSスマートフォンを全制覇

 開発者向けとはいえ国内初のFirefox OS端末である「Flame」を入手、日本語環境も手に入れたことでFirefox OSはこれ1台でいいかな。そんなことを思っていた時期が私にもありました。

auのFirefox OSスマートフォン「Fx0」

 かねてから予告されていたauのFirefox OSスマートフォン「Fx0」が、12月23日という祝日のさなかに登場。低価格スマートフォンと位置づけられていたFirefox OSのイメージとは裏腹に高スペックかつスケルトンデザインという、想像の斜め上を行く好みが分かれそうな端末でした。

 あまりのぶっ飛び具合にFirefox OSはもうお腹いっぱいだったはずが、ついつい気になってしまい、気がつけば発売初日、寒空の下でau SHINJUKUの行列に参戦。想像以上に人が少なく1時間以上はひとりぼっちで並び続けた結果、おそらく東京エリアでは一番乗りでFx0をゲットしました。

背面は購入特典のカバーに交換
ホームボタンにはFirefoxロゴのこだわり

 実際に触ってみた感想は、すでにFlameを触って得ていた体験と大きくは変わらず。スペックが高いのでさくさく動作しますし、カメラの性能も高いのでなかなかいい写真が取れますが、そもそもブラウザでしかアプリが動作しないという本質は変わりません(以下、撮影サンプル)。

チャットワークはアプリ非対応、ブラウザアクセスはPC表示のため使いにくい

 身近なサービスで言うとチャットワークやSlackといったコミュニケーションツールはアプリがなく、ブラウザでもスマートフォン向け表示がされないためまともには使えない。スマートフォンの価値を決定づけるのは端末そのものよりもそれを取り巻くサービスやアプリなのだな、ということを改めて実感しました。

 とはいえFx0の魅力は端末そのものよりも自由度の高さ。auからはさっそく筐体のCADデータが無償公開されていますし、WebサイトではFx0向けのオリジナルロックスクリーン画像なども用意されています。Firefox OSの真の面白さはユーザーコミュニティが生み出すサービスやアプリと期待しているので、今後はいちFx0ユーザーとしてFirefox OSならではのサービスやアプリの登場を心待ちにしたいところです。


斜め上の展開!? 「マイネ王」

 2014年12月18日の発表会で「mineo」の料金値下げが発表され、同時に新しい取り組みも発表された。2015年2月1日から開始される新料金については既存ユーザーも対象。現在でも、筆者はデータ通信専用の1GBプランなのだが、繰り越しやケイ・オプティコムからのパケットギフトのプレゼントによって、月間のデータ容量が最大で4GBになっており、かなり充実した内容になりつつある。

 また、この発表会では、「直近3日間で500MB以上」という条件の通信速度制限を2月1日から撤廃することや、高速通信のオン・オフを簡単に設定できる「ターボ機能」、ユーザーどうしの「パケットギフト」を提供する(どちらも春から)など、使い勝手に直接影響しそうなサービスが順次登場する予定になっている。

 そして、発表会でも案内されていた、ユーザー同士、ユーザーとmineoのスタッフが交流できるというコミュニティサイトが1月13日にベータ版としてオープンした。その名も「マイネ王」。

2014年12月18日の発表会でアナウンスされたコミュニティサイトの立ち上げ

 見出しや画像がタイル状に並べられたオープン当初のエントリーの数々を見ると、mineoから発信している比較的真面目な内容のほかにも、ネタ系、体を張ったレポート系、はてはけっこうなコストがかかってそうな、エイプリルフールのようなネタなども混ざり、予想の斜め上を行く布陣のようだ(笑)。発表会でコミュニティサイトを立ち上げると聞いた時、筆者はもっと堅苦しいものになると想像していたのだが、良い意味で裏切られたようだ。

 コメントを残すとプレゼントが当たるというキャンペーンも実施されているが、こちらも、プレゼントのラインナップにシャープの「AQUOS SERIE SHL25」、京セラの「LUCE KCP01K」などに加えてパナソニックのタフパッド「FZ-E1」を紛れこませるなどツッコミどころはしっかりと残されている。ちなみに「FZ-E1」はmineoでの動作検証を実施済みとのことだ。

 前述しているように、この2月や春からは、日常的に使う上で直接影響がありそうな機能やサービスが順次提供される。使いこなしや知らなかった機能、使い勝手を簡単にチェックするという意味でも、「マイネ王」は便利なサイトになりそうだ。件の発表会では、「マイネ王」発として、将来のサービス開発を睨んだ開発者とユーザーとの交流の場なども設けたいと説明されており、わりと本気のようだ。

 MVNOとひと言でくくってしまうと今や多数の選択肢が乱立した状態だが、砕けたテイストのコミュニティサイトをMVNOが提供するというのは比較的珍しい。ファンやユーザー、提供する企業の雰囲気でMVNOを選ぶ、という未来も、あるのかもしれない。


LTEだけでも予想以上に繋がるisai VL
isai VL LGV31

 昨年末の「俺のケータイ of the Year」で記した通り、「isai VL LGV31」に機種変更した。その際にも書いたが、3Gを省略し、LTEのみの対応という思い切った仕様のため、実際に使ってみるまで内心ドキドキだったのだが、蓋を開けてみると、筆者の生活圏ではわりと普通に使えている。年末年始に実家(黒部市)に帰省した際も、とくに支障なく使えていた。

 まあ、KDDIにしてみれば、キャリアとして自信があったからこそ、そういうアグレッシブな端末を出せたのだろうが、一般ユーザーはもちろんのこと、筆者をはじめとする報道関係者も事前に“実際にどの程度使えるのか”を試す機会が無かったのは少し残念だった。直前までネットワークのチューニングを行っていたのかもしれないが、不安を抱えたままでは一括8万円もする端末を購入するには勇気が必要になる。

筆者はisai FL用のシリコンカバーを購入して使用。isai VL用のアクセサリーがあるかどうかはお店次第

 そんな不遇の船出となったisai VLなわけだが、実際に購入したユーザーとして悲しいのは、isai VL用のケースやフィルムが少ないところ。というのも、外形寸法から各種端子、ボタンが前モデルの「isai FL LGL24」と全く同じであるため、isai FL用のものがそのまま使えてしまうのだ。その結果、アクセサリーメーカーはisai FL用のものをisai VL用としてそのまま流用。店頭では「isai VL対応」というシールを貼るなどして順次対応しているようだが、物によってはisai VLで使えるという説明も無いまま陳列・販売されるという事態となり、こうした背景を知らないユーザーからすると、非常に残念な状況と映ってしまう。また、isai FLとisai VLはボディカラーのナインナップが異なるため、流用できたとしても微妙に色が違うなど、なかなかの疎外感である。

 ここまで散々愚痴っておいて言うのも何だが、物(端末そのもの)は決して悪くないし、確かにVoLTEの音は良い。それだけに周囲の環境が残念に感じるのだ。


YouTube見ながらネットしたいときは「デュアルウィンドウ」が絶対便利

 個人的な話で恐縮ですが、家でノンビリしている時に、スマホで動画サイトを利用するケースが最近増えてきました。といっても面白ハプニング動画を探してガン見するのではなく、対談やトークショーのように比較的長尺なものを、ラジオ感覚でダラダラと“ながら聞き”するという感じです。

デュアルウインドウ機能を使って、YouTubeアプリとChromeを上下分割した状態

 ただ、そんな瞬間でも、不意にネット検索したくなるときがあります。対談で話題に上がった人物や映画の名前だったり、旅行の話を聞いていて「あぁそうだ、今度俺も新幹線乗るんだった、時刻表調べないと」とか。

 でも、当然スマホでは動画を見ています。ブラウザーでネット検索するには、動画再生を中断しなければならない。それはイヤなので、手近な場所にもう1台スマホなりタブレットあれば、そちらでネット検索するのが、自分のやり方でした。あまりスマートではありませんが……。

 しかし、あるときファミレスからの帰り道を歩いているとき、ふと気付きました。「そういえばデュアルウインドウって機能があったけど、これを上手く使えないかな?」

 帰宅したら早速実践。まずデュアルウインドウとは、説明書によると「画面を分割し、2つのアプリケーションを同時に使用できる」機能のこと。PCのマルチタスクとはちょっと違うようです。

 機能を呼び出するには。isai FLでどんな操作をしていて構いませんので、とにかく「戻るキー」をロングタップ。すると専用のメニューがオーバーレイ表示され、同時利用したいアプリを指定できます。

 さて、制限もありました。大前提として、すべてのアプリがデュアルウインドウで使える訳ではありません。基本的には一部の標準アプリだけ。今回の話の流れでいけば、YouTubeアプリはいけます。逆に、ニコニコ動画やUstreamのアプリは無理でした。なお、ブラウザー側もデュアルウインドウに対応していないと駄目。Chromeと標準ブラウザーは対象になっています。

戻るキーをロングタップすると、この画面が表示され、同時表示したいアプリを選択できる。ここに表示されているアプリ以外ではLINEが利用可能
水色のラインがアプリの境界線。ドラッグすれば、表示領域を調整できる。これは下側のChromeの領域を大きくした状態

 実際の使い勝手ですが、まずYouTubeアプリで動画を再生しているとします。そして、今まさにネット検索したい……その時に戻るキーをロングタップ。こうすると、YouTubeがデュアルウインドウ対象に選ばれた状態になるので、あとはChromeを追加選択。ここでいったんYouTubeの再生が一時停止しますが、再生位置自体は記憶されています。再生ボタンをタップすれば、すぐ続きを見られます。

 また、Chromeを操作中でもYouTubeの動画再生はきっちりと続きます! ここが最重要ですね。

 2つのアプリが同時起動している状態では、いくつか特殊な操作も可能です。アプリの境界線をドラッグして表示領域を広くしたり、逆に狭くするのもOK。なお、片方のアプリの全画面表示を行えば、あくまでも見かけ上ではありますが、バッグラウンドYouTube再生ができます。

デュアルウインドウ関連のサブメニュー。左から「アプリの上下入れ替え」「アプリの再選択」「選択したアプリの表示領域最大化」「選択したアプリを閉じる(デュアルウインドウを終了する)」
端末を横向きにすると、左右分割になる

 そんな訳で、当初の期待以上にマルチウインドウは便利でした。使わないのは本当にもったいないと思います。もちろん、その他の動画アプリも対応して欲しいですが、さすがにそれは欲張り……かな?


auのLTEデータプリペイドでiPadを使ってみた

 前回の記事でも触れたように、現在、ボクの手元にはiPad Air 2のSIMロックフリー版がある。これまで持っていたiPad Airのバックアップの書き戻しがうまくいかなかったものの、新しいiPadとして設定し、必要なアプリやデータを個別にインストールすることで、何とか従来と同じ環境を再現することができた。ちなみに、SIMカードはIIJmioのSMS対応SIMカードを使っている。

 iPad Air 2は元々、書籍などを執筆するために購入したもので、書籍の制作が終わった後は、近所に買い物に出かけたり、遊びに出かけたりするときの“おでかけカバン”に入れて、持ち歩くことが多い。忘年会や宴席が多い今のシーズンは、持ち歩く回数も増えている。

IIJmioのSIMカードは快適に使えているけど、ふと気付くと、3Gに落ちていることがある

 外出先のちょっとした空き時間に使うことが多いわけだけど、ちょっと気になるのが電波のつかみ具合い。iPad Air 2を使っていて、たまに画面左上のアンテナピクトの表示を見ると、「3G」になっていることが多いのだ。普段、仕事用カバンに入れて持ち歩いているiPad mini 3 NTTドコモ版に比べても明らかに多い印象で、もしかすると、チップセットが異なるiPad Air 2ならではの現象なのかもしれない。一度、電源を切り、再投入すると、再び「LTE」になることが多いんだけど、どうも3Gに落ちた後の復帰する部分に何らかの問題があるような印象だ。

 iPad Air 2はそんなに利用頻度が高いわけでもないので、そのまま使い続けてもいいんだけど、それじゃあまり面白くないので、以前から気になっていたauの「LTEデータプリペイド」を契約してみることにした。このプランはその名の通り、LTEデータ通信のみが利用できるプリペイド契約で、チャージ料金は1GBごとに1500円で、チャージした時点から31日間まで有効となっている。ちなみに、このチャージ料金にはインターネット接続の「LTE NET」、データ通信プランの「LTE NET for DATA」、「テザリングオプション」が含まれており、グローバルパスポート対応機種では海外でも利用できる。また、すでにauを利用しているユーザーが契約する場合、メインの回線と同じau IDを登録して、コンテンツを両方で利用できたり、LTEデータプリペイドの利用分をau WALLETのポイントに貯められるほか、同じお客様サポートの画面で状況を確認できるなど、便利な面が多い。まもなくサービスが開始される予定の「データギフト」にも対応しているので、スマートフォンで余ったデータ通信量をiPadに回すといった使い方もできそうだ。

auのLTEデータプリペイドを契約してみた
IIJmioのSIMカードをau Nano ICカードに交換

 LTEデータプリペイドの申し込みは、基本的には新規契約と同じ扱いなので、au取扱店での手続きが必要で、運転免許証などの本人確認書類も必要な上、新規契約時は契約事務手数料として、3000円が請求される。今回はできたばかりのau SHINJUKUを利用することにした。手続きについては新規契約と同じなので、いろいろな確認を取りながら、手続きを進めることになる。

 ただ、LTEデータプリペイドがまだ始まったばかりのプランである上、筆者が複数のauの回線を持っていて、確認に手間がかかったこともあって、カウンターに座ってからSIMカードの受け取りまでに、約1時間以上かかってしまった。センターと電話でやり取りしながら、奮闘してくれたスタッフには拍手を送りたいが、海外でプリペイドのSIMカードを購入し、アクティベーション(開通作業)を済ませるのに、長くても20~30分で済んでいることを考えると、もう少し事務的なオペレーションを簡略化するなり、効率化を図らないといけないだろう。

 さて、au Nano ICカード(SIMカード)を受け取ったら、今度はiPad Air 2に挿して、設定開始という流れになるわけだけど、何をどうすればいいのかがさっぱりどこにも書いてない……と思いきや、手渡されたSIMカードといっしょに手渡された「iPad/iPad mini(iOS8以降)データチャージご利用方法」という紙を見て、ちょっと納得。同様の内容はauのQ&Aプラスの「【データチャージ/LTEデータプリペイド】iPad(iOS8以降)でデータ通信量を購入(チャージ)する方法」でも確認できる。

 要するに、今回、新たに発行されたau Nano ICカードは、LTEデータプリペイドを申し込んだだけの状態で、まだ何もチャージをしていないため、データ通信が利用できず、iPadからデータチャージの手続きをすれば、使いはじめられるようだ。かつてiPad Retinaディスプレイモデル(iPad 4) Verizon版iPad mini Retinaディスプレイ AT&T版を購入したとき、iPadの設定画面からプリペイドのチャージができる話を取り上げたけど、あれと同じような流れでデータチャージができるわけだ。

 具体的な手順としては、iPadの設定画面から[モバイルデータ通信]-[アカウント表示]を選ぶと、[モバイルデータ通信アカウント]の画面が表示されるので、契約時に登録した暗証番号を入力。連絡先メールアドレス、支払い方法、クレジットカード番号などを入力し、自動リチャージの回数やタイミングを設定する。今回は1回のみを選んだが、容量を使い切ったり、有効期限が来たタイミングで、自動的に複数回、リチャージをくり返す設定もできる。データチャージの有効期限が切れても365日間は電話番号が保持されるので、また必要なときにチャージして利用することも可能だ。

 データチャージの手続きは、登録したメールアドレスにメールが届くか、iPadの画面上に「モバイルデータ通信プランが更新されました」と表示されれば、無事に完了となる。ボク自身は過去にVerizon版やAT&T版で体験していたので、わりとスムーズに手続きができたけど、はじめての人はちょっと戸惑うかもしれない。

iPadの設定画面から[アカウント表示]を選ぶと、こんな画面が表示される
データチャージの料金は1つだが、自動リチャージの回数とタイミングを設定できる
メールアドレスやクレジットカード情報などを登録すれば、準備完了
手続きが完了すれば、iPadの画面にメッセージが表示される。登録したメールアドレスにメールも届く
WiMAX 2+の力なのか、とにかく速い。電源投入時にネットワークをつかむまでの速度もかなり速い印象

 ところで、気になる使い心地やパフォーマンスだけど、通信速度のベンチマークソフトで見る限り、通信速度は文句なしに速い。ネットワークへの接続も非常に安定していて、かなり快適に使える印象だ。現在の利用状況については、データチャージのときと同じように、設定画面の[アカウント表示]からログインすれば、すぐに残データ量や有効期限を確認することができる。

 思い返せば、このコーナーの「Verizon版iPad 4がiOS 6.1でドコモのLTEに対応」「今年も米国で買ったSIMフリー版iPad」で、@@em|「日本でもiPadでプリペイドのオンラインサインアップできたらいいのに……」@@と書いたけど、auのLTEデータプリペイドとiPadの組み合わせは、その要望に見事に答えてくれたという印象だ。個人的にはもう少し料金を下げて、有効期限を延ばしてくれれば、よりベターなんだけど、まずは使い勝手のいい環境ができたことに拍手!


液晶保護フィルムではなくガラスに挑戦

 「mineo」で購入した「AQUOS SERIE SHL25」を、サポートセンター経由でメーカー修理に出してほぼ2週間、手元に端末が戻ってきた。週末しか受け取れなかったため、仮に平日の受け取りが可能なら、もう少しだけ早く戻ってきていた形だ。

 端末は、サポートからの事前の連絡通り、外装が新品に交換された。前回報告しているが、傷が付いたのは筆者の理由によるもので、不良品だったわけではないので念のため。返送された端末には表裏ともに新品同様のシールが貼られており、端末を買ったばかりの気分で、改めて液晶保護フィルムを探してみた。

 今回、強化ガラスでできた“液晶保護ガラス”を選んでみた。フィルムのように曲がるものではなく、極薄の板ガラスだ。価格は高いが、表面硬度9Hと、傷から守るという意味では頼りになりそうではある。

 「au Online Shop」にて、「AQUOS SERIE SHL25」に対応したレイ・アウト製の液晶保護ガラスが販売されているのは確認していたが、東京・新宿にオープンしたばかりの「au SHINJUKU」を訪れてみたところ、店頭でも購入できた。

auが販売している「AQUOS SERIE SHL25」用の液晶保護ガラス
折り曲がらないようなパッケージに入っている。

 量販店で購入できれば貼り付けサービスもお願いしようと考えていたが、今回は自宅で挑戦することに。フィルムと違って自重で湾曲することもないため、思いの外、貼り付け作業は楽だった。しかし、ホコリが入らないためのノウハウはすでに多く共有されているものの、斜めにズレずに貼る、ど真ん中に貼る、といった作業はなかなか難しい。筆者は左側に全神経を注いで貼った結果、斜めになることは防げたが、右側に余りができてしまった(笑)。もっとも、内側の液晶の表示領域はすべてカバーされているので、液晶が点灯している分にはあまり気にならない。

 今回購入した製品はガラス製ということで、保護フィルムよりも厚みがある。そのため、エッジの仕上がりが固かったり、痛かったりしないのかと少し気になっていたのだが、実際の製品はしっかりと面取りがされ、エッジに触れた際の指先の感触もスルっと滑らか。境目にホコリがたまりやすいのが弱点だが、画面をタップした際の微妙な感触も硬質感が増したようで、かなり気に入っている。

貼り付ける前の液晶保護ガラス
貼付け後。エッジは滑らかに面取りされ感触は良好

画面ロック解除前でも使える!「Qリモート」でテレビをリモコン操作

 LG製スマホには「Qメモ」「Qペア」など、「Q○○」という名称の便利機能がいろいろ搭載されています。今回紹介する「Qリモート」もその1つ。本体内蔵の赤外線送受信機能を使い、テレビやDVDレコーダーなどを操作する機能です。つまり、isai FLが赤外線リモコンの代わりになります。

「Qリモート」にテレビのリモコンを登録した状態
リモコンは複数登録しておける

 Qリモートの起動と設定は、専用アプリから行います(=OSの設定画面ではないことに注意)。初期状態では「リビングルーム」「キッチン」など5つのプロファイルが用意されているので、その中からどれを使うか選びます。ただ、この名称や並び順はあくまでも便宜上のもので、後から自由に変更できます。

 続いては、どんな機器を操作したいかの選択。「テレビ」「Blu-ray」「DVD」の中から選びましょう。逆に言うと、この中に登録されていないエアコン、照明などはQリモートで操作できません。

 使う機器ジャンルが決まったら、今度はその機器のメーカーを登録します。「テレビ」で登録可能なメーカーはLG、ソニー、パナソニック、東芝、シャープ、日立、パイオニア、三菱、富士通、NECの10社。富士通やNECのテレビはあまり聞いたことがありませんが、もしかしたらテレビチューナー内蔵PCを操作できるのかも?

 ここから先は、東芝製テレビ「37Z9000」を設定する場合の操作を見てきます。まず、画面の指示に従って、ボタンを押し、テレビの電源が実際に入るかをチェック。オンになれば「はい」、ダメなら「いいえ」をタップします。この操作で、実際のリモコン操作コードを特定させるようです。市販の汎用リモコンのように、付属の説明書を参考にしながら4桁前後の数字を入力する……といった操作は不要です。

 このあと、「入力」「設定」で同様の作業を行うと、設定は完了。あとはそこそこフツーにテレビのリモコンとして機能します。ちなみにisai FLの赤外線発信部は本体背面にありますから、その面をテレビに向けないといけません。本体上面にあるのが理想でしょうが……。

まずは設定。最初に機器ジャンルを選ぶ
続いてはメーカー名
リモコンのボタンが実際に機能するか、答えていくだけで設定は完了

 「そこそこフツー」と書きましたが、やはりテレビ付属の本来のリモコンとは差があります。まず、音量調整、ミュート、チャンネルの順送り/逆送り、入力切り替えなどはまったく問題なく使えます。一方で、番組表やデータ放送の呼び出しは不可。Qリモート上で表示される「ホーム」「設定」ボタンを押すと、実際のテレビではどちらも「クイック」メニューが表示されるなど、多少の違和感もあります。ですので、せっかくカーソルキーや色(青/赤/緑/黄)ボタンがあっても、データ放送の閲覧をQリモートだけで完遂することはできません。ここはもうちょっと頑張っていただきたい部分ですね。

 ただし、非常に便利な部分もあります。それが「isai FLの画面ロック解除前(PIN入力前)でもQリモートが使える」という部分。これは、リモコン設定と無線LANのSSID設定をあらかじめ結びつけておくことで機能します。このおかげで、自宅の無線LANに接続すると、isai FLのスリープ解除ボタンを押すだけで、目的のテレビのリモコン操作画面を出せます。

 これには非常にビックリしました。いくらリモコンが便利でも、操作するために毎回PIN入力するのは面倒。それが緩和されるわけですからね。ちなみに、ロック解除前に使うリモコンは4台まで登録でき、さらにタブで切り替えられます。

ロック解除前でもリモコン操作できる!
指定したSSIDに無線LAN接続しているときだけ、ロック解除前の操作が可能(モザイクがかかっている場所にはSSIDが表示されます)
ちなみに、通知パネルにも表示してくれる

 最後に、ちょっとしたオマケ検証を。QリモートでHDDレコーダーは操作できるのでしょうか? 自宅にある東芝製HDDレコーダー(DBR-M490)を使って、Qリモート上で「Blu-ray」扱いで登録してみました。結果は、電源のオン/オフや再生/停止などの操作は受け付けたものの、番組表呼び出しや録画実行などは、画面上にそもそも該当ボタンが表示されないため、できませんでした。

 Qリモートは、LG製スマホではすでにお馴染みの機能でして、取り立てて新しい機能というわけではありません。スマートフォンの性能向上が日々続く中、CPU強化や画面の高精細化に比べれば、地味な部分です。

 でも、こういった細かな部分が「LGスマホの質」を決定付けるのも確かでしょう。「機種変更してスペックアップしたのに、Qリモートっぽい機能がないじゃん!」と慌てる自分の姿が、今から目に浮かびます(笑)。

 そうそう、Android 5.0のNexus 5向けリリースがいよいよ本格化したようですね。isai FLも果たして4.4から5.0へアップデートするのかどうか……? OSアップデート請願は以前より減っていると想像しているのですが、見守りたいと思います。


mineoで買ったスマホを修理に出す

 前回、「mineo」で買った「AQUOS SERIE SHL25」を持って伊豆大島に出かけたことを書いたが、ここでひとつの事件が起こってしまった。もちろん、旅行中はそもそも台風が接近している最中であり、島を出る際には風雨の中の強行出港だったのだが、そういう事情とは関係なく、「AQUOS SERIE SHL25」の画面に細かい擦り傷を無数に付けてしまったのである。

傷だらけにしてしまった「AQUOS SERIE SHL25」

 筆者は(保険として)通話のための端末として旅行に「isai LGL22」も持っていったのだが、ズボンのポケットに「isai LGL22」と「AQUOS SERIE SHL25」を重ねて入れていたところ、「AQUOS SERIE SHL25」の画面に無数の擦り傷が付いてしまったのだ。そのことに気が付いてからは、重ねて入れるのをすぐに止めたが、後の祭りである。

 傷が付いた場所をよく見ると、「isai LGL22」のカメラレンズの膨らんだ形状のあたりが「AQUOS SERIE SHL25」の画面に幾度となくぶつかり、傷が付いてしまったようだ。レンズまわりは別段角張った形状ではないため気にしていなかったのが甘かったようだ。液晶保護フィルムなどを使用していなかったのも、見込みが甘かった。最近は傷への耐性があるガラスを採用するスマートフォンが増えているため、油断していたのだ。

 画面を傷だらけにしてしまった結果、表示する画面によっては少しモヤがかかったように見えたり、タッチ操作の度に指先にザラザラとした感触が伝わったりと、かなり残念な感じに。今回の件で、唯一の救い(?)は、筆者が「AQUOS SERIE SHL25」を購入した際、修理費用を低減できる「端末安心サポート」(月額370円)に加入していたことだ。1回目の修理は5400円(税込)。基本的な使用に支障は出ていないが、思い切って修理に出すことにした。

 執筆時点では修理が終わっていないため、結果を含めて報告することができないのだが、ISPとしての事業も長いケイ・オプティコムとあって、サポート体制や対応の流れに大きな不満は感じなかった。

 実店舗のないMVNOとあって、店頭対応はできないが、修理の依頼方法や流れはスムーズな形で用意されている。「端末安心サポート」の専用ダイヤルに電話をかけ、担当者に修理を希望している旨や理由、個人情報の確認などを行うと、手続きは完了し、後日自宅に代替機が届けられる。配達員(私の自宅では日通だった)が持ってきた代替機を受け取り、修理に出す端末を配達員に預けると、後日サポートセンターから受け取った旨の電話がきて、こちらの申告通りなので、メーカーへ修理に出しますと告げられた。この際、「背面も傷がついていますが、どうしますか?」と聞かれ、こちらも交換をお願いすることにした。

 ひとつだけ戸惑ったのは、修理する端末を配達員に預ける際の手順だ。修理依頼時の電話で、受け取る際の手順を詳しく説明されなかったため、代替機は受け取っただけで、配達員には購入時の製品パッケージに端末を入れて預けてしまった。このため、一緒に送ると聞かされていた、サインを入れた同意書は、別に郵送する形になってしまった(午前中の寝起きで、頭が働いていなかったというのもある)。

 後で確認したところによると、正確な手順は、代替機が届けられたら、その場で箱を開け、代替機と代替機の返送用封筒を取り出し、同梱の書類にサインをして箱に戻し、修理用端末もその箱に入れ、配達員に渡す、という手順だった。この手順、配達員は詳細を知らないため、ユーザー側が把握しておく必要があるのだ。

 MVNOから端末を購入するとなると、こうした修理や、不測の事態への対応について、不安を覚えることもあるかと思う。今回、受け取りの手順は少しミスをしてしまったが、流れや対応スピードはなんら問題がないという印象だ。現在は、どんな液晶保護フィルムを買うか迷っているところだ。


isai FLの片手操作サポート機能って、どんな感じ?

 最近のスマホは大画面化が著しいですね。その中にあって、isai FLのディスプレイは約5.5インチ。2014年冬モデルが発表された現在であっても、まだまだ最大クラスという、なかなか頼もしい製品です。

設定画面内にある「片手操作モード」
ロック画面のテンキーを左寄せにした状態。ここで画面右の「>」をクリックすれば、即座に右寄せに切り替わる

 その一方、片手操作はかなり厳しいです。自然に右手でスマホを握ったとして、画面をタッチできるのは、その手の親指のみ。画面上方はおろか、画面左端に親指が届かない、なんてことはザラです。よって、連載第1回目でも言及しましたが、isai FLを片手操作するのは当初から諦めていました。

 ただ、いろいろとisal FLを使っていく中で、設定画面内に「片手操作モード」があることに気付きました。これは、ある特定の操作場面で、入力インターフェイスを画面の左右どちらかにスライドさせられるというものです。

 設定できる場面は、「ロック画面」と電話アプリ内の「ダイヤルキーパッド」の2つ。これを有効化すると、該当場面の表示が若干変更され、任意に左寄せ・右寄せを切り替えられるようになります。ちなみに、寄せ方向を切り替えるのに設定画面に入り直す必要はありません。

電話アプリでも左右寄せが可能
なお、日本語入力用の「LG日本語キーボード」にも片手操作モードが存在。やはり、タッチ領域を左右いずれかにスライドさせられます

 このサポート機能は、あくまでも左寄せ・右寄せのみをコントロールできます。ですから、画面上部にあるアイコンを下部にスライドさせることはできません。近年のAndroidアプリは、画面上部に主要なアイコンが並ぶことが多いため、現状では機能不足と言わざるを得ません。

 Androidスマホにおける片手操作サポートモードは、OS由来ではなく、端末メーカーが独自に実装する例が多いようです。サムスン、シャープ、富士通といった主要メーカーはもれなく用意していますが、具体的にどういう内容なのかは各社バラバラです。ここが各社の差別化ポイントとなるのか、それともOS標準の片手操作サポートがいずれ充実するのか……? 興味深いところです。

 それはそうと、isai FLの後継機であるisai VL(LGV31)が発表されましたね。VoLTEに新規対応し、メインメモリが2GBから3GBへと強化されましたが、基本的にはマイナーバージョンアップという位置付けのようです。いやしかし、約5カ月で新モデルですか。このリリース間隔の速さこそがAndroidの魅力とは言え、懐事情的にはなかなか厳しい……。


キャリア問わず使える、KDDIの「Syn.」はまだβ版?
「Syn.」のホームページ

 10月16日にスタートした、スマートフォン向けのさまざまなサービスを横断的に利用できるようにするプラットフォーム「Syn.」。現在(2014年10月22日時点)は11社の計12サービスが参画し、それぞれのWebやアプリ上で各サービスのリンクを共通サイドメニューにまとめ、アクセスしやすくしている。将来的には各サービス間での機能連携も強めるとされているものだ。

 KDDIが主導するプロジェクトだが、au端末だけに対応している、というわけではない。キャリアの違いを問わず利用できるとしていて、筆者のドコモ端末ARROWS NX F-05Fでも利用可能だ。実際のところSyn.はどんな風に使えるのか、各サービス・アプリでの対応状況を見てみることにした。

 手始めにSyn.に参画しているサービスの1つ、「ウェザーニュース」のWebサイトにアクセスしてみた。画面左下にメニューボタンが表れ、タップすると画面左側にサイドメニューが出現。サイドメニューの最上部には大きな広告バナーが、その下にサービス独自の機能メニューが、続いて“おすすめサービス”として各社サービスのリンクが並ぶ。

ウェザーニュースでは左下のボタンからサイドメニューを表示
ウェザーニュースのサイドメニューはメインコンテンツの長さに合わせてスクロールしてしまう

 サイドメニュー上のこういった大まかなレイアウトは、全サービスで共通。サービスの表示順序も変わらない。サイドメニューの大きな違いを挙げるとすれば、全体のカラーリングが各サービスのテイストに合わせたものになっている、といったあたりだ。

 ただ、サイドメニューを出現させるボタンの位置、出現する方向はサービスによって異なる。細かく見ていくと、サイドメニューの幅、メニュー項目の大きさ、スクロール範囲などにも違いがあったりする。共通メニューではあるけれど、実際の表示のさせ方はある程度各サービスに裁量があるようだ。

 全12サービスのうちいくつかは、Webサービスではなくアプリだ。たとえばスケジューラーの「ジョルテ」、なんでもランキング化する「Qrank」、ファッションコーディネートの「iQON」は、アプリをダウンロードしていない状況でメニューを選ぶとGoogle Play Storeのダウンロードページにジャンプする。アプリ上では、他のWebサービスと同じようにアプリ内の1機能として共通サイドメニューを表示する仕様となっている。

報道ヘッドラインも同じく左下のボタンから
NAVITIMEは右上のボタンから
LUXAは右下のボタンから
iQONは左上
はてなブックマークは左上で、メニュー幅がかなり広い
アプリの場合はGoogle Play Storeのダウンロードページにジャンプ
ジョルテはアプリ画面の左下からサイドメニュー表示
iPhone(Chrome)でジョルテなどのリンクを選ぶと真っ白のWebページに遷移してしまう(※この事象は現時点では解消されています)
nanapiは個別の記事ページの左上からサイドメニューを表示できるが……

 気になったのは、これら3つのアプリが全てAndroidのみ対応であり、iPhone上でサイドメニューからアクセスしようとすると正しくリダイレクトされず、真っ白のWebページしか表示されないこと(※2014年10月22日の時点では、Chrome利用時にこのような状態になっていましたが、10月末までにこの事象は解消されています)。キャリアを問わず対応してはいるけれど、OSの違いについては考慮されておらず、ユーザーの混乱を招きそうな状態だ。実質的にAndroid端末専用の機能であると言っても良いだろう。

 また、Webサービスでも「nanapi」だけはトップページでサイドメニューを表示する手段が今のところない(2014年10月22日時点)。スタートしたばかりだし、サイドメニューの表示方法には裁量があるように見えるとはいえ、全てのサービスで公平にユーザーを誘導できている状況ではまだないようだ。

 ユーザーにさまざまなスマートフォン向けサービスを利用する機会を与え、サービスの組み合わせでシナジーを生み出す、というコンセプトは面白いし、ぜひうまくいって市場が盛り上がってほしいとは思う。でも、まだ12サービスしかない時点ですでにサイドメニューの統一が各サービス間で完全に守られていないうえに、時代とともに変化するUIトレンドや、サービスごとに異なるであろう適切なUIに、共通メニューという形で将来に渡って対応させられるのか、ちょっぴり不安が残るなあ、と思った。

トップページにはそれらしきボタンがない
しかもウェザーニュースと同様にメインコンテンツの高さに合わせたメニューになっていて長々とスクロールする

伊豆大島とmineo

 先日、有給休暇と週末を利用し、友人数人と伊豆大島に行ってきた。海外出張を除けば、本州の外に出るのは高校の修学旅行で九州を訪れて以来だ。ゴールデンウィークでも徒歩5分圏内で過ごしてしまうことがほとんどの筆者にとってみれば大冒険である。持っていったモバイル端末は、データ通信で契約しているmineoのSIMカードを装着したmineo版「AQUOS SERIE SHL25」と、音声通話のためのau「isai LGL22」だ。

 伊豆大島へは、東京・竹芝桟橋から船で移動した。海上ではしばらくつながっていたが、浦賀水道を抜けたあたりから4G LTEは圏外になったようだ。東海汽船の高速ジェット船は、波がおだやかだと新幹線程度しか揺れないため、ほとんど寝てしまっていたのだが……。

 伊豆大島には、旅客船が到着する港として島の北側に岡田港、西側に元町港があり、風向きなどで、その日に利用する港がどちらかに決まるという。集落としては、役場などもある元町港周辺が最も大きいようだ。島には約8200人が暮らしており、離島といってもなかなか規模は大きい。

 今のところ、筆者は回線交換の音声通話以外はmineoをメインに使っているので、伊豆大島におけるauの4G LTEエリアが滞在中のポイントになる。ちなみにUQのWebサイトによると、伊豆大島に「WiMAX 2+」のエリアは無いようで(端末の表示では判別できない)、mineo版「AQUOS SERIE SHL25」について言えば、滞在中はauの4G LTEのエリアだけに依存する形だ。

 公開されているauの4G LTEのエリアマップによると、伊豆大島の北側から西側にかけてがエリアになっており、(当然だが)人口が集中するエリアと重なっている。滞在中も、宿泊施設のあった元町港周辺や、海岸沿いにある温泉、釣りをした元町港の桟橋など、島の西側を中心に過ごしたため、問題なく使えた。

伊豆大島におけるauのエリアマップ。ピンク色が4G LTE、わずかにあるオレンジ色が3Gだ

 活火山として有名な三原山は、島のほぼ中央にあり、メインイベントのひとつとして筆者一行も登ってみた。

 ホテルや土産物屋のある、火口の周囲をぐるっと囲む外輪山あたりまでは、エリアマップでは4G LTEのエリアと示されているが、中心部の火口(山頂)を訪れてみると、さすがにエリアマップの外というだけあって、4G LTEの電波は入ったり入らなかったりといった不安定な感じになっていたようだ。火口のある丘から降りてしばらく歩けば、普通につぶやきや写真を投稿できていた。

「AQUOS SERIE SHL25」で撮影。火口から南西に向かう「裏砂漠ルート」で火口の丘陵を降りきったあたり

 火口と、外輪山に囲まれた火口の周辺は、固まった溶岩と草だけの広大な“黒い砂漠”となっている。実際に訪れてみると、行きに選んだルートは登山というよりは急な坂のある大きな公園といった塩梅で、火口までの道はアスファルトやコンクリートで舗装されていた。帰りは違うコースを選んだので舗装されていない火山岩の砂利道だった。火口から外輪山までの間にめまぐるしく植生が変わるのが「ジオパーク」と呼ばれる所以で、もともと大型の野生動物が少ない島とあって、生き物の気配が薄く、ある種の異世界感がある荒涼とした雰囲気が印象的だった。

南にある外輪山を降りたあたりから見た、三原山の中心にある火口の全景。かつて流れだした溶岩の跡が今でもはっきりと分かる
火口の様子。深さ200m以上で、遊歩道から底は見えない
裏砂漠ルートの一コマ。このあたりは冷えて固まった溶岩が占めているが、長い時間をかけて植物が根を下ろし始めている。向こうに見えるのは外輪山。ちなみにここは東京都である

意外と知られていないブラウザーアプリのデータ圧縮機能

 携帯電話会社各社は、音声定額サービスとあわせてパケット通信料を従量制に変更。MVNO各社も同様に、従量制のパケット通信プランによりサービスを提供している。以前の上限7GBの準定額制の時代からすると、2~3GBあたりをボリュームゾーンとして、各自が自分にあったプランを選択する必要が出てきている。こうなると、いかにして自分が契約しているプランの範囲内に毎月の通信容量を収めるか、というのもユーザーとしては大事な視点となってくる。

 そんな状況に際して、かなり効果的だが、意外に知られていないのが「Chrome」や「Opera」などのWebブラウザーアプリのデータ圧縮機能である。

 仕組みとしては、ブラウザーでアクセスしたサイトの画像などを途中のサーバー上で圧縮し、軽くした状態で端末側に転送して表示させるというものだ。そもそも、こうした機能は、2Gしかないような新興国市場向けに作られたもので、通信するデータ容量を小さくすることで快適にサイトにアクセスできるというメリットが生まれる。ただ、日本のように高速なWi-FiやLTE環境が整備された状況下においては、サーバー上での処理が発生すると、その分だけレスポンスが落ちることになるため、上限7GBと余裕がある時代には、さほど魅力的には映らなかった。

 それでも、毎月1GBや2GBといった容量の制約の中で暮らすとなると、相応の工夫が必要になってくる。そこで、こうしたデータ圧縮機能を使うとどうなるか、という話である。

「Chrome」の場合、設定メニューから「データ使用量を節約」を選択
直近の1カ月では28%節約できた

 例えば、Chromeの場合、筆者がこの1カ月で試した数値としては、513MB→368MBと約28%節約したという結果が出た。単純計算ではあるが、約3割の節約が可能ということであれば、普通に使っていて毎月3GB通信しているユーザーであれば、2GBのプランに変更しても大丈夫ということになる。

 もっとも、SSL通信の場合は圧縮の対象外だったり、他のアプリを使用している際には圧縮が効かなかったり、例外は多々あるのだが、従量制移行に際し、知っておいて損はない機能と言えるだろう。


LGスマホと連携できるPC向け管理ソフト「LG PC Suite」を試す

 仕事柄、iOS端末とAndroid端末の差異についてよく考えを巡らすのですが、決定的な違いの1つに「便利なPC連携ソフトの有無」があると思います。ご存じの通り、iPhoneにはiTunesがあります。

 筆者はかつてスマートフォンのない時代、iPod shuffleを購入した折にiTunesを使い始め、以来、今でもCDのリッピングやPC上の音楽再生にiTunesを使っています。そのiTunesが、いまやiPhoneのアプリ管理やバックアップを担うようになりました。よくよく考えれば、スゴイ進化を遂げたものです。

 翻って、AndroidにはiTunes的な位置付けのソフトがあるのでしょうか? ここは端末メーカーによって対応がかなり分かれていて、例えばソニーのXperiaシリーズにはMedia Goがあります。そしてLGのisai FLには「LG PC Suite」がある……というわけです。

「LG PC Suite」Windows版のメイン画面。ほぼ完全に日本語化されている

 前置きが長くなりました、LG PC Suiteは、LG製スマートフォン全般との連携を想定した、PC向けのコンテンツ管理ソフトです。Windows PCとisai FLをUSBケーブル接続すると、ソフト本体のダウンロードページを提示してくれるので、あとはインストールすればOKです。

 見た目はiTunesにかなり似ています。各種コンテンツの再生機能などに対応していますが、中でも重要そうな機能は、端末のバックアップでしょう。各種設定、連絡先などの個人情報などを保存しておけます。近年はバックアップデータをクラウドに保存するのが主流かも知れませんが、ローカル端末に保存する機能も、あって損はないでしょう。

 ただ、バックアップ進行中は、端末側がバックアップ実行モードに移行してしまい、電話を受けることができなくなります。バックアップには結構な時間がかかりますので、これは結構痛い仕様です。

端末内データのバックアップが可能
ジャンルごとにまとめてPCへ送信する機能も

 では、音楽管理ソフトとしての使い勝手はどうでしょうか。今回、iTunes用にID3タグなどを作り込んだMP3をLG PC Suiteに登録してみたのですが、ソートに関する挙動がなかなか独特で、意図した順番どおりにファイル名を並べるのに苦労しました。

 筆者の場合、2枚組以上のCDのアルバム名を「○○ Disc 1」「○○ Disc 2」のように区別せず、単に「○○」と記述して、ID3タグにディスク枚数情報を付加して管理したことが影響しているようです。この管理法ですと、LG PC Suiteの表示で「サムネールリスト表示」にしたとき、どうしてもソート順が「Disc 1の1曲目」「Disc 2の2曲目」となってしまいました。

 また、LG PC SuiteにはCDをリッピングしてMP3化する機能がありません。この時点で、iTunesとは似て非なる位置付けのソフトであることが分かります。

 このほか、LG PC Suiteに登録した各種コンテンツをisai FLへの転送するには、原則としてドラッグ&ドロップなどの手動操作をする必要があります。

曲の並べ替えの仕様がiTunesとはかなり異なる模様
PCからisai FLへのデータ転送は基本的に手動

 Wi-Fi接続機能もなかなか便利です。isai FL側で接続許可ボタンを毎回タップする手間こそありますが、新しいMP3ファイルをサクッと転送したい場合などに重宝するでしょう。

 LG PC Suiteは、当然ながらiTunesとは異なるソフトですので、細部の挙動などいろいろ違いがあります。個人的に、楽曲ソートに関する仕様になかなか馴染めないため、iTunesを完璧に置き換えるソフトにはならないと感じました。

 今後、スマートフォンが発展していく中で、音楽や動画ファイルをクラウドへ保存していく傾向がますます強くなるでしょう。とはいえ、まだ3~4年はローカルPCが重要なストレージであり続けるでしょう。それだけに、Android端末メーカー各社とも、ぜひPC連携ソフトの開発・アップデートには注力していただきたいと思います。

Wi-Fi接続によるデータ転送が可能
PC側からWi-Fi接続先を選択しているところ

「ウルトラ省電力モード」の効果は絶大!

 GALAXY S5 SCL23のバッテリー容量は2800mAh。画面サイズが5インチクラスのスマートフォンとしては十分な容量と言えるだろう。ほぼ同じ仕様のドコモ版のSC-04Fは、ドコモ独自の調査で実使用時間は約65時間とされている。フル充電状態から余裕で2日以上、ほぼ3日使えるらしい。ただし、それはあくまでも標準的な使い方をした場合の話だ。

 筆者の場合は、朝フル充電の状態で持ち出しても、夜帰宅するまでに電池残量ピンチのアラートが表示されることが多い。電池の減りが早い原因は、自分でも把握している。まず、ゲームをする機会が増えたからだ。LINEの「ツムツム」というゲームにハマってしまい、通勤途中や休憩時間など、暇さえあれば画面をぐにゅぐにゅとなぞっている。流行りの「Ingress」も試してみたくなり、取材に向かう途中で画面をつけっぱしにしていたり……。さらに、スマートウォッチ(現在はLG Watch)を使うようになったので、Bluetoothを常時オンにすることでも電池消費は増えているだろう。

 そこで、お世話になっているのが省電力機能だ。GALAXY S5には「省電力モード」と「ウルトラ省電力モード」の2つが用意されている。前者は、バックグラウンド通信などをオフにすることで電池消費をセーブできる一般的な省電力モード。後者は、画面表示をグレースケールに変更し、利用できるアプリを最小限にするGALAXY独自のモードだ。当然、後者のほうが省電力効果は高く、取材時に聞いた話では、最大約50%程度の消費電力低減を見込めるそうだ。このウルトラ省電力モードに切り替えても、電話、SMS、auのEメール、ブラウザは使え、使用可能アプリにLINE、Twitter、Facebookなどを追加することもできる。初期設定ではWi-Fi、Bluetoothはオフになるが、オンに切り替えることもできるので、スマートウォッチとの連携も維持できる。

省電力モードはバックグラウンド通信をオフにし、ユーザー任意のカスタマイズも可能
CPUや画面のパワーを下げるなどの詳細設定が可能
省電力モードでも有機ELディスプレイをグレースケールに変更できる
グレースケールに変更し、使えるアプリ数を絞り込むウルトラ省電力モード

 筆者は、午後1~2時くらいで電池残量が50%以下になった場合など、電池の減りが早いなぁと感じたときに、まず「省電力モード」に切り替えて、すぐには充電できない状況で残量が10%台になったときに「ウルトラ省電力モード」に切り替えることが多い。ウルトラ省電力モードにすると、電池持ちは格段に良くなる。きっちりと時間を計測したわけではないが、1%刻みで電池が減る間隔が長くなり、“すごい粘りを見せてくれる”といった感じだ。ウルトラ省電力モードにする状況は、かかってきた電話に応対できる電池だけは残したいという、いわば非常事態だ。筆者自身も極力スマホに触れないという意識が高まり、それも電池の延命につながっているのかもしれない。

ウルトラ省電力モード設定時のホーム画面。モノクロ表示になるがブラウザも利用可能
LINE、Facebook、Twitterなどを使用可能アプリとして追加できる

 ただし、困ったときの頼みの綱ともいえる「ウルトラ省電力モード」にも、ひとつだけ不満はある。PCメール用のアプリが使えなくなるのだ。また、Gmailアプリの使用にも対応していない。それらを使いたいのなら、標準の「省電力モード」を使えばいいと言ってしまえば元も子もないが、最近は、電話よりもメールで連絡を取り合う人が多いと思う。キャリアメールだけでなく、PCメールやGmailの受信も確認できるようになったらいいのになぁと感じている。


隠れた便利機能?! 内蔵歩数計「LGフィットネス」

 画面解像度の精細さに目を奪われがちなisai FLではありますが、実は最近のスマホの潮流に漏れず、健康管理系の機能を内蔵しています。その名もズバリ「LGフィットネス」。端末設定画面で有効化すると、ホーム画面(デスクトップ)左端から呼び出せます。

「LGフィットネス」はホーム画面左端から呼び出す(スクロールインジケーターの『G』マークに注目)。メニュー画面からアイコンで起動できないので注意
「ホームスクリーン」の設定画面で機能をオンにすると初めて表示される

 著名なフィットネス系アプリである「RunKeeper」や「Nike+ Running」は、基本的に「さぁ運動するぞ」というタイミングで測定機能をオンに、運動が終わったらオフにします。対するLGフィットネスは、歩数計としての性格が強く、基本的に常時オンで問題ありません。普段使いをする限りでは、バッテリーへの影響もほとんど無いように感じています。

 利用にあたって性別・年齢・身長・体重を登録すると、BMI(肥満度)と“適切な体重”(おそらくは標準体重のこと)が自動計算されます。さらに、1日あたりの目標歩数も提示してくれるので、この達成にむけて頑張ってみるのもいいと思います。

 LGフィットネスのメイン画面では、消費カロリー・歩数・移動距離が表示されています。歩数計の精度はかなり高い印象で、単機能式の歩数計と使い比べてみた限り、誤差は+-5%程度でした。

LGフィットネスのメイン画面
プロフィール情報を登録

 こうやって日々蓄積された歩数情報は、集計画面から振り返ることができます。ここがLGフィットネスの真骨頂。Bluetooth連動型歩数計のようにデータ転送を行う必要がなく、すぐに大画面でグラフィカルに見られます。そのデータも、日・週・月・年の単位で比較可能です。

 このほか、位置情報を用いての移動経路記録にも対応しています。この機能を使うには、先述のRunKeeperのように、運動を開始する前のタイミングに計測機能を手動オンにしなければなりません。その一方で、ルートを事細かに地図上に残せますから、ジョギングなどはもちろん、旅先で使うのも面白そうです。ただし、こちらはバッテリーをそれなりに喰う模様。

スマホの大画面で集計歩数を見られるのはやっぱり便利
移動経路の記録にも対応。記録中は画面上部のステータスバーが赤色に

 このLGフィットネス、機能の存在自体が商品公式サイトでも取扱説明書でもほとんど言及されていません。まさに「隠れた便利機能」と言えましょう。

 欲を言えば、Facebookが買収したライフログアプリ「Moves」のように、位置情報と結びつけて訪問先を記録する機能も欲しいところではありますが、そうなるど今度はバッテリー駆動時間への影響は避けられないはず。LGフィットネスはシンプルながら使いやすく、「ジョギングをするほどではないけど、健康管理には興味ある」という層にはちょうどいい機能だと思います。


使いこなせずにいるGALAXY S5の多機能なカメラ
都内某所のビルの窓から、ガラス越しに撮影

 GALAXYシリーズはカメラの性能の高さにも定評がある。筆者がいま使っているGALAXY S5 SCL23は、約1600万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。静止画は最大16M(5312×2988ピクセル)で、動画は最大4K(3840×2160ピクセル)で撮影できる。ISO感度は最大800相当で、静止画・動画ともに手ブレ補正機能も備えている。筆者は、6M(3264×1836ピクセル)程度のサイズで、カメラまかせの「自動」で撮影することが多いのだが、ピント合わせやシャッタースピードなどの使い勝手や画質にはほぼ満足している。

 まずは、撮影見本として、筆者が最近撮った写真の中からいくつかを掲載させていただきたい。

東京ディズニーシーで撮影
多摩川で開催された花火大会で撮影
友人の結婚式にて、みんなで大空に放った風船を撮影
富士登山中に撮影した雲海
近所のお祭りで撮影。一部画像処理をしています
どこかで食べたスイーツ

 どうです? スマホでこれだけ撮れたら十分だと思いませんか?

 GALAXY S5のカメラは位相差オートフォーカスを採用し、約0.3秒でピントが合うこともセールスポイント。実際に使ってみても、その速さは実感できる。スマホのカメラにとって「撮りたいものをすぐに撮れる」ことは非常に重要。本音を言えば、カメラの起動がもうちょっと速いとうれしい(といってもスマホとして平均的な速さだとは思う)のだが、同じ撮影シーンでアングルを変えるなどしてパシャパシャとスピーディーに連写できるのは快適この上ない。

「ショット&エフェクト」は、撮影してから効果を選べる

 GALAXY S5のカメラには多彩な独自機能も搭載されている。例えば「ショット&エフェクト」は、高速で連続撮影した写真からベストショットが自動で生成される機能だ。被写体に人物が含まれる場合は「ベストフェイス」、動いている被写体を撮影した場合は、その軌跡を合成した「ドラマショット」なども生成できる。撮影中に偶然入り込んだ物を消せる「消しゴム」も使える。これら個々の機能は、前モデルGALAXY S4から受け継がれたものだが、S4では使いたい機能や効果を選んでから撮影する仕組みだったが、S5では「ショット&エフェクト」で撮影すると、撮影後に適用できる機能や効果を選択できるように改良されている。

 メインカメラでの撮影と同時に、フロントカメラで自分自身も撮影できる「デュアルカメラ」機能も搭載。さらに、カメラの向きを変えたり、撮影者が移動しながら撮影できる「バーチャルツアー」という新機能も追加されている。不動産やホテルのWebページなどに、屋内をいろんな角度から見られる全方位写真のようなものが掲載されていることがあるが、そんな感じの写真が撮れる機能だ。

メイン&サブの2つのカメラで撮れる「デュアルカメラ」。自分撮り用のフレームを選べて、サイズや位置も調節可能
「バーチャルツアー」で撮影すると、写真のつなぎ目がずれたり、被写体の形状がいびつになることも

 しかし、筆者はこれらの独自機能をほとんど活用していない。いわば“宝の持ち腐れ”といった状況だ。購入した当初は、積極的に「ショット&エフェクト」を試してみたが、さほど実用性が高いとは思えなかった。「ショット&エフェクト」は、シャッターを押してから撮影した画像が処理される約5秒ほどの間は、端末を動かさずに持っている必要がある。これが、じれったいのだ。せっかく高速オートフォーカスを備えているのだから、自分で何度もシャッターを切って連写したほうが納得がいく写真が撮れるように感じている。

 ドラマショットや消しゴムは、それを活用できるシチュエーションにはなかなか出会えないのが実状。今夏、近所の川辺で開催された花火大会を観に行ったのだが、筆者が陣取った場所は人の往来が多く、何度となく視界を遮られた。「こんなときこそショット&エフェクト!」と思い立ち、撮影を試みたが、フレームにがっつりと写り込む通行人は消しゴムで消せる対象には認識されなかった。しかも、花火よりも、むしろ邪魔な障害物にピントや明るさが合ってしまうという結果に……。

 新機能のバーチャルツアーも、実際に使ってみると、きれいな合成写真を撮影するにはテクニックが要り、部屋の構造などによっては思うように撮れない場合もある。機能としては面白いが、実用性としては、動画で撮ったほうがいいのでは? というのが率直な感想だ。

「選択フォーカス」で撮影し、「近焦点」を選択した

 結構使えるかも! と思っているのは「選択フォーカス」機能。これをオンにして撮影すると、撮影後に焦点を選ぶことができ、一眼レフで撮影したかのような背景をぼかした写真も作れる。

 GALAXY S5を使い始めてから約2カ月。カメラの多彩な機能は使いこなせていないが、それらの機能に頼らずとも、快適に日々のスナップ撮影を楽しんでいる。


au IDとauサービスの悩ましい関係
au WALLETカードの申し込みを機に、AQUOS PAD SHT22(左)にはauのメイン回線で使っているisai FL LGL24(右)と同じau IDを設定。両方で同じコンテンツやサービスが利用できる

 今年5月にサービスを開始したau WALLET。これまで月々の利用料金に対して付与されてきたauポイントがWALLETポイントに変更され、au WALLETカードに申し込むことで、貯めたWALLETポイントを電子マネーのように使えるというもの。なかなか面白いサービスなんだけど、実はau WALLETのサービス開始に伴い、au IDの扱いが少し変わっている。

 au IDはauの各サービスを利用するためのIDとして、提供されているもので、au IDで契約内容の確認や変更、付加サービスの申し込み、請求額の確認などができる。今回のau WALLETカードの申し込みには、au IDが必要になるんだけど、ボクのように複数の回線を契約していて、それぞれの回線で個別にau IDを設定しているときは、au IDの統合という作業をやらないと、各回線の利用で貯まったWALLETポイントを代表回線で使うことができない。逆に、家族の回線をすべて代表者(たとえば、お父さん)の名義で契約していて、いずれの回線も同じau IDが設定されているようなケースでは、家族一人ずつ、個別のau IDを新たに作成したうえで、au WALLETカードを申し込む必要がある。ちなみに、au IDの統合はできるけど、分離ができないので、注意が必要だ。

 au IDを1つにまとめることで、複数の回線を契約しているユーザーは、それぞれの端末で同じサービスを利用できるようになる。たとえば、ボクの場合、auのメイン回線は現在、isai FL LGL24を利用しているけど、タブレットのAQUOS PAD SHT22に同じau IDを設定したので、au IDで利用するサービスはどちらの端末でも同じように使える。ビデオパスやブックパスのようなコンテンツサービスは、AQUOS PAD SHT22の大画面で見た方が楽しいだろうし、スマートフォンの電池残量を考えてもタブレットと併用するメリットはありそうだ。ちなみに、KDDIに確認したところ、複数の端末に1つのau IDを登録して、複数の端末でサービスやコンテンツを利用することに制限はなく、一部の例外を除き、台数的な制限も設けていないそうだ。一部の例外というのは、音楽系のコンテンツサービスで再生可能な端末の台数に制限を設けているものを指している。

 スマートフォンとタブレットの組み合わせなど、複数の端末で同じコンテンツやサービスが利用できることはなかなか便利そうなイメージだが、その一方で、1つのau IDを複数の回線で利用する制約というか、気になる点もいくつか出てきた。

au IDで接続するau Wi-Fi SPOTは、利用する端末を4台まで登録できる。au Wi-Fi接続ツールを起動し、登録機器一覧で確認可能。回線契約は1人最大5回線で、au Wi-Fi SPOTはWi-Fi専用のタブレットやパソコンも登録できるため、制限を超えてしまう? まあ、そんなに使う(契約する)人はいないんだろうけど

 たとえば、国内外で利用できるau Wi-Fi SPOT。これもログインにはau IDの情報を利用しているけど、au Wi-Fi SPOTのWebページには「ご利用者様本人のauスマートフォン(代表回線)に限り、Wi-Fi機器をauスマートフォンと合わせ最大4台までご利用いただけます。」と書かれている。つまり、ボクの場合はisai FL LGL24とAQUOS PAD SHT22で2台分を登録しているので、残りの登録可能な端末は2台ということになる。現在は基本的に1人で契約できる回線数が5回線に制限されているため、実質的には問題なさそうだが、au Wi-Fi SPOTはWi-Fiのみで利用するパソコンやタブレットも併用できるため、そのあたりもよく考えて登録しないと、制限にひっかかることも十分に考えられる。ちなみに、自分がau Wi-Fi SPOTの利用に登録している機器の数や端末名は、スマートフォンで[au Wi-Fi接続ツール]のアプリを起動し、各種設定の画面から「登録機器一覧」で確認できる。

 また、au Marketで提供される「Friend Note」ではau IDを利用し、アドレス帳データのバックアップや同期ができるため、あまり意識せずにau IDとアプリを設定してしまうと、プライバシー的に大切にしたいデータを他の機器に連携してしまうこともある。ボク自身は体験していないけど、au IDの統合やサービス及びコンテンツの共用で、他にもいろいろ面倒なことが起きていそうだ。

 もっとも「au ID」はGoogleアカウントやApple IDなどと同じ「ID」なので、どんな端末やデバイスにも設定するものではないけど、au IDを統合すると、どういう制限があるのか、何と連携するのか、どこに反映されるのかといったことが今ひとつ十分に説明されておらず、なかなか積極的に活用する人が増えないんじゃないかという印象も残った。

 そんなこともあって、ボクは未だにすべての回線の同じau IDを設定できておらず、月々の利用料金をたくさん支払っているわりに、au WALLETの残高も増えないのでした。もうちょっと何とかならないもんでしょうか。>KDDIさん


「AQUOS SERIE SHL25」を購入、ただし「mineo」で

 auの夏モデルとして、最新のトレンドであるキャリアアグリゲーションに対応し、狭額縁のデザインをまとった「AQUOS SERIE SHL25」に機種変更しようかと、真剣に悩んでいた筆者。au回線を使うMVNOとして注目を集める「mineo」から「AQUOS SERIE SHL25」が提供されるというニュースは、筆者には渡りに船といったような感覚だった。

mineo版「AQUOS SERIE SHL25」

 実は「mineo」自体は、サービス開始当初にデータ通信専用で契約し、SIMカードも入手していたが、nanoSIMカードを選んだとあって、手元にはauの回線と契約で使っている「isai LGL22」しか対応する端末がなく、あまり活用できていなかった。そんな折に、気になっていた端末が「mineo」から提供されるというので、3150円の24回払いと、わりとヘビーな分割払いだったが、思い切って購入してみた。

 筆者のようなパターンが多いのか少ないのか想像できないが、今回は、「mineo」のデータ通信専用SIMカードのみをすでに契約している状態で、「mineo」から新たに提供される「AQUOS SERIE SHL25」のみを購入するというケースだ。

 購入は、「mineo」のマイページのサポート欄にある「端末追加購入(機種変更)お申込み」という項目からできる。筆者は「mineo」で回線交換の音声通話サービスを契約していないが、端末の購入だけでも本人確認が必要とのこと。しかし、端末追加購入の手続きに限っては、Webサイト上で本人確認のデータを送付できる仕組みが用意されておらず、本人確認書類を後日郵送するという形だった。返送のための書類が送られてくるのに少し時間がかかったが、こちらから書類を郵送した後は、最短期間で端末が届いたという印象だ。

 さて、「mineo」から提供される「AQUOS SERIE SHL25」だが、外観で異なるのはディスプレイ側にある「mineo」のロゴのみ。そのロゴも目立つものではないので、筆者としては“レア感”のほうが勝っている(笑)。「mineo」で選べるボディカラーはホワイトのみだ。

 ソフトウェア面では、「mineo」のマイページへのショートカットと、050電話サービス「LaLa Call」アプリのGoogle Play ストアへのショートカットがプリインストールされている。また、APN設定はあらかじめ「mineo」向けに設定されている。技適マークなどの認証情報は画面に表示するタイプ(ボディに印字されていない)なので、ここでも「mineo」のロゴやケイ・オプティコムの名前を確認できる。

外観の相違点は、「mineo」のロゴのみ

 逆に言うと、「mineo」による端末のカスタマイズ(?)はこれぐらいで、そのほかはau版の「AQUOS SERIE SHL25」と同じだ。「au ID 設定」など、「mineo」では利用できない設定やサービスの項目、アプリも削除されずにそのままプリインストールされている。このあたりは分かっていても少し混乱する部分だ。プリインストールのアプリや初期設定の仕様を大きく変更するのは、端末調達においては追加コストになるため、現在のような形になっているようだ。

 なお、「mineo」そのものの仕様として、対応するのはauの4G LTEネットワークだけで、データ通信でauの3Gは利用できない。「mineo」で利用する限りにおいて、対応ネットワークは、auのSIMカードで利用する「AQUOS SERIE SHL25」と同じにはならないので、注意が必要だ。端末にauのSIMカードを挿入した場合については、今後試してみる予定だ。

【お詫びと訂正】
 初出時、「mineo」がWiMAX 2+に対応しないと記載していましたが、誤りでした。「AQUOS SERIE SHL25」などの対応端末では、「mineo」での利用においても、WiMAX 2+に対応します。お詫びして訂正いたします。

 1週間程度の都内での日常生活では、まだエリアに不満を感じたことはないが、時間とともに訪れる場所が増えれば、印象が変わってくるかもしれない。

 音声通話や「au WALLET」など、auのサービスを利用している都合で、「isai LGL22」と並行して利用する予定だが、普段使っているアプリで移行可能なものはすべて「AQUOS SERIE SHL25」にインストールしたので、可能な限りメイン端末として使ってみる予定だ。


isai FL買いました

 ライターの森田と申します。この7月下旬に、auの最新スマートフォン「isai FL LGL24」を購入しました。これから数回に渡って、その使用感などをお伝えしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 詳細なスペックについては過去記事をご覧いただくとして、購入を決断するに至った最大の要因はディスプレイ解像度です。2560×1440ドット(WQHD)という数値は、かつての1280×720ドット型と比べて縦・横ともに2倍。衝撃度で言えば、iPhone 3GS(480×320ドット)からiPhone 4(960×640ドット)への移行と同じくらい……と言えましょうか。

auの「isai FL LGL24」(LG製)。狭額縁感はかなりのもの
画面解像度を実感するにはスクリーンショットを撮るのが一番。当然ながら、2560×1440ドットです

 ただ、WQHDがいくらスゴくても、社会的に少数派であるのは間違いありません。解像度が高すぎるゆえに、ウェブサイトやアプリの画面表示がおかしくなったり、間延びするのでは? という心配もありました。ただ、今のところ、そういった場面に出くわしてはいません。スマホ向けではない、ごく一般的なPC向けWebサイトをisai FLのブラウザーで閲覧した場合、一見して文字が小さく感じますが、これはズーム表示すればさして問題なし。とはいえ、端末を使い込むうちにいろいろ問題が出てくるかも知れませんので、その点については随時ご報告します。

isai FLで本誌のトップ画面を表示したところ
同じトップ画面をiPhone 5で表示。文字サイズなどを勘案する必要はあるが、やはり情報表示量は違います

 また、画面サイズは5.5インチと非常に大きくなっています。それゆえに「いついかなる場面でも片手操作」というのはさすがに難しいものがありました。特に、布団に寝て仰向けで操作するのは厳しい印象。ここはもう、割り切るしかないと思います。

 さて、ここ2週間ほどisai FLを使っているのですが、弱点もあります。それは「画面の明るさを自動調整する機能が見当たらない」という点です。一般的なスマートフォンは、周囲の明るさをセンサー検知して、自動で画面明るさを調整してくれます。暗い室内でスマートフォンを使うとき、画面の明るさがみるみる下がる場面をご覧になった方は大勢いるでしょう。

 先日、晴天の日中に外出した際、時間を確認しようと、ふとisai FLを覗くと、画面がとにかく暗い。最初は「ロック画面の壁紙設定を変な色にしちゃったのかな?」とも思ったのですが、どうやらその影響もなし。ちなみに、その時の明るさ設定は35%でした。

 本来ならばここで明るさが自動でグンと上がり、昼光下でも自然な見え具合を実現するのが普通です。その場では結局、手動で明るさを50~60%くらいに上げ、しのぎました。

 その後、説明書を読んだり、「みんなのケータイ」でisai LGL22を担当されている太田さんに相談したりもしたのですが、明るさ自動調整機能をどうしても発見できず。isai FLの設定画面において、「画面の明るさ」項目の下側には「夜間の明るさ」(AM0時~6時に、画面の明るさが自動的に0%になる)というチェックボックスがあるのですが、明るさ自動調整を想起させる設定は結局見当たりませんでした。

 明るさ自動調整機能がそもそもないのか、発見できていないだけなのかは未だ確信がありません。私のスマホリテラシーが単に低いだけならいいのですが……。この件も続報があればお伝えします。

設定画面。本来なら、ここに明るさ自動調整に関するオプションがあってもよさそうなのですが……
ちなみに、通知パネルにもそれらしき設定はなし

思っていた以上に快適だったGear Fit

 GALAXY S5のキャッチコピーは「そろそろ、次の世界へ。」――このスマホを使うと、新しい世界を体験できるらしい。筆者も、しっかり体験させてもらっている。ただし、それはGALAXY S5そのものではなく、GALAXY S5と連携する「Gear Fit」によるところが大きい。

有機ELの曲面ディスプレイは、スマートウォッチに最適という印象
フックを穴にはめて留める仕様。見た目の印象よりもしっかりと固定できる
Gear Fitの設定は、スマホにインストールした「Gear Fit Manager」で行える
画面デザインも多彩なパターンから選んで設定可能

 筆者は、普段、腕時計を着けていない。時計に限らず、腕には何も着けたくないというタイプだ。昨年来、スマホと連携するリストバンド型のウエアラブル端末が注目を集めているが、自分には適さないように思い、気にはなるものの、さほど物欲はくすぐられなかった。

 今回、Gear Fitを購入したのも、単なる衝動買いに過ぎない。au Online ShopでGALAXY S5を購入する際、同時に注文できる周辺機器としてGear Fitが画面が現れ、GALAXY S5が思いのほか安く(MNP利用で各種割引適用時の実質負担金は0円)買えたので、ついでに買っちゃおうかなぁ~と思った次第。Gear Fitの価格は2万4624円。筆者にとっては、安いとも高いとも言えない微妙な値段だ。GALAXY S5本体が、そこそこの価格だったら、購入は見送っていたと思う。

 スマートウォッチの中では、スリムで軽いGear Fitだが、使い始めた当初は違和感があった。暑い時期でもあり、装着部に汗をかき、それが気になり、外したくなったりもした。されど、数日使い続けるうちに、そんな瑣末なことは気にならなくなり、むしろ「こんなに便利なものだったのか」「なぜ、これまで敬遠していたんだろう」と思うようになった。

通知のオン・オフは「Gear Fit Manager」で設定できる

 筆者が最も便利だと感じているのが通知機能。新着メールやSNSに付いたコメントなどを素早く確認できる、スマートウォッチの代表的な機能だ。画面は小さいが、メールの件名・本文まで読むことができるので、いちいちスマホを取り出して、ロックを解除して……という手間が減ったように思う。筆者は移動時にはスマホをバッグに入れることが多く、着信したメールやLINEに気付かないことも多かった。常に腕に着けておくGear Fitのおかげで、届いたメッセージをすぐに確認でき、返信が必要な場合のみ、スマホを取り出して返信するという、効率的な使い方ができるようになった。

未確認件数がバッジで表示。LINEやFacebookのメッセージも確認可能
メール本文も読める。高コントラストの有機ELなので、視認性も上々

 なお、電話がかかってきた場合は、画面に発信者が表示され、応答できない場合は、着信拒否操作ができる仕組み。画面が大きい上位モデル「Gear 2」では通話もできるが、Gear Fitは通話非対応なので、電話に応答する場合は、スマホを取り出す必要がある。

歩数計のデータは、GALAXY S5にプリインストールされた健康管理アプリ「S Health」と同期できる

 次に気に入っているのが歩数計機能。これまでも、スマホに歩数計アプリをインストールして使っていたが、常に身につけるスマートウォッチのほうが歩数計に適していると実感している。歩数のカウントにスマホとの接続は必要ないので、スマホを家においてウォーキングに出かけて、帰宅してからスマホの健康管理アプリ「S Health」と同期したりもできる。目標に設定した1万歩に達すると、ブルッと振動して、画面表示が変わるのもお気に入り。ささやかな演出だが、それだけでもモチベーションは上がるものだ。最近は、スポーツジムのランニングマシンで走るときもGear Fitを着けたままにしている。それくらい装着の違和感がなくなってきたということだ。

裏面には心拍数センサーも付いている
心拍数はワンタッチで測定可能。あまり活用していないが……

 GALAXY S5との接続が切断されると、ブルッと振動して知らせてくれるのも便利。スマホをどこかに置き忘れそうになったときに未然に気付くことができるのだ。ただし、接続が切れて少し経ってから通知される仕組みのようで、筆者の場合、マンション内の自宅を出て、エレベーターに乗ってからブルッとする。もう少し早く通知されると、エレベーターを昇り返す必要がなくなるのになぁ~と思ったりはしている。

 タイマー機能もよく利用する。スマホ本体にもある機能だが、腕で経過時間を確認でき、設定時間に達するとブルッとしてくれるのは非常に便利。料理をする際に欠かせない機能になりつつある。

充電する際は、同梱のアダプタを装着する必要がある

 心配していたバッテリーも、思ったよりも持つ印象。電池容量は210mAhで、スペックには「一般的な使用時間:3~4日」と記されている。実際に使ってみても、余裕で2日は使い続けられると感じている。Gear Fitは、操作しない時は画面が消灯し、時刻や通知を確認するために腕を上げて画面を見ようとすると、モーションセンサーによって自動で画面がオンになる。この仕様も省電力に貢献していると思われる。バッテリー容量が少ないため、充電もあっという間に行える。

 ちょっくら使ってみようか、という軽い気持ちで購入したGear Fitだが、期待していた以上に重宝し、快適に楽しく活用している。これまで「自分には合わない」と食わず嫌いであったことを深く反省した次第だ。実は、すでにGear Fitでは物足りなくなり、もっといろいろなことがしてみたくなり、Android Wear端末も買ってしまった(笑)。今度、続々と魅力的なスマートウォッチが登場すると、物欲が刺激されまくってヤバいかもしれない。


Android 4.4になったisai LGL22

 7月16日より提供が開始されたソフトウェア更新で、Android 4.2だった「isai LGL22」がAndroid 4.4になった。ニュース記事にもあるように、「ノックコード」に対応するなど、後継モデルの新機能を追加するなど利便性が向上した。

 実際に筆者もソフトウェア更新を適用してみた。まず目につくのは、電池残量や電波強度などのアイコンが、白系に統一されたこと。また、ロック解除画面で表示される数字が少し太くなったようだ。筆者の端末では、ロック解除画面の背景に、高確率で変な黒い画像が表示される不具合があったが、今回のアップデートで解消されたようだ。個人的にはこの点が一番嬉しい(笑)。

 「ノックコード」への対応は多くのユーザーにとって便利だと思う。しかし残念ながら、会社の端末管理ポリシーを反映させるソリューションを導入している筆者の端末では、ロック画面の解除手段としてPIN入力以外を選択できない。いつか機種変更して、端末をフルリセットする機会があれば、試してみたい。

 カメラ機能には、以前は無かった(と思う)全天球撮影機能が追加されている。モードの変更で選択できる「VRパノラマ」がそれで、撮影を開始すると、ガイドに合わせて向きを変えるだけで自動で撮影が進んでいく。撮影した画像を端末で表示すると、撮影現場を再現したように、かざした向きと表示が連動するような楽しみ方もできる。

ソフトウェア更新の適用前
ソフトウェア更新が完了しAndroid 4.4に
ノックコードが追加されたが、筆者の会社の都合で利用できない
全天球撮影機能は「VRパノラマ」として搭載

 少しユニークだと思った追加機能は、ロック解除画面で天気を表示する機能だ。アップデートした直後、はじめてロック解除画面を表示した時、画面の左上がピカーッっと光ったようなエフェクトが待受画像に重なって表示され驚いたのだが、これはロック画面に用意された「天気のアニメーション」という機能で、「現在地や設定した都市の天気情報を自動更新して、アニメーションで表示します」という説明だ。残念ながら今まで、日差しが降り注ぐアニメーション以外は見ていないのだが……。

 待受画面の絵柄によってはアニメーションが目立たず、「今なんか動いた?」程度にしか思わない可能性もあるが、ロック画面を見るだけで天気が分かる機能だったのだ。「設定した都市」という部分の設定方法が分からないが、屋内でずっと仕事をしている場合や夜間には便利だ。

ロック画面に用意された「天気のアニメーション」機能。晴れだと左上から光が差し込む

WebだけでMNPを利用して新しいスマホを買ってみた

 プライベートで使うスマホとして、夏モデルから1台を選ぼうと考えていた。しかし、今夏はどの機種もスペックや機能に大きな差が感じられず、迷っているうちに7月に入ってしまった。最終的に選んだのは、サムスン製の「GALAXY S5 SCL23」。防水に対応したことと、レビューを書くために借りた際に、従来モデルよりも電池持ちが格段に良くなったように感じられたことが、購入を決めた理由だ。

 GALAXY S5 SCL23の機種変更時の本体価格は7万3440円。ただし、月額1710円の毎月割が適用されるので、2年使う場合の実質負担金は3万2400円となる。筆者の場合、1年の利用を想定しているので、実質負担金は7万3440円-(1710円×12カ月)=5万2920円。製品スペックからすれば妥当な価格だとは思うが、それなりの出費ではある。ただし、このGALAXY S5は新規契約やMNPを利用して購入した場合には、毎月割が月額2610円に増額される。少しでも安く買いたいと思い、今回はドコモ端末(Xperia Z SO-02E)からMNPで乗り換えて購入することにした。その結果、「誰でも割」加入により、さらに1万800円が値引きされて、実質負担金は、7万3440円-(2610円×12カ月)-1万800円=3万1320円となった。ちなみに、2年間使い続けた場合の実質負担金は0円なので、長期利用を考えている人にとっては破格と言っていいだろう。

 今回は、費用のほかに、もう一つの節約を試みた。購入に要する時間を短くしたかったのだ。スマホを購入・契約する際は、待ち時間も含めると1時間くらい要する。各キャリアが新料金プランをリリースしたこともあり、最近のキャリアショップの混雑は半端ない。というわけで、今回はすべての手続きをWebでやってみることにした。

 まず行ったのが、ドコモ端末のMNPでの転出手続き。パソコンで「My docomo」にアクセスし、「ドコモオンライン手続き」に進むと、「携帯電話番号ポータビリティ(MNP)」という項目が見つかった。その後は、必要事項を入力するだけでスムーズにMNP予約番号が発行された。そのプロセスで「たまっているポイントがありますよ!」「ドコモにはこんなお得なサービスがありますよ!」といった“引き止め策”のような表示も出たが、さほど強引なものはなく、ほんの数分で手続きが完了した。

「My Docomo」にログインして、「ドコモオンライン手続き」→「携帯電話番号ポータビリティ(MNP)」に進むと、MNP転出の手続きができる
手続きが完了すると、MNPの予約番号が発行される。他キャリアの新しい端末を購入する際にこの番号が必要になる
「au Online Shop」にログインし、購入したい機種を選ぶ

 続いて「au Online Shop」にアクセスして、GALAXY S5の購入の手続き。筆者は、ほかにもau端末を持っており、au IDも取得しているので、こちらもスムーズだった。お店で購入する場合は、「このサービスに加入していただけると、端末代がさらに安くなりますよ」といった話を延々と聞かされることがあるが、Webでは全くなく、むしろ「auスマートパスに入りたい場合はどうしたらいいの?」などと迷ったくらいだ。ちなみに、au Online Shopでは、auスマートパスには加入できず、別途申し込みが必要。また、auスマートパスに加入しない場合は、毎月割が月額300円減額される。このあたりの情報は小さい文字で記されているだけなので、見落とさないように注意が必要だ。なお、運転免許証など本人確認書類の画像を送る必要があるので、あらかじめスキャンするなどして準備しておいたほうがスムーズだ。そんなこんなで、au Online Shopでの手続きも10分程度で完了した。

端末代金や毎月割の額などを確認してから申し込める。ここに表示される毎月割の額は「auスマートパス」加入時のものだが、このサイトでは「auスマートパス」に申し込めない。右下の「詳しくはこちら」からauスマートパスの詳細画面に進める
新規契約とMNPの場合は、店で購入する場合と同じように個人情報を入力する必要がある。とは言え、プランなどの説明を聞く必要がない場合は、店で手続きするよりも断然時間を短縮できる

 7月3日に申し込み、商品発送の確認メールが届いたのが7月7日。途中に土曜・日曜を挟んでいるので、営業日としては中1日といったところだろう。商品到着は8日だったが、その日は出張で東京を離れていたので受け取れず。MNPでの購入の場合(だけではないかもしれないが)、契約者本人が本人確認書類を提示しないと受け取れないとのこと。よって、翌9日に再度届けてもらうことにした。

 しかし、今度は別の問題が発生。再配達の場合、配達伝票に貼付されたパスワードを、宅配業者が持っている機械に入力する必要があるそうなのだが、これを入力してもなぜかエラーしてしまうのだ。宅配業者にはエラーの理由がわからないようで、筆者がauお客さまセンターに電話をかけて、事情を説明し、対処策を訊ねたが、応対してくれた担当者にとっても初めての事例だったようで、なかなか解決策が見つからず、「少々お待ちください」「確認しますので、再度おかけ直しください」といったやり取りで1時間近く要してしまった。最終的には、宅配業者が一度配送センターに戻り、パスワードを再発行してもらって、無事に商品を受け取ることができた。

 だが、午前中に受け取る予定だったのが、夕方になってしまったので、なんとも言えない徒労感は残った。宅配業者に「ところで、そのパスワードは何のためのものなんですか?」と聞いたが、「何なんでしょうね~。私にもよくわからないんですよ~」と。おそらく宅配業者がセキュリティのために導入している仕組みだとは思うが、どういうケースでそれが適用されるのか? au Online Shop利用時だけなのか? それは未だに謎のままだ。

 商品到着後は、自分で端末にSIMカードを挿して、MNPの切り替え作業が必要だった。といっても難しいことではなく、au Online Shopの購入ページで「回線を切り替える」(だったと思う)ボタンを押すだけ。そのページには、切り替えには通常30分を要するとあり、30分経過以降に、「111」に電話をして開通を確認するように記されていた。だが、筆者の場合、10分ほどで開通したので、「30分」というのは時間がかかる場合の目安ではないかと思う。

 というわけで、想定外のロスタイムは生じたものの、店に足を運ばずに、仕事の合間にMNPでの乗り換えを完了することができた。今回は、au Online Shopでの購入の際に、Gear Fitも併せて購入したので、今後、その使用感などもお伝えしていきたいと思う。

SIMカードが装着されていない状態で端末が届く。MNPでの回線切り替えの手順が記された紙も同梱されていた
まだ使い始めて2日目だが、GALAXY S5の使い勝手は快適。普段、腕時計を着ける習慣がないので、Gear Fitにはまだ慣れない

AQUOS PADでリモート視聴

 この1カ月近くの話題と言えば、やはりFIFA ワールドカップ。日本代表はグループリーグ敗退に終わってしまい、残念だったけど、この悔しさを次につなげて欲しいところ。いろんな試練を乗り越えて、強くなっていくことを期待しましょう。

カフェなどで視聴すれば、画面も大きいので、かなり迫力がある。ただし、音を出すと周囲の迷惑になるので、イヤホンなどを用意しておきたい

 ところで、今回のワールドカップはブラジルで開催されているため、試合が行われるのは日本時間の深夜から早朝が中心。そのため、テレビで観戦しようとすると、眠い目をこすって起き続けるか、頑張って早起きしなくちゃいけない。特に、会社勤めなど、お昼間に仕事をしている人はたいへんなわけだけど、ボクは幸い、フリーランスという仕事のスタイルなので、自分の都合でスケジュールを調整することができる(笑)。とは言え、昼間に取材が入ることもあるので、毎日、ライブで試合を観るわけにもいかない。

 そんなときの対策として、スマートフォンやタブレットのワンセグチューナーなどを使う手がある。たとえば、現在使っているAQUOS PAD SHT22には、フルセグ/ワンセグチューナーが搭載されていて、地上デジタル放送が視聴でき、録画にも対応しているので、深夜から早朝にかけて行なわれる試合は録画しておき、通勤や通学の途中や昼休みなどに観るといった使い方ができる。テレビ電波の受信については、本体にテレビアンテナが内蔵されているので、それを伸ばしておくのが基本だけど、電波状態が良くないところでは別売のシャープ TVアンテナ変換兼充電ケーブル01(3240円)やシャープTVアンテナ入力用microUSB変換ケーブル01(1026円)を利用する。いずれもauオンラインショップで購入できるが、後者は充電の機能がないので、卓上ホルダで充電できないAQUOS PAD SHT22では注意が必要だ。

 もう一つの方法として、個人的にも気に入っているのが最近、対応機種が増えてきたリモート視聴。詳しくは僚誌AV WatchのソニーBDレコーダが外出先からの“リモート視聴”対応を読んでもらうとわかりやすいが、要するに外出先から自宅に設置されたBDレコーダーにリモートアクセスして、録画されている番組を視聴できるというスタイル。自宅のBDレコーダーはブロードバンド回線に接続され、リモート視聴する端末はWi-Fiに接続されている必要がある。

 筆者はワールドカップに合わせ、ソニー製BDレコーダー「BDZ-ET2100」を購入したので、AQUOS PAD SHT22でリモート視聴できるように環境を整えてみた。流れとしては、自宅のLAN環境にBDレコーダーを接続し、AQUOS PAD SHT22にはテレビ/レコーダー連携アプリTV SideViewをGoogle Playからダウンロードしてインストール。続いて、AQUOS PAD SHT22が自宅の無線LANに接続された状態で、BDレコーダーを検索し、機器登録する。基本的にはこれで準備完了なんだけど、実は自宅や宅内でBDレコーダーの番組を『視聴』するには、別途、外からテレビ視聴:TV SideViewプレーヤープラグインを500円で購入し、インストールする必要がある。

ソニーが配信しているテレビ&レコーダー連携アプリ「TV SideView」。サッカーばかり撮ったので、こんな画面になってしまった
自宅の無線LAN環境にBDレコーダーを接続し、同じネットワークにAQUOS PAD SHT22からWi-Fiでアクセス。録画番組のリストが確認できた

 リモート視聴の準備ができたら、まずは自宅の無線LAN環境に接続し、「TV SideView」を起動して、実際にいくつかの番組を再生してみる。放送中の番組を視聴することも可能だ。無事に視聴できたら、今度は外出先のWi-Fiスポットに出向き、同じように視聴してみる。ちなみに、AQUOS PAD SHT22の場合、au Wi-Fi接続ツールで「外出先でのスポット検索」を使い、現在地付近や指定した場所付近のau Wi-Fi SPOTを検索できるので、ぜひ活用したい。モバイルWi-Fiルーターやスマートフォンのテザリングを使う手も考えられるけど、月々のデータ通信量をかなり消費してしまう可能性があるので、基本的にはWi-Fiスポットのみで利用するようにしたい。

au Wi-Fi接続ツールの「外出先でのスポット検索」を利用すれば、現在地や指定した場所周辺のau Wi-Fi SPOTを検索できる。au Wi-Fi SPOT接続時の特典なども用意されている
録画一覧から視聴したい番組を選ぶと、その内容が確認できる。画面左下の「モバイル視聴」の再生ボタンをタップすれば、視聴を開始できる

 実際に試した印象としては、ディスプレイサイズが大きいこともあり、数人がいっしょに楽しめるくらいの迫力がある。当たり前だけど、こういう映像コンテンツの視聴には、5インチのスマートフォンより、7インチクラスのタブレットの方が圧倒的に快適だ。Wi-Fiについては、それほど速度が必要な印象はないものの、Wi-Fiの電波がある程度、強い場所で視聴した方が安定するようだ。

 今回の環境は、ソニーのBDレコーダーにAQUOS PAD SHT22という組み合わせだったけど、クライアント側の対応機種にはAndroidスマートフォン及びタブレットはもちろん、iPadやiPhoneなども含まれている。また、ソニー以外にもパナソニックやシャープがリモート視聴対応のBDレコーダーやテレビを販売しているので、自宅にあるテレビやBDレコーダーがリモート視聴に対応していないかを一度、チェックしてみるのがおすすめ。スマートフォンやタブレットを存分に楽しむ使い方の一つとして、今後、リモート視聴の環境は欠かせないものになってくるかもしれません。


8000万人がプレイする人気ネトゲがiPad/iPhoneに登場!
World of Tanks Blitzの画面(iPad版)

 世界的に人気のパソコンゲーム、「World of Tanks」のiOS版「World of Tanks Blitz」がリリースされた。第二次世界大戦前後の戦車に乗り、戦場で敵味方のチームにわかれてドンパチ撃ち合うという内容のネットワークゲームだ。

 パソコン版に比べると、iOS版は戦場の広さや戦闘時間、参加人数などの規模が小さいなど、モバイル向けの最適化が行なわれている。しかし基本的ゲーム内容はパソコン版とほぼ同じだ。

 ドンパチ系のゲーム(FPSやTPS)は反射神経がモノを言うゲームが多いが、World of Tanksはわりと鈍重な戦車戦がテーマとなっているため、反射神経よりも位置取りや連携が重要となり、操作性に限界があるスマホ・タブレットとも相性の良いゲームとなっている。

 といっても、ドンパチ系ではあるので、ゲームはそれなりにスピーディーだ。1回の戦闘時間は最大7分だが、7分間フルにゲームが続くことはまれで、たいていは5分以内にカタがつく。ちょっとした空き時間にもプレイしやすく、ここもモバイルとの相性が良い感じだ。

こちらはiPhone版の画面

 ゲーム内の操作はタッチパネルによく最適化されていて、画面の小さなiPhoneでもストレスなくプレイできる。もちろんiPadだとより細かい操作がしやすくなるので、iPadを持っている人はそちらでのプレイをおすすめしたい。ゲームデータはすべてサーバー上に保存されるので、複数の端末を使い分けることもできる。

 ネットワークゲームなので、戦う敵も仲間もほかのプレイヤーだ。プレイにはインターネット接続が必須となるが、Wi-FiだけでなくLTEでもプレイ可能となっている。筆者の環境だと、プレイ中の遅延(PING)は固定BB回線のWi-Fiで100ms弱、LTE(au)で120ms前後で、プレイフィーリングに体感的な差はなかった。

2戦プレイしてモバイルデータ通信量は1.7MBだった

 通信量は1戦で1MB弱のようで、2戦ほどして1.7MBだった。動画ストリーミングどころかインターネットラジオよりも少ない量だ。ただしiPhoneだと1戦でバッテリー残量が数%減るので、外出先での連戦は危険だ。

 iOS版のWorld of Tanks Blitzもパソコン版のWorld of Tanks同様に、アイテム課金の基本無料ゲーム(Free to Play)となっている。ゲーム内マネー、課金専用戦車、ちょっと強い弾薬、戦闘報酬を増やすサブスクリプションなどが課金アイテムとして販売されている。しかし課金アイテムは時間の節約とかそういった要素が強く、じっくりプレイするならば課金をする必要はあまりない。

 ちなみにアイテム課金にガチャ要素(ランダム性)はない。日本のアイテム課金ゲームではガチャが当たり前になっているが、世界的に広まっているゲームは逆にガチャがないのが当たり前のようだ。

 筆者はネットゲームが大好きで、ゲーム専用のパソコン環境を作って夜な夜なプレイしているが、現在進行形でパソコン版をプレイしているネットゲームがほぼそのまま、スマホやタブレットで楽しめるようになるのは、正直に言って意外だった。こうしたガチャに頼らない本格的なゲームがスマホやタブレットに登場するのは、個人的には大歓迎だ。

 正直に言うと、World of Tanksは内容的に万人向けのゲームではない。しかしApp Storeでの評価も上々で、海外を中心に盛り上がっているゲームでもある。こういったゲームが好きな人はちょっとダウンロードしてみてはいかがだろうか。


isaiで音楽のプライベート・ストリーミングを試す

 本コーナーで「isai LGL22」を紹介し始めたころ、標準搭載の音楽プレーヤーがハイレゾ音源に対応していることと合わせて、音楽ファイルの参照場所にクラウドサービスの「Dropbox」を指定できると、簡単に触れている。Dropboxの自分のアカウントにMP3などの音楽ファイルをアップロードしておけば、プレーヤーアプリからその音楽ファイルを選んで、再生できるのだ。DropboxはパソコンからWebブラウザでアクセスした際も、MP3などの音楽ファイルについてはそのままブラウザ上で再生できるインターフェイスになっており、音楽ストレージとしての利用を推進しているのかもしれない。

 筆者はファイルの受け渡しやバックアップに使うクラウドサービスとして、DropboxとOneDriveの2つを使っており、最近はOneDriveの利用が中心になっていたが、Dropboxが「isai LGL22」の音楽プレーヤーアプリと親和性が高いことは気になっていた。

 現実的な運用という意味ではまだまだ“様子見”な部分もある。自宅にある数多くの音楽ファイルをDropboxにアップロードするというのは、容量の面で現実的ではないし、聞きたい曲だけアップロードするなら、端末内のmicroSDカードに転送する手間とたいして変わらないという話になる。

 また、isaiの標準プレーヤーはハイレゾ音源の再生に対応しているが、それをストリーミングで受信するとなると、1曲で100MB弱になることも珍しくないハイレゾの音楽ファイルを扱うのは、通信容量の面で厳しく、利用は実質的にWi-Fi環境に限定される。

 こうしたことから、モバイルネットワーク、つまり外出先で上記のようなストリーミング再生を利用するなら、比較的容量が小さいMP3などでアップロードすることになるだろう。

 筆者として、コレだ! という決定的な感覚は得ていないが、じっくり聞きたい曲というより、暇つぶしや、ながら聴き用、買ったもののあまり聞いていない曲、といった楽曲を少し多めにアップロードしておくのが良いように思えた。

標準のプレーヤーアプリではDropboxに保存した楽曲も再生可能。再生しようとすると注意を促すダイアログも
ストリーミング再生を開始するところ。キャッシュを保存し再利用する機能などはないようだ。

 標準プレーヤーとDropboxに焦点をあてているが、それ以外のパターンもある。ファイラーとして有名な「ES ファイルエクスプローラー」を使う方法だ。「ES ファイルエクスプローラー」は端末内のディレクトリを閲覧・管理できるほか、同じようなインターフェイスでクラウドサービスにもアクセスできる。対応しているのは、Box、SugarSync、Dropbox、OneDrive、Googleドライブ、AmazonのS3などさまざま。ここではすでに使っているマイクロソフトのOneDriveをセットアップしてみた。

 「ES ファイルエクスプローラー」を使い、OneDriveの自分のアカウントにアクセスすると、保存した音楽ファイルもちゃんと表示される。音楽ファイルをタップすると、インテントにより端末にインストールされた音楽プレーヤーアプリを選べるダイアログが表示され、指定すると音楽ファイルをストリーミングで再生できる。音楽プレーヤーアプリにクラウドサービスと連携するストリーミング再生機能が無くても、「ES ファイルエクスプローラー」が中継してくれる形だ。

 ファイルをタップして再生すると、基本的に1曲を再生するだけだが、複数の音楽ファイルをあらかじめ指定して「ES ファイルエクスプローラー」側でプレイリストとして登録しておけば、アプリに付属の音楽再生機能「ESメディアプレーヤー」を利用して連続再生も可能だ。

 「ES ファイルエクスプローラー」からインテントで呼び出された各種の音楽プレーヤーアプリは、ウィジェットのような簡易バージョンで、試聴のように非常にシンプルな再生しかできないのは少し残念だが、「ES ファイルエクスプローラー」経由ならOneDriveに保存した音楽ファイルも再生できるわけだ。ハイレゾ音源の音楽ファイルも、プレーヤーアプリ次第なので、再生は可能。ただし前述のようにファイルサイズが大きく、Wi-Fi環境でも再生までに30秒ほどかかる。モバイルネットワークの環境では利用を避けたいところである。

「ES ファイルエクスプローラー」ではクラウドサービスのディレクトリにもアクセスできる
音楽ファイルをタップすると、プレーヤーアプリに受け渡すことが可能。写真はFLACファイルだが、MP3なら「ESメディアプレーヤー」も選択できる
FLACでハイレゾ音源の音楽ファイルを、標準のプレーヤーアプリに渡して再生しているところ。下部にウィジェットのようなプレーヤーが表示される。ほかの場所をタップすると再生は終了してしまう
こちらはGoogleの「Play ミュージック」アプリに渡して再生しているところ。このアプリでも96kHz/24bitのFLACファイルを再生できた。ハイレゾ音源はファイルサイズが大きいため、Wi-Fi環境が推奨される

 もっとも、「ES ファイルエクスプローラー」が活躍できるのは、自宅などのLAN内のデータにアクセスする時かもしれない。クラウドサービスとは関係がない話だが、自宅のLAN内で運用するサーバーに楽曲を集中して保存し、自宅内で共有しておけば、スマートフォンやタブレットから「ES ファイルエクスプローラー」を経由して自由にアクセスできる。音楽ファイルなら上記のように再生でき、LAN内なので通信容量を気にする必要もない。

 このように、クラウドサービスなのか、LAN内の共有フォルダなのかといった違いはあるが、端末の外にある音楽ファイルをネットワーク経由でストリーミング再生する手段も、地味に充実してきている。「isai LGL22」は標準のプレーヤーアプリがDropboxに対応しているので、使い勝手や運用方法を試してみるといったことも気軽にできる。


SNSに自撮りを上げるとき、女子はアプリを4つ使う

 スマホで何をするかと言ったら、SNSの利用が大半を占めています。Facebookは公共性が高いから自重するところ、Twitterは趣味用、Instagramはちょっと気取った写真を載せても良いところ、という認識で使い分けています。特に自撮りの写真には慎重で、頻繁ではないですが、アップするとしても仲の良い友人と交友用のInstagramだけに留めています。

 自撮りをするのに、G Flexはとても適した端末です。大画面のスマホで、インカメラで撮影しようとするとシャッターボタンに指が届きません。両手で固定すれば良いのですが、友達と撮るときだと腕が邪魔になります。けれど、G Flexは背面の音量ボタンでシャッターが押せてスムーズにできるので、ついつい楽しくなってしまいました。

カメラアプリはまとめてフォルダに

 撮った写真をアップするなら少しでも良く見せたい、という思いから、気がついたらあらゆる画像加工系アプリを駆使していました。よく使うのは、LINE Camera、DECOPIC、InstaSizeの3つ。

 まず、肌をなめらかにしてくれるビューティーショットモードで写真を撮ります。G Flexのビューティーモードは、なめらかさを調整できるのが嬉しいポイント。最大にすると、マットになりすぎてしまいますが、クマやくすみなど余計なものを隠したいときにはありがたいです。

右側をスライドしてなめらかさを調整します
LINEのスタンプが貼れるLINE Camera

 撮った写真は、LINE Cameraで修正します。ブラウンやコニーなどのLINEスタンプを画像に貼れたり、コラージュや手書き機能もあってオールマイティな加工アプリですが、一番使うのはビューティー機能。肌を明るくしてくれたり、黒目を大きくできる修正機能があって重宝しています。中でも必ず使うのは、スリム機能。画像をアプリに取り込んで、目・口・顎の位置を設定して強度を選ぶだけで、顔をシュッとしてくれます。わかりやすく、かつ自然にフェイスラインを細くしてくれるので、一度経験したらもうやめられません。やりすぎてはだめだ、と思いつつ最大強度で修正してしまいます。

明るさや色みの調節
目の大きさ、フェイスラインの修正

 次に活用するのが、スマホ内の画像をプリクラのように加工できるのが特徴のDECOPIC。フレームやスタンプが実際のプリクラにあるものと似ていて、なにかアクセントが欲しいときに使います。

 自撮りをInstagramにあげようとすると、どうしても正方形になります。最初からアプリ内のカメラを使って正方形で撮影しておけば楽なのですが、なかなかそうもいかず。正方形にトリミングすると、顔がアップで写されて迫力が出てしまいます。そこで使用するのが、長方形の写真を正方形サイズに収まるように縮小するアプリInstaSize。縮小されたおかげで、全体が少し引き気味になるので自撮りをあげても迫力が少なくて済みます。

InstaSizeで縮小
Twitterなどにも共有可能

 加工した写真を、最後はInstagramで色みを調整して完成です。ここまでくると、もはや何が良いのかわからなくなってしまいますが……。SNSにアップしなくても、こうした修正はメイクではどうしようもないところまで加工できるので、暇つぶしにも最適です。やりすぎて別人に……、なんてことのないように気を付けます。

元画像(左)と完成画像(右)、比べると輪郭の違いがはっきりと

au WALLETを国内外で試す

 au WALLETのカードが手元に届いて2週間ほどが経過した。カードが届いたからと言って、CMのようにサイフを投げ捨てていないが、確かにサイフを出す機会は減ってきた気がした。

au WALLETのアプリ

 au WALLETが届いてまずやったのは、アプリでの残高確認だ。届いたらすぐにキャンペーンの1000円がチャージされていたかと思ったら、なぜか0円となっていた。しかし、翌朝確認してみたら、ちゃんと1000円に増えていた。

 次にやったのが、じぶん銀行からのチャージだ。2万5000円をチャージして、まず5%分をゲット。6月10日になって、10%還元キャンペーン分の2500円がチャージされていた。

 カードを発行し、チャージするだけで、こんなにも現金が還元されるなんて、KDDIはなんて太っ腹なんだ。これまでMNPによるキャッシュバックに大盤振る舞いしていたが、au WALLETであれば、auユーザーすべての還元されるのは正しい方向だと思う。確かに“田中プロ”が「カードを作らないと損」と言い切るだけのことはある。

 もちろん、auショップに行って、「ウェルカムガチャ」もやってきた。1日1回、月3回までという制限があるが、6月は5ポイント、10ポイント、5ポイントで終わってしまった。ガチャだけしにauショップに行くのはちょっと気が引けるが、7月も通おうと思う。

 これまでは、おサイフケータイが使えるコンビニなどで電子マネーを使ってきたが、クリーニング店などでは現金払いを余儀なくされてきた。しかし、そういった店でもクレジットカードが使えるので、6月からau WALLETで支払うようになってきた。

海外でも支払いにチャレンジ

 6月1日からアメリカ・サンフランシスコ、11日から韓国・釜山への出張があったので、現地でも使ってみた。

 コンビニでミネラルウォーターやビールを購入したり、飲食店での支払いにも使ってみたが、全く問題なく利用できてしまった。au WALLETはマスターカードの仕組みを使っており、日本でも海外でもマスターカードのクレジットカードとして表向きは処理されている。海外では、クレジットカード払いが一般的であり、何の疑いをもたれることなく、au WALLETで決済できるのだ。

 支払後、アプリで確認すると、利用店舗が「MasterCard加盟店」という表記になっているのだが、数日経過するときちんと店名が表記されるようになる。また、換算レートがすぐに把握できるというのは、クレジットカードとは違う利点と言えそうだ。

 海外出張となると、あらかじめ現金を両替しておいたり、クレジットカードを使うのが一般的だ。海外のコンビニなどで買い物をすると、やたらと小銭が増えてしまい、また使うのも面倒だったりする。現金は関連レートや手数料で損することもあり、クレジットカードは使いすぎが不安になる。

  au WALLETの場合、海外で4%の決済手数料が必要のため、それはそれで損することもあるので、注意が必要だ。しかし、現金、クレジットカードに加えて、au WALLETという選択肢ができたことで、便利で最も損しない決済手段をその都度、選べばいいだろう。

 au WALLETがさらに便利だと感じたのが、スマホアプリで決済履歴が確認できるだけでなく、ウェブサイトからはCSVファイルがダウンロードできるようになっている点だ。

 今はプライベートでしか使っていないが、将来的には別回線でもう1枚、仕事用のau WALLETカードを発行し、仕事の経費管理をこれでやろうかとも思っている。KDDIにはできれば、別デザインのカードも作って欲しい。


便利すぎて便利な方法を思いつかない!? 「IFTTT」とは

 TwitterやFacebook、LINEはもとより、VineやPocketなどモバイルアプリやサービスはさまざまなものが登場している。シンプルな名前に単純明快なサービス内容、誰にでも分かりやすくフラットなデザインなど、話題や人気のサービスはレベルが高く、もっと自分の生活が便利に、豊かになるのではという期待を抱かせてくれる。

 そうしたモバイルサービス百花繚乱の世でひときわ異彩を放っているのが「IFTTT」ではないだろうか。新しい通信方式か新技術の規格のような名前だが、実は「If This Then That」の略。どういうサービスかというと、数多くのSNSやニュース、メールなどを組み合わせて自分だけのアクションを作れるというものだ。

 筆者が独自に訳すなら、「もしコレになったら、そん時はアレしよう」……つまり、トリガーとアクションの2つの行動を決めて、時にはリマインダーのようにアクションを起こせる。IFTTTでは1つのアクションのセットを「レシピ」と呼ぶ。自分でレシピを作ってもいいし、「こんな時に便利だよ」とばかり、多くのユーザーによりレシピが公開されている。作ったり考えたりするのが面倒なら、これらから探すだけでもいい。

 筆者が試しに作ってみたレシピは、自動引き落としではない家賃の支払い(銀行振込)を忘れないようにするため、毎月26日になったら自分宛てにメールを送りつけるというものだ。断っておくが、こんな内容のリマインダーなら別にIFTTTでなくてもできるのだが、どんな操作で設定して、どういう動作をするのだろうと思って作ってみた。

 前述のようにIFTTTでは「トリガー」と「アクション」をユーザーが定義する。ここでは「トリガー」に日時として「毎月26日23時」を指定した。「アクション」はメールの送信にして、宛先を自分に。もちろん件名や本文、添付のURLも指定でき、件名は「家賃を支払いましょう」としてみた。あとは26日を待つのみ(?)で、さっそく忘れていて、「家賃を支払ましょう」という件名のメールを見て「うわっ、支払い!? なにかの督促?」とびっくりしてしまった……のは余談だが、ちゃんとメールは毎月届いている(件名は自分で誤解しないように修正した)。

 上記の使い方は、IFTTTの魅力の1割ぐらいでしかない。IFTTTでは、トリガーやアクションそれぞれに、IFTTTが対応しているサービスやアプリを「チャンネル」として指定できる。現在、チャンネルは109件が登録されており、日本でも比較的馴染みが深そうなところから一例を挙げると、Dropbox、eBay、Evernote、Facebook、Twitter、Feedly、Fitbit、Flickr、GitHub、Instagram、Pocket、SoundCloud、Tumblr、UP(Jawbone)、Vimeo、YouTubeなどなど。これにスマートフォンのメールやSMSといった基本機能、iOSの電話帳や写真、ニューヨーク・タイムスやESPNなどのニュースも加わる。

IFTTTが対応しているアプリやサービスの一例

 公開されているレシピを見れば、その可能性の一端を垣間見られる。例えば、「FitBit」のデイリーのサマリーができると、それを「Google ドライブ」にもアップロードするといったレシピや、「スクリーンショットを撮影」したら「Dropbox」にアップロードするレシピ、「天気予報で紫外線が強いと出た」ら、OSの「アラートを表示させる」レシピ、「マドンナ(女優)がインスタグラムに投稿した写真」を1週間分まとめて自分に「メールで送信」してくれるレシピなどなど。そう、IFTTTに対応しているアプリやサービスであれば、組み合わせや可能性は無限大なのだ。公開されているレシピを見ているだけでも、そんな使い方があったのか、と気付かされて興味深い。

公開・共有されているレシピ
レシピの中身。自分なりにアレンジして使うこともできる

 英語のみなので、ややとっつきにくい印象はあるが、内容はシンプル。以前はWebサイトのみから利用できたが、最近になってIFTTTのモバイルアプリも登場している。なにかもっと、とんでもなく便利な組み合わせがあるのではないか? とついつい深く考えてしまう。その膨大な組み合わせの中からレシピを考えるだけでも、お腹が空いてしまうほどだ。


7GB/月の壁を超えない工夫

 Windowsタブレット「Iconia W4-820/FH」を使いはじめてそろそろ数カ月。これまでの2回(1回目2回目)はケータイとは全く関係の無い話が続き、そろそろ関係する話題を書いておかないと読者に怒られそうなので、今回は関係のあるネタにしておこうと思う。

 Iconia W4-820/FHの場合、3GやLTEといったモバイルネットワークには非対応なので、通信は無線LAN経由で、ということになる。会社や自宅など、無線LAN環境が整った場所では問題無いのだが、出先での利用となるとスマートフォンのテザリング等を利用することになる。

 しかし、そこには7GB/月の壁が相変わらず存在するわけで、会社や自宅と同じ感覚で巨大ファイルの送受信を繰り返すと、128kbpsに通信速度制限をかけられるか、「エクストラオプション」を申し込んで2GBごとに2500円を支払うかの2択を突きつけられる。幸いにして、筆者の使い方で7GBに到達した月は無いものの、気を付けておくに越したことはない。

接続先を右クリックもしくはロングタップで設定メニューを呼び出せる

 Windows 8には、無線LANの接続先ごとに「従量制課金接続」かどうかを設定する機能が用意されており、これを設定しておくと、

・Windows Updateで、優先度の高い更新プログラムだけがダウンロードされる。
・Windowsストアからのアプリのダウンロードが一時停止される。
・スタート画面のタイルで更新が停止する。
・オフラインファイルが自動的に同期されない。

といった制限が有効になる(参考:従量制課金接続: FAQ(マイクロソフト))。テザリング利用が多いユーザーは要チェックだ。

au Wi-Fi接続ツール

 さらに、筆者の場合、auのAQUOS PHONE SERIE SHL22を使用しているが、意外に知られていないのが、au Wi-Fi SPOTをパソコンからダイレクトに利用する方法。au Wi-Fi SPOTでは、契約しているスマートフォンとは別に無料でもう1台接続可能なのだ。パソコン向けには「au Wi-Fi接続ツール」が提供されており、これをインストールし、自分のau IDを設定しておくことで、au Wi-Fi SPOTが利用できるようになる。au Wi-Fi SPOTのエリア内なら、こちらを利用することで、スマートフォン側のパケット通信を無駄に消費しなくて済む。場面に応じて、うまく活用していただきたい。


ネイル中に役立ったG Flexのあの機能

 この春、大学を卒業し社会人の仲間入りをしましたライターの西村夢音です。

 現在、形のインパクトから話題を呼びました、LG製「G Flex LGL23」を使っています。普段動画をよく見るので、スマートフォンは絶対に大画面と決めていますが、手が小さく大きいサイズは持ちにくいというデメリットも。それでも大画面が良かったので、いつも5~6インチサイズを無理して使い、移動中にちょっとメッセージを打つのにも一苦労していました。

 しかしG Flexは、約6インチのビッグサイズながらも、なぜか持ちやすいのです。クリームパンみたいとよく言われる私の小さな手にも収まりが良く、なぜこんなに持ちやすいのか、じろじろと本体を観察してみました。すると、曲面ゆえに本体と手のひらの間に大きく隙間ができることに気が付きました。この隙間が支えになり、本体をがっしり掴まなくても軽く持て、キー操作も無理なく行えたのです。

全体を持とうとすると何もできません
がっしり持たなくても安定します
支えになる隙間

 そしてやはり、重宝するのがダブルタップ機能。LG製のスマートフォンではお馴染みの機能ですが、画面を2回タップしてスリープを解除することに慣れてしまうと、他の端末でも思わずトントンしてしまいます。

 このダブルタップ機能、私にとって便利だったのはネイル中のことでした。自分でマニキュアを塗っているときは、時間がかかる割にあまり他のことができません。テレビを見るにしても、爪と戦っているのでそんなに集中して見ることもできず。ちょっとSNSをチェックしたいときにホームボタンを押すだけでも、半乾きの状態だとぐにゃっと剥げてしまうことがあります。結局塗り直す羽目になるので、いつも失敗を恐れながら慎重に操作していました。

 けれどもダブルタップなら、マニキュアを塗りながらケータイをチェックしても、画面をタップするだけなので爪が本体に触れません。ネイル中の持て余しがちな時間に、気軽にLINEやTwitterのチェックができるようになったので、これからは神経質にならずにネイルの時間を楽しめそうです。

爪が画面に触れることなくスリープ解除できます

AQUOS PADとスマートフォンを連携できる「Passtock」

 タブレットの良さって、やっぱり、大きな画面の見やすさ。ボクは幸い、まだ何とかなってるけど、同世代の人たちは「スマートフォンが便利なのはわかるけど、4インチなんて、もう論外だね」なんていう声も聞こえてくる。だからこそ、7インチ前後のタブレットが売れてるわけだけど、現実的な用途としては2台目需要。1台目として、スマートフォンやフィーチャーフォンを使っておき、大きな画面でコンテンツを楽しみたいときはタブレットを使うというスタイル。

 ただ、この2台持ちスタイルで使っていて、ちょっと不便なのが2台の連携。Webページであれば、Chromeのブックマークで連携する手もあるだろうけど、スマートフォンで撮った写真をタブレットの大きな画面で見ようとしたり、タブレットで作成したメモをスマートフォンで利用しようとすると、これまでは個別に情報を入力したり、Dropboxなどのオンラインストレージ経由でやり取りするしかなかった。

AQUOS PAD SHT22(左)とスマートフォンを連携させる「Passtock」。画面右はAQUOS PHONE SHL23

 そんな不便さを解消してくれそうなのがAQUOS PAD SHT22に搭載されている「Passtock」という機能。スマートフォンとAQUOS PAD SHT22の間で、データを連携(Pass)して、保存(Stock)しておくための機能で、双方に搭載されているBluetoothとWi-Fi Directの機能を使い、回線を経由することなく、さまざまな情報を共有できるというもの。たとえば、スマートフォンのカメラで撮影した写真をAQUOS PAD SHT22に転送して表示したり、AQUOS PAD SHT22で見ていた動画のURLをスマートフォンに転送して楽しむなんていうことが簡単にできる。この他にもメモを同期させたり、地図の位置情報を受け渡したりすることも可能。さらに、タブレットで閲覧中のWebページに記載されている電話番号をタップして、スマートフォン側で電話をかけるといった連携もできる。

 とまあ、原稿にはそう書くわけだけど、ボクらみたいに自分の機種が次々と変わっちゃう人にとっては、正直なところ、Passtockが使えることがちゃんと頭に入っていなくて、あとで「あー、あのときに使っておけば……」なんて感じで思いだしてしまうことも……。もうちょっと意識して、使うようにしないといけませんな。ただ、うまくシーンにハマると、とても便利な機能だし、実はPasstock対応機種であれば、どの組み合わせでも使えるようなので、他機種のユーザーも対応機種が2台あるようなら、試してみると面白いかもしれません。ちなみに、「Passtock」のアプリはau Marketからダウンロードできます。

データを渡したい方の端末で、Androidプラットフォームの共有をタップすると、「Passtock」を選べば、ペアに設定されているAQUOS PAD SHT22に自動的にデータが送られる。ここでは宮崎空港の地図データを共有で送信
受け取ったAQUOS PAD SHT22の方は通知からPasstockを選ぶと、画面が表示される。宮崎空港のパネルをタップすると、リンクが表示されるので、リンクをタップすれば、地図アプリが起動し、指定された位置が表示される
AQUOS PAD SHT22に付属する簡易スタンド。樹脂製で手軽に使えるんだけど、自宅で使っていると、どこかに埋もれそう……。もうちょっとしっかりしたスタンドを探したい

 また、タブレットの使い方って、7インチクラスだと、移動中や外出先でカバンから出して使うスタイルが多いけど、自宅で仕事をすることが多いボクは、隣の机において、画面を参照したり、映画を再生しておいたりと、「ながら」で使うことが多い。そんなときのために、AQUOS PAD SHT22には樹脂製のスタンドが同梱されていて、なかなか便利に使えている。ただ、このスタンドに載せる場合、角度は一定だし、軽いので、なくしてしまいそうなのが心配。付属のスタンドはカバンにでも入れておいて、自宅用にもうちょっとしっかりしたスタンドも探してみようかと考えております。


isaiユーザーが見た新型「isai FL LGL24」

 5月8日に開催されたauの新商品発表会を取材する機会に恵まれ、筆者は新モデル「isai FL LGL24」の取材を担当することになった。「isai FL LGL24」は7月下旬発売ということもあり、店頭などで触れられるようになるのはまだ先になると考えられる。発表会ということでいち早く触れられる機会を得た訳だが、isaiの現行モデルのユーザーである筆者は、はたしてどのような表情で取材していたのだろうか……。

「isai LGL22」(左)と「isai FL LGL24」(右)

 「isai FL LGL24」の最大の特徴は、2560×1440ドットというWQHDの液晶。1920×1080ドットのフルHDでも、すでに画素の粗さはまったく感じられない精緻な見た目だが、ではWQHDではというと、特に動画の視聴で差が感じられた。もちろん、2560×1440ドット以上の解像度を持つデモ用の動画ということもあるが、一段と高精細になった様子を、もっとも手軽に、そして強烈に感じられたのが動画だった。

 外観のデザインでは、現行のisaiで特徴だったメタルフレームが持つシャープなイメージが後退したように感じられた。新モデルは側面も同色系でまとめられ一体感は高まっているが、メタルフレームは象徴的なデザインだと感じていたパーツだったので、少し残念に思う。

 左側面にあったボリュームキーは、LG製の「G2」や「G Flex」などと同様に、背面に移動。こちらも同色系で綺麗にまとめられている。机などに置いていると押せないという問題はあるものの、手に持って使う限りは便利そうだ。

「isai LGL22」(左)と「isai FL LGL24」(右)、側面のデザインの違い

 うらやましい! 欲しい! と思ってしまったのは「ノックコード」。ノックするパターンが、ロック画面解除のためパスワード入力の代わりになるという機能で、端末をトントンとノックする回数と、ノックする点の位置関係や順番を予め決めておけば、パターン入力やPIN入力の代わりになる。画面上のどこでも認識するため、ロック解除の操作のしやすさは、格段に向上すると感じられた。

「ノックコード」の登録画面

 発表会で触れた段階では開発中であり、発売がまだ先なので、例えば「isaiモーション」などはうまく動作しない様子も散見された。ただ、画面は2560×1440ドットということだが、基本的な動作について、重く感じるようなことはなかった。

 キャリアアグリゲーションやWiMAX2+など、auの2014年夏のラインナップとしてほかにも見どころは多いが、「isaiらしさ」がどのように着地するのか、見どころである。


Google Maps Engineってなんだ?
無料で誰でも利用できる「Google Maps Engine」

 スマートフォンのマップアプリはきっとみなさん頻繁に使っていると思う。が、それに関連するサービスとして、「Google Maps Engine」なるものがあることをご存じだろうか。これは、簡単に言えば、より高度にGoogleマップを活用するためのサービスだ。

 通常のGoogleマップでも、お気に入りの場所をマークしておき、後から参照できるようになっていたりするが、Google Maps Engineではマークする以外に、そのポイントにコメントや画像を付加したり、マークの色・形を変えたり、ラインなどを描画したりして、それらをレイヤーでまとめて表示・非表示を切り替えられるようにもなっている。また、地図上に登録した情報を他のユーザーと共同で編集したり、情報共有することも可能だ。

 Google Maps Engineは、今のところPCのWebブラウザー上で使いやすいサービスになっているけれど、Androidアプリ版も実は2013年にリリースされている。ところが、基本的に閲覧のみで情報の編集ができないこともあり、このアプリだけでは使い道を見つけにくく、あまり大きな話題にはなっていないようだ。

PCのWebブラウザーで表示したGoogle Maps Engine
好みの場所にマークして、コメントや検索画像を付加できる

 いろいろあって、より多くの情報を扱える有料版のGoogle Maps Engine Proを筆者の会社で購入したので、個人的に何かいい活用方法はないかなーと考えてみた。PC上で情報を編集しなければならないのは仕方ないとして、外出中にARROWS NX F-01Fから参照した時に便利な使い道はないだろうか、と。

試しに作ってみた「お付き合いのある企業やイベント開催地の場所と、その行き方」マップ

 で、とりあえず試しに作ってみたのが、仕事上活用しやすそうな「お付き合いのある企業やイベント開催地の場所と、その行き方」マップ。お付き合いのある出版社やクライアント、よくイベントが開催されている施設などを登録し、さらにそれぞれの最寄り駅からの最短徒歩ルートもラインで描画した。

 何度か訪問している場所でも、しばらく間があくと、どの駅が最寄りだったのか、どういうルートで歩けばよかったのか、わからなくなってしまうことがある。電車を降りた後、その会社のWebサイトから住所を探してマップで検索する、みたいな面倒くさいパターンになることもわりと多い。が、今回作ったGoogle Maps Engineの情報があれば、PC上で編集したポイントやラインなどをそのまま表示できるので、きっともう迷わない、はず。もちろんマップアプリと連携してナビ機能も使えるから、現在地からのルートを知りたい時も一発だ。

AndroidアプリのGoogle Maps Engineから見るとこんな感じ。これはお付き合いのある出版社のレイヤーを表示したところ
イベントがよく開催される場所と、最寄り駅からの最短徒歩ルートのレイヤーを表示
ちょっとわかりにくい場所にある会社に久しぶりに行く時でも、これを見ればバッチリ
現在地からのルート検索もワンタッチ

 まだまだ情報が少ないので、社内の他のスタッフと共同で情報登録していければと思っているが、ここで注意しておきたいのが、Google Maps Engineのアプリで一度に表示できるレイヤーは最大3つまでということ。無料で利用できるLite版で編集できるのは最大3レイヤーなので問題ないが、有料のPro版は最大10レイヤーまで使って大量の情報を登録できるので、調子に乗ってガンガン登録していくとアプリ上では使いにくくなってしまいそうだ。目的や用途に応じて別の新たな地図として作成したり、1つのレイヤーに盛り込む情報を整理するなどして、上手に管理したいところ。

 また、PC上では1つのレイヤー内に含まれる名前付きポイントなどを一覧できるようになっているのに、アプリではレイヤー単位でしか一覧できないのが、やっぱり使い勝手としてはよろしくない。知りたい場所を地図上のアイコン表示されたポイントから選べるだけでなく、名称の一覧からも選択して瞬時にその場所を参照できるようになっているのが本当はベストなのだけれど……。

アプリ上で表示できるレイヤーは3つまで
レイヤー内のポイントを一覧できないのはけっこうイタい……

 商用利用の仕方としては、各地に散在している店舗の場所と関連情報を登録してすぐに把握できるようにしたり、その情報を一般公開してユーザーに参照してもらえるようにする、といった形が典型的な例のようだ。そんな風にチェーン展開しているような大企業じゃなくても、中小企業や個人のレベルで何か面白い使い方ができないか、これからも探っていきたいと思う。


約7インチ三辺狭額縁のAQUOS PADをわしづかみ

 今年1月にラスベガスで購入して以来、快適に使い続けているAT&T版iPad mini Retinaディスプレイ。国内ではMVNOのIIJmioの格安SIMカードを使い、NTTドコモのXiネットワークに接続し、海外では渡航先のプリペイドSIMカードで接続したりして、自分の旅には欠かせない存在になりつつある。1月に購入した当時、「たぶん、今年の春にはNTTドコモが扱い始めたり、SIMロックフリー版が出るんだろうなぁ」なんて予想をしてたけど、今のところ、その予想はまったく外れ、NTTドコモ版もSIMロックフリー版も実現していない。残念な気持ち半分、国内版では使えないNTTドコモの回線を利用できているうれしさ半分、ちょっと複雑な気分だ。

約7インチのタブレットながら、片手でわしづかみできちゃうサイズ感

 じゃあ、iPad miniばかりを使っていて、他の機種には興味がないのかというと、そんなことはなくて、実は最近、auのAQUOS PAD SHT22を購入し、外出先ではこちらを使うことが増えてきている。iPad miniから乗り換えたというわけではなく、こういう仕事なので、いろんな機種を試してみようという考え。

 機種変更については、今までAQUOS PAD SHT21を利用していた回線があって、今回はそれ新しいAQUOS PAD SHT22に機種変更した。旧機種はIGZO搭載液晶を採用したタブレットの先駆けだったこともあり、ディスプレイの解像度がWXGA(800×1280ドット)表示だったのに対し、新機種はWUXGA(1200×1920ドット)表示に進化を遂げている。スマートフォンのディスプレイがHDからフルHDに進化したのと同じような感じかな。

 AQUOS PAD SHT22を購入して、手にしたとき、最初にグッと来たのが三辺狭額縁による迫力の大画面。元々、ソフトバンク向けに供給されているAQUOS PHONE 302SHを使っていたこともあって、三辺狭額縁そのものは体験済みだったんだけど、これが約7インチクラスになると、その迫力が一気に増す。シャープが同社製スマートフォンやタブレットで採用しているホームアプリ「3ラインホーム(Feel UX)」も約7インチの狭額縁画面に表示すると、ちょっと圧倒される感じ。

片手で持てるサイズとは言え、さすがに落とすと怖いので、クリアタイプの背面カバーを装着。背面シールは剥がそうと思ってたのに、なぜか残しちゃってる……
Feel UXはロック画面の壁紙に美しい写真がプリセットされていて、三辺狭額縁を目立たせる印象

 ただ、ホームアプリについては、プリインストールされているのが「3ラインホーム」のみで、Android標準に近いホームアプリとして、シャープがスマートフォン向けに提供してきた「SHホーム」も配信されていない。auスマートパスで提供されているホームアプリも探してみたけど、「auホームアレンジ」や「auホームアレンジ かんたんホーム」などは対応しておらず、ホーム画面のカスタマイズの選択肢が意外に少ないのはちょっと気になるところだ。

 ボディについては三辺狭額縁を採用したため、幅が狭く、ディスプレイ周囲のフチの部分もディスプレイの下側にしかないため、手での持ち方が少し違ってくる印象だ。たとえば、iPad miniや同じ約7インチクラスで人気のNexus 7などは、本を手にするときと同じように、手のひらで抱えるように持ったり、余白部分に親指を掛けるような持ち方をすることがあるけど、AQUOS PAD SHT22の場合は、三辺狭額縁のおかげで、スマートフォンをひと回り大きくした程度のボディにまとめられているため、ボクは思わず「わしづかみ」するように手に取ってしまうことが多い。もちろん、ボクがある程度、手が大きいから可能になった持ち方だけど、今までのタブレットとは少し違ったフィット感があるとも言えるかな。

 よくタブレットの分類で、搭載するディスプレイサイズに合わせ、「7インチクラス」や「10インチクラス」といった区別がされてきたけど、同じ7インチクラスでもAQUOS PAD SHT22はNexus 7などをはじめとした他の7インチクラスよりもコンパクトで、ちょっと違うポジションの端末と言えるのかもしれません。連休はこれを持って、どこかに出かけたいなぁ。

2013年モデルのNexus 7(右)と比較すると、ディスプレイ周囲の額縁サイズが大きく違うことがよくわかる
横画面にすれば、動画再生も迫力が増す。フルセグチューナーも搭載しているし、auのビデオパスもあるので、コンテンツはかなり楽しめそう

Google製リモートデスクトップアプリを試す

 Googleから「Chrome Remote Desktop」というアプリが配信されている。WindowsにAndroidスマートフォンからリモート接続できるというもので、筆者もさっそく「isai LGL22」にアプリをインストールして試してみた。

 Windowsパソコンには、Webブラウザの「Chrome」が必要。Chromeのアプリとして「Chrome リモートデスクトップ」アプリをインストールし、6桁のPINコードを設定しておく。実際のリモートデスクトップを利用する際、Webブラウザの「Chrome」を起動しておく必要はない。今回は、筆者の自宅で常時起動させているWindows 7のパソコンで試してみた。

 Android端末にはGoogle Playから「Chrome Remote Desktop」をインストールしておく。インストール後のアプリは「リモートデスクトップ」とストレートな名称で表示された。Androidでアプリを起動すると、先ほどセットアップしたWindowsパソコンに設定してあるコンピュータ名がリストに表示されるので、タップして6桁のPINコードを入力すると接続を開始、ほどなくしてWindowsのデスクトップが表示された。Googleアカウントと一部で連携することもあってか、期待に違わぬ簡単さだ。

1280×960ドットのWindows 7のデスクトップに「Chrome Remote Desktop」アプリでアクセスしたところ
同じコンピュータにWindows用の別のリモートデスクトップソフト「Siegfried」でアクセスしたところ
縦画面でも操作可能
ピンチ操作で拡大・縮小が可能

 良い点は、スマートフォンで操作がしやすいこと。この類のアプリはとにかく、マウス、キーボードでの操作が前提となっているWindowsをタッチパネルで操作するという形になるため、直感的な操作が難しい(Windows 8なら事情が違うかもしれないが)ことが多いが、このアプリではタッチ操作を駆使して便利に使えるようになっている。

 マウスカーソルの移動は、ノートパソコンのトラックパッドのようなイメージで画面のどこでもいいのでタッチしてスワイプすると、カーソルが動きはじめる。もっとも、これはリモートデスクトップアプリにおいては普通の操作方法で、驚くほどではない。

 ドラッグ&ドロップはどうか。マウスの左クリックボタンを押し続ける操作を再現するには、画面をタップしてホールドする。そうするとカーソルにポワンと波紋の効果が見えるので、波紋が見えたら指をスワイプさせる。これでマウスカーソルによるドラッグ&ドロップや領域指定が可能になる。

 右クリックも簡単で、指2本でタップするだけ(中央クリックは指3本でタップ)。上下スクロール(マウスのホイール)は指2本でスワイプだ。これらの操作で、Windowsのマウス操作の多くはカバーできるだろう。当然ながら、画面が大きいタブレットなら操作はさらに快適だろう。

 Windowsのキーボードからの文字入力は、入力フォームにカーソルがある状態でAndroid側の文字入力システムを起動させて入力する。指3本を上にスワイプするとAndroidのキーボードが下側に表示されるので、比較的サクサクと操作を進められる。

 指2本でピンチ操作をすれば、画面を拡大して表示が可能。動きもスムーズだ。

アプリ内のヘルプに書かれている操作方法
キーボードアイコンのタップのほかに、指3本を上にスワイプするとキーボードを表示できる

 便利だと感心したのは、半自動スクロールとでもいうべき機能だ。デスクトップ画面を拡大表示している際、マウスカーソルが表示画面の端に近づくと自動的に画面がスクロールを始める。マウスカーソルの移動と、拡大表示している範囲の移動が連動しているのだ。これにより、デスクトップ画面の一部しか表示されていない状態でも、マウスカーソルの移動だけでデスクトップ画面の端から端まで移動できるのだ。

 また、マウスカーソルの移動では、勢いを付けて指をスワイプすると、トラックボールでの操作のようにマウスカーソルの移動に慣性が付く。例えば「とにかく左下の隅まで、一気に移動したい」という場合なら、シュッと勢いよくスワイプすれば、マウスカーソルが転がるように移動していく。

 このほか、Windowsパソコン側ではWindowsのサービスとしてエントリーされているようで、起動直後などWindowsへのログオン前でもリモート接続が可能だ。サーバーとして運用している場合には重要なポイントという人も多いだろう。

 この再起動にも少し関連するのだが、筆者の環境では、Windowsパソコンの起動後に、「Chrome Remote Desktop」からしかアクセスしていない場合、Windows 7の視覚効果「Windows Aero」が有効にならないようだ。これはWindows側で起動しているChromeアプリの問題だと思われる。ほかのリモートデスクトップのツールなどでアクセスしてデスクトップ画面を表示させると「Windows Aero」は有効にできる。

起動後のログオン画面からリモート接続が可能
「Chrome Remote Desktop」のみだとデスクトップの表示でWindows 7の「Windows Aero」は有効にならない(タスクバーの色や装飾効果が異なっている)

 前述のようにGoogleアカウントと関連して管理されている関係と思われるが、Wi-FiやLTEといったAndroid側の通信環境に関係なく、Androidのアプリ上で登録済みのコンピュータ名を選ぶだけで、簡単にアクセスできる。映像を見るのはフレームレートの面でキビシイが、それでもただの確認というだけなら十分可能だ。個人で運用するサーバーのファイル操作やマウスによる操作、プログラムの起動・確認という用途なら、十分に実用的だと感じられた。


我が家で奇跡の復活を果たした懐かしのIS06

 今年小学校に入学した6歳の息子が「カメラが欲しい」と言い出した。色んな物に興味を示すこと自体は非常に良いことだが、懐具合も気になる。で、改めて息子に「スマホのカメラではどうか?」と打診したところ、それでもOKとのこと。というわけで、古くなったスマホ「SIRIUS α IS06」を活用することにした。

 ただ、IS06をそのまま渡したのでは、子供の思う壺。プリセットのゲームをはじめ、小1男子には魅力的なアプリの数々が満載で、親としてはとても喜ばしい状態とは言い難い。

 そこで導入したのが「キッズ・プレイス」というアプリ。あらかじめ起動を許可したアプリ以外にはアクセスできなくなるというもので、設定を変更しようとするとパスワード入力を求められ、その先には進めなくなる。筆者の場合、「カメラ」と「ギャラリー」のみ起動を許可する形にしてある。

「キッズ・プレイス」を利用し、カメラとギャラリーのみに利用制限(アラームはおまけ)。ちなみにIS06は秋葉原の中古ケータイショップでは3500円程度で販売されているようだ

 個人的に思うのは、最近、日本でも知育系コンテンツの提供が始まっているが、そうしたアプリ以上に、保護者がコントロール可能で、安心して子供に使わせられるコミュニケーションツールの登場に期待したいところ。保護者が許可した相手とだけメッセージのやり取りができるとか、まずは家庭内で色々と試しながら少しずつコミュニケーションできる範囲を広げ、子供を育てていけるようなツールが欲しいのだ。

 古くはダイヤルQ2、そしてインターネットの普及に伴い、出会い系だの何だのと様々なコミュニケーションサービスが糾弾され、子供たちをサービスから排除することばかりを進めてきたが、現代のスマートフォンというプラットフォームは、もっとポジティブな方法で子供たちを育てていける可能性を秘めているように感じるのだ。携帯電話は何のための道具かというと、ゲーム用でも知育用でもなく、コミュニケーションのための道具である。


「ホームボタンで『マガジン』表示」を解除する

 たくさんの機能をほぼ無視している状態が恥ずかしく、ここで便利さを語ることはあまりありませんでしたが、大画面のGALAXY Note 3を快適に使い続けております。海外出張にうっかり取材ノートを忘れてしまったときは、ノートを探して購入するまでSペンによる手書きメモにとても助けられましたし、テザリングも使いまくっています。ちなみに「Sノート」はEvernoteと同期できるのもうれしい部分です。ただ、それ以外はひたすら大画面の恩恵を受けております。ええ、この画面サイズにはとても満足しています。

うっかりホームボタンを押し過ぎて、この画面が表示されること度々……

 ただ、一緒にiPhone 5sを使っているからというわけでもないのですが、GALAXY Note 3のホームボタンを意味もなく押してしまうことがあり、その度に「マガジン」が起動してしまうことにイラついていました。マガジンはFlipboardをベースにしているニュースアプリで、プリセットされているため削除することができません。情報収集に関しては、私はSNSや他のニュースアプリを活用していたので、マガジンの利用設定をすることなく、うっかりホームボタンを押し過ぎて起動画面を見ては、「戻る」キーを連打するということを繰り返していました。

 しかし、この「ホームボタンでマガジン表示」は解除することができました。先日、サムスンの方にお会いする機会があり、せっかくのプリセットアプリを使わずにいることを申し訳なく思いながらも、ちゃっかり解除方法を教えていただきました。まず、マガジンを利用していなければ、利用設定を済ませる必要があります。アカウントの登録などは必要なく、利用規約に同意するだけです。そして、マガジンを表示しているときに本体の「MENU」キーから「設定」を表示し、「ホームキーで起動」のチェックを外すと、ホームボタンを押すとマガジンが表示される動作を解除できます。なお、この設定をしても、ホーム画面で画面下部から上にスワイプするとマガジンを起動することができます(ホームキーで起動に設定しているときも、スワイプでマガジンが表示されます)。

マガジンを利用していないなら、利用登録をする。マガジンを表示しているときに本体のMENUキーから「設定」を表示
「ホームキーで起動」にチェックが入っているので、これを外すとホームボタンを押すとマガジンが起動する動作を停止できる

 変に抵抗してマガジンの利用を避けておりましたが、使っていたらきっとあっさり問題を解決していたことでしょう。ともあれ、これで意図せずマガジンが表示されることはなくなりました。ところで、マガジンは写真が大きく使われたきれいなデザインで、画面の切り替え動作も気持ちいいニュースアプリです。これを機会に使ってみてもいいなと思っているところです。


大阪でソフトウェア更新に遭遇

 あれは忘れもしない、3月10日のこと。まだ肌寒さが残り、季節外れの雪が時折降る天候の中でのことだった。KDDIに関連した大阪の取材を終え、筆者は帰京のため新大阪駅に向かっていた……と書くと孤独な戦士のようだが、実際は同業他社のメンズ3人で密着しながらタクシーの後部座敷におさまっていた筆者。

 ふとスマートフォンを見ると、弊誌が「isai LGL22」のソフトウェア更新が提供されたと報じている。すぐに内容を確認するが、予告ではなく開始だ。ダウンロードするデータによってはWi-Fi環境で適用するのが理想だが、迷わずタクシーの中からソフトウェア更新を開始した。

 筆者の環境では、前回お伝えしたような表示の不具合があったほか、やはり、ソフトウェアボタンの位置が場面により変わってしまうのが馴染めない。修正の内容にそうした内容は一言も書かれていなかったので、淡い期待にとどめつつ再起動と更新が終わり、さっそく画面スリープを解除してみると、やはりそこにはこれまでと変わらぬ日常が広がっており……伊丹空港にランディングしていく飛行機をタクシーの中から眺めながら、筆者の淡い期待もまた地面にソフトランディングしていったのである。

KDDI 関西総支社のビル。写真で右手前側にもビルを建設中だ
陸上自衛隊 伊丹駐屯地

 ちなみにこの大阪出張では誌面では書けない出来事に遭遇してしまったが、書く場所がない方の出来事として、最寄り駅から自衛隊伊丹駐屯地まで報道陣の乗ったマイクロバスを運転してくれた自衛隊員のアクセルワークがありえないほど紳士的で驚いたことを記しておく。普段なら鍛えあげられた迷彩服の隊員に対してちょっと身構えてしまうところだが、実際には駐屯地の取材中も、常に配慮されたありがたい対応。伊丹駐屯地の広報担当者も当然ながら迷彩服で、そのことを聞かれると「有事に即応するためです」と答えていたのが印象的だった。


isaiの手放せない機能と、いつか直してほしいトコロ

 かつてのフィーチャーフォンのハイエンドモデルのように、メーカー発の工夫が満載される昨今のスマートフォンでは、気に入った機能を見つけると、次もこの機能が付いている端末がいい! と思うことが多々ある。「isai」を使っていてもう手放せなくなっているのが、画面をダブルタップして画面スリープを解除できる機能だ。

 同様の機能はほかのメーカーのスマートフォンにもあるので、裏側でどのような仕組み、あるいは差別化が図られているのかは分からないが、電源ボタンを押して画面スリープを解除する一般的なスタイルにはもう戻りたくないと感じる。一日のうちでも最も使う操作だけに効果も大きい。「isai」ではタップが成功すると右上のランプが一瞬光って、操作が成功したことが視覚的にも分かるようになっている。待受画面の空いている場所をダブルタップすれば再び画面をスリープさせることができる。

 電車でつり革につかまっている時など片手操作の場面では、側面の電源ボタンより画面をタップするほうがより自然に操作できるケースが多い。また、机の上に置いた状態で、何かを少し確認したいといった場面でも、画面をタップするだけで画面のスリープを解除でき、当初に想像していたよりはるかに楽だと感じている。側面の1カ所である電源ボタンに比べて、画面全体を使うのだから、楽で当たり前といえば当たり前なのだが、ほかのメーカーのタブレットを使うときもまず画面をタブルタップしてしまうなど、すでにこの機能のための動作が体に染み付いてしまっている。

 一方で、登場頻度や操作頻度がそれなりに多いにも関わらず、慣れない部分もある。

 筆者の持論として、「使いにくいUIとは、慣れてもなお、使いにくいと感じるUI」というものがある。筆者としては「慣れたら使いやすいUI」というのは「使いやすい」のうちに含めているのだ。その意味で、何度も引っかかりを覚えるのが写真を閲覧する「ギャラリー」などで登場する、画面下部のソフトキーの配置だ。

 通常は3つのボタンが配置されたものを使っており、メーカーにより配置は若干異なるものの、この3つボタンはAndroidで一般的なもの。しかし、「isai」の「カメラ」アプリや「ギャラリー」「連絡先」などではUIの「クリーンビュー」をオン・オフするための4つめのボタンが追加され、既存の3つボタンの配置場所もズレてしまうのだ。

ギャラリーのアルバム内を表示したところ。ギャラリーに入ると基本的にソフトキーは4つボタンになる
サムネイルをタップし画像を拡大した時だけ3つボタンに戻る。ここから戻るボタンを連打すると次の画面では4つボタンの一番右を押してしまう

 特に「ギャラリー」では、まず4つボタンで表示され、画像を拡大表示した時だけ3つボタンに戻るなどするため、3つボタンと4つボタンがコロコロと入れ替わる。右側に配置された戻るボタンをタタタッと連打したつもりが途中から4つめのボタンを連打したことになっている……という操作ミスが、かなりの頻度で発生する。この4つボタンは、筆者の使い方では「ギャラリー」と「カメラ」以外であまり遭遇しないため、どうしても慣れないでいる。4つボタンのアイデア自体はかまわないが、既存のボタンの場所をずらさないように工夫してほしいと感じている。

 アプリの一覧画面では、isai独自のフィーチャーとして、よく使うアプリのアイコンの輪郭が光る、というものがある。しかしこれも、確かによく使っているアプリがボワっと光るのだが、例えば「音声検索」などの使っていないアイコンも光るなど、機能としては少し頼りない印象がしている。バックグラウンドでの動作などが影響しているのかもしれないが、もう少しブラッシュアップを望みたい機能だ。

 筆者の環境では、準拠しなければいけないセキュリティポリシーの関係で、画面スリープの解除時にはPINコードを入力する設定になっている。スライドで解除やパターン入力解除では問題なかったのだが、設定でPINコード入力の解除方法を選択したら、ロック解除画面の背景に、縮小されたカメラUIのような謎の画像が表示されるようになった。この事象は購入直後から発生している。詳しく検証していないが、表示される頻度は体感でだいたい50%ぐらいだろうか。幸い、時計が表示されなくなるぐらいで実害は少ないのだが、入力する際に数字キーが見辛く、こちらもいつか直してほしいと願っている次第である。

正常なロック解除画面
わりと高い頻度で登場する謎の背景。カメラUIのベースになる画像のようだが……。このパターンでは時計も表示されない。

フォント変更でマンネリ解消

 AQUOS PHONE SERIE SHL22を長期にわたって利用していると、機能面での不満は無いが、マンネリというか、同じインターフェイスに飽きてくるのも確かだ。そんな時に非常に効果的なのが、フォントの変更である。

ダウンロードフォントのリスト

 端末にプリセットされている「メーカーアプリ」を起動し、「ダウンロードフォント」をタップすると、有料・無料のフォントパックがダウンロード(実際のダウンロードはGoogle Play Store経由で行うことになる)できる。無料のものもたくさん用意されているので、それだけでも十分に楽しめるはずだ。ダウンロードした後は、設定の「ディスプレイ」→「文字フォント設定」→「文字フォント切替」とたどり、好みのフォントを選択すればよい。

 今回は新着の「AR浪漫明朝体U」をダウンロード。ホームアプリやメールアプリをはじめ、文字の部分が一新されるので、目が慣れるまで違和感があるほどに新鮮に感じられる。ただし、ブラウザアプリやTwitterアプリなど、一部のアプリのフォントは変更されないので、全体的な統一感としては若干残念な感じもする。

初期設定の「モリサワ新ゴM」
ダウンロードした「AR浪漫明朝体U」に設定変更したところ

 とはいえ、長く使い続ける上でのマンネリ解消には最も手軽で効果的な方法なので、この先も大事に使いたいと考えているユーザーにオススメだ。


可視化されたマルチタスク機能「マルチウィンドウ」

 Androidはマルチタスクが簡単にできる、と言われているが、ユーザー目線で見ていくと、アプリを利用中に「戻る」ボタンでホーム画面に戻ったときのほかにも、「ホーム」ボタンでホーム画面に戻ったとき、インテントでほかのアプリに飛んだとき、アプリのサブメニューに「終了」があり終了させてホーム画面に戻ったとき……と、さまざまな経路があり、これにアプリ側のバックグラウンドでの挙動も加わって、スッキリと理解するのが難しいという印象だ。

 メモリ管理の進化などもあり、昔ほどバックグラウンドに回してしまったアプリを気にしなくてもよくなっているが、問題は、次に呼び出した時にどういう画面で出てくるのか、いつもぼんやりとしか予想できない点だ。例えばブラウザなら、前回のWebサイトを開いたままの状態なのか、新規ウィンドウで開かれるのか、なんとなくでしか予想できないことが多い。

 isaiにはLG独自の機能として「マルチウィンドウ」機能が搭載されている。操作は簡単で、「スリーフィンガー・スワイプ」として3本指で左にスライドすれば「格納」、右にスライドで「呼び出し」というシンプルな操作だ。格納できるのは最大3つのアプリ。右にスライドして呼びだそうとすると、アプリの画面全体が階段状に重なって表示され、見た目にもわかりやすい。

 実は最近までこの機能の存在を忘れていたのだが、おもむろに3本指で左にスライドすると、ちゃんと使うことができた。1日に1回ぐらいはマルチタスクを切望する瞬間があるので、今後は忘れずに3本指もセットで思い出したい。


インフルでダウンした際に活用したアプリ

 恥ずかしながら、インフルエンザに感染し、つい先日まで寝込んでいた。予防接種を受けていたのに……。

 寝込んだ当初は高熱でうなされ、スマホの操作どころではないが、37度台に下がってくると、ベッドの上でおとなしくしているのも退屈に感じるようになる。かといって、複雑なことをする気にもなれず、ふと思い立って久々に起動したアプリがラジオ番組がパソコンやスマホでそのまま聴取できる「radiko.jp」だった。

 アプリを起動し、選局。ほどなくしてラジオ独特の軽妙なトークと音楽が楽しめる。あとは、端末を再び卓上ホルダにセットし、目を閉じて聞き入るだけ。実に単純で、実際のラジオを操作するより簡単だ。

 そうやって数日が経過し、ようやく社会復帰を果たしたが、常に手元にあるスマホが何となく頼もしく感じられる一件だった。読者の皆さん、インフルエンザにはくれぐれもご注意を。


クラウドサービスが取り込まれた「isai」のソフトウェア

 「isai LGL22」はLG製の最新スマートフォンということもあり、ソフトウェア面では便利な機能が多数用意されている。その中でも大胆に取り込まれているのがクラウドサービスだ。「設定」の「一般」タブには「クラウド」という項目が用意されており、標準で「au Cloud」「Dropbox」「Box」の3つのサービスに対応している。

 筆者はすでにDropboxのアカウントを持っていたので設定してみたが、端末に標準搭載のファイル管理アプリ「ファイルマネージャー」を開くと、トップ画面には「クラウドストレージ」としてDropboxのボタンが追加されるようになった。タップすると、アプリ「ファイルマネージャー」の画面で、Dropbox内のデータにアクセスできる。

 Androidでは一般的に、特徴的なインテント機能によって、アプリ間でファイルやデータをやりとりすることは比較的簡単にできる。写真を表示させた状態で「共有」などのボタンを押し、表示される一覧からTwitterクライアントアプリを選択すると、写真をTwitterに投稿する投稿画面が開くといった具合だ。インテントでクラウドサービスのアプリにデータを“投げる”と、多くの場合は簡単にクラウドサービスと連携できることになる。

 一方で、「isai LGL22」では標準でクラウドサービスに対応しているということもあり、例えば標準搭載の音楽プレーヤーアプリ「音楽」でも、Dropboxを音楽データの格納場所として指定できるなど、クラウドに既にあるデータを活用するという視点で応用されている印象だ。筆者は、転送速度などの面でDropboxをこうした目的に使っていないが、ローカル、クラウドと柔軟に使い分けられるのは魅力的だ。


電池減らしても画面を点灯させたい場面

 AQUOS PHONE SERIE SHL22を使い始めて半年。IGZO+大容量バッテリーの心地よさから抜け出せない感じになっているが、「エコ技」をはじめとする省電力機能がちょっと鬱陶しく感じることもある。画面をつけたままにしておきたいのに、一定時間が経つと消えてしまう、というはその最たる例で、ナビ機能を使っている時などには特にストレスに感じるものだ。

「KeepScreen」の起動画面

 そこで筆者が使っているのが「KeepScreen」というアプリ。電源投入後、同アプリを起動し、サービスをスタートさせておくと、あらかじめ常時画面点灯をONに設定したアプリについては画面がついたままになるというものだ。

 筆者の場合、「マップ」アプリや渋滞状況をチェックできる「渋滞ナビ」といった車の中で電源供給しながら利用するアプリや、「Note Anytime」のような作業中に画面が消えてほしくない取材ツールを同アプリで常時点灯に設定している。

 電池がもたないのもストレスだけど、使いたい時に自由に使えないのもストレス。そこには相反するベクトルが働いているわけだが、うまくアプリで補えって工夫すれば、快適性が高められる。これもまたスマートフォンの面白いところだろう。

途中でスリープさせたくない「マップ」や「渋滞ナビ」といったアプリを指定しておく

あこがれのSペンを使いこなす日は遠い
念願かなって買えたGALAXY Note 3。au版を購入

 初代が登場したときから、使ってみたいと思っていたGALAXY Note。シリーズ3代目にしてやっと購入し、大画面を快適に楽しんでおります。

 それまで使っていたディスプレイサイズ5.2インチのARROWS NX F-06Eと比べても見やすい大画面です。ARROWSの場合は3つの操作キーが画面下に表示されるので、実質の表示は5.2インチより狭くなっており、5.7インチをフルで使っているGALAXY Note 3との差をますます感じるのかもしれません。40代も半ばになると悲しいかな、老眼が始まっており、ちょっとでも見やすい方がいいと感じてしまいます。こうして比較すると、文字サイズはほとんど違わないのですけどね。そういえば、電車の中でGALAXY Noteを使っている中年の方々をよくみかけるのですが、同じように大画面が見やすいと感じているのだと思います。

ARROWS NX(右)との画面比較。文字サイズは変わらないのに、なぜかGALAXY Note(左)の方が見やすい

 ただ、大画面に満足してしまって、最大の特徴であるSペンを使いこなすことができません。そもそも、手書きにはそれほどこだわりがないのです。なぜGALAXY Noteが買いたかったかと聞かれたら、画面が大きいからと答えるくらいですもの。もちろん、メーカーの方にいろいろとお話を伺い、手書きの便利な点は十分理解しております。特に、電話番号を手書き入力して選択し、電話アイコンからアプリが起動してすぐに電話がかけられる「アクションメモ」はスゴイ。住所ならマップにリンクします。スゴイと思いつつ、活用していなくて本当に申し訳ないのですが。とりあえず、もうすぐCESですし、周りのライターさんがやっているように、立って取材しているときにGALAXY Noteでメモを取ってみようとは思っています。

Sペンを抜いて「アクション」メモを起動し、電話番号を入力。選択ツールをタップして電話番号を選択し、電話アイコンをタップ。番号が入力された状態で電話アプリが起動。そのまま電話をかけられる
やっと完全に解凍できたローストビーフ。やっと食べられる

 ところで、先日、dショッピングで購入したローストビーフ。ラディッシュ柄のダンボール箱にシンプルに入れられて、かつカチカチ冷凍状態で届きました。ゆっくりじっくり解凍すべく、クリスマス・イヴの朝、冷凍庫から冷蔵庫にニヤニヤしながら移したのですが、あまりに完全に冷凍されていたため夕食までに解凍が間に合わず、その日、ローストビーフはナシと相成りました。きれいに切って盛りつけた姿をスパークリングワインとともにお見せしたかったのですが残念です。カチカチ肉の解凍は1昼夜かかる、ということを覚えました。気を取り直して、クリスマスに発泡日本酒とともにいただきました。


isaiでハイレゾ音源を楽しむ

 「isai」には、「LG G2」が発表された際に明らかになった、「Hi-Fiサウンド」再生機能が搭載されている。FLAC形式などで24bit、192kHzまでの音楽データの再生をサポートするもので、世間で今「ハイレゾ音源」と呼ばれているデータの再生に対応しているのだ。

 音質なんてよく分からないし、という声はハイレゾ音源を語る際によく返ってくるのだが、音楽CD(CD-DA)の16bit、44.1kHzという規格は1980年に策定されたもの。冷静に考えると、けっこう古い。ハイレゾ音源を映像フォーマットに(強引に)例えると、音楽CDの音源がDVD(640×480など)だとするならば、ハイレゾ音源はBlu-ray Disc(1920×1080)のようなものだろうか。細部がより細かく、綺麗になるという意味では、同じような傾向だと思う。

 DVDで十分というタイプの人にハイレゾ音源を進めるのは気が引けるが、これから買うならBDでしょ当たり前でしょとか考えている人には、ハイレゾ音源の良さもなんとなく伝わるような気がする。連載時から修正された作画やマッハバンドの処理、はては特典映像からオーディオコメンタリーにいたるまでしゃぶり尽くす業の深いアニメファンならば、μ'sや麻生夏子、豊崎愛生のアルバムをかつてない高音質で聞きたいと思うはずなのだが(シングルやアルバムのハイレゾ音源版が配信されています)、そのあたり、いかがだろうか。

「isai」にプリインストールされている「音楽」アプリ。「アルバムアーティスト」タグが入力されていると「アルバム」タグに置き換わってしまうなど、タグの処理に少しズレがある
ハイレゾ音源を再生するとタイトルの左に「HiFi」のロゴが付き、右下のオーディオエフェクトは無効になる。アルバム「Love letters」は「mora」にて24bit/96kHzのFLAC形式で配信されている

 「ハイレゾ音源」という呼び方に明確な規程はないのだが、メジャーなPCM方式では、概ね24bit以上の音源がハイレゾ音源と呼ばれている。「isai」は、FLAC形式で24bit、192kHzまでの再生をサポート。WAV形式にも対応している。DSD形式には対応していないが、現在配信されているハイレゾ音源で主流のフォーマットは、特別なアプリを用意することなく、プリインストールされている「音楽」アプリで再生できることになる。

 この「音楽」アプリは見た目も洗練されており、ロック画面で操作できる簡易ウィジェットにももちろん対応。ギャップレス再生に対応していないのは残念だが、ハイレゾ音源をまずは試してみたいという場合にも手軽で便利だ。

 現在のところ、タグの処理で、楽曲データに「アルバムアーティスト」タグが入力されていると、「アルバム」名の場所に「アルバムアーティスト」名が表示されてしまう問題がある。これだと分かりづらくなってしまうので、端末上で正確に分類したい人は事前に「アルバムアーティスト」タグを消すなど、少し工夫が必要だ。

 ハイレゾ音源は上記にもあるように音楽CDを超えるフォーマットなので、音楽CDでは提供されない。「e-onkyo」や、ソニー系に強い「mora」、「OTOTOY」などでダウンロード配信されている。

 ヘッドホンやイヤホンもハイレゾ対応の製品を、という声も聞かれるが、筆者自身は、これは後でもいいように思う。よほどチープな製品を使っているなら別だが、ある程度の製品なら、なんとか差は感じられるのではないかと思う。製品にポテンシャルがあれば、「このイヤホンでこんな音が出せるんだ」と驚くこともある。ハイレゾ音源とは、それほど“上流”での大きな変化だと感じている。ダウンロード配信が主体になるなど、サービス面も含めてポストCD時代の訪れを予感させるハイレゾ音源は、いろいろこだわりたいユーザーにまずは試していただきたい機能だ。


SHL22の重箱の隅をつつく

 後継モデルのSHL23が出た今もなお「AQUOS PHONE SERIE SHL22」を使い続ける筆者だが、それだけ満足度が高い機種ということだろう。とはいえ、全く不満が無いかというと、細かいところでいくつか不満に思うところもある。

 一つはBluetooth。筆者の場合、週末になると車を運転する機会が多いので、運転する際にはBluetoothでカーナビにつないでハンズフリー通話を利用することになる。従来、ダッシュボードの真ん中あたりにホルダーを取り付け、そこに端末を載せていたのだが、サイズ的に収まらなくなったため、エアコン送風口に取り付けるドリンクホルダー一体型のタイプを購入し、運転席ドア側にこれを取り付けて利用することにした。

 すると、時折カーナビがSHL22を見失うようで、端末側で電話に出なければいけなくなる場面が何度かあった。設置場所を変更したとはいえ、さすがに車内でリンクが切れるようでは厳しい。端末側にもハンズフリー機能が搭載されているので、それを有効にして、カーオーディオの音量を絞れば何とかなるものの、今までにはあまり遭遇しなかった症状なので、どうもスッキリしない。

Bluetoothの接続がやや不安定な印象

 もう一つはMHL非対応というところ。microUSB端子から変換アダプターを経由してHDMI端子を持つテレビなどに映像を出力できるのがMHLだが、SHL22はMiracast対応ということでMHL機能が省略されてしまっている。

 自宅での利用を想定するなら、Miracast対応のテレビがあれば、それとワイヤレスでつなぐのが最も便利なのは理解できる。しかし、出張や個人旅行でホテルの部屋にあるテレビに出力したいとなった場合、最も現実的なのはMHL(HDMI)の利用だろう。まあ、そういう利用シーンはさほど多くないのかもしれないが、Miracastに対応するテレビがまだまだ少数派という状況なだけに、MHLに見切りをつけるにはちょっと早すぎたような気がする。

 このほか、他キャリア向けのモデルではmicroUSB端子のキャップレス防水化が進んでいるのに対し、SHL23でも頑なにキャップ有りを貫いているあたりは、日々ストレスに感じる部分だ。

 逆に、それ以外には特にこれといった不満は無く、未だに満足度は高い。本当、もう一声といった感じなのだ。正直なところ、SHL23でこれらの課題が解決されていれば速攻で機種変更、と行きたかったところだが、状況的には変化は無いようなので、悩み続けたまま現在に至っている。


「isai」をゲット

 auの回線の機種変更で、11月23日に発売されたauの「isai」(LGL22)をさっそくゲットしてみた。4色のボディカラーのうち、発売されたのはホワイトとアクアで、筆者はアクアを選んでみた。ブラックは11月28日予定と案内されているが、ブルーは未定。isaiのブルーは非常に深みのあるターコイズブルーといった塩梅で、魅力的なカラーなだけに、ブルーを選びたいユーザーには残念なスタートだ。

「isai」(アクア)をゲット

 発表会などでisaiの情報に初めて触れた時は、外観写真もシンプルなものだったので、「そんなにこだわったスマートフォンなのだろうか?」と、いまいち特徴を掴めなかったが、発表会の会場で手にとって見て、緻密なデザインが施された細部に驚いたのを憶えている。外周を覆うメタルフレームは精巧に面が作られており、キラリと光る部分とマットなヘアラインの仕上げがいいアクセントになっている。大柄なボディのはずだが、それを感じさせない手触りも秀逸だ。

 ディスプレイは約5.2インチ。4.5インチの頃から、そろそろ大画面化も限界では……と思い続けているが、狭額縁化などでまたしてもなんとか手にできるサイズとなっている。また、これまで有機ELのディスプレイを使うことが多かった筆者だが、LGのIPS液晶は非常に綺麗。電源投入後、最大輝度の白バックでauのロゴが表示されるが、表示のムラのなさにまず驚いた。ディスプレイそのものの技術や製品を持っているLGならではの強みだろう。

 画面を2回タップすると画面のスリープをオン・オフできるといった、今どき(?)の機能もあり、使いはじめの第一印象は総じて良好。スクリーンショットを簡単に撮れ、共有できる機能も最近のスマートフォンでは増えている機能だろうか。音楽プレーヤーアプリでクラウドサービスを利用できたり、サーバーとしてWindowsとファイル共有できる機能など、なかなか興味深い機能もある。このあたりは今後、紹介していきたい。

パッケージにはイヤホンが付属。スタートアップガイドは購入時にプレゼントされた
「isai」は一番右の「Nano IC Card」を採用する。中央はLTE端末などで一般的な「Micro IC Card」。端子のサイズそのものが小型化されている

ハングアウトでSMS送受信

 Android 4.4の登場に伴い、AQUOS PHONE SERIE SHL22でもGoogleの純正アプリがいくつかアップデートされた。中でも注目なのが「ハングアウト」のSMS対応。アプリを更新し、設定でSMS連携をONにするだけなので、さっそく試してみた。

 auでは、「Cメール」のサービス名称で提供されているSMSだが、結論から言えば、一部を除けば問題なく利用できた。

 SMS着信時、キャリア側のCメールアプリとハングアウトのどちらが優先されるのか気になっていたが、どうやらハングアウトが優先されるようだ。SHL22の場合、CメールとEメールのアプリが一つに統合されており、これはこれで便利に使えるだけに、どっちを利用するかは悩みどころ。CメールとEメールのアプリが別々に提供されている他社製の端末であれば、ホーム画面がすっきりするので、ハングアウトもアリかもしれない。

 最大の問題は絵文字。Android 4.4では絵文字への対応が強化され、ハングアウト上での送受信が可能になっているが、残念ながら我がSHL22では受信した絵文字が正常に表示できなかった。一方、絵文字の送信は可能なようだ。au側のメールサーバーの受け入れの問題なのか、端末側の問題なのか不明だが、実に惜しい。

 パソコンでSkypeなんかをヘビーに利用しているユーザーからすれば、それに似た感覚なのかもしれないが、チャット機能とSMSが同じように利用できるのはちょっと新鮮。筆者は、絵文字を表示できないのでSMS連携をOFFにしてしまったが、これまで絵文字文化に接してこなかった海外のユーザーなんかは便利に使うんだろうな。

【追記:2013/11/21 14:30】
 こちらの記事に記載の通り、au端末上でハングアウトのSMS送受信をONにすると、Eメールの自動受信が行えなくなる事象が確認されました。このため、SHL22で同機能を利用することは推奨できません。設定にあたってはご注意ください。


au版GALAXY Note 3を買いました
とうとう買っちゃいました、GALAXY Note 3。5.7インチの大画面ですが、狭額縁のおかげで、かつてほど手に余る感じはありません

 今冬のAndroidスマートフォンは欲しいものばかりで、どれを購入しようか悩んでいましたが、とうとうau版のGALAXY Note 3を買ってしまいました。

 大画面好きとして、GALAXY Noteは初代からぜひとも入手したいと思っていたシリーズですが、タイミングを逃したり、高額で諦めたりしておりました。今冬は、超狭額縁のAQUOS PHONEとか、美しいisaiとか、カメラが面白いXperia Z1とか、その小型モデルのXperia Z1fなども非常に魅力的だったのですが、すでにiPhoneをメイン端末として使っているので、2台目端末として少々毛色の変わったモデルを使いたいと考えたのがNote 3を選んだ理由です。

 GALAXY Note 3はドコモからも発売されていますが、au版を選んだのは端末の一括価格が安いからという、身も蓋もない理由です。当然、番号ポータビリティ(MNP)を利用して購入しました。新規・MNPに対する優遇がいいことだとは思っていませんが、背に腹はかえられません。いろいろと問題視されているオプションも、チキンなもので、言われるまま契約してしまいました。30日間無料というものが多いので、その間に解約すれば料金は発生しませんが、トータルで月額3000円以上になる契約です。うっかり解約を忘れないようにしなくては。ショップではお客様センター(157)に電話をすれば解約できるといわれましたが、解約を電話でお願いするのは気まずいので、オンラインサポートでやっちゃうと思います。

 端末自体は、まだ使い始めたばかりなのと、多機能なのとでちゃんと把握できていませんが、第一印象はとてもいい感じです。なんたって大画面ですから。5インチのスマートフォンが増えてきて、これで十分かもしれないと思い始めていましたが、持ってみると、やっぱり5.7インチの見やすさは違います。すべての表示において余裕を感じます。サブ端末なので通話はあまりしないと思いますが、ここまで大きくたって電話するのが恥ずかしいなんて全然思いません。かつては、これで電話はありえないと思っていましたが、慣れちゃうものですね。そういえば、iPhone 3Gを買った当初も、電話はちょっと恥ずかしい、天地が短いから話しにくい、などと感じていたものでした。本当に慣れってスゴイ。

 ところで、ショップで注意されるまで気が付かなかったのですが、Note 3のUSB端子はUSB 3.0になっています。あらら、自宅にケーブルがないわ、と焦ったのですが、幅広の方にmicroUSBを接続でき、充電も問題なくできました。もちろん、パッケージに対応のケーブルが入っていますので、何も心配ありません。音楽データなんかの転送がサクッとできるのでしょうね。

外部接続端子はUSB 3.0仕様。この写真で右側の方にmicroUSBを接続でき、充電も問題なくできるので、今持っているケーブルを活用できます。

 やっとやっと手に入れることができたGALAXY Note。これから大画面と手書きの便利さを実感していきたいと思っています。


どうしても光学ズームが欲しいときは……

 13メガピクセルのカメラを装備したAQUOS PHONE SERIE SHL22。F値1.9の明るいレンズを装備しているし、スナップショットを撮影する分には申し分ないスペックなのだが、光学ズーム機能までは搭載されていないので、なかなか仕事でバリバリ使うというところまではいかない。

Eye-Fi Mobi

 昨今のデジタルカメラには無線LAN機能を搭載したモデルもあるが、残念ながら筆者が愛用するOptio RZ18にはこの機能は無い。そこで登場するのが、「Eye-Fi Mobi」というSDカードだ。

 Eye-Fiは、無線LAN機能を搭載したSDカードで、Eye-Fi Mobiは通信する相手をスマートフォンやタブレットに限定することで、機能を削り、初期設定を簡単にしたり、低価格化を狙った製品となる。

 若干デジタルカメラとの相性のようなものもあるようだが、幸いOptio RZ18にはEye-Fiの通信機能をON/OFFできる設定メニューまで用意されており、通信ONにすると電池の減り具合にブーストがかかる以外は特に支障なく利用できている。

Optio RZ18の設定メニュー
ONにするとファインダーにEye-Fiのアイコンが出る

 使い方は簡単で、スマートフォン用の専用アプリをインストールし、カードごとに用意されたアクティベーションコードを入力すれば初期設定完了。あとはデジタルカメラ側でEye-Fi機能をONにすれば、メモリカード内の写真データが次々にスマートフォン側に転送される。あとはSNSでつぶやくなり、加工して壁紙に設定するなり自由自在だ。

データ転送中の画面。このようにアプリを起動していなくても、バックグラウンドで転送される
ギャラリー形式のサムネイル表示

iOS 7のSafariでちょっと困ったりした
iPhone 5(左)とiPhone 5s(右)。デザインはほとんど一緒でカラーや細部が微妙に異なる

 iOS 7がリリースされ、iPhone 5s/5cも発売された。秋はiPhoneユーザーにとって変化の季節だ。

 筆者はメイン端末をiPhone 5からiPhone 5sに変更した。指紋認証センサーのおかげでロック解除が簡単になったし、au回線なのでプラチナLTE対応によりLTEエリアがさらに強くなったが、外観形状やディスプレイに変化がないため、ハードウェアが新しくなった実感はそれほど強くない。

 それより個人的には、iOS 6からiOS 7への変化の方が大きいと感じた。今年はiPhoneのハードウェアよりもソフトウェアが変化する年のようだ。

 iOS 7ではアイコンや文字フォントなど、各ユーザーインターフェイス要素のデザインが大きく変わっているが、ボタンの配置だとかメニューの構造などは変わっていないので、基本的な使い方は実はあまり変わっていない。

iOS 6の設定画面。デザインは大きく違うが、基本的な構造は同じ
iOS 7の設定画面。新機能のコントロールセンターの項目が加わっている

 しかし、iOS 7で使い方に戸惑うことがまったくないわけでもない。一部のアプリや機能については、従来と同じ機能についても、操作方法が変更されている。

 個人的に困惑したのは、標準ブラウザ「Safari」の変更だ。基本的な機能は従来から変わっていないのだが、一部の操作方法が変更されている。たとえばページを下にスクロールすると、アドレスバーが小さくなり、コントロールバーは消えて画面が広く使えるようになっているが、コントロールバーを再度表示させる方法が少々わかりにくい(上にスクロールするか画面上下端いずれかをタップする)。

iOS 7のSafariのiCloudタブ表示画面。これを探し出すのに小一時間かかってしまった

 iPhoneのSafariには、ほかのiOS機器やMacのSafariで開いているタブを見る「iCloudタブ」の機能があるが、それがどこにあるかわからず、かなり探してしまった(タブ切り替え画面を下にスクロールさせると出てくる)。ほかにもブックマーク関連も変更されていて、「ブックマークバー」というフォルダ名が「お気に入り」に変更されたことにも最初は気がつかず、不便な思いをしてしまった。

 しかし、このSafariの操作方法の変更以外では、それほど違和感なく使えているのは、それはそれで凄いとも思う。コントロールセンターや写真アプリなど、iOS 7で搭載された新機能だって、使い方がまったくわからないということはなかった。

 まだiOS 7を使い始めて3週間ほどだが、もうすでにiOS 6よりもiOS 7の方に慣れてきた印象だ。しかし今後も、操作で戸惑う場面が出てくるかも知れないので、とりあえずiOSのユーザーガイドはブックマークから消さないでいた方が良さそうだ。


ビッグサイトで遭遇した謎の赤い自転車
東京ビッグサイトのステーション

 先日、あるイベントの取材で東京ビッグサイトに行く途中、東京メトロ・有楽町線の豊洲駅からゆりかもめに乗り換えようとして地上に出た際に、何やら見慣れぬ赤い自転車がたくさん駐輪されていることに気がついた。「あれは何なんだろう?」と思って、AQUOS PHONE SERIE SHL22を駆使し、ゆりかもめの中で検索。江東区の臨海部で行われている実証実験ということが判明した。

 で、さらに調べて行くと、この取り組みにはNTTドコモが関わっており、本誌にもこんな記事が載っていた。恥ずかしながら、すっかり忘れておりました。

 ものは試しということで、さっそく帰り道に試してみた。利用するにはユーザー登録が必要で、ここで携帯電話や決済用のクレジットカードなどを登録しておく。仮登録が完了すると、会員IDと登録パスワードが記載されたSMSが送られてくるので、貸出ステーションにあるキオスク端末を操作して、これを入力する。認証用の鍵としては、おサイフケータイ対応の携帯電話やSuicaなどの交通系ICカードが利用できるので、ここは迷わずSHL22をキオスク端末にかざして認証用に設定。これで、自転車ラック脇のリーダーに端末をかざせば、ロックが解除され、自転車を利用できるようになる。

キオスク端末はおサイフケータイ対応
1回利用であれば、登録済のおサイフケータイを青い部分にタッチするだけ

 利用料は100円/回、1000円/月、500円/日の3パターンがあり、今回は東京ビッグサイトから豊洲まで移動したいだけだったので、100円/回で利用した。実は、豊洲駅から東京ビッグサイトがある国際展示場正門駅までのゆりかもめの運賃は240円となっており、JRや地下鉄と比べると移動距離のわりには少々高め。やや時間がかかる都営バスを使った場合も200円。これに対し、己の体力は使うものの、100円という料金は、それなりに魅力的かもしれない。

 普通にこいで20分ほどのサイクリング。これからの季節、晴れていればきっと気持ちいいので、機会があったら、ぜひ一度体験してみてほしい……のだが、実証実験というだけあって、期間が区切られており、2013年11月30日で終了してしまうらしい。個人的にも便利さにようやく気がついたところなので、できれば実験期間終了後もサービスを継続していただきたい。

Android端末向けにはアプリも用意されており、ステーションの場所や満空状況を確認できる
運河や湾岸線を越える際には多少のアップダウンがあるが、3段変速なので問題なし

電池がもつので調子に乗ってIP電話アプリ活用

 AQUOS PHONE SERIE SHL22の電池もちの良さにひたすら感動する日々なのだが、せっかく電池がもつんだったら、あれこれ使ってやれ、という気持ちが出て来る。人間の欲望の果てしなさとは、実に恐ろしいものである。

050IP電話アプリの例(フュージョンの「IP-Phone SMART」の公式アプリ「SMARTalk」)

 で、何をしたのかというと、050番号のIP電話である。実は、IP電話サービス自体については、各社がLTEのエリアを拡大すれば、非常に便利に活用できるだろうことは、以前から想像できていた。VoLTEのようなサービスのアイデアが出て来ることからも分かるが、低遅延で高速というLTEの特長を考えると、仕組み上は3GなんかよりずっとIP電話向きである。

 しかし、問題は電池のもち。電話をかけるだけならさほど気にならないが、着信も受けたいとなると、IP電話アプリを常時バックグラウンドで立ち上げておく必要があり、これまで出ていた他のスマートフォンだと、あまり利用する気になれなかった。

 そんな中で登場した強烈に電池がもつSHL22なら、どうなんだろう? と考えた次第である。

 結論としては、1日ぐらいなら支障なし。朝起きてから夜寝るまで、継ぎ足し充電せずに過ごせている。もちろん、IP電話で繰り返し通話すれば、通常の音声通話よりも電池の減りは早い。そこは頻度の問題だろう。

 通話品質については、ネットワーク環境次第なところだが、自宅や職場は無線LAN環境が整備されているし、筆者の普段の行動範囲はほぼLTE化が完了しているため、こちらもほぼ支障なし。ただ、いくらLTEが低遅延とはいえ、そこはやはりIP電話独特の“ちょっと前の国際電話”的な時差がある感じは否めない。それでも、LINEの通話機能なんかに慣れてしまうと、あまり違和感を感じなくなるのも不思議だ。

 こうやって、いろんな常駐アプリをインストールしていくと、そのうちまた電池に対する不満が出て来るんだろうな、と思いつつも、まだしばらくはSHL22の大容量バッテリーに甘えた生活が続きそうだ。


auの112.5Mbpsエリア、iPhone 5で速度チェック

 auのiPhoneが対応している2.1GHz帯のLTEのうち、多くのエリアでは5MHz幅を使った下り最大37.5Mbps、または10MHz幅を使用した下り最大75Mbpsの通信速度でサービスが提供されていますが、一部エリアではより高速な下り最大112.5Mbpsや、下り最大150Mbpsに対応したサービスが提供開始されています。

 先日行われたKDDIの会見では、8月末時点での帯域幅ごとの実人口カバー率は、それぞれ以下の通りであると発表されました。

[auのLTE/2.1GHz帯の帯域幅ごとの実人口カバー率]
帯域幅 通信速度 実人口カバー率
5MHz幅 下り最大37.5Mbps 72%
10MHz幅 下り最大75Mbps 31%
15MHz幅 下り最大112.5Mbps 6%
20MHz幅 下り最大150Mbps 非公開

※KDDIの会見資料より

 8月末時点では実人口カバー率が6%に限られている、下り最大112.5Mbpsエリア(iPhone 5では端末の仕様上、下り最大100Mbpsの対応に留まる)にて、auのiPhone 5を使ってスピードテストを行ってみました。

愛媛県新居浜市にあるLTEの112.5Mbpsエリアでスピードテストを実施
iPhone 5 - 下り通信速度の最高記録は62.63Mbps

 下り最大112.5Mbpsエリアの中を移動しながら、何度かスピードテストを行ってみた結果、最も速い通信速度は下り62.63Mbps/上り6.14Mbpsを記録しました。下り通信速度が、10MHz幅の理論値である75Mbpsを下回っているのは少々残念ですが、iPhone上で接続中のネットワークの通信状態などの詳細を確認できるツールを使い、下り最大112.5Mbpsの電波に接続された状態であることは確認済みです。

GALAXY Note II SC-02E - 下り通信速度で89Mbpsを記録

 なお、同じく下り最大112.5Mpbsのサービスを全国60都市以上で提供しているドコモは、愛媛県松山市内にて下り通信速度が89Mbpsを記録するなど、理論値(利用したGALAXY Note IIの仕様上、100Mbps)にかなり近い速度を記録していました。

 接続中の電波の帯域幅は、普段は特に意識することはありませんが、体感的に『通信速度が速い場所』を押さえておくと、外出先で大容量のファイルをやりとりするような必要が生じたり、インターネットを利用しながら作業する場合に便利です。

 携帯電話各社は、既存の周波数帯での帯域幅の拡大や、新しい周波数帯をLTEサービス用に用いることで、順次下り最大100Mbps以上に対応したサービスエリアを拡大していますが、利用者としては『特に意識することなく』いつでも高速なサービスが利用できることに期待したいです。


便利機能に感動、その矢先の事件

 AQUOS PHONE SERIE SHL22を使いはじめて1カ月。やっぱり電池のもちがいいっていうのは気持ちいい。が、日々使っていると、快適さは電池だけではないことにも気づかされる。結構、細かい気配りがうれしいのだ。

 例えば、「Bright Keep」という機能。手に持っている間は、それをセンサーで検知して、画面を消灯しないというものなのだが、メールにしろ、Webにしろ、電子書籍にしろ、読み終わらないうちに画面が暗くなる不快なシーンに遭遇しなくなるだけで、かなり快適に使えることに気づかされる。他メーカーでもインカメラを使うなど、色々な手法を使って同様の機能が搭載されはじめているので、今夏発売のモデルを購入したユーザーは、ディスプレイの設定を眺めてみると幸せになれるかもしれない。

 次に注目したいのは、「Sweep ON」と「Shake OFF」という機能。Sweep ONは、スリープ状態から画面をなぞるとロック画面を呼び出せるというもので、本来であれば電源ボタンを押して行う操作を、画面をなぞるという操作に置き換えられるという機能だ。一方のShake OFFは、軽く2回端末を振るとスリープさせられるという機能だ。いずれも、大画面化に伴って本体のサイズが大きくなり、電源ボタンの位置が遠く感じる昨今においては非常に便利な機能……だと思っていた矢先に事件が発生した。

 いつものように外出先から戻り、胸ポケットから取り出して操作しようとしたところ、PINコード入力の画面が表示されていた。「あれ、勝手に再起動でもかかったか?」と思いながらPINコードを入力すると、本体メモリが初期化されている……。しかも、microSDカードまで……。

 状況を整理すると、おそらくこうだ。何らかの原因でSweep ON誤検知→さらにタッチパネルが反応してロック解除パスワードの入力を10回ミス→Google Apps Device Policyのセキュリティポリシー設定によりワイプ(端末内データ消去)。幸い、microSDカード内のデータについては、PCのデータ復旧ソフトを使って取り戻せたが、こんな事件が発生して以来、Shake OFFは便利に使っているが、Sweep ONは怖くてオフにしたままだ。まさかデータがsweep(一掃)されるなんて……。


大好きなHTC J Oneの不満点を敢えて挙げてみます

 HTC J One HTL22に機種変更してから約2カ月が経った。使用満足度は非常に高い。筆者は、NTTドコモ、au、ソフトバンクのスマホを1台ずつ持ち歩くことが多いのだが、これまでは使い慣れたソフトバンクのiPhone 5を使うことが最も多かった。されど、最近は、複数台には設定できない「LINE」や「050 plus」もHTC J Oneにほぼ固定し、仕事用のメールアドレスやSNSのアカウントもHTC J Oneに設定。すっかりHTC J Oneが“メイン端末”になっている。

 HTC J Oneのキャッチコピーは「こんなの、はじめて。」だが、筆者が1台のスマホに、ここまでシフトするのも初めてだ。

 しかし、正直なところ、HTC J Oneに“大満足”というわけでもない。不便を感じるほどではないが、ここがもうちょっとあれだったらいいのなぁと感じるような不満も少々ある。今回は、敢えて、そうした不満点について書いてみようと思う。

不満その1~「通知パネル」が寂しい

HTC J Oneの通知パネル。機能ボタン付きのスマホから機種変更した人は、使いにくく感じるかも……

 ほとんどのAndroidスマートフォンは、通知パネルに機内モード、Wi-Fi、GPS、画面の自動回転などのオン・オフボタンが表示される。しかし、HTC J Oneの通知パネルに常時表示されるのは、現在時刻と「設定」ボタン、そして「省電力」のオン・オフのみ。頻繁に設定変更する機能のウィジェットは用意されているが、やはり、どの画面からでも素早く表示できる通知パネルから操作できたほうが便利なのになぁと感じている。

不満その2~慣れが必要なフロントボタン

ホームボタンは画面右下に配置されている。ダブルタップでマルチタスク、長押しで「Google Now」を起動できる

 Androidスマートフォンの多くは、ディスプレイ下に3つのフロントボタンを搭載している。で、その中央に配置されているのがホームボタンだ。しかし、HTC J Oneは、右下にホームボタン、左下に戻るボタンという一風変わったレイアウトになっている。使い始めた当初はホームボタンを押し間違えたり、ホームボタンを2度タップすることでマルチタスクを呼び出せることに気付かなかったりもした。最近は、この2ボタンに慣れてしまったので不便を感じることはないのだが、逆に一般的なボタン配置のスマートフォンを使った時に使いにくく感じるという矛盾が生じている。

不満その3~日本語キーボードがイマイチ

 日本語入力ソフトには「iWnn IME」が採用されている。多くのAndroid端末に採用されているソフトだが、他メーカーのスマートフォンに比べると工夫が足りないというかシンプルすぎる印象。また、使いこなすまでにも多少時間を要した。最近は、キーボードのサイズや位置を自由に調節できたり、手書きで入力できたり、タッチ入力に不慣れな人に役立つ機能を備えた機種が増えている。auとのコラボレーションで、せっかく「J」と名乗っているのだから、もう一歩踏み込んだローカライズがあってもいいんじゃないかなぁと思ったりした。ただし、筆者はあまり使っていないが、英語入力用の「HTC Sense Input」は、独自の予測変換機能でスペルの間違いを防げるなど、かなり便利な印象だ。

「iWnn IME」の設定画面。標準的な機能はひと通り揃っている
「あ」と入力して「英数/カナ」キーをタップすると「1時」なども呼び出せる。ただ、こうしたショートカットをマスターするのに多少時間を要した

不満その4~うっかりしていると電池切れに……

 HTC J Oneのバッテリー容量は2300mAh。一世代前なら「大容量」と呼べたスタミナだが、今シーズンは、フルHDディスプレイ&クアッドコアCPUを搭載し、3000mAhを超えるバッテリーを搭載するモデルも登場している。3000mAhとまでは言わずとも、もうちょっとあればよかったのになぁというのが正直な感想。筆者は「省電力オン」(ただし、CPUのパワーは落とさないように設定)で使っているが、1日は余裕で持つが、2日はちょっと厳しいかなぁといった印象。ストリーミング動画を観たり、テザリングを多用する人は、やや不満を感じるのではないかと思う。

「設定」→「電源」を開いた画面。「スリープモード」はオンにしている
長い外出時は「省電力」をオンにしたほうが安心。制御したい項目を選択するだけというシンプルな操作性は◎

不満その5~ゲームに熱中しているとボディが熱くなる

 熱が伝わりやすいフルメタルボディなので仕方ないと言ってしまえばそれまでだが、動画を観たり、オンラインゲームなどに熱中していると、背面パネルがほんのりと熱くなる。CPUの放熱によるものだろうし、不自然な熱さではないが、不安を感じる人もいるのではないかと思う。ちなみに筆者はカバーを着けて使っているので、ほとんど気にならない。逆に、負荷のかかる使い方をしている時はカバーを外して、しっかり放熱させてあげたほうがいいかなぁと思ったり……。

本物のアルミを使っていることが売りではあるが、若干熱くなるのが玉に瑕
筆者はHTC純正のカバーを使用。画面を保護でき、スタンドにもなり、背面の熱さも気にならないという一石三鳥

 というわけで、敢えて不満点を挙げましたが、こんなもんです。どれも許容範囲で、慣れてしまえば気にならないものです。結論を言います。「私はHTC J Oneが大好きです」。


継ぎ足し充電という呪縛からの解放
AQUOS PHONE SERIE SHL22

 先日、「AQUOS PHONE SERIE SHL22」に機種変更した。正直なところ、この夏のauのラインナップの中に「これは欲しい!」という端末は無かったのだが、とにかく外部バッテリーや、予備の端末を持ち歩く面倒臭さに耐えかねて、3080mAhと最もバッテリー容量の大きいSHL22を選択した。

 第一印象としては、これまで使ってきたISW16SHやPTL21と比べると、明らかにデカイ&重いという感じで、シャツの胸ポケットに入れて生活していると、地球の重力の存在を実感する。とはいえ、そんなことは百も承知で選んだ端末なので、とくに大きな不満にはならない。

 狙い通りではあるが、やはり使いはじめてすぐに実感するのは、電池もちの良さだ。以前は出勤してまず最初にスマホを充電、昼食から戻ってまた充電、……という感じだったのが、SHL22にしてからは朝家を出てから帰宅するまで一切充電せずに過ごせている。もちろんLINEやFacebookなどのアプリも普通に使っていての話だ。今となっては、チマチマと継ぎ足し充電していた過去が恥ずかしい。

普通の端末ではディスプレイ上部にレシーバーの穴があるが、SHL22には存在しない

 なにげに良いなぁと感じるのが、「ダイレクトウェーブレシーバー」の存在だ。ディスプレイパネルが振動して音を伝える、というもので、同様の機構は最近の京セラ製スマホでも採用されているが、非常にクリアに相手の声が聞きとれる。スマートフォンにしてからというもの、端末を耳に当てながらレシーバーの位置を探ることが多かったが、そんなこともしなくなった。これは一度慣れると電池のもち以上に後戻りできない感じがする。

 というわけで、しばらくSHL22について書いて行こうと思う。


「HTC BlinkFeed」について思うことあれこれ

 スマートフォンのホーム画面は「ベーシックなものが使いやすい」と思っている。アプリのショートカットやウィジェットを自由に貼り付けられて、画面が足りなくなったら追加できれば、それで十分だと。HTC J Oneのホーム画面も、基本的にはそのような構成で、なんら不便を感じることなく使っている。

 ただし、HTC J Oneには「HTC BlinkFeed」という新しい機能が追加されている。自分が設定したニュースメディアやSNSの最新フィードなどがタイル状に表示されるもので、ホーム画面の最左に配置されている。「Flipboard」のような機能がホーム画面に組み込まれている、と言ってもいいだろう。

設定したメディアやSNSのフィードが時系列で表示。縦スクロールでパラパラとチェックできる
BlinkFeedの右には一般的なホーム画面があり、最大4画面を設定できる

 このBlinkFeedだが、見た目は格好良く、便利そうな機能に思えるのだが、実際に使ってみると、便利なのか? そうでもないのか? なんとも言えないビミョ~な機能と感じた。当初は、それまでニュースリーダーとして利用していたFlipboardの代わりにしようと試みたが、選択できるメディアが少なくて物足りなく感じてしまった。次に、FacebookやTwitterのアカウントも設定してみたが、SNSを利用したいときは、それぞれのアプリを起動したほうが、タイムラインを一気に読めるし、「いいね!」もしやすい。

SNSはFacebook、Twitter、mixiなどに対応。auスマートパスやカレンダー、写真共有サービス「HTC Share」も設定可能
選択できるメディアはやや少なめだが、「ロイター」を設定しておけば、内外の最新ニュースを日本語でチェックできる

 BlinkFeedはホーム画面に組み込まれているので、自ずと目に触れることが多くなる。画面をスリープする前のホーム画面がBlinkFeedであれば、ロックを解除すると最初にBlinkFeedが表示される。通常のホーム画面を利用したい場合は、画面をフリックするひと手間が生じる。ひょっとしたら、BlinkFeedをオフにしたら、もっとシンプルで使いやすくなるのでは……と思い、ホーム画面の設定をあれこれ試してみたのだが、他のホームアプリに入れ替えない限り、BlinkFeedは非表示にはできないし、他の位置にも動かせないようだ。

表示する情報は、簡単に切り替えられる

 とはいえ、BlinkFeedはあって困る機能というわけでもない。暇つぶしにパラパラと見ていると、気になるニュースが見つかることもある。HTCがユーザーの利便性を上げるために開発した新しい機能でもあるし、やはり上手に活用したい。ということで、現在は「普段あまりアクセスしないSNS」をチェックするために利用している。具体的には、読みたいニュースメディアやSNSアカウントを全て設定しつつ、「ハイライト」にTwitterとmixiを設定。通常は「ハイライト」が表示されるようにして、これら最近利用頻度が減っているSNSのリーダーとして使っている。結果、うっかりすると何日もアクセスせずに放置しがちであったTwitterやmixiのつぶやきを、無理なくときどきチェックできるようになった。この使い方が、自分の性に合っているように感じている。

素早くチェックしたい情報を「ハイライト」に設定できるのが便利
設定したSNSアカウントでの直接投稿にも対応している

 いろいろなことができる機能やアプリは、ついついフル活用したくなるが、欲張らないのが吉。筆者はBlinkFeedをSNSクライアントとして使うスタイルに落ち着いたが、ニュースをチェックするためだけに使ってもいいし、もちろんニュースとSNSを一気読みするために使ってもいいだろう。「Blink」とは「まばたき」の意ですよね? その名の通り、チラ見するだけでいいもの、見落としてもいいものを読むために使うのに適しているように感じている。


避暑地、auのLTE、バッテリーの持ち
橋立鍾乳洞の出入口(受付)。背後にある絶壁の内部が鍾乳洞で、珍しい竪穴式だ
橋立鍾乳洞のすぐ近くにある浦山ダム

 図らずも関東の梅雨明け宣言直後となった天気の良い週末、埼玉県は秩父にある橋立鍾乳洞を友人ら数人で訪れた。レンタカーを借りて、日帰りの「大人の遠足」である。

 Facebook上でグループを作って日程を調整していたこともあって、集合時間に近くなると、スマートフォン上でFacebookのメッセージ(チャット)を使って連絡を取り合った。普段はFacebookをあまり使いこなしていない筆者にとって、「今、大戸屋の前」とか「10分ほど遅れそう」などとリアルタイムにチャットで連絡を取り合いながら集合していく様はなかなか充実したリアルを感じさせてくれる。

 レンタカーにはカーナビが付いていたので道案内は素直にそちらに任せ、昼過ぎに秩父に着くと、まずは腹ごしらえ。蕎麦のお店として調べてあった店舗が実は業態変更して「豚みそ丼」で人気のお店になっていたり、カーナビへの入力を間違えたのか、鍾乳洞の「目的地周辺です」が住宅街の民家の庭先だったりするアクシデントは起こったが、概ね計画通りに行程を楽しめた。

 橋立鍾乳洞のすぐ近くには浦山ダムもあり、鍾乳洞はすぐに見終わってしまったので、そちらにも足を伸ばした。浦山ダムはダムの上部が幅の広い歩道になっており、休息施設や資料館も併設されていた。人里離れた山奥というわけではないからか、auのLTEの圏内だった。

 この浦山ダムはエレベーターで地上(位置的には地下)と結ばれており、地上の出口近くの簡単な資料を見てエレベーターを往復するだけでも楽しめた(ダム上部まで上がれる498段の階段もある)。なによりエレベーターで下った、ダムの底に近い場所は、業務用の冷蔵室に足を踏み入れたのかと勘違いするほど冷えていた。鍾乳洞もかなり涼しかったが、思いがけず涼しい行程が続く一日となった。もっとも、エレベーターで着いた地下施設からの通路は、湿気や空調の関係か終始カビ臭く、「早く出たい」などと思ってしまったのだが……。

浦山ダムの上流、秩父さくら湖と呼ばれているらしい。 ※この写真のみ「GALAXY S III Progre SCL21」で撮影
浦山ダムの上部から秩父方面を望む

 今回、念のためモバイルバッテリーも持参していが、日帰りということでバッテリーの持ちはさほど心配していなかった。というのも、前々回の当コーナーで紹介したクアルコムの省電力化アプリ「Snapdragon BatteryGuru」の効果を実感していたからである。都心ではない場所を訪れるということで、電池の減る速度が予測しづらかったのだが、杞憂に終わったようで、普段とさほど変化はなかった。

 同アプリは、以前紹介した時より何回かアップデートされているが、総合すると、体感で1~2割はバッテリーの持ちが良くなった印象だ。最近になって、普段Wi-Fiを使っている場所でもWi-Fiが(自動的に)オフになったまま、という事例に遭遇したが、基本的にはかなり利口に制御してくれている。各アプリのデータの同期についても、今のところ問題は起こっていない。ほぼお任せの状態で1割程度伸びるなら、試してみる価値はあると思う。

活躍中の「Snapdragon BatteryGuru」

意地でもキャップを開けない工夫

 とくに大きな不満も無く使用できている「VEGA PTL21」であるが、防水端末でもUSB端子がキャップレスという最近のトレンド的には若干ストレスを感じるようになってきた。まあ、防水端末の大多数がまだまだキャップ付きではあるが、キャップレス端末の手軽さを体験すると、なかなか後戻りはできない心理状態になってしまう。

 充電はともかく、要するに、USB端子のキャップを開けずにデータの受け渡しなんかを手軽に行いたいわけだが、何か良い手は無いものか。その一つの解となり得るのが、ラトックシステムの「REX-WIFIUSB1」という製品である。

 USBストレージをWi-Fi経由でスマートフォンと簡単にシェアできるというもので、USBメモリはもちろんのこと、2TBまでのHDDも利用でき、パッケージにはmicroSDをUSBに変換するアダプターも同梱されている。スマートフォンからの使い方は簡単で、Android端末であればGoogle Play Storeから専用アプリ「WiDrawer」をダウンロードし、Wi-Fiまわりの設定を行えば、すぐにUSBストレージの参照が可能になる。

USBケーブルは単なる給電用。形状的にはリーダーライターとして使えそうだが、その機能は無い
専用アプリ「WiDrawer」からアクセスしたところ

 まあ、キャップを開けたくないがために、かえって手順が増えているような気がしないでもないが、そもそもメモリカードスロットが無いiPhone/iPadやNexus 7のような端末にとっては結構便利なアイテムなんじゃないかと思う。実は、3000mAhのバッテリーを内蔵したモデル「REX-WIFISD1」も販売されており、外部バッテリーも一緒に持ち歩きたい、と考えている人には、こちらもオススメだ。


「ビデオハイライト」が楽しい!

 HTC J Oneを使い始めてから約1カ月が過ぎた。電話やメール、ブラウザなど基本機能の使い勝手に不満はなく、フルHDディスプレイは屋外でも見やすい。音楽、YouTube、ラジオ、ゲームなど、プライベートでの利用も増えつつある。したがって、電池の減りは結構早い。2300mAhのバッテリーが搭載されているとはいえ、ヘビーユーザーが1日使い続けるのは厳しいだろうなぁ、というのが率直な感想。筆者は、普段は「省電力」をオンにして使っており、これにより、なんとか1日は安心して使い続けられるという印象だ。

 今回は、カメラの使い勝手について書かせていただきたいと思う。HTC J Oneのメインカメラ「HTC UltraPixel Camera」には、画素を大きくした独自開発の画像センサーが搭載されている。このため、有効画素数は約400万画素と、一般的なスマートフォンのカメラよりも低い。高画素数のカメラのほうが高性能で高画質と捉える人は少なくないようで、購入を検討している友人から「400万画素しかないけど大丈夫?」と聞かれることもあった。

 「ケータイ Watch」の読者のみなさんには説明するまでもないと思うが、有効画素数は、どのくらいの大きさまで鮮明に印刷できるかを示す数値に過ぎない。400万画素でもA4サイズまでは鮮明な画質でプリント可能だ。撮った写真をスマートフォンの画面で楽しんだり、L判、2L判など一般的なサイズでプリントしたりするのであれば、不都合が生じることはない。むしろ、画像1枚あたりのデータ量が小さめに抑えられるので、撮った写真をクラウドに自動でアップロードしたい人には最適だと感じている。

 画素が大きいメリットは、光を取り込む効率が向上し、薄暗い場所でも明るくキレイに撮れること。実際、屋内など薄暗い場所でもノイズが気にならない写真が撮れ、シャッタースピードが速いので、手ブレも抑えられるように感じている。

薄曇りの日に撮影した作例
夕暮れ時でもフラッシュを使わずに雰囲気が伝わる写真が撮れる

 HTC J Oneのカメラには「HTC Zoe」という新しい撮影機能が搭載されている。これは、シャッターを押す1秒前から4秒間20枚の写真と、シャッターを押してから3秒間のフルHD動画を一度に撮影できる機能だ。動く被写体を撮るなどシャッターチャンスを逃したくない時、動画も一緒に撮っておきたい時に重宝する機能だ。Zoeで撮影した動画&写真は「ギャラリー」に一つのパッケージとして収まる。そこから満足のいく1枚を選んだり、複数の画像を合成してベストショットを作成したりできる仕組みだ。「ギャラリー」に連写した写真のサムネイルが並ばらず、検索性を維持できる工夫はうれしい。

「ギャラリー」にはHTC Zoeで撮影した動画&写真データも1つのサムネイルで表示される
撮影後に楽しめる多彩な編集機能にも満足

 ただし、HTC Zoeで撮影すると、撮影後のデータ保存にやや時間を要する。筆者の計測では5~10秒程度かかり、その間は次の写真や動画は撮影できない。また、筆者は撮影した写真を「Dropbox」に自動アップロードしている設定にしているが、Zoeで撮影していると、当たり前ではあるが、連写したすべての写真がアップロードされてしまう。5回シャッターを押すと、5つの動画ファイルと100枚の画像ファイルがアップロードされるわけで、あとで写真を取捨選択する作業が手間になる。使い始めた当初は、面白がってZoeを多用していたが、最近は、通常の方法で撮ることが増えている。

撮影した写真や動画は、撮影日で分類され、それぞれのビデオハイライトを楽しめる。撮影枚数が多い日は、複数に分割される

 撮影した写真や動画で、30秒の動画が自動作成される「ビデオハイライト」も楽しい。一定枚数が撮影されると、そこからランダムにセレクトされた動画や写真がBGM付きのスライドショーで再生されるというもの。BGMやエフェクトが異なる6パターンが用意されており、切り替えて楽しむこともできる。使いたい写真を自分で選ぶことも可能だ。この「ビデオハイライト」という機能だが、実は最初は、積極的に「楽しいよ!」とアピールできないように感じていた。毎日、写真を撮りたくなるような出来事で充実している人には魅力的な機能だが、筆者のように仕事に追われるだけの地味な生活を送っている者にとっては、宝の持ち腐れのように感じていたからだ。ビデオハイライトを再生しても、表示されるのはその日に食べたランチだけで、なんだかなぁ、という気持ちになったことも(笑)。

 今週は、早めの夏休みを取り、旅行に出かけていたのだが、初めてビデオハイライトの利便性を実感することができた。動画や写真のバリエーションが増えると、ビデオの楽しさもグレードアップ。ホテルに戻ってから、その日の行動を楽しく振り返ることができ、エフェクトを切り替えつつ、何度も再生してしまった。HTC Zoeで撮った動画も効果的にビデオに反映される。この楽しい機能を存分に活かすためにも、毎日の生活を充実させなきゃなぁ、とも思い始めている。

自動作成されたBGM付き動画を気軽に楽しめる。6種類の効果を切り替えると、印象もガラリと変わる
ビデオハイライトに用いる写真は、ユーザー自身が選ぶことも可能

SHL21をAndroid 4.1にアップデートしたけど……

 スマートフォンはケータイと違い、OS(プラットフォーム)をアップデートできるのが特徴。おそらく、読者のみなさんもメジャーアップデートには期待を寄せているだろうけど、正直なところを書いてしまうと、ボクをはじめ、本コーナーで書いているような人たちの場合、意外にメジャーアップデートには縁がなかったりする。なぜなら、仕事の都合上、メジャーアップデートのアップデータが公開される前に、次の機種に機種変更してしまうことが多いからだ。

 そんな中、6月5日にauの昨年の秋冬モデルとして販売されていたシャープ製「AQUOS PHONE SERIE SHL21」向けに、Android 4.0からAndroid 4.1へのメジャーアップデートが公開された。アップデート内容については、本誌の記事を参照して欲しいんだけど、昨年の秋冬モデルの範囲で見ると、4月に湯野編集長が取り上げていた「VEGA PTL21」、5月に村元正剛氏が取り上げていた「Xperia VL SOL21」に続くアップデートということになる。

 アップデートはWi-Fi経由、もしくはパソコンでmicroSDメモリーカードにアップデータを取り込んでの実行ということになるんだけど、ダウンロードの時間も含めて、10分程度もあれば、終わる。アップデートを始める前に、ひと通り、アプリのアップデートをPlayストアとau Marketの両方でやっておく。アップデート後の注意としては、「LISMO Player」と「電子書籍GALAPAGOS」のアプリをそれぞれPlayストアでアップデートするくらい。端末の設定が一部、リセットされるものがあるという注意書きもあったけど、ほとんど設定は変更されていないようで、すぐに使うことができた。

 アップデート後の印象としては、全体的に動作のサクサク感が増した感じ。実は、半年以上、使ってきたこともあって、最近は動作が重くなってしまうようなことがあり、「早く夏モデルに買い替えたいなぁ」なんて考えていたんだけど、今回のアップデートでそのあたりの重さは一掃された印象。アプリについてもすべてを動作させたわけではないけど、日常的に使うアプリでは今のところ、何も問題が起きていない。

 今回のメジャーアップデートでうれしいのは、OS(プラットフォーム)以外の部分で、新機能が追加されたことだ。詳細はシャープのメーカーサイト「SH DASH」のメジャーアップデートのWebページ更新内容を見て欲しいんだけど、個人的にはモーションセンサーで端末を持っているか、置いているかなどを検知して、画面表示を制御する「Bright Keep」あたりが便利に感じられた。

 ひとつタイミング的に惜しかったのは、自分のAQUOS PHONE SERIE SHL21をアップデートし終わった後、6月20日にauが「auバックアップ」というアプリが公開されたこと。本来、こうしたアップデートを実行する前には、端末データのバックアップを取りたいんだけど、auはAndroid標準のバックアップがあるから不要という解釈だったのか、これまでそういったツールを提供していなかった。ちなみに、NTTドコモは「ドコモバックアップ」を提供しているし、メーカーによっては独自でバックアップツールをプリインストールしているところもある。もし、今後、auのスマートフォンをバージョンアップするときは、このアプリでバックアップを取ってから、実行することをおすすめしたい。

ついに、「Android 4.1へのメジャーアップデートのお知らせ」が……
ダウンロードはWi-Fi経由なら、数分で完了する
15分と書いてあるけど、実際にはもう少し早い印象。ダウンロードも含め、30分を見ておけば、おそらく大丈夫
アップデート時は2回、再起動する。画面はアップデートの後半部分
プラットフォームがアップデートされると、アプリもひと通りチェックされる
メジャーアップデートが完了したら、au MarketでLISMO Playerをアップデート

 とまあ、順調に実行できた感のあるAQUOS PHONE SERIE SHL21のアップデートなんだけど、実はひとつだけトラブルが起きている。というのもアップデート後、5GHz帯を利用したIEEE802.11a対応の無線LANアクセスポイントにつながらなくなってしまったのだ。その無線LANアクセスポイントには、他のスマートフォンやタブレットで接続できているし、家族が使っているメジャーアップデート済みのAQUOS PHONE SERIE SHL21では問題なく接続できているんだけど、なぜかボクの端末だけがつながらない。他の無線LANアクセスポイントについては、なぜか5GHz帯を利用したIEEE802.11a対応のものにはつながらず、2.4GHz帯を利用したIEEE802.11b/g対応の無線LANアクセスポイントには接続できている。いろんな組み合わせで試してみたけど、どうもボクのAQUOS PHONE SERIE SHL21固有の問題なのかなというのが現時点での結論。

 プラットフォームのアップデートって、長く使う上でも魅力的ではあるんだけど、どうしてもこういう細かいトラブルって、避けられないんですねぇ。やっぱり、夏モデルのAQUOS PHONE SERIE SHL22に機種変更しようかなぁ……。


Google Reader後継問題で「NewsBlur」を選出

 3月の「Google Reader」のサービス終了宣言からはや数カ月、7月1日の終了日に向けて、落ち着いていたかに見えたRSS界隈が再び慌ただしくなってきたようだ。各社が自社サービスにユーザーを呼び込もうとアピールを繰り広げる中、序盤から存在感を見せているのが「Feedly」だろう。Googleのサービス終了の発表から1日と経たずにユーザー向けの救済策を発表、Google Readerの終了を予見していたという同社は「プロジェクト・ノルマンディー」なる企画を水面下で進行させていたというのだから、Google Reader難民が確定していた自分はむしろ、突如上陸してきたずぶ濡れの白馬の騎士の笑顔に戸惑いすら覚えたのだ。「あんた、準備良すぎでは……」と。

 Feedlyの作戦は、最終的に「Google Reader」のクローンに近いプラットフォームまで作り出し、サードパーティ製アプリからの接続も受け入れるというもの。6月20日時点ではいよいよクラウド上で救済作戦の本格稼働が始まっており、少なくとも仕様の面では「Google Reader」の購読環境をそっくりそのまま引き継げるようになっている。もっとも、エンドユーザーの立場からすれば、これまでの購読サイトの情報を引き継げて、マルチデバイスで閲覧できる、スマートフォンアプリが提供されている、というあたりが満たされていれば、あまりその先のプラットフォームの体制までは気にしなくていいのかもしれないが……。

 こうした枝葉・仕様の部分では、「Feedly」に限らずさまざまなサービスが“救済”に名乗りを上げており、注意深く選んでいけば、好みのUIやアプリ、サービスに行き当たることだろう。

 しかし、個人的に「Google Reader」終了で改めて痛感させられたのは、無料サービスとユーザーの関係だ。無料のITニュースサービスを提供する会社で働いている筆者が言うのは複雑な心境ではあるが、少なくとも一ユーザーとしては、無料サービスにおけるユーザーの無力さを思い知らされた気がしたのだ。

 そんな訳で、「Google Reader」の後継としてなんとなく、「Feedly」(無料)をパソコンのWebブラウザとスマートフォンアプリで使っていたが、上記のようなさまざまなサービスの拡張や開発力の高さには眼を見張るものがあるものの、肝心の使い勝手にはいまひとつ馴染めなかった、というのが数カ月使ってみた結論だ。馴染めない理由のほとんどは、スッキリしすぎな印象のフラットデザインや、ニュルッとしたアニメーション、フォルダ内を既読にする方法、などの細かい部分の話なので、将来的には自分にとって好ましいものに変更される可能性はあるが、現時点では、特にFeedlyのスマートフォンアプリの動きやページ遷移の考え方に慣れることができなかった。

 そこで、僚誌「窓の杜」の編集長がオススメしていた「NewsBlur」を試し、気に入ったので年間24ドルのプレミアムコースに登録した。無料コースは64サイトまで登録できるため、購読サイトの数が64以下の場合は無料コースでも大丈夫なはず。筆者はすでに購読サイトが100を超えていたこともあるが、使いこなす代わりに対価を払いたいという考えも強かったのだ。

 パソコンのWebブラウザで使う「NewsBlur」は、見た目は「Feedly」ほどおしゃれではなく、どちらかというと開発者向けツールのようなUIだが、フィード一覧のロードに平均して2~3秒の時間がかかる以外、動作は軽快。タイトルのみを表示したペインがあるのも、使ってみたら便利だった。自分で作成したフォルダ(左ペイン)ごとに、タイトルを確認するだけで済むもの(右下ペイン)、もう少し詳しく知りたいもの(右上ペイン)、という段階までは1画面で確認できるのだ。キーボードショートカットも多く、マウスよりキーボードの操作のほうが多い筆者にはありがたい。多数のニュースや情報を効率よく、素早く捌きたいという、筆者がRSSリーダーに本来求めていたニーズには、非常によく合致していると感じている。

 「NewsBlur」のモバイルアプリも軽快に動作し、自分で作成したフォルダ→フォルダ内の記事一覧→記事詳細と遷移していく常識的なもの。引っ張り動作やアニメーションに焦らされることもない。もう年間コースを支払ってしまったという点はあるが、じっくりと腰をすえて使い込んでいきたい。


ローラー台上の退屈しのぎ

 先日、久しぶりにヘルスメーターに乗ったところ、体重がかなりヤバい感じになっていたので、再び自転車に乗ってダイエットに励むことにした。が、そんな矢先に梅雨入り。雨を理由にサボっているとダイエットにならないので、ローラー台を導入し、時間がある時に30分~1時間程度、ペダルをこぐようにしている。

マウントキットでVEGA PTL21を自転車のハンドルに固定。本来は縦向きに固定する必要があるが、室内ということで動画を見やすいように横向きで固定

 しかし、ローラー台でトレーニングしたことがある方であればご理解いただけると思うが、部屋の中でピタッと止まったまま、ひたすらペダルをこぐというのは、退屈この上ない。どうにかして気を紛らわさないと、モチベーションが維持できないのだ。

 ここで、我がスマホ「VEGA PTL21」の登場である。ハンドルのマウントキットに装着すれば、音楽や動画などで退屈をしのげる。DTCP-IPにも対応しているので、別室のBDレコーダーに録画した番組の視聴も可能だ。ちなみに、auのVEGAにプリセットされているDTCP-IPアプリが、ドコモの子会社のパケットビデオが開発している「Twonky Beam」という若干トリッキーな状況にあるというのも興味深い。

VEGA PTL21のイヤホンマイク端子はキャップ付き

 やや脱線気味なので話を元に戻すが、こうして自転車をこぎながら各種エンターテインメントを楽しんでいる際に問題となるのが、音である。ローラー台というのは、それなりに音がするものなので、VEGA本体のスピーカー音量を最大にしても、やや聞き取りづらい。仕方がないのでヘッドホンを装着しようとすると、最近のスマートフォンとしては珍しく端子にキャップが付いていたりして、これはこれで面倒くさい。

 で、こんな時はやっぱりBluetoothかな、と思ったのだが、フィーチャーフォン時代は「Bluetoothでワイヤレス生活♪」という感じだったのが、3.5mmジャックが当たり前のスマートフォン時代になり、自分自身がすっかりワイヤード生活に戻っていることに気がついた。というわけで、よさげなBluetoothスピーカーを物色する今日この頃である。


一目惚れした「HTC J One」を買っちゃいました!

 ドコモのツートップが注目を集める中、“auのツートップ”を購入した。auは今夏4モデルをリリースするが、すでに発売されているのは「Xperia UL SOL22」と「HTC J HTL22」の2機種のみ。暫定的だが、この2機種をツートップと称しても差し支えないだろう。

 このうち、Xperia ULは仕事用として使っていたXperia VL SOL21を機種変更した。日常的に持ち歩くのではなく、auのサービスなどについて記事を書くときの検証用として、事務所でスタッフと共有する予定だ。HTC J Oneは、プライベートで使い倒す端末として、新規契約で購入した。仕事柄、個人名義で10回線ほど契約しており、これ以上回線を増やしたくなかったのだが、HTC J Oneは、回線を追加してでも欲しかったというのが本音だ。

 我々ライターは、発売前に開発途上の端末に触れる機会に恵まれる。スマートフォンは、実際に発売される商用モデルをじっくり使わないと真価はわからない。なので、事前の取材では、キャリアやメーカーの方の説明に耳を傾けつつ、冷静に機能をチェックするように心がけている。しかし、HTC J Oneは、端末を見た瞬間に“カッコいい!”と思い、手にしてすぐに“欲しい!”という衝動に駆られた。“一目惚れ”といっていいだろう。たしか、前モデルHTC J Butterflyのキャッチコピーは「ひとめ惚れの予感です。」だったと記憶している。そのButterflyには心を動かされなかった筆者だが、Oneには瞬殺されたという感じだ。

画面サイズは4.7インチ。大きすぎず、ちょうど持ちやすいという印象。フルHDなので、画面はキレイで文字も見やすい
背面はラウンドフォルム。このアルミの質感に惚れてしまった

 ただし、見た目が気に入って衝動買いした物は、使ってから弱点に気づくということもままある。まだ使い始めて5日目なので、いろいろな機能を試すだけで楽しくて、友だちに自慢して悦に入っている状態なのだが、そのうち“なんだかなぁ~”という不満も芽生えてくるかもしれない。そうしたことも本音で、ここで報告していきたいと思う。

 ちなみに、HTC J Oneのキャッチコピーは「こんなの、はじめて。」。初めて耳にしたときは、なんとも気恥ずかしい文言のように感じられたのだが、実際に使ってみると、たしかに初めてかも……と思える部分は少なくない。フルメタルボディの触感、大音量で聴けるフロントスピーカー、そしてワンシャッターで静止画と動画を撮影できる「HTC Zoe」など。今回は、今のところ、最も気に入っている「デュアルフロントスピーカー」について書かせていただきたい。

 スマートフォンの内蔵スピーカーは、本体の背面に配置されていることが多い。筆者は、スマートフォンで「YouTube」などの動画を見ることが多いのだが、イヤホンを着けずに内蔵スピーカーで聴く場合、音が自分側に響かないことにはかねがね不満を感じていた。しかも、内蔵スピーカーの音質には配慮されていない端末が多かったように思う。

 HTC J Oneはフロント面に2つのスピーカーが搭載され、ステレオサウンドで聴けるようになっている。「Beats Audio」と連動するためか音質も満足できるレベルで、ボリュームもかなり大きくできる。スマートフォンと連携して使える小型スピーカーなども多数発売されているが、HTC J Oneは、そのまま部屋でBGMを流したりするときに使える印象だ。音楽を聴いたり、YouTubeを見たりするときはもちろん、「radiko.jp」などでネットラジオを聴くときにも重宝している。

端末そのものに自立機能はないので、スタンド機能を備えた純正カバー(3675円)を購入した。音楽再生時はビジュアライザーも表示できる
Beats Audioはオンにしておくだけで、音を聴くアプリで有効になる。適用中はステータスバーにアイコンが表示される
音楽再生アプリのメニュー。iPhoneやXperiaに比べるとシンプル
楽曲検索アプリ「SoundHound」がプリインされていて、再生中の楽曲の歌詞を検索したりできる

 ちなみに音楽は、主にMacの「iTunes」で管理している楽曲を移して聴いている。以前は「iTunes Store」で購入した楽曲はiTunesやiOSデバイスでしか再生できないものが多かったが、現在は、全曲がDRMフリーの「iTunes Plus」に対応している。iPhoneやiPadで聴いている曲を、そのままAndroidでも聴くことができ、便利になったなぁと思う。

こんな感じで楽しんでおります

 余談だが、HTC J Oneに付属しているイヤフォンは、さほど音質は良くない。音質にこだわる人はBeats Audio対応のイヤフォンを買ったほうがいいだろう。筆者は、iPhone 5に付属している「EarPods」を使っているが、付属のイヤフォンで聴くよりも音に迫力が感じられ、これで十分に満足している。

 ソニーの定額制音楽配信サービス「Music Unlimited」も利用している。NTTドコモのXperia Z SO-02Eの購入を機に加入したのだが、HTC J Oneは音楽を聴くのに適した仕様なので、より利用頻度が増えるかもしれない。

 つまり、HTC J Oneにアップル製のイヤフォンを挿して、ソニーの音楽サービスを聴く、というコラボレーションを楽しんでいる。ちょっと前までは、利用したいサービスによって選べる機種に制約が生じるという状況があったと記憶しているが、スマートフォンは、徐々に「好きな端末で、好きなサービスを」という環境が整ってきたように感じる。ありがたいことです。


クアルコム謹製の省電力化アプリを導入

 5月29日に記事を掲載したが、クアルコムからSnapdragon搭載のスマートフォンに向けた省電力化アプリ「Snapdragon BatteryGuru」の配信が開始された。筆者の「GALAXY S III Progre SCL21」はSnapdragonを搭載する端末なので、さっそくインストールしてみた。

 アプリを導入する前に気になったのは名前。グール? (悪巧みの)グル? などと前向きとは思えない意味しか思いつかなかったのだが、「Guru」で検索すると、Wikipediaには「グル、サンスクリット語で指導者、教師、尊敬すべき人物などを意味する単語」とある。なるほど、インテリジェントな省電力化に導いてくれるアプリ向けのネーミングと言えそうだ。

 その「バッテリー導師」だが、インストールした直後から効果を発揮するわけではなく、パターン学習のために2~4日間の時間が必要。その間もバックグラウンドで動作するが、省電力化が開始されるのは初期の学習が終わった後からだ。筆者はアプリをインストールした後、2日後に学習が終わると表示された。

 パターンを学習して設定を変更する機能はこのアプリが初めてではなく、例えばモトローラのスマートフォンにも、過去に同種の機能が搭載されている。とはいえ、モバイルデバイスの中心といえるCPUやチップセットを開発・提供するクアルコムが作ったアプリということで、否が応にも期待が高まるというものだ。

 初期の学習が終わり、省電力化が開始されると、アプリの設定画面には省電力化の効果を表すバッテリーメーターや、端末の一部の状態を表すステータスウィンドウが表示されるが、サンプル不足なのか、省電力化の適用・開始直後ではグレーアウトされて数値が表示されず、1日後にまた見て下さいと案内された。日本語化されたユーザーインターフェイスをはじめ、各文言やヘルプテキストも適切で分かりやすく、かなり丁寧に作られている印象だ。

筆者の端末では2日間で初期の学習が終わった。パターン学習自体は継続される
サンプルが不足しているのか、バッテリーメーターなどがまだ表示されていない。同期を行うアプリは、個別に同期のタイミングを指定することもできる

 キモになる省電力化だが、Wi-Fiのオン・オフと、アプリの同期の制御という2つの動作が中心になっている。

 Wi-Fiについては、すでに実用化されている例もあるが、一部の位置情報などを加味しながら、パターンから判断して不要な場所ではオフにするという挙動だ。パターン学習の結果から外れてWi-Fiを使いたい時は手動でオンにすることになるが、こうした操作も、継続的に行われているパターン学習の対象になる。Wi-Fiについて詳細な設定項目はなく、「BatteryGuru」による制御を許可する・しないという設定だけだ。

 アプリの同期は、同期を行うアプリを監視した上で、学習パターンに従って同期の頻度の制御を行う。各同期アプリは、任意に設定しない限り、同期をオフにするといった挙動にはならず、あくまで同期の頻度を下げることで最適化するというものだ。

 こうしたように、ひと通りの設定はパターン学習の結果でフォローされており、面倒な設定は不要。同期についても、オフにするなどの極端な挙動ではないので、アプリにおまかせでも安心感がある。ちなみに、充電中は「BatteryGuru」の省電力化設定や同期管理機能は一時的にオフになる仕組みだ。

 一方、設定画面にある「非アクティブ時の電力節約」という項目は、手動で選択する設定のようだ。初期学習が終わった段階では(この設定による)「電力の節約を行わない」が選択されていた。ほかに選択できる項目は「モバイルデータ通信をオフにする」「すべてのアプリの同期を停止する」という、このアプリにしては強力な内容だ。

 「BatteryGuru」では、パターン学習において、まったく端末を使わない時間帯が検出される場合があるとしており、そうした時間帯がある場合、この「非アクティブ時の電力節約」の設定内容が反映されるという。これは、主に睡眠時が該当すると思われるが、同期をオフにする設定にしていても、パターン学習に従い、(ユーザーが起床して使いはじめるなど)端末がアクティブになると思われる時間の少し前に、同期の設定が元に戻る。

 パターン学習の範囲が広範なため、すぐに効果てきめんとはいかないかもしれないが、使い続ければ続けるほど、自分に最適化された効果を得られそうだ。仮に大きな問題に直面した場合はまた報告したい。


スマホ1台で仕事をこなす工夫

 夏モデルの発表会ラッシュが続いた5月は、取材や打ち合わせで各方面に出かけることが多かった。急ぎ原稿を書く必要がある場合はノートPCを持ち出すことになるのだが、インタビュー取材などの場合、最近は紙のノートやタブレット、あるいはスマートフォンのみ持って行くことが多くなった。歳をとるにつれ実感するのだが、やっぱりカバンは少しでも軽い方がいいのだ。

Note Anytime

 元々は出先で校正作業を行うためにタブレットを持ち歩いて、取材メモは紙のノートで、というパターンだった。しかし、このところは、メモもタブレットやスマートフォンでとる機会が増えてきた。そんな時に愛用しているのが「Note Anytime」というアプリだ。iOS向けには昨秋から提供されてきたアプリなのだが、今春、Android版が登場したので、筆者はVEGA PTL21をはじめ、所有しているスマートフォンやタブレットにインストールして利用している。

 Note Anytimeの良いところは、とりあえずはサッとメモしておき、テキスト変換は必要に応じて後で行うといった手書き入力の快適性はもちろん、デジタルキャビネットと呼ばれるクラウド環境ベースで、どの端末からも作成したメモにアクセスできるところだ。さらに、今どきのスマホでは、バックグラウンドでICレコーダーアプリを起動して音声を録音したり、必要な時にはカメラ機能を呼び出して撮影したり、取材ツールとしてかなり便利になってきた。

(左から)VEGA PTL21、MEDIAS W N-05E、Nexus 7。デジタルキャビネット経由でドキュメントを共有できる

 もちろん、記事を書く場合などは、キーボードに向かって文書を作成した方が早いというのも事実だが、ノートPCの脇にICレコーダーを置いてタイピングしてメモをとった場合、タイピングのカタカタいう音ばかりが録音され、肝心の取材相手の声が聞きとりづらい、なんていうこともある。その点、タッチパネルにサラサラと手書きで書き込んでいる場合、そういう無駄なノイズも少ないので実用性が高い(端末によってはマイクの位置に手がかぶらないように注意する必要はあるが)。

 という感じで、カバンの軽量化に注力している今日この頃。最終的には、持ち歩くのはスマホ1台だけ、という将来を夢見ている。


Xperia VLを4.1にアップデート

 5月16日夜から、Xperia VL SOL21の4.1へのアップデート提供が始まった。実は筆者はドコモのXperia Z SO-02Eも持っている。今年2月に発売されたXperia ZにはAndroid 4.1が搭載されている。そのため、Xperia VLも決して古いモデルではない(昨年11月発売)が、2モデルを併用していると、VLが“一世代前のスマホ”という感は否めなかった。

 さて、Android 4.1にアップデートしたXperia VLの感想だが、ずばり「コンパクトなXperia Zのようになった!」という印象。この原稿を書いている5月20日には、auからも5インチ・フルHDディスプレイ搭載のXperia ULが発表されたので、「最新モデルのULにかなり追いついた!」と言ってもいいだろう。

最新のXperiaシリーズと同じ「Experience Flow」に変身!

 Xperiaシリーズは、Android 4.0向けと4.1向けとでは、画面デザインやユーザーインターフェイスがかなり異なる。今回のアップデートは、4.1の標準機能が追加されることよりも、むしろXperia独自の機能が拡張されることのほうが意味が大きいと感じた。

 最も「新しくなった!」と実感できるのは、ロック画面とホーム画面。Xperia Z/ULと同じ「Experience Flow」に変わり、7種類のテーマを選べるようになった。テーマを変えるだけで、それぞれの画面の背景が変わり、通知パネルに表示される機能アイコンの色も変わるので、使う気分も変わる。ホーム画面のカスタマイズもしやすくなった。

ホーム画面のカスタマイズが容易になり、テーマ変更にも対応
設定したテーマに合わせて、通知パネルの色表示も変わる

 最も「使いやすくなった!」と感じたのは、カメラが「モードレスUI」に対応したことだ。カメラを起動すると、写真撮影用のシャッターボタンと動画の録画開始ボタンが並んで表示され、どちらでもすぐに撮影をスタートできるというもの。動画撮影中には「1M」というボタンが表示され、これをタップすると静止画キャプチャも行える。撮影モードを切り替える画面表示も変わり、より直感的に操作できるようになったと感じた。

写真も動画もすぐに撮れる「モードレスUI」に変わった
アップデート前は画面の真ん中に表示された設定パネルは、画面上に帯状で表示
アプリを一括終了できるボタンが追加されたのは、非常にありがたい

 ほかにも、マルチタスク画面に「全アプリ終了」ボタンが追加されたり、キーボードサイズを自由に調節できるようになったり、「アプリトレイ」というアプリ一覧画面でフォルダ管理ができるようになったり、使いやすさが向上する機能拡張は期待していた以上に多かった。

 Xperia UL SOL22など、これから夏モデルの発売シーズンを迎えるが、スペックよりも片手で操作しやすいサイズ感を重視する人であれば、目移りすることなく、VLを使い続けられるのではないかと思う。このタイミングでのアップデートは非常に、素直にうれしい。

キーボードのサイズ・位置の調節が可能に。より片手操作がしやすくなったといえよう
アプリトレイでアイコンを重ねるだけでフォルダを作成できる

AQUOS PADを持って河口湖に行ってみた
富士山を眺めながら、地図に従って次の目的地へ。画面が広いと行程を確認しやすい

 ゴールデンウィーク最後の2日間、家族イベントで河口湖に一泊旅行に行きました。妹家族と相部屋だったため、心配したのが充電です。自分はスマートフォン2台に、デジタル一眼のバッテリーも必ず1つ充電するのが常なので、コンセントが足りるかどうか……。予備バッテリーも携帯しますが、場合によっては、その予備バッテリーの充電も必要になったりしますよね。これが時間かかるんですよね。

 一応めぼしい観光スポットは、Googleマップで検索してスターを付けてありましたが、ガイド本などは全く用意していなかったので、観光はほぼ行き当たりばったり。地図や検索を多用することが考えられたので、情報閲覧用兼移動時の読書用端末として、AQUOS PAD SHT21を持っていくことにしました。何か見たいときはAQUOS PADを使えば、その分スマートフォンのバッテリーに負担をかけずに済みます。

 これが大正解でした! 移動のバスでは、行きも帰りもほぼ爆睡していたので、読書はできなかったのすが(苦笑)、地図と道案内ですばらしい活躍をみせてくれました。

現在地を確認

 現地に到着し、とりあえず駅からバスで河口湖へ。何はさておき遊覧船に乗り、その後「アタシはどこ?」で現在地を地図で確認。最終目的地である宿泊施設の位置を確認したら、現在地と宿泊施設の間にあるスターを探します。スターをタップして現在地からの経路と、徒歩での所要時間を見て「行ける!」と思ったら移動開始です。

 結局その日は、朝から遊覧船に乗り、かちかち山にロープウェーで上がり、その後、食事を取るために湖周辺の和食屋へ。続いて山梨宝石博物館に移動し、一旦宿泊施設にチェックインしてから、歩いていけるようになったとウワサの六角堂へ。富士山や河口湖の景色を散々堪能し、再び宿に戻りました。翌日は、バスの時間までかなりあったので、また地図を見ながら駅から湖へ向かってみました。移動途中、地図上で偶然見つけたスポットに足を運んでみたりと、無計画な観光を楽しみました。

周辺の主な観光スポットは、あらかじめ検索してスターを付けておいた。この一手間が移動に役立った
「北西」と言われても分からない私の頭……。矢印の向きが頼り!
AQUOS PADで撮影したJR河口湖駅

 実は「いざとなったらバスかタクシー?」と考えたくらいで、移動方法を考えていなかったんですが、気がついたら、方向音痴の自分が、徒歩で“迷うことなく”移動していました(笑)。その間、左手には必ずAQUOS PAD。画面が広いので、ルート全体が見渡しやすくて本当に助かりました。地図そのものが回転しないと落ち着かないタイプなんですが、俯瞰しやすいせいか、矢印だけでも気になりませんでした。通信もまったく問題なし。LTEでは心細いエリアもありましたが、途切れて困るようなことはなく、スムーズにナビゲートしてもらえました。しかも、バッテリーはちょっとしか減ってない。あの心強さといったらありません。

 地図を大きく綺麗に見られるって、ホントすばらしいですね! 駅前で入手したガイドマップは、ポケットから出し入れしてるうちにクシャクシャになってしまいましたが、タブレットならそんな心配もなし! AQUOS PADで、タブレットの威力を改めて思い知ったのでした。

AQUOS PADで撮影した六角堂周辺から見える富士山
六角堂へは本当に歩いて行けた。AQUOS PADで撮影

グランベリーモールで“O2O”を体験

 KDDIが5月13日に発表した東京・町田「グランベリーモール」における“O2O”(Online to Offline)の実証実験。取材に訪れた発表当日から実験が開始されたこともあり、さっそく現地で利用してみた。

 まず、ショッピングモールでの実証実験ということで、キャリアに関係なくiOS、Android端末で利用できる。ドコモやソフトバンクもO2Oの実証実験やサービスを開始しているが、さすがにいずれもキャリアフリーというのが一般的だ。筆者は「GALAXY S III Progre SCL21」でさっそくアプリをダウンロード。Androidでは「すなっぴん」(SNAP IN)、「くーぴん」(COUPON IN)ともにGoogle Playで配信されている。

 利用登録では、誕生年(=年齢)と性別、郵便番号を入力した。2つ提供されているアプリのひとつ「すなっぴん」は、店舗スタッフなどが撮影した旬のアイテムの写真をまとめて見られるアプリで、実際にお店で使えるクーポンも付属する。トップ画面にはアパレルや料理の華やかな写真がタイル状に並び、SNSの画像一覧画面を覗いているようだ。スタッフの撮影テクニックも問われそうである。店内やお店の前で撮影された写真もあり、モールの常連客にとっても「あの店ってこんなアイテム売ってたんだ」と発見があるかもしれない。

 「レディースファッション」「スポーツ・アウトドア」などジャンルで絞り込むことも可能だ。写真をタップすると拡大画像が表示され、店舗が提供しているクーポンや地図、電話番号、営業時間など、ひと通りの情報にアクセスできる。このアプリはモール内の位置情報とは関係がないので、モールを訪れる前、自宅や移動中にチェックしてお買い得なアイテムを探すのに便利。昨今では各ショップやブランドそれぞれで情報発信を行っているだろうが、ショッピングモール単位でまとまって見られるのは理にかなっている気がする。

 クーポンは店舗単位になっているようで、個別のアイテムを紹介する写真と必ずしも一致しているわけではないが、新着商品や店舗の雰囲気を知る上でこうした店舗側が発信する写真が並んでいるのは分かりやすいと感じた。

 ちなみにクーポンは画面を店員に提示する形式で、「利用する」ボタンは使う直前に押すという仕組み。誤操作を防ぐために、画面上でスライド式のスイッチを操作すると、クーポン利用ボタンを押せるようになる。「Like!」ボタンでお気に入りに登録しておけば、後から簡単に呼び出せる。

「すなっぴん」のトップ画面

 「くーぴん」はグランベリーモールの中の位置に応じてクーポンがプッシュ配信されるアプリ。クーポンの内容は「すなっぴん」で配信されるものと共通だ。アプリをインストールし初期設定を済ませたら、あとはWi-Fiをオンにしておく以外の設定は不要なので、想像していたよりも手間はかからない。もっとも、「クーポン配信エリア」を探してウロウロするというのも本末転倒な気がするので、実際の利用イメージは、訪れたい店は決まっているが、念のため店舗の近くでスマホを確認したらクーポンが届いていた、という感じだろうか。

 まったく訪れないエリアのクーポンはプッシュ配信では取得できないが、一度取得したクーポンはアプリに保存されるので、モール内を練り歩くと多くのクーポンを取得できると思われる。「目の前のこのお店で使えるクーポンはどれだろう」とか、「さっき追加されたクーポンはどれなんだろう」といった、検索性や新着表示などは改善の余地がありそうだ。

 今回のサービスは正式なサービスインではなく、あくまで実証実験なので、アプリやサービスの仕様に検証向けの要素が含まれているが、「すなっぴん」などは下調べにも便利ではないかと感じた。

「くーぴん」インストール後、クーポン配信エリアに入ると通知バーに表示される
Francfrancのクーポンは、4000円以上の買物でマグカップがもらえるというもの
クーポン利用時の画面
飲食エリアは、まとまってクーポンがプッシュ配信されてきた

使うと便利な小窓「mini Window」

 昨今のスマートフォンには、ちょっと触っただけでは気づきにくい裏ワザ的な便利機能がたくさん仕込まれている。マニュアルにはちゃんと記載されているが、あまりにも事務的に淡々と説明されているため、普通の人はそれを読んだだけではどう便利なのか理解できないだろうし、そもそも簡易マニュアルすらきちんと読まない人が多いという状況なだけに、各メーカーともにコストをかけて機能を実装したわりには誰も知らない、使わないという残念な事態が散見されるのだ。

 筆者が現在使用している「VEGA PTL21」にも、そんな裏ワザ的な便利機能がたくさん用意されている。

 例えば、「mini Window」機能。一言で説明すると、音楽プレーヤーや動画プレーヤー、テキストメモの小窓を別のアプリの起動中に重ねて表示できる機能である。店頭のパンフレットやパンテックのWebサイトなどでも紹介されている機能なのだが、前回ご紹介した「VEGA Motion」は比較的きちんと使い方の説明があるのに対し、mini Windowについては詳細マニュアルを読まないと呼び出し方すら分からない可能性がある。

Webブラウジング中にテキストメモ用の小窓を表示
スクロール操作等を行う際には透過表示となる
動画も重ねられる
表示位置やサイズも任意に変更できる

 で、どうやって呼び出すのかというと、画面下部の「ホームアイコン」の右側にある「履歴アイコン」をタップすると、「ミュージック」「動画」「テキストメモ」の3つのアイコンが現れるので、それを選択するだけ。まあ、使っているうちに気がつく場合もあるのだろうが、もう少しアピールしてもらいたいところだ。

履歴アイコンをシングルタップした場合
履歴アイコンをロングタップした場合

 実は、この手の小窓機能、最近は他社製の端末にも搭載され始めているのだが、それぞれ呼び出し方も異なれば、呼び出せる機能のバリエーションも異なる。こうしたマルチウィンドウ機能は、Android OSの標準機能として用意されたものではなく、各メーカーがそれぞれ頑張って搭載しているというのが実態で、結果的に使い方もバラバラ、サードパーティもそれ用のアプリを開発できない、というような状況になっている。

 当初は端末メーカーにとって差別化のポイントとして活用できていた機能ではあるのだが、多くのメーカーがこの機能を実装し、さらにパソコン同様の大画面を装備したタブレット端末も売れ始めているので、Googleには、もうそろそろOS側にマルチウィンドウ機能を標準搭載することを検討してもらいたいところだ。


サブの電話番号として「050plus」を愛用中
050plusの着信画面。スマホ本来の電話アプリと同じように操作できる

 最近、格安通話アプリ「050plus」を使うことが増えている。050plusは、月額315円で、050で始まるIP電話番号が付与され、ケータイの通話料よりも割安な通話料で音声通話ができるNTTコミュニケーションズのサービスだ。

 auのLTEプランの場合、「通話ワイド24」といった割引サービスに加入していないと、他社ケータイや固定電話宛の通話料は21円/30秒。ドコモやソフトバンクでも同額だ。050plusでは、ケータイ宛には16.8円/1分、固定電話宛には8.4円/3分で通話でき、同じ050plus同士の場合は無料だ。固定電話への発信が月に9分以上あれば、月額315円を支払っても得になる(スマホ本来の電話の場合は42円×9分=378円、050plusを使うと8.4円×3回+315円=340.2円)。LTEスマホの通話料は、いわば青天井なので、通話利用が多い人ほど利用価値は高いだろう。

 筆者が主に050plusを利用するのは、実家に電話をかけるとき。実家で一人暮らしの母はケータイを使っているが、私がメインで使っているスマホとはキャリアが異なるため、無料通話の恩恵は受けられない。050番号で実家の固定電話にかけることで、かなりの節約につながっている。レストランの予約や営業時間の確認といったときにも050plusを使っている。ただし、仕事の電話は、私が発信した電話であることが相手にわかったほうが都合がいい場合が多いので、通話料は発生するが、本来の電話アプリで発信することが多い。

 筆者が050plusを使っていて、低廉な通話料に加えて便利さを実感しているのが、ケータイが圏外の場所でも通話できること。正確に言えば、ケータイが圏外でもWi-Fiにアクセスできる場所であえば、050番号で発着信できるということだ。仕事柄、写真スタジオでの撮影に立ち会うことがあるのだが、スタジオは地下やビル内の奥まったところなど、ケータイの電波が受信しにくい場所にあることが多い。最近は、Wi-Fi環境を整えているスタジオが多く、長時間スタジオにこもる場合は、その日に連絡を取り合う必要がある人に、あらかじめ050番号を知らせるようにしている。

 スマホを使っている友人や親族とは「LINE」で通話をすることもあるが、LINEは、たとえ自分が安定した通信環境から発信しても、通話相手の環境によっては、声が聞き取りづらいこともある。050plusは、通話相手は電話で応答するので、発信側である自分が通信環境に気をつかっていれば、まずまずの音質で通話できると感じている。通話先が固定電話の場合はもちろん、通話先がケータイの場合でも、安定したクリアな音質で通話ができることがある。

 050plusはアプリの操作性もわかりやすく、個人的に便利なサービスだと感じているので、雑誌などに紹介記事を書くこともあるのだが、LINEやSkypeなどに比べると、いまひとつ普及していない印象。おそらくは月額315円の基本料がハードルになっているのだと思う。ケータイのオプション料金と考えると決して高くはないと思うので、KDDIやNTTドコモなどのキャリア自身が、こうしたスマホ向けのIP電話サービスを提供してくれるといいのなぁと思ったりもする。

通話中の画面。スピーカーホンにも切り替え可能
通話終了時に、いくら得したかを表示するようにも設定できる
スマホに登録した連絡先も引用できる
留守番電話も利用でき、メッセージが保存されるとメールで通知が届くようにも設定できる

Jawbone「UP」で起床新世紀に突入

 「Facebook Home」が日本でも提供され、「GALAXY S III」が対象機種に入っていたので、もちろんauの「GALAXY S III Progre SCL21」も「GALAXY S III」シリーズだしダウンロードできるよね? と固めの笑顔でパソコンのGoogle Playに見に行ったところ、インストール不可とされている「Nexus 7」などを差し置いてちゃんと「KDDI Samsung SCL21」が選択可能になっており、さすがGALAXY S IIIシリーズの末弟と感心しながらインストールを行い起動してみると「お使いのデバイスはまだサポートされていません。」という無慈悲な1枚絵が表示されました。

「Facebook Home」がダウンロードできるのだが……
インストールして起動するも、利用できるのはまだ先になるようだ

 さて、すでに「本日の一品」でも紹介しているが、筆者もJawboneの「UP」を先行して入手できたため、Android端末である「GALAXY S III Progre SCL21」と組み合わせて利用している。一般的に、Bluetooth 4.0に対応した機器は基本的にiOSへの対応が中心で、Android端末はOS側のサポートが不足していることもあり、対応はごく一部に限られるのが実情だ。一方、「UP」は3.5mmのミニプラグを利用するとあって、そうした無線通信規格の障壁は皆無。開発者が「これ(プラグ)なら私の母親でも接続方法が分かる」と説明していたのが印象的だったが、スマートフォンに詳しくないユーザーでも簡単に、そしてラフに扱えるというのは「UP」で徹底されているコンセプトのようだ。

Jawbone「UP」。アクセサリーのように身軽で防水、24時間つけっぱなしにできるが、健康な諸兄は示威行動を観測されてしまう可能性がある。右腕、左腕のどちらに巻くか真剣に考える必要があるだろう。ソリストが向き合うべき次世代の苦悩である
無線ではなくミニプラグで同期を行う。機能面では一長一短だが、簡単で省電力なことは間違いない
左が睡眠、右が歩数。初期設定の値に対しての進捗率が表示されている

 「UP」の基本機能は、歩数の計測、睡眠時間と睡眠の質の計測、アプリ上での食事とカロリー情報の入力、の3つになる。単純に振動をカウントしているのではなく、3軸の加速度センサーを独自のアルゴリズムで解析しているとのことで、デスクワーク中に腕が少し動いたからといって歩数がカウントされることはほぼ無い印象だ。

 睡眠については、周期的に繰り返される浅い眠り、深い眠りといった状態の計測ができ、アラームに指定した時刻が近づくと、浅い眠りになっているタイミングで起こしてくれる。例えば8時にアラームを設定した場合、7時半ごろから8時までの間で最も眠りの浅いタイミングでバイブが鳴動する。手首につけっぱなしにしておくリストバンドということで、アラームの際に、どんな姿勢であっても、周囲に知られること無くひっそりと、しかしスッキリと目覚められるのである。毎朝起きやすいタイミングで起こされるというのはこれまでにない体験で、筆者としてはこの機能だけでも「UP」を使う意味があると感じている。このアラーム機能は、予めボタン操作で睡眠モードにしておく必要があるので、寝る前に忘れずに機器を操作しなければいけないが、2週間ほど利用している中では、忘れたことはない。

 歩数計にはさまざまな製品があり、スマートフォンのセンサーとアプリで計測するタイプも普及しつつある。睡眠の計測も同様にアプリで実現するものが登場しているのだが、リストバンド型の「UP」は、精度はもちろん、バイブにより自分一人に最適化されたタイミングで起きられるというメリットは大きいと感じた(筆者は一人暮らしだが)。なにより、睡眠の計測が手軽にでき、その内容を見て、睡眠の質や傾向などの情報と向き合えるのが新鮮だ。

通勤や取材時など、歩いた時のみ計測されている
睡眠のグラフ。濃い青の時間が深い睡眠で、オレンジは起きている時間。アラームで起きてから二度寝を2回、さらに二度寝中も良質な眠りに誘われていることが見て取れる。会社に遅刻し上司に怒られたのが玉にキズである

 ちなみに「UP」の初期設定では、運動は1日1万歩、睡眠は1日8時間に設定されている。筆者の平日のパターンだと、徒歩で駅まで歩く+昼食時に会社の近所を歩く+帰宅時に新宿の本屋や家電量販店をウロウロ、といった内容でちょうど1万歩前後になるため、特に意識しなくても1万歩が達成できている。こうしたこともあり、物珍しい睡眠の計測機能に注目しがちというわけである。

 Androidアプリは現在、英語版のみで、アドバイスの類が分かりにくいのが難点だが、それ以外はとくに不都合はないようだ。アプリの日本語版は鋭意開発中とのことなので楽しみにしたい。


なにげにイケてるVEGA Motion

 先日からパンテック製のAndroid端末「VEGA PTL21」を使い始めた。正直、auの冬モデルのラインナップの中でも地味な端末ではあるのだが、実は結構イケてるんじゃないかと思えてきたのだ。

 当初、Android 4.0を搭載して発売されたVEGAだが、4月4日、Android 4.1にアップデートできるようになった。auのラインナップでは、「HTC J butterfly HTL21」や「INFOBAR A02」が4.1搭載端末として登場しているが、4.0から4.1へのアップデートサービスが提供されたのはVEGAが最初。従来であれば、Androidの素の状態に近いからじゃないか、という話もできたのかもしれないが、今回のVEGAについてはおサイフケータイやNFC、ワンセグなどもしっかりサポートしており、他社(とりわけ国内メーカー)にももう少し頑張っていただきたいところだ。

 さて、話を本題に戻すが、VEGAと言えば、端末に触れずに操作できる「VEGA Motion」。この機能をONにすると、赤外線センサーを利用し、端末の上で手を動かすことで各種操作が行えるようになっている。OSを4.1にアップデートした後は、さらにカーソル操作をシミュレートできる「フォーカスタイプ」の操作方法が追加された。

 実際使ってみてどうなのかというと、まあ、普通に使うぶんには画面をタッチした方が早くて快適だし、端末に触れずに何やら怪しい動きをしている変な人に見えてしまうというマイナスポイントは否定できないのだが、特定の利用シーンにおいては、確かに効果を発揮する。

VEGA Motionの「画面再点灯」機能

 中でも気に入っているのが、「画面再点灯」機能。筆者の場合、食事中なんかによくそういうシチュエーションになるのだが、ニュースやSNSをチェックしながら食事をしている時、しばらくすると画面が消えてしまい、あわてて電源キーを押してバックライトをつけなおす、なんていうことがある。そんな時、VEGA Motionのこの機能をONにしておけば、ハエを追い払うかのごとく端末上にひょいと手をかざすだけでバックライトを再点灯させられるのだ(ただし、端末起動時にロックナンバーなどを設定している場合には、この機能は利用できない)。

 過度なMNP優遇策が続く状況下、一括価格5~8万円というauのLTE端末のラインナップの中にあって、3万円台半ばで購入できるというのは、とりわけ既存のauユーザーにとっては非常に大きな魅力となり得る。そろそろ夏モデル発表の時期なので、在庫が残っていればの話ではあるが……。


Xperiaを使っていると、音楽が好きになる?

 AndroidスマートフォンにはMP3やAACを再生できる音楽プレーヤーが標準搭載されている。パソコンからの取り込みも、USBケーブルでつなげて、対応ファイルをコピーするだけなので簡単。ステレオヘッドセットを同梱している機種も多い。しかし、スマホで音楽を聴いている人を見かけることは少ないように思う。音楽好きな友人などに、その理由をたずねると、「音楽はiPodで聴いている」「スマホで音楽を聴くと電池の減りが心配」という声が聞かれた。画面をオフにしていれば、さほど電池の消耗を気にかけることはないだろうし、便利な機能なのに、使わないのはもったいなぁと感じた次第。

「ClearAudio+」はワンタッチで高音質に変換できる便利な機能

 筆者は熱心な音楽ファンというわけではないが、長時間の移動時など、ときどきスマホで音楽を聴いている。そして、Xperia VL SOL21を使い始めてから、スマホにイヤフォンを挿す機会が増えている。現在、このXperia VLのほかに、5インチ大画面のXperia Z SO-02Eも所有しているのだが、Xperiaシリーズには、音楽を積極的に楽しみたくなる仕掛けが施されているように感じている。

 現行のXperiaシリーズには「WALKMAN」アプリが内蔵されている。文字通り、ソニーのポータブルオーディオプレーヤー「WALKMAN」の技術が用いられており、「ClearAudio+」や「xLOUD」、多彩なイコライザーなどで、自分好みの音に調節することができる。さほど音質にはこだわらない筆者にとっては、どれをどう設定すればいいのか迷うほどだが、あれこれいじっているだけでも音質がガラッと変わるので、それだけでも楽しめる。パソコン向けソフト「Media Go」で、パソコンに保存している曲を簡単に転送できるのも魅力だ。

ユーザーの好みで設定できるサウンドエフェクト機能が充実
イコライザーは8種類がプリセットされており、さらに手動での調節が可能。自分好みの設定を保存しておくこともできる

 FMアプリがプリインストールされているのもうれしい。筆者は、テレビよりもラジオを聞くことが多いので、ワンセグ以上に重宝している。よく聞く局をお気に入りに設定しておけば、選局もスムーズに行え、バックグラウンドで聞いているときは、通知パネルで局の切り替えを行えるのも便利だ。「radiko」などラジオを聞けるアプリが普及しているためか、FMチューナーを内蔵するスマホは少ないが、3G環境では、「radiko」よりFMアプリのほうが安定した音質で聞けるように感じている。

FMラジオは、付属のイヤフォンをアンテナとして用いる仕組み。お気に入りの局を設定すると、このように画面に表示される
通知パネルでも局の切り替えを行える
好みのチャンネルなどを選んで、聴き放題で楽しめる「Music Unlimited」

 最近は、定額制の音楽聴き放題サービス「Music Unlimited」も楽しんでいる。「Music Unlimited」の利用料は980円/30日間。3月に従来の1480円から値下げされたとはいえ、auの「うたパス」(月額315円)に比べると、割高には感じる。しかし、1300万曲も用意されていて、どれを聴こうかと迷うほどのチャンネルがあり、好きなアーティストを指定して、自分専用の「マイチャンネル」を作ることもでき、お気に入りの曲を集めてプレイリストを作成し、それをオフラインで聴くこともできる。実際に使ってみると、お得度を実感できる価格設定だと思う。何よりも気に入っているのが、対応機種が多いこと。Macにも対応しているので、自宅にいるときはMacで、その日の気分に合わせたチャンネルを再生するなど、フル活用している。

再生中に飛ばしたい曲をワンタッチでスキップできるほか、2つのハートのアイコンをタップすることで、再生曲の好き嫌いを指定でき、以降の再生に反映される仕組み
好きな曲をまとめてプレイリストを作成可能。楽曲をダウンロードして、オフラインで聴けるようにもできる

高機能なサムスン製の写真編集アプリ

 「GALAXY S III Progre SCL21」をはじめとするサムスン製の端末では、サムスン製の無料の写真編集アプリ「フォトエディター」を利用できる。「ギャラリー」で写真を閲覧している時にサブメニューを開くと「編集」という項目があるのだが、この「編集」を選択すると「フォトエディター」アプリが起動し写真を編集できる。端末を買った直後だと「フォトエディター」はインストールされていないので、サムスンのアプリマーケットからダウンロードできる旨が表示される。

 「フォトエディター」はGoogle Playではなくサムスン独自のアプリマーケット「Samsung Apps」で配信されているため、更新の通知や管理も「Samsung Apps」経由で行うことになる。最初の会員登録以外で目立った手間はないのだが、アプリ更新時は毎回パスワード入力が必要なのは少し面倒だと感じている。

「Samsung Apps」で入手できる「フォトエディター」
「ギャラリー」のサブメニュー「編集」で「フォトエディター」が起動する

 スマートフォンの写真については、Instagramをはじめ、撮影と同時に加工してSNSなどに投稿するといった利用が広まっているが、文字やスタンプによる加工など、特殊効果やフレームといったテンプレートではカバーできない、その時々に合わせた加工で楽しんでいる人も多いことだろう。

 写真加工アプリといってもさまざまなアプリが登場しているので、選ぶ段階から迷ってしまうが、「フォトエディター」は「ギャラリー」から導線があり導入しやすいほか、サムスン製のほかのアプリ同様、使いやすさや豊富な機能が高い次元で両立されている。

 手書き入力は「GALAXY Note」なども手がけているサムスンらしく、こなれた内容。スタンプはボリューム面で不満はありそうだが、ハートなど(筆者は使わないが)何度も使う定番はひと通り揃っている。

 フレームや色など、各項目に用意された豊富な種類の効果も注目すべきポイントだが、2~4枚の写真を並べて簡単に1枚の写真に合成できるマルチグリッド機能が組写真のような雰囲気を出せて面白い。旅の報告などで何枚も写真を連投するのは気が引ける、という場合にも便利だ。

写真を「フォトエディター」で開いたところ
「色」の種類。さまざまなものが用意されている
「効果」の種類
「装飾」の「フレーム」
「装飾」の「スティッカー」
「装飾」の「スケッチ」。写真に合わせて名前を書いてみたところ
「装飾」の「マルチグリッド」は3種類から選択できる
あまり意味のない組み合わせの写真だが、色、スケッチ、マルチグリッド、フレームの順番で加工を重ねたもの。1枚の写真として合成されている

MHL変換ケーブルを買いました

 スマートフォンで撮った動画などをテレビに出力する手順を紹介する記事を書く必要があり、MHL変換ケーブルを購入した。

 スマホとテレビを連携させる主な方法として、無線LANを経由する「DLNA」と、テレビのHDMI端子にケーブルで接続する方法があることは、本誌の読者の多くはご存知だろう。今回は、そのケーブルが必要になったのだが、購入時にかなり迷うことになってしまった。

 昨年までに発売されたスマートフォンは、microHDMI端子を備えた機種が少なくなかったと記憶している。筆者が使っていたXperia acro HD SO-03Dも本体上部に「HDMI」と記された端子があった。数年前にフィーチャーフォンを購入した際に、片側がmicroHDMI、もう片側がHDMIのケーブルを試供品としてもらったことがあり、スマートフォンとテレビの接続でも、そのケーブルを使っていた。

 しかし、いま使っているXperia VL SOL21には、HDMI端子はない。この機種に限らず、ほとんどの機種は「MHL」という規格に対応し、microUSB端子に対応ケーブルを接続して使う仕様になっている。筆者は、先に述べたHDMIケーブルを持っているので、要するに、microUSBとmicroHDMIをつなげる変換アダプタを買えばいいんだぁ、と考えていた。それが見つからなければ、片側がmicroUSB端子、もう片側がHDMI端子のケーブルを買えばいいのだと。

 量販店に行けば、どちらかは見つかるだろうし、安いほうを買えばいい。と楽観していたのだが、最初に訪れた某店では、お目当てのものが見つからず……。スマートフォンの周辺機器コーナーに見当たらなかったので、店員に聞いてみたら、スマホケースやモバイルバッテリーなどを陳列する場所からは少し離れたところに、しかも一番下のほうに、それらしきケーブルやアダプタが数種類だけ置かれていた。だが、microUSBとHDMIの変換アダプタはあったが、microUSBとmicroHDMIの変換アダプタは見つからず、普通のHDMIケーブルはあったが、在庫切れなのかもしれないがMHL変換ケーブルもなかった。

 スマホをテレビとつなげたいという需要は、意外と少ないのかなぁと思いつつ、もう少し規模の大きい店に移動した。その店では、その類いのケーブル売り場を難なく見つけることができた。しかし、今度は逆に、種類が多くて選べない状態に。お目当ての変換アダプタは見つからなかったので、スマホ側がmicroUSB、テレビ側がHDMIの端子を備えたMHL変換ケーブルを買うことは決めたのだが、利用には給電が必要で、その方法がテレビのUSBから行うものだったり、パソコンなどに接続するものだったり、ACアダプタにつなげるものだったり、なんだかいろいろあるのだ。職場のテレビにUSB端子ってあったっけ? おそらくあったと思うが、このケーブルの長さで届くかな? という悩ましい感じに……。

 結局は、職場にいる部下に連絡し、テレビ側の端子を確認させて、テレビのUSBから給電できるタイプのケーブルを購入した。ちなみに代金は2980円。しばらくはテレビを買い替える予定はないし、スマホの外部接続方式としてMHLも定着すると思うので、長く使えると思う。決して高い買い物ではない。なお、店に行ってから知ったのだが、MHLに対応するスマートフォンでも、市販のMHLケーブルは使えず、別途HDML変換ケーブルなどが必要になる機種もあるらしい。購入を考えている人は、事前にスマホの端子や規格、テレビ側の端子などを確認しておくべきだろう。

これが購入したMHL変換ケーブル。エレコムの「MPA-MHDUA」
テレビ側はHDMI端子とUSB端子を利用
スマホ側はmicroUSB端子にケーブルをつなげる
写真や動画だけでなく、スマートフォンの画面をそのまま出力できる

卓上ホルダ「Desktop Dock」を導入
「GALAXY S III Progre」と卓上ホルダ「Desktop Dock」

 auの「GALAXY S III Progre」には卓上ホルダ「Desktop Dock」(SCL21PUA)が別売りで用意されており、auオンラインショップなどで購入できる

 筆者は「GALAXY NEXUS」を利用していた時も卓上ホルダを紹介したが、サムスン製の卓上ホルダはしっかりと作られる傾向があるようで、具体的には、今回購入した「Desktop Dock」にも音声のラインアウト出力端子が装備されている。最近はBluetoothで接続するスピーカーが人気なので有線で接続するユーザーは減っているかもしれないが、充電と同時に簡易的なメディアドックとしても利用できるのは活用の幅が広がるというものだ。

 その「Desktop Dock」の本体は、充電用の端子部分をパタンと内部に収納できるようになっており、(どれぐらい必要かは不明だが)卓上ホルダを持ち運ぶ際にもバッグの中に収納しやすくなっている。塗装もしっかりしており、プラスチックの素材感そのままということもある一般的な卓上ホルダと比べれば丁寧に作られている印象だ。もっとも、その塗装の仕上げは、ドコモ向けの「GALAXY S III」を彷彿とさせるヘアライン加工のような模様になっているのはご愛嬌といったところなのだが(「GALAXY S III Progre」の背面は格子模様)。

 卓上ホルダ側はmicroUSB端子が生えているだけで基本の部分に特別な部分はない。「GALAXY S III Progre」だけにフィットする形状ではないため、向きや位置が合えばほかのスマートフォンでも利用できる。もちろん端子部分を痛めたりする可能性はあるので自己責任での利用になるが、「GALAXY NEXUS」は同じサムスン製ということもあってか、USB端子の向きや位置がほぼ同じで、すんなりと装着できた。「GALAXY NEXUS」の卓上ホルダと違って今回の卓上ホルダは端末を縦置きにするタイプなので、着信メールの簡単な確認程度なら卓上ホルダにセットしたままでも行いやすい。その際はタッチ操作用のペンなどがあると手首の角度的にも楽になる。

接続部はmicroUSB端子があるだけのシンプルなもの
フタを閉じればスッキリとした外観に
音声のラインアウト端子を備えている。設定はスマートフォン側で行える

Remote TVを試す
Remote TV(上)とレコーダー

 auが2月23日から販売を開始した「Remote TV」。家の中でも外でもネットに繋がっているスマートフォンやタブレットから、BDレコーダーの映像を参照できるというアイテムだ。筆者宅のレコーダーも対応しているようなので、さっそく導入して使ってみることにした。

 古くはソニーの「ロケーションフリー」、最近では「Slingbox」といった類似製品があるが、Remote TVの端子は至ってシンプル。BDレコーダーとはHDMIケーブルと赤・白・黄のアナログAVケーブルで接続。テレビともHDMIケーブルで繋ぐ。あとは、ACアダプターを繋ぐだけ。

 ネット接続については、Wi-Fiを利用することになる。他にインターフェイスが無いので当然と言えば当然なのかもしれないが、ルーター(アクセスポイント)との接続は「かんたん接続」「WPS」といったワンプッシュ系の方式しか手段が無いので、少し注意が必要だ。

 あとはスマートフォン側にアプリをインストールして、Remote TV本体の底に書いてある機器IDを入力するなどして機器連携を行うだけだ。これで、家の中でも外でも自由にレコーダーで録画した番組をスマートフォン上で再生できるほか、レコーダーのチューナー経由でテレビをリアルタイム視聴できるようになる。もちろん数秒のタイムラグはあるが、視聴中に気になるというより、リモコンモードにして録画番組一覧などを上下にスクロールして選択するような際に少々ストレスを感じるぐらいである。

レコーダーの録画番組一覧を表示したところ。画面上のリモコンボタンで操作できる
放送中の番組のリアルタイム視聴も可能

 画質については、最大解像度が854×480ドットということで、少なくともワンセグよりはきれいな印象。Mobile World Congressの取材でバルセロナを訪れた際にも試してみたが、ブロードバンド環境が充実した日本とは異なり、画質が落ちたり、途中で映像が途切れるなど、通信環境の影響をもろに受けてしまうのは致し方ないところだろう。

 びっくりしたのは、Remote TVからレコーダーを起動すると、テレビの電源も自動的にオンになるポルターガイスト現象だ。レコーダーとテレビのHDMI起動連携を設定にしていると、もれなくこの現象が発生する。さらに、テレビで別の番組を視聴している際には、強制的にレコーダーの画面に切り替えられてしまうため、少なくともHDMI起動連携はオフにしておいた方が良さそうだ。

 いずれにしても、DTCP+など、何か特別に新しい機能を持った機器を必要とせず、スマートフォンから手軽に対応レコーダー内の映像にアクセスできるというのは、素直にうれしい。埃にまみれたテレビ台の後ろを掃除するいい機会だ。


スモールアプリを使ってみました

 Xperia VLは「スモールアプリ」なるものを利用できる。どの画面を表示しているときでも、小さな画面で表示されて、他のアプリを使っているときでも同時に利用できるアプリだ。

 便利そうな機能だなぁ、とは思いつつも、購入してすぐに試してみたときは、さほど使い勝手はいいとは思えなかった。Xperia VLの画面サイズは約4.3インチで、Androidスマートフォンの中では決して大きいとはいえない。スモールアプリは、その画面の1/4ほどのスペースに表示されるので、タッチ操作をするにはかなり狭い。5インチの大画面を搭載したドコモのXperia Zはともかく、Xperia VLでは、そんなに積極的に使うことはないかも……と思っていた。

 いや、これって意外に便利かも……と思い始めたのは、カップ麺をつくったとき。以前は、3分の計測には「時計」アプリのタイマー機能を使っていたのだが、マルチタスクキーを押すだけで呼び出せるスモールアプリのほうが素早く起動できて楽チンだ。ウェブを見るなど他の操作をしているときでも、その画面を表示させたままで使えるのは非常に便利だ。

 人に聞いた電話番号など、素早くメモを取りたいときにも便利。メモは「ノート」アプリに保存される仕組みで、レコーダーで録音した音声メモも、同じく「ノート」に保存される。文字を入力するのも面倒という状況では、自分の声でささっと録音できるというわけだ。

 さらに、Google Playストアからスモールアプリをダウンロードして追加することもできる。いくつかインストールして試してみたが、ソニーモバイルが作った「単位コンバータ」は、さまざまな単位換算をスピーディーにできるので、海外旅行などで役立つのではないかと感じた。インカメラを素早く起動して、手鏡代わりに使える「Mirror Small Application」も、筆者はさほど必要とすることはさなそうだが、身だしなみに気をつかう人には重宝するのではないかと思う。Xperiaユーザーが増えるにつれ、ユニークな発想の便利なスモールアプリも増えるのではないかと、ひそかに期待している。

どのアプリを使っているときでも、最近使ったアプリを確認できるマルチタスクキーを押すと、画面下にスモールアプリが表示され、タップで選択して起動できる
右端の「+」をタップすると、Google Playストアにジャンプし、インストールできるスモールアプリを探すこともできる
スモールアプリはGoogle Playストアからダウンロードするだけで、すぐに使えるようになる
エネルギー、時間、速度、長さなどの換算ができる「単位コンバータ」
電卓のスモールアプリもプリインストールされている。画面上を自由に移動させられるので、ウェブを見ながら使いたいときにも便利
メモのアプリは、素早く入力できることはもちろん、あとでパラパラとめくって確認できるのも重宝

Xperia Zの第一印象
Xperia Zを購入。カラーは、指紋がもっともつきにくいホワイトにした。ホワイトはメーカーによって差がつきやすい色だが、質感が高い点にも満足している

 CESでの発表から約1カ月、「Xperia Z SO-02E」がついに発売された。さっそく筆者も発売日の2月9日にこの端末を購入し、メインのスマートフォンとして使用している。

 前回掲載された本コーナーの記事をご覧になった方は「おや?」と思われるかもしれないが、「HTC J butterfly HTL21」を購入してからまだ2カ月ほどしか経っていない中での機種変更になる。実はHTC J butterflyをそのままメインで使い続けようか考えていた矢先に、充電時に端子のカバーがポロっと外れ、防水性能が失われてしまった。まだ新しいため修理に出そうかとも検討したが、預かり対応になってしまうのは仕事の都合上どうしても避けたい。であれば、その時点で一番ほしい端末を買ってしまおう。そう思い、元々ほしかったXperia Zを購入。メインの電話番号もこちらに移すことにした。

 あえて苦言を呈したいのが、HTC J butterflyの付属品についてだ。防水仕様で端子がカバーでふさがれているのに、未だに卓上ホルダが発売されていないのはいかがなものか。カバーに過度な負荷をかけた過失であればまだ納得できるが、そういうわけでもない。

 海外メーカーであるHTCにとって日本でニーズの高い防水仕様はチャレンジで、カバーレスにするのが難しいのも分かる。ただ、それなら卓上ホルダを発売して、カバーの開閉回数を減らせるような配慮をしてほしかった。共同で開発したKDDIもそうした点はきちんとサポートすべきで、できないのであれば無理な防水は見送った方がよかった気がする。時間は経ってしまったが、今からでも、卓上ホルダの発売を検討してもらえないだろうか。防水・防塵仕様の「INFOBAR A02」についても、同様だ。

本体はスクウェアだが、角が丸みを帯びているため、手に持って“痛い”ということはない

 Xperia Zは本稿執筆時点で10日ほど使っている。性能にはおおむね満足しており、特にカメラの写りは抜群にいい。この点は、もう少し写真を撮りためたあとでレビューしていきたい。

 フルHDディスプレイということで気になるレスポンスについても、HTC J butterflyで気になっていたフォルダ開閉時のちょっとした引っ掛かりがなく、満足度が非常に高い。ボディ形状がスクウェアに近く若干持ちづらくはなったが、デザインがいいのでその点はあきらめることにした。とは言え、元々5インチ端末を使っていたため、ある程度は想定の範囲内。がんばれば、片手操作もなんとかできる。

充電は、同梱の卓上ホルダで行っている。これなら、カバーの劣化を防ぐことができる

 予想以上だったのが、バッテリーの持ちのよさだ。これはHTC J butterflyにも共通しているが、スリープにしていると特に省電力設定にしていなくてもバッテリーがほとんど減らない。残量5%程度になってから、1時間以上使い続ける(あくまで待機のみだが)こともできたほどだ。ここまでの性能があれば、いざという時はある程度自分でバッテリー残量をコントロールできる。

 ちなみに、HTC J butterflyでの反省を生かし、充電はなるべく付属の卓上ホルダで行うようにしている。ただ、Xperia Zはイヤホンジャックにもカバーがある。スマートフォンで音楽を聞くことが多いため、これは自分にとってのマイナス点。防水性能を保つために、なるべく開閉は避けたい。そこで、Xperia Zの購入と同時に、Bluetoothのヘッドセットも入手した。選んだのはこれまたソニー製の「DRC-BTN40」。NFC対応で、Xperia Zとはワンタッチでペアリングできる。以前から使用していたバランスド・アーマチュアのイヤホンをそのまま挿せる点も重視した。

イヤホンジャックにもカバーがついているのは残念。この仕様のためもあり、音楽は極力Bluetoothヘッドセットで聞くことにした
購入した「DRC-BTN40」。イヤホンが付属しないタイプで、手持ちのものをそのまま挿せるのがメリット。Xperia Zなど、NFC対応スマートフォンとの「かんたん接続」にも対応する
NFCは、ウィジェットで簡単にオン・オフを切り替えることが可能だ。仕様上、画面点灯時は常時電波を発してしまうため、節電のためにも小まめに切り替えた方がいい

 実際に使ってみると、確かにペアリングが簡単だと感じた。NFCを検知した時点で、ヘッドセット側の電源が自動で入るのも手軽でいい。たまに失敗するのは玉に傷だが、それは許容範囲。特に複数のBluetooth機器を使い分けていると切り替えが簡単で、この方法が手放せなくなる。Xperia Zならではのメリットは、アプリのダウンロードをしなくても使えること。NFCのオン・オフを一発で切り替えられるウィジェットを搭載しているため、使い勝手もいい。

 現時点での印象はざっとこんなところだが、一方で気になっている点もある。それが、バイブの反応だ。標準搭載されている「POBox Touch」を使うと、キーをタッチするのと同時に端末が振動しないことがある。2~3回連続で押すとブルッと震えるが、ここに違和感を覚えた。そこで、文字入力アプリを「ATOK」に変更してみたところ、ワンタッチ目からきちんとバイブが反応することが確認できた。

 Xperia ZのPOBox Touchは片手操作を意識しており、キーボードサイズの変更が可能だ。似た機能を持つATOKとの大きな違いは、変換候補もキーボードの横幅に合わせてくれるところにある。これなら変換候補にも指が届くと思っていただけに、バイブの反応が遅いのは少々残念。ソフトウェアで修正できると思うので、アップデートに期待したい。

左の「POBox Touch」は、変換候補もキーボードの幅に合うため、タッチがしやすい。一方で、バイブが正確に反応しないため、筆者は右の「ATOK」を使用している

 1000万契約を超えたXiにも、もう少しがんばってほしいところ。特に、筆者の主な行動範囲である東京都心部ではスループットが目に見えて落ちていて、KDDIの800MHz、1.5GHzと比べると穴も多い印象を受ける。通信した時間や地域によって異なるため一概には言えないが、エリア整備とスループット対策のペースを今まで以上に上げてほしいというのが、いちユーザーとしての本音だ。


auのLTEを手堅く楽しめる「GALAXY S III Progre」

 発売から3カ月ほど経過しているが、auの回線の端末を「GALAXY S III Progre」(SCL21)に機種変更した。これまでauの回線はフィーチャーフォンで利用しており、最近は眠らせているような状態だったので、auのスマートフォン、そしてauのLTEを利用する端末も初めてだ。

 サムスン製端末としてはこれまで、NTTドコモの「GALAXY NEXUS」を利用していたが、メーカーによるカスタマイズがほぼ無い「GALAXY NEXUS」と比較すると、「GALAXY S III Progre」に搭載されているさまざまなカスタマイズ部分はより際立って感じられ、また概ね好意的に捉えている。

 例えば着信音やアラーム音はプリセットとしてさまざまな種類が搭載されているが、どれを聞いても、角の立たない選びぬかれたメロディや曲という印象を受ける。かつて日本でも展開されていたノキア製端末に見られたような、グローバル市場で揉まれ、洗練されたメロディのみが搭載されている、というのは言い過ぎだろうか。アラームでは「事前お知らせ」という、設定した時間の前に、別のメロディを徐々にボリュームを上げながら鳴らす機能も用意されている。

 もちろん、インカメラで瞳を検知し、画面が自動的に消灯する時間を延長する機能や、「Sメモ」「Sプランナー」(カレンダー)など、単体のアプリとして見ても優秀なものは多く、メーカーによるカスタマイズの恩恵は多岐にわたっているが、アラームのように毎日使う機能の細部に、メーカーの持つバックグラウンドが透けて見えるのも事実だろう。

 このように「GALAXY S III」シリーズの一端として、コンテンツや機能などさまざまな点でワールドクラスの恩恵が受けられる端末……と思っているのだが、普段の取材先で会うライター諸氏からは「使っている人を始めて見た」「レアな端末」などと微妙な反応もしばしば。「GALAXY S III Progre」だけの機能というのは少ないかもしれないが、auのLTEに対応したスマートフォンという点も含めて、使い勝手などをお伝えしていきたい。


アドレス交換のバリエーション

 赤外線通信で当たり前にアドレス交換ができたフィーチャーフォン全盛期とは異なり、スマートフォン時代のアドレス交換は複雑である。とりわけ、相手がiPhoneをはじめとする赤外線通信非対応の端末を使っていると、かなり面倒くさい。

 iPhoneが登場した当初は、ユーザーのリテラシーも高く、「じゃあ、Bumpで」の一言で済んでいたところもあるのだが、最近は手取り足取り、手順を説明しなければならないことが多くなってきた。立場上、この手の説明は筆者の役回りとなり、その都度、最適と思われる手順を説明することになる。

 つい先日経験したのは、数名でのLINE ID交換なのだが、かなり衝撃的、というか笑える状況だった。LINEの場合、ID交換にはいくつかの方法が用意されているが、その場で交換する場合は「QRコード」か「ふるふる」のいずれかを活用することになるだろう。

「ふるふる」中の画面。それっぽい絵もそうなる原因の一つだと思うが……

 で、「ふるふる」を使うことになったのだが、ふと横を見ると、端末同士を重ならんばかりに近づけて「ふるふる」している……。気持ちは分かるけど、そういう仕組みじゃないんで、近づけても感度が良くなったりはしないっすよ……。まあ、無事ID交換できたようなので、結果的には問題ないけども。

 その昔、電波のつかみが悪いのか、ケータイを振っている人を見かけたことがあるが、人間の心理というのは、実に面白い。というか、誰もが一発で理解・実行できるアドレス交換の方法ってのは、発明されないもんですかね?


スマートフォンの使い方が落ち着いてきてしまった

 ドコモの春モデルとauのNEW INFOBAR、いずれも素敵でどれを購入しようか悩み、その間にどんどん端末が発売されております。うかうかしていると次の新モデルが発表されて買うタイミングを逃してしまうことになるので、気に入ったものを初日に買うべきだとは思うのですが、素敵だとは思うも