みんなのケータイ

僕がNothing Phone(3)を買った理由

【Nothing Phone(3)】

 もう9月になりますが、今年初めてスマホを買いました。NothingのPhone(3)です。Phone(2)を使っていた筆者にとっては、待ちに待ったフラッグシップ機。春にPhone(3a)が発売された際、少し食指が動いたものの、我慢して待ってよかったと思っています。

筆者はホワイトの256GBモデルを楽天モバイルで購入。Nothing公式サイトでの価格よりも4900円安い11万9900円だった
6.67インチの有機ELディスプレイを搭載し、四方のベゼルはいずれも1.87mm

 筆者がNothingのスマホを気に入っている理由はいくつかあります。まず、意外と使いやすいこと。斬新なデザインばかりが注目されがちですが、操作性にクセがなく、迷わず使いこなせるんですよ。新しいPhone(3)は、Essentialキーが追加されたことで、素早くスクショが撮れたり、音声メモを録音できたり、より便利になったと感じています。

右側面に「Essentialキー」を搭載。これを押すだけでスクショが撮れて、メモを追加して保存できる

 次に、意外と丈夫なこと。Phone(2)の防塵防水性能はIP54ですが、筆者は浴室に持ち込むことが多く、何度か湯船にドボンと落としています。

 でも、不具合が生じることは一度もありませんでした(※もちろん、素早く乾いた布で拭き、USB接続口などを乾かしています)。Phone(3)は防塵防水性能がIP68に向上したので、さらにタフに使えることを期待しています。

 次に、これが最大の理由かもしれませんが、楽しく使えること。Phone(2)では、モノトーンのホーム画面をカスタマイズしたり、オリジナルの着信音を作ったり、音楽再生時に背面パネルを激しく点滅させたり、他のスマホでは味わえない体験ができました。

 Phone(3)の背面が光らなくなったのは残念ですが、実際に使い始めてみると、新たに搭載された「Glyphマトリックス」が非常に有能。実用的かつ楽しく、従来の光るパネルより積極的に活用できそうです。

左がPhone(2)、右がPhone(3)。背面パネルに搭載されていた白色LEDがなくなり、489個の小さなLEDで構成されるGlyphマトリックスが搭載された
Nothingらしいドットで情報が表示されるGlyphマトリックス。着信時の光り方をカスタマイズしたりできる
現在時刻、電池残量を確認したり、ミニゲームを楽しんだりもできる
裏向きにした状態でEssentialキーを長押しするとボイスレコーダーが起動。録音中の音声の波形がGlyphマトリックスに表示される

 そして、頻繁にアップデートされること。Phone(2)は2年間使っている間に何度もアップデートがあり、新しい機能が追加されたり、パフォーマンスが改善されたりしました。メーカーがユーザーの声に迅速に対応する姿勢がうかがえて、好感を抱きました。

 新しく購入したPhone(3)も、すでにアップデートがあり、Glyphマトリックスで遊べるゲームやカメラのプリセットが追加されました。AIを用いた「Essential Space」や「Essential検索」などが、より便利に進化していくことも期待しています。

 ちなみに、Phone(2)で不満を感じていたのは、カメラ性能とFeliCaに対応していないこと。Phone(3)では、これらの不満も解消されたので、メインのスマホとして使うのもアリかも……と思っているところです。