みんなのケータイ

iPhone用の「保護フィルム自動貼付機」を使ってみた

 先月、「iPhone 15」を購入した筆者。「フィルラボ」なる機械が近所のイオンにあると聞き、ずっと気になっていたのですが、ついに試してみました。

フィルラボ全景

 ご存じない方のために説明すると、「フィルラボ」とはiPhoneを自動でクリーニングし、ガラスフィルムを貼ってくれる装置です。作業はわずか2分。気泡やズレなしでフィルムを貼るのは苦手、という人にぴったりです。

 ちなみに筆者は不器用の代表格。キング・オブ・ザ・ブキッチョ。家庭科の成績「1」は伊達ではありません。

 販売フィルムのラインナップは「高透明」「のぞき見防止」「反射防止」の3種。どれも硬度9Hのガラスフィルムで、価格は貼り付け代込みで3000円弱。筆者は画面が見やすく汚れも目立ちにくい「反射防止」を選びました。

3種類のガラスフィルム、正確には「高透明:2480円」、「のぞき見防止:2680円」、「反射防止:2980円」。いずれも税込、工賃込。
機種とフィルムを選びまして……。

 支払いはPayPayやクレジットカードで可能。決済後、自販機の口が開き、施工台がせり出します。ここにiPhoneを置くと台が中に引き込まれ、ブオーッという風とともに画面をクリーニング。ブラシのような音もして、かなり本格的です。そして再び台が出てくると……おお、フィルムが貼られたiPhoneが!

作業中です……。
再び、iPhoneの施工用台が出てきました!

 ……と思ったら、よく見ると縦に2ミリほどズレていました。あれ? 自動なのに? ただ、貼られていたのはフレーム付きのタイプだったので、その場で少しずつ押し直し、最終的にはきれいに収まりました。はい、めでたし。

iPhoneのフレーム部分と、フィルムのフレーム部分の間にズレのスキマができて光が漏れている……。

 今回は少々ズレが出てしまい手調整が必要になってしまいましたが、基本的には誰でも短時間でそれなりの品質のフィルムを貼れるのが大きな魅力です。

 なにより手作業だと気泡が入ったり、ゴミが挟まったりしてやり直しになることも多いですが、そのストレスがないのはありがたいですね。

 ただ、このサービス、あまり利用者を見かけないのが気がかりです。フィルム交換なんて機種変更のときくらい、という人も多いでしょうし、採算が取れるのかな……とちょっと心配になってしまいます。

 ちなみに、今回選んだ反射防止フィルム自体はなかなか良い品質でした。市販で同等品を買えば千円台ですが、クリーニングや貼り付け作業まで含めて3000円弱なら十分納得の価格だと思います。

 少しでも不器用さに不安がある人、あるいは新しいiPhoneをピカピカのまま使い始めたい人には、この「フィルラボ」、おすすめできるサービスだと思います。長く続いてくれるといいのですが。

そんなわけで、フィルムを装着、カバーも付けた現在のiPhone15の現在の姿です。