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Nothing、「Phone (3)」「Headphone (1)」を発表

 英Nothingは、Androidスマートフォン「Phone (3)」やオーバーイヤーヘッドホン「Headphone (1)」を発表した。7月15日に発売される。日本での展開は明らかになっていない。

Nothing Phone (3)

 「Nothing Phone (3)」は、同社のフラッグシップモデルとなるスマートフォン。チップセットには「Snapdragon 8s Gen 4」を採用し、IP68相当の防水・防塵性能に対応する。

 ディスプレイは6.77インチ(1260×2800)のフレキシブルAMOLEDを搭載。最大120Hzの可変リフレッシュレートに対応し、ピーク輝度は4500ニトとなっている。バッテリーは5150mAhで、65Wの急速充電に対応する。

 背面には、新たに25×25の「グリフマトリックス」を搭載。時計やコンパスの表示に加え、じゃんけんなどのゲームも楽しめる。

撮影時にプレビューが表示される

 リアカメラは、5000万画素の広角カメラ(OIS搭載)、5000万画素の望遠カメラ(OIS搭載)、5000万画素の超広角カメラという構成。さらに、フラッシュライトに加えて、動画撮影中であることを示すライトも搭載する。フロントカメラも5000万画素を備える。

 カメラアプリには、プロのフォトグラファーによるプリセットを収録。アプリ起動中に画面を上にスワイプすることで選択できる。

 また、本体側面には「Essential Key」を搭載。キーを押すと、「Essential Space」に気になったコンテンツなどが自動で整理され、提案や要約、アクションプランが生成される。

 さらに、画面の下から上にスワイプすると「Essentialサーチ」が起動。連絡先やコンテンツ、重要な情報を瞬時に検索できるほか、天気予報やスポーツのスコアもリアルタイムで確認できる。

翻訳も

 OSはAndroid 15をベースとしたNothing OS 3.5を搭載し、今後はAndroid 16ベースのNothing OS 4.0の提供も予告されている。

 カラーはブラックとホワイトの2色展開。価格は12GB+256GBモデルが799ポンド/799ユーロ/799ドル(ポンドでは約15.8万円)、16GB+512GBモデルが899ポンド/899ユーロ/899ドル(約17.8万円)。

Nothing Headphone (1)

 「Nothing Headphone (1)」は、ブランド初のオーバーイヤーヘッドホン。英オーディオブランドのKEFと共同で設計した音響技術を採用している。

 バッテリー容量は1040mAhで、アクティブノイズキャンセリング(ANC)オフ時は最大80時間、ANCオン時は最大35時間の連続使用が可能。

 本体にはボタンが備えられており、Nothing OS搭載スマートフォンでは「Channel Hop」機能と連携する。その他のAndroidやiOS端末では、AIアシスタントの起動に対応する。

 カラーはブラックとホワイトの2色。価格は299ポンド/299ユーロ/299ドル(ポンドでは約5.9万円)。