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契約回線が古すぎ?「au Starlink Direct」のオンラインが契約できなかった
2025年9月1日 00:00
前回、災害時の“備え”のため低価格で利用できる非常用回線について触れましたが、最近ではさらなる備えとして、スマートフォンから直接利用できる衛星通信サービスも提供されています。
2025年8月時点では、「Starlink」を活用したKDDIの「au Starlink Direct」が「au」ブランド向けに提供されており、「UQ mobile」「povo」の契約者や、他社サービス利用者であっても、「au Starlink Direct専用プラン」を契約し別途SIMを発行することで、au Starlink Directが利用可能というのは本誌読者であればご存じの人も多いことでしょう。
そこで災害時の更なる備えとして、au Starlink Directを契約してみることに。筆者は現在auの回線は持っていないもののUQ mobileの回線は保有しており、そちらを利用すれば「au Starlink Direct専用プラン」の月額料金が550円で済むことから、UQ mobile経由で契約することにしました。
契約自体は店頭だけでなくオンラインからも可能で、au ICカード(物理SIM)かeSIMかを選んだ後、UQ mobileの契約に用いているau IDを用いてログインすることで契約できる……はずなのですが、筆者の場合なぜかそこでエラーが出てしまい、契約ができませんでした。
そのエラー内容を確認しますと、「氏名の修正が必要なため、オンラインショップではお手続きできません。」とのこと。具体例として「姓と名が分かれていない等」とも記述されています。もちろん筆者はこの回線を契約して以降、氏名の変更は一切していませんし、これまでもオンラインショップで端末購入などは問題なくできていたので、なぜこのようなエラーが出るのか原因がよく分かりません。
ですがこのままではどんなに頑張っても手続きが進まないので、やむなくauショップに訪れて確認してもらったのですが、その結果やはり氏名がつながった状態で登録されているとのこと。そこで早速氏名を分離するよう手続きしてもらったのですが、手続きには本人確認書類の提出が必要とのこと。何かと手間がかかるのが残念な所でもあります。
ショップスタッフの方からは、店頭でそのままau Starlink Directを契約できるとも言われたのですが、修正の結果を確認したかったので、あえて再びオンラインでの契約に挑戦することに。もちろん今回はエラーが出ることなく、手続きを先に進めて無事契約することができました。
姓と名がつながった状態登録されていた理由はスタッフの方も思い当たらないとのことでしたが、この回線は元々、20年以上前にau回線を契約してそのまま使い続けているもの。それゆえ当時つながった状態で登録され、現在に至るまでそのままになっていたのではないかと推測しています。
ただ同じ会社で長く契約している回線ほど、内部的な問題で新しいサービスの利用に支障が出るというのは、なんとも残念な所。契約時に登録した情報を本人の承諾なしに変えることは難しいのでしょうが、マイナンバーカードを使ってオンラインでの本人確認が容易にできるようになったことを考えれば、氏名の分離くらいオンラインで手続きできれば……とも思ってしまいます。






