みんなのケータイ

URLをデバイス間でシェアするサービス色々(PushbulletのChromeサポート終了に寄せて)
2025年9月2日 00:00
パソコンやスマホなどの間で「今見ているWebサイトのURL」を簡単に共有できる「Pushbullet」。同じことができるアプリや機能はいくつもある中で、拡張機能やキーボードショートカットを使って少ない手数で共有できるのが気に入っているサービスです。
しかし先日、Googleのブラウザ「Chrome」の拡張機能として提供されていたPushbulletがポリシー違反ということで利用停止に。以前から強制停止されていたのを手動でオンにできていたのですが、ついに手動でオンにもできなくなってしまいました。
PushbulletはすでにiPhoneやMacでもアプリ提供が終了しており、利用できる環境が非常に少なくなっています。
といいつつ幸いにも私が利用しているブラウザのVivaldiは引き続きChromeの拡張機能が利用できているのでほとんどのシーンでは困っていません。
また、iPhoneもPushbulletのWebサイト経由でURLを送ることはできるため、多少手間ではあるもののPushbulletのWebサイトをホーム画面に登録しておき、送受信のたびに開いて使っていますiPhoneがメインの人は大変ですが、筆者の場合はAndroidとWindowsがメイン環境なのでこれでなんとか乗り切っています。
とはいえこのままPushbulletが使えなくなっては困る……、といくつか他の手法を探す中で最近利用頻度が上がっているのがChromeの「お使いのデバイスに送信」機能。
同じGoogleアカウントでChromeにログインしている必要はありますが、こちらはChromeさえインストールしていればMacやiPhoneでもURLを共有できます。
便利ではあるものの、拡張機能やキーボードショートカットでさくっと送れるPushbulletに比べて手数がかかることと、必ずChromeブラウザで開く必要があるため、メインブラウザがChromeでないユーザーはここでまた一手間かかります。
スマートフォンの場合は共有機能から送信できるのでまだいいのですが、パソコンの場合はキーボードショートカットか拡張機能として利用できるようになることを期待しています。
本来は主にファイルを共有する「クイック共有」もURLを送ることができます。AndoridからWindowsへは共有機能で送信できますが、Windowsから送る場合はクイック共有アプリへドラッグ&ドロップするためやや手間がかかることと、Windowsで受け取る場合はURLをコピーできないのが難点。
ほとんどの場合困らないのですが、アクセスすると環境によってリダイレクトされてしまうようなURLだとこの方法では送ることができないのです。
なお、クイック共有の本家とも言えるAppleのAirDropはiPhoneとMacのみ、クイック共有はAndroidとWindowsのみ、とすっかり環境が二分されてしまっていますが、AppleはiPhoneの次期OS「iOS 26」で、「Wi-Fi Aware」という機能を実装すると発表しました。
これはAirDropやクイック共有のように端末間でデータをやりとりする技術で、AndroidはすでにOSとしてサポートしています。
Wi-Fi AwareをAppleがどのように展開するかはまだわかりませんが、もしかするとAndroidとiOSの間でAirDropのようにファイルをワイヤレスでやりとりできる日が来るのかも。
デザイン変更が話題のiOS 26ですが、個人的にはWi-Fi AwareをAppleがどのように仕上げてくるかを注目しています。






