みんなのケータイ

povoの「スマホギガトレード」でバキバキのiPhoneをギガに変えた

 仕事柄、欲しくなったスマートフォンの新製品は我慢せずに購入しようと心がけている。一方で、当然のことながら、それではお財布が持たないので、新しい機種を購入したら、すぐに売却している。

 iPhoneは1年ごとに買い換えるが、Androidの場合、メーカーが多いこともあり、数カ月に1度、買い換えるなんてこともしている。

 そんな我が家では家族がスマートフォンの新製品を買うということはなく、自分が短期間、使ったスマートフォンを渡すようにしている。

 先日、家族が所有していたiPhone 11を道路に落とし、画面がバッキバキに割れた状態で帰宅してきた。さすがに使い続けるのは不可能。とはいえ、残念ながら手元に使い古したiPhoneもなかったことから、近所のアップル直営店を予約し、新機種を購入してきた。

 ただ、バッキバキに割れたiPhone 11の処分をどうするか。ちょっと悩んだ。iPhoneなので、ひょっとしたら中古買取業者でも買い取ってくれる可能性もあったし、アップル直営店に持ち込んだら、引き取ってもくれるだろう。

 そんななか、povoが「スマホギガトレード」として、古いスマホとギガを交換してくれるというサービスを提供し始めていたので、早速、申し込むことにした。

 povoのサイトではメーカーや機種名、IMEIを入力しつつ、端末の状態を答えるメニューとなっていた。もちろん「画面は割れている」と答えたところ、見積もり予定価格が「5160円相当のトレードコード」と提示された。

 「本当にこんなにもらえるのかしら」と半信半疑になったものの、そのまま申し込みすると、1週間ほどで「本人限定受け取り郵便」というのがやってきた。

 この受け取りが面倒で、郵便局に連絡する必要があった。受け取り時には本人確認書類の提示も必要だ。このあたり、犯罪なんかも多いため、仕方ないのだろう。返送用キットにはレターパックライトの封筒が入っており、このなかに入れてポストに投函すれば完了だ。

 1週間弱でpovoからメールが届き、見積もり通りの5160円で確定ということで、20GB(30日間有効)トレードコードが2つ、送られてきた。ちなみにpovoのトッピングメニューでは20GBは2700円となっている。

 まさか中古で、しかも壊れているスマホがデータ容量に変わるとは、結構面白い取り組みだ。

 さすがにpovoが設定している「8万3701円相当の買取金額で640GBのデータ容量を贈呈」というのに挑戦する気はないが、「高く売れそうにないけど、処分したいスマホ」を送ってデータ容量をもらうというのは結構、賢いかも知れない。

 povoはいきなり数時間だけ、突発的に新たなトッピングを発売するなど、新たな仕掛けを一生懸命にしている点が注目だ。

 個人的には海外出張が多いので、国際ローミングが使えないpovoはメイン回線にはなり得ないのだが、この弱点である国際ローミングトッピングがお手軽な料金設定で出てくるようだと俄然、メイン回線への昇格もあり得そうだ。