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OPPO Find X3 Proをアップデートしたら、超不便(?)な機能が追加された

【OPPO Find X3 Pro】

 昨年9月にGalaxy Z Flip4を購入し、プライベート用のメイン端末として激しく使い倒していく計画だったのですが、使用頻度が徐々に減ってきました。使い勝手に不満があるわけじゃないんですよ。折りたたみに興味を持って「いいね!」と言ってもらえることも多いので、気分もいいです。なのに、どうして? それは、以前から使っているOPPO Find X3 Proのほうが、さらに使い心地がいいからです。

 Find X3 Proは2021年の夏に購入したので、1年半ちょっと使っています。プロセッサーはSnapdragon 888で、RAMは12GB。約6.7インチのディスプレイは見やすく、カメラも高性能。Galaxy Z Flip4もハイスペックですが、Find X3 Proはさらにワンランク上という印象。やはり、スペックは裏切らないというか、使い心地に大きく影響しますね。家でだら~っとSNSをチェックしたり、「YouTube」や「TikTok」を見たりするときは、Find X3 Proを手に取ってしまいます。

 昨年末、Find X3 ProにAndroid 13へのアップデートが降ってきました。正確には、Android 13がベースのColorOS 13というべきですかね。Find X3 Proは購入時はAndroid 11だったので、2回目の大きなアップデートです。

筆者は使っているのはSIMフリー版のOPPO Find X3 Pro。昨年の11月30日から順次アップデートが提供されたようだが、筆者は、その時期にあまり使っていなかったこともあり、最近になってでアップデートした
ColorOS 13では、アプリのアイコンを収めるフォルダを大きくできるなど、ホーム画面のカスタマイズ性が向上した
ホーム画面の何もない箇所をスワイプすると表示される「Shelf」も追加。素早く確認したい情報をまとめた画面という印象

 ColorOS 13にアップデートしても、基本的な操作性は変わらなかったので、さほど意識することなく使っていました。そして、ある日、見つけたのが「Zen Mode」というアプリ。自分でインストールした記憶はないので、ColorOS 13にアップデートした際に追加されたのだろうと。どんなアプリなのか? さっそく使ってみることにしました。すると、画面に時間が表示されて、静かな音楽が流れて、画面に触れても反応しなくなってしまいました。電源ボタンと音量ボタンを押して強制終了させることもできず……。

ホーム画面に「Zen Mode」というアプリが追加された
起動すると、このような画面が表示される
スマホを使えなくする時間は設定可能
開始する前に注意画面が表示。筆者がよく読まずに「OK」をタップしてしまった
開始すると、このような画面になり、カメラと緊急通報しか使えなくなる

 あとで調べてみると、「Zen Mode」は、電話の着信とカメラを除いて、スマホの機能を使えなくするアプリ。いったん開始すると、設定した時間が経過するまでは終了させることもできないとのこと。要するに、“スマホ離れ”のためのアプリのようです。筆者が、うっかり「Zen Mode」を起動した際は、初期設定の20分間でしたが、わずか20分間でも、スマホを操作できない状況に、もやもやした気持ちになってしまいました。それだけスマホに依存しているってことでしょうね。

時間が経過すると、自動で終了
Zen Modeの使用回数・時間は記録され、成果に応じてバッジが獲得できる仕掛けも

 「Zen Mode」は、最初にOnePlusのスマホに搭載されて、それがOPPOとrealmeに広がったようです。OPPOの他の端末でも使えるようになるのかどうかはわかりませんが、今後、ColorOSの標準アプリになっていくかもしれません。

 最初は、スマホの多彩な機能を使えなくする“超不便なアプリ”と思ったのですが、これくらいの強制力がないと、スクリーンタイムは減らせないのかもしれませんね。だとしたら、むしろ“めっちゃ有益なアプリ”かも……と思ったりもします。