楽天ペイがNFC決済に対応。広がるNFC決済の選択肢

　FeliCa機能を搭載していないSurface Duo 2が非接触決済を利用するために欠かせないNFCの決済機能。

　まだまだNFC決済に対応しているサービスは限られるのですが、新たに楽天ペイがNFCタッチ決済に対応、楽天のクレジットカード「楽天カード」のブランドがVisaまたはMastercardであれば、NFC決済が利用できるようになりました。

楽天ペイからNFC決済が利用可能に

　利用する場合は楽天の決済アプリ「楽天ペイ」の最新版をインストールし、画面上部に表示されているタッチ決済のアイコンから設定を行います。あとはスマートフォンのロックを解除してから決済端末にタッチするだけで簡単に支払いを終えることができます。

　筆者がこれまでNFC決済として設定していた三井住友カードは、Google Payアプリを利用してNFC決済を設定していましたが、楽天ペイはアプリが異なるため基本的に併用はできません。

　ただし、設定から「別の決済アプリが起動されている場合を除く」をオンにしておくことで、Google Payアプリを起動した状態なら三井住友カード、それ以外の時は楽天カード、という使い分けが可能でした。

「別の決済アプリが起動されている場合を除く」をオンにすると2つのNFC決済アプリを併用可能

　利用時の挙動も異なり、Google Payの場合は決済時にアプリが画面全体に表示されますが、楽天ペイの場合は画面上部の通知エリアのみに表示されます。個人的には表示中の画面が変わらなくて済む楽天アプリの表示方法のほうが好みでした。

Google Payは画面全体にアプリが表示される

楽天ペイは通知エリアのみ

　利用者数の多い楽天カードがNFC決済に対応することで、NFC決済の利用者数も今後増加が期待できそう。

　「iD」や「QUICPay」などFeliCa型のポストペイ非接触決済サービスに比べると、まだまだ対応店舗の少ないクレジットカードのNFC決済ですが、楽天カードの対応を機に対応店舗も広がってくれることを楽しみにしています。