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「Android MNP au購入サポート」適用端末をすぐにSIMロック解除

【Galaxy S8+ SCV35】

 2017年も終盤にさしかかっていますが、今年の筆者のケータイ事情を振り返ってみると、いわゆる「ハイエンドモデル」のスマートフォンを購入することがほとんどありませんでした。ミドルレンジクラスのスマートフォンでも、満足できる端末がたくさんラインナップされていたからです。しかし、日頃弊誌で勤務していると、10月24日に開催された「K-tai Watch NIGHT with Galaxy Note8」など、ハイエンドのスマートフォンに触れる機会が数多くあるため、そのたびに欲しくなってしまうのです。物欲に打ち勝とうとしましたが、一度欲しいと思ったものは、手に入れないと気が済まない性格もあって根負けし、「Galaxy S8+ SCV35」を購入しました。

先月安価に購入した「Galaxy S8+ SCV35」

 余談が長くなってしまいましたが、キャンペーンなどで非常に安価に購入でき、性能面や使い勝手も非常に満足できる一台となっています。しかし、海外へ渡航する際に現地で契約可能なプリペイドSIMを挿入して利用したり、MVNO事業者と契約して、さらに安くGalaxy S8+を使ったりする際にネックとなるのが「SIMロック」です。

 auの場合、2017年8月1日以降に発売された端末においては、購入したときからau系MVNOに対するSIMロックが掛かっていないため、SIMロック解除の手続きを行わなくても「UQ mobile」や「mineo」のAプランなどを利用することができます。ただ、あくまでau系MVNOに対してのSIMロック解除ですので、ドコモ網を利用したMVNOや海外のプリペイドSIMなどを利用する際は、SIMロック解除の手続きを行わなければなりません。また、2017年6月に発売されたGalaxy S8+はその対象から外れています。

 先月購入時点で、Galaxy S8+などを一括払い・分割払いのどちらで端末を購入しても、SIMロック解除が可能となるのは機種購入から101日目以降でした。実際11月30日にSIMロック解除可否判定を行なったところ、一括購入から101日目にあたる日以降でないと解除できないと表示されました。

11月末に確認したところ、SIMロック解除となるのは購入から101日目以降だった

 そんなとき、12月1日からSIMロック解除の受付条件が変更され(※関連記事)、一括払いで購入した場合は、端末代金の支払いが確認された時点ですぐにSIMロック解除の手続きが可能となりました。ただ、一つ引っかかる条件がありました。「Android MNP au購入サポート」など、一定の期間継続利用することで、スマートフォンの購入代金が割引される制度を利用して購入した機種は、機種購入日から100日以内はSIMロック解除の手続きが行えないというものです。まさに、筆者は「Android MNP au購入サポート」を利用して購入したため、この例外にあてはまってしまいました。

 ですが、説明欄に「2018年1月16日以降適用開始予定」との文言がありました。ということは、執筆日の12月6日ならSIMロック解除が行えるのでは……? と思い、早速My auにログインしたところ、なんと「SIMロック解除可能な端末です」との表記が。そして手順に従い、無事SIMロックを解除することができました!

注意事項文のなかに、「2018年1月16日以降適用開始予定」との文言が
My auにログインすると、「SIMロック解除可能な端末です」と表示された

 試しに、筆者手持ちの楽天モバイルのデータ専用SIMを挿入してAPN設定をすると、しっかりとアンテナピクトが立ち、データ通信も可能となりました。

無事SIMロック解除ができた
楽天モバイル データ専用SIM(ドコモ網)を挿入。APN設定をすれば、データ通信が可能

 最近auで購入補助制度を利用して、スマートフォンを購入し、SIMロック解除をしようと思っている方は、今手続きを行うのが一番良いかもしれません。