顔認証でATM利用、セブン銀行が新サービス「FACE CASH」開始

　セブン銀行は、セブン銀行ATMの「＋Connect」の新サービス「FACE CASH」の提供を開始した。顔認証と暗証番号などの入力でATMで現金の入出金・残高照会ができる。

　キャッシュカードやスマートフォンなどがなくとも、全国のセブン銀行の新型ATM（第4世代ATM）を利用できる。利用には登録が必要。キャッシュカードをATMに挿入し、顔の撮影など規定の手順を経ることで顔認証パスコードを受け取れる。取引時には顔認証パスコードを入力し顔認証、暗証番号を入力することで利用でき、キャッシュカードは必要ない。24時間/365日利用できる。

　セブン銀行の新型ATMに搭載される、NECの生体認証技術「Bio-IDiom」を利用しており認証精度は高く、セブン銀行とNECが共同開発した独自のセキュリティ対策を行っている。専用のパスコードが必要なことから、双子でも本人が意図しない取引はできないとするほか、顔の動作の指示があるため写真などでなりすましが発生しにくい。引き出し限度額は1回につき10万円まで。セブン銀行と静岡銀行に口座を持つ利用者が本日6日から利用できる。ほかの金融機関への導入も拡大していく。