レビュー
写真で見る「AQUOS R10/wish5」の機能／性能
2025年5月29日 19:53
シャープは29日、AndroidスマートフォンAQUOSシリーズの最新機種「AQUOS R10」と「AQUOS wish5」を発表した。「AQUOS R10」は10万円前後～（SIMフリー版）で7月上旬以降、「AQUOS wish5」は3万円前後（SIMフリー版）で6月下旬以降発売される。
機種の主なスペックや発表会の模様は別記事でお伝えしているが、本稿では、写真をメインにそれぞれの特徴的な機能、性能をご紹介する。
AQUOS R10
AQUOS R10は、カシミヤホワイト、チャコールブラック、トレンチベージュをラインアップ。miyake design監修のデザインはAQUOS R9から継承している。
AQUOS wish5
AQUOS wish5は、「MISORA（み空）」、「NADESHIKO（撫子）」、「WAKABA（若葉）」、「YUKI（雪）」、「SUMI（墨）」がラインアップされる。
AIで影を除去（AQUOS R10)
AQUOS R10に搭載されたAIによる影除去機能は、料理とテキストの写真撮影時に設定することで、写真撮影後にその影がまるで消えたようにAI処理が施される機能。ユーザーは、設定をオンにして撮影するだけでその機能を利用できる。
ビジュアル体験（AQUOS R10）
最大3000ニトのピーク輝度を備えたAQUOS R10のディスプレイ。AQUOS R8では1300ニト、AQUOS R9では2000ニトと進化してきており、自然の風景を撮影したシーンなど、絶妙な色の変化をより豊かに再現する。
音響面では、内蔵スピーカーに新開発のスピーカーユニットを搭載。広帯域で高精細かつ迫力ある立体的サウンドを体験できる。たとえば、スピーカーボックスはフルメタル化することで壁を薄くし、限られたスマートフォンのスペースの中でより容積を拡大し、低音域を強化したサウンドを提供する。
また、カメラではDolby Visionによる動画撮影に対応。映画クオリティで撮影できる。Pro動画モードにするだけで簡単に撮影できるため、ユーザーが撮影したいと思ったときに、簡単に撮影できる。
長時間パフォーマンスを持続する放熱（AQUOS R10）
AQUOS R10には、CPUからの熱を効率よく排熱するベイパーチャンバーが搭載されている。これは、AQUOS R9でも備えられていたが、今回は、ベイパーチャンバーとCPUの間に、高熱伝導素材の銅ブロックを圧着した新しい放熱機構を採用。より熱を効率よく拡散でき、長時間の動画撮影などでも高いパフォーマンス性能が持続する。
防犯アラート機能（AQUOS wish5）
AQUOS wish5に搭載される防犯アラート機能は、アラームの発報と同時に、緊急連絡先への電話発信と位置情報をSMSで共有できる。
スマートフォン本体が5秒間振られると、5秒間のカウントダウンの後、アラートが発報するかたちで、大音量でのアラームが鳴動する。
アラームの発報は、“振る”という動作を加速度センサーで検知する。カバンなどに入れていても、本体を取り出さずにカバン自体を振っても発報できる。また、ホーム画面にショートカットを設置すれば、そのショートカットからも発報できる。
120Hz駆動とIPX9の防水性能（AQUOS wish5）
AQUOS wish5のディスプレイは、120Hzのリフレッシュレートに対応する。スクロール時などよりなめらかな動きを体験できる。120Hz固定駆動のため、バッテリー持ちが心配になるが、担当者曰く、ソフトウェアの調整などで大きく影響をあたえないようにしたという。
また、AQUOS wish5では、AQUOSシリーズでは初めてIPX9の防水性能をサポートする。水道水圧の約40倍となる8MPaの高圧水や、80℃の高温水の試験もクリアしている。日常生活でなかなか高圧洗浄機でスマートフォンを洗うことはないが、「より安心して利用してもらえるように」と担当者はその意義を語る。
