レビュー
「Leitz Phone 1」と「AQUOS R6」を並べて見比べてみた
2021年7月23日 09:00
ソフトバンクは7月16日に、ライカ全面監修のスマートフォン「Leitz Phone 1(ライツ フォン ワン)」を発売した。
本誌でも過去に比較記事を公開したが、Leitz Phone 1のハードウェアスペックは「AQUOS R6」とほぼ同じ。その一方、大きく異なるのが端末のデザインだ。
そこで今回は、Leitz Phone 1とAQUOS R6(NTTドコモ版)の実機を並べ、主にデザイン面での比較を実施した。
質感などの比較
Leitz Phone 1とAQUOS R6はどちらも、端末上部にSIMスロット、下部にUSB Type-Cやイヤホンジャックを備えている。
アルミフレームを採用しているLeitz Phone 1がややマットな仕上がりで、AQUOS R6が光沢のある仕上がりとなっているが、パーツの位置関係は変わらない。
端末側面に目を移すと、Leitz Phone 1はギザギザのローレット加工が特徴的だ。このローレット加工の幅は、アンテナ機能を持つ樹脂パーツの幅に揃えられており、ライカのこだわりがうかがえる。
本体サイズはどちらも約74×162×9.5mm。カタログスペック上は厚みも同一のはずなのだが、並べて比べてみたところ、Leitz Phone 1のほうがわずかに厚いような印象も受けた。
Leitz Phone 1の背面下部には「DESIGNED BY LEICA CAMERA GERMANY」の刻印がある。主張は控えめながらも、独ライカのプライドを確かに感じられる。
ドコモ版のAQUOS R6の背面を見てみると、ドコモの5Gロゴが中央、そしてAQUOSのロゴが下部に位置している。
なお、おサイフケータイのマークの位置は同一だ。
カメラ
それでは、Leitz Phone 1とAQUOS R6の最大のセールスポイントともいえる、アウトカメラに注目したい。
レンズやセンサー、画像処理エンジンに関しては、どちらも同じものが使われているとのこと。カメラ周りのデザインこそ円形と長方形で大きく異なっているが、よく見てみるとレンズやセンサーの位置が同一であることがわかる。
Leitz Phone 1のカメラアプリのインターフェイスは、ライカカメラのものを踏襲しているという。そのため、撮影範囲を示すブライトフレームのような枠線が表示される。また、細かい点ではあるが、AI機能を切り替えるボタンも、ライカのロゴと同じ赤色になっている。
そのほか、Leitz Phone 1の独自機能として、モノクロ撮影モード「Leitz Looks」がカメラメニューに追加されている。
その他
AQUOS R6にはない点として、Leitz Phone 1にはオリジナルのアクセサリーが付属する。高価な端末をきっちり保護してくれる専用カバーと、大きなアウトカメラを守るレンズキャップは、どちらも所有欲を満たしてくれそうな一品となっている。
なお、Leitz Phone 1とAQUOS R6に関しては、それぞれ詳細な記事を本誌で公開している。興味を持たれた方は、ぜひそちらもご一読いただきたい。