レビュー

「Xperia 1 III」クイックフォトレビュー

 ソニー製の最新Androidスマートフォンで、7月9日にNTTドコモとau、ソフトバンクから発売された「Xperia 1 III」。本記事では、世界初の可変式望遠レンズを備えたスマートフォン「Xperia 1 III」について、外観やカメラ性能などをご紹介する。

本体デザイン

 前面には、約6.5インチで120Hz駆動対応の有機ELディスプレイ(4K、HDR対応)と、約800万画素のインカメラを搭載。

 背面には3眼構成のアウトカメラを搭載。フロスト仕上げのガラスにより背面の指紋が目立ちにくくなっている。

前面
背面
上側面
右側面、シャッターボタンを搭載
下側面
左側面
SIMスロット
専用カバー「Style Cover with Stand for Xperia 1 III」(別売り)

 カラーは「フロストブラック」「フロストグレー」「フロストパープル」の3種類。ドコモでは3種すべて販売し、auとソフトバンクでは「フロストブラック」と「フロストパープル」を販売している。

(左)フロストブラック(右)フロストパープル
背面(カバー装着)
カバーは開閉式のスタンドを搭載。スマートフォンを自立させることができる

カメラ

 アウトカメラは、約1220万画素の超広角カメラ(F値2.2、16mm)、約1220万画素の広角カメラ(F値1.7、24mm)と、70mm/105mmで約1220万画素の可変式望遠カメラ(F値2.3/2.8)、の3眼構成。すべてのレンズにデュアルフォトダイオードセンサーを採用している。

 なお、デュアルフォトダイオードセンサーを備える可変式望遠レンズ搭載のスマートフォンは当機が世界初となる。

 また、3つのレンズのほかに、被写体までの距離を瞬時に測定する3D iToFセンサーも搭載している。

 カメラアプリは「Photography Pro」が標準アプリとなっている。

「Photography Pro」
カメラアプリ
超広角レンズでの撮影用に「画質優先」と「歪み補正優先」の2種類のレンズ補正が用意されている

 「Photography Pro」では、ソニーのデジタル一眼カメラαを踏襲した「プログラムオート(P)」「シャッタースピード優先(S)」「マニュアル露出(M)」「メモリーリコール(MR)」「オート(AUTO)」モードのほかに、スマートフォンのカメラ機能に近い操作感を持つ「ベーシック」モードを新たに搭載している。

モード一覧
作例 建物(画像クリックで実寸大ファイル)
超広角カメラ(0.7倍)で撮影
1.0倍で撮影
2.9倍で撮影
4.4倍で撮影
最高倍率(12.5倍)で撮影
作例 植物(画像クリックで実寸大ファイル)
超広角カメラで撮影
1.0倍で撮影
4.4倍で撮影
オートモードで撮影
オートモードで撮影
オートモードで撮影
オートモードで撮影
オートモードで撮影
プログラムオートモードで撮影
作例 色鉛筆(画像クリックで実寸大ファイル)
作例 夜景(画像クリックで実寸大ファイル)
超広角カメラで撮影
1.0倍で撮影
2.9倍で撮影
4.4倍で撮影
最高倍率(12.5倍)で撮影

設定画面と主な仕様

設定画面
主な仕様(ソフトバンク)
機種名Xperia 1 III
サイズ約71×165×8.2mm
重さ約188g
OSAndroid 11
チップセットSnapdragon 888 5G(オクタコア)
2.8GHz+2.4GHz+1.8GHz
メモリー12GB
ストレージ256GB
外部メモリーカードmicroSDXC
外部メモリ容量最大1TB
接続端子USB Type-C
バッテリー4500mAh
ディスプレイ約6.5インチ有機EL
解像度4K(3840×1644)
アウトカメラ約1220万画素の超広角カメラ(F値2.2、16mm)
約1220万画素の広角カメラ(F値1.7、24mm)
約1220万画素の可変式望遠カメラ(F値2.3/2.8、70mm/105mm)
インカメラ約800万画素
動画最大撮影サイズ4K(3840×2160)
ワンセグ/フルセグ非対応
防水IPX5/IPX8
防塵IP6X
BluetoothBluetooth 5.2
おサイフケータイ対応
世界対応ケータイ対応
赤外線通信非対応
生体認証指紋
ハイレゾ対応
ワイヤレス充電(Qi)対応

オンラインショップで「Xperia 1 III」の情報をチェック
docomo au SoftBank