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アップル、日本語対応の「Siri AI」提供開始
2026年10月27日 09:57
アップルは26日、パーソナルAIアシスタント「Siri AI」の日本語版を含むソフトウェアアップデート「iOS 27.2」の配信を開始した。グーグルとの連携により独自開発した基盤モデルを搭載し、個人の文脈理解や画面認識、アプリをまたぐ高度な操作をプライバシーを保護した状態で実現する。
個人の文脈を理解し複雑な操作を代行
新しいSiri AIは、Apple Intelligenceを基盤に機能をアップデートされた。ユーザーのメッセージ、Eメール、写真といった個人データを分析し、文脈に沿った必要な情報を迅速に抽出する。
友人と交わしたメッセージから週末の予定を検索し、関連する持ち物リストを抽出してリマインダーに登録するといった一連の操作もできる。
また、他社製アプリとの連係も強化した。「WhatsApp」でのメッセージ送信や「Audible」での音声再生に加え、「Yahoo!乗換案内」による経路検索や「FirstSeedタスク」へのToDo追加といった操作を音声や入力で実行できる。
画面上に表示されたコンテンツを認識する機能も備え、ウェブサイトのイベント情報を自動でカレンダーに登録できる。文脈を維持した複数回の連続対話にも対応し、追加の質問に対しても直前の会話内容を踏まえて応答する。
ビジュアルインテリジェンスと文章作成機能の拡張
OS 27.2では、カメラや画面上の画像を解析するビジュアルインテリジェンスも各OSへ展開する。iPhoneではカメラアプリ内に組み込まれたSiriモードを利用し、ポスターなどの文字やビジュアルから情報を取得してカレンダーにイベントを作成できる。
iPadなどではスクリーンショット経由で機能し、Macではキーボードショートカットから画面上の選択領域について直接質問できる。Apple Vision Proでは空間コンピューティングを活用し、視線を向けるだけで周囲の物体やアプリ画面について質問できる。
作文ツールの統合により、システム全体のテキスト入力場面で文章の作成や編集が行える。ユーザーの指示に沿って一から下書きを生成するほか、相手に応じたトーンや句読点の補正、全般的な自動校正をApple Intelligenceが実行する。
端末間での会話履歴の同期にも対応する。iCloudを介してiPhoneで始めた会話をMacやiPad、Apple Vision Proへとシームレスに引き継げる専用のSiriアプリを提供する。
グーグル連携モデルと高度なプライバシー保護
Siri AIは、グーグルと同社のGeminiモデルとの連携によって構築した次世代のApple Foundation Modelで動作する。処理はオンデバイスとプライベートクラウドコンピューティングを組み合わせて実行される。
サーバ処理時においてもユーザーの個人データは暗号化され、アップルをはじめとする第三者が保持・アクセスできないようになっている。
システムオーケストレータを介してSpotlightインデックスやApp Toolboxなどの端末内コア機能を活用することで、ユーザー主導のデータ管理と安全な機能呼び出しを実現する。
提供対象と利用に関する注意点
Siri AIはベータ版として提供される、iOS 27.2、iPadOS 27.2、macOS 27.2、watchOS 27.2、visionOS 27.2で利用できる。EU域内においては、現時点でiOS、iPadOS、watchOSでのSiri AIの提供を見送っている。
利用対象は13歳以上。また、Siri AIや画像編集機能などサーバ側の処理に依存する一部機能には1日あたりの利用回数制限を設定する。アップルは将来的に、利用制限枠を拡大した有料プランの提供を予定している。




