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チケット完売の盛況、KDDIがスーパーフォーミュラ初開催「ファンシート」、限定グッズとAI体験で盛り上がった現地レポート
2026年10月28日 00:00
10月10日~11日に、静岡県の「富士スピードウェイ」で開催された「2026年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第9戦・第10戦」で、KDDIがスーパーフォーミュラで初めて「ファンシート」を設けた。
ファンからの要望で実現、SFでファンシート
「スーパーフォーミュラ」とは、自動車レースのカテゴリーのひとつ。KDDIは、参戦するチームのひとつである「KDDI TGMGP TGR-DC」に立ち上げ時からメインスポンサーを務め、チームを支えてきた。
ファンシートは、KDDI TGMGP TGR-DCを応援するファン専用の区画が設けられるというもの。同じチームを応援するファン同士、一体感のある観戦体験を味わえる施策だ。オリジナルTシャツやオリジナルキャップといった限定の応援グッズも用意される。
別の自動車レース「スーパーGT」で、KDDIがスポンサーを務めるチーム「au TOM'S」でも、ファンシートはたびたび実施されている。KDDI ブランド・コミュニケーション本部の丸田功氏によると、スーパーフォーミュラでもファンシートが実施されるにいたったのは、ファンからの要望だったという。au TOM'Sのファンシート参加者からは「一体感をもって応援できて楽しかった」「スーパーフォーミュラでもやってほしい」という声があった。
中にはスーパーGTもあわせて応援している人もいるようで、やはり熱狂的なファンが多いと丸田氏。観客席で応援を先導している社員も熱いのはスーパーGTのファンシートと同様だ。
グッズも新たに制作
観戦と並んで、ファンシートの楽しみのひとつがオリジナルグッズだ。今回、スーパーフォーミュラの会場では、Tシャツとキャップ、ハンドクラッカー、ステッカーが用意されていた。
Tシャツのデザインは、KDDIのカラーであるブルーが基調になっている。auのオレンジ色がベースのau TOM'Sのグッズとは対照的だ。デザイン的にも全体的に落ち着いた印象で、実際にファングッズというよりもチームTシャツをイメージしたという。
もうひとつのグッズであるキャップはau TOM'Sグッズにもなかった初の試みだという。キャップはファンからのリクエストで実現したグッズ。「Tシャツだけではなく、帽子もほしい」という意見を受けた。ツバにはステッカーがあしらわれており、某ブランド風になっているなど、高いクオリティに仕上がっている。
スーパーGTに「au」の名前を出している一方で、スーパーフォーミュラではKDDIの名前でスポンサードしているのは「未来人材の育成」という企業の根幹にかかわるテーマであるためという。TGMGP自体がドライバー育成プログラム(TGR-DC)のドライバーを起用するチームでもあり、企業として応援する姿勢を示していると、丸田氏は話した。
こうしたファンシートの取り組みを支えているのは、KDDIの社員だ。当日、受付を担当していた男性社員2人は「業務の1%活動」という、本来の業務とは別の業務に関われる社内制度を利用し、この活動に取り組んでいる。普段はKDDIで取り扱うスマートフォンの企画を手がけているという。2人とも日頃はユーザーと直接接する機会が少ないため、スーパーフォーミュラのファンシートに参加したと話した。
KDDIの最新技術に触れられる展示も
会場には、KDDIの技術を体感できる展示も用意されていた。AIコンシェルジュの「カエデ」だ。あらかじめ入力したプロンプトに基づいて、音声で受け答えができる仕組みで、スーパーフォーミュラの会場では、TGMGPのドライバーやレースアンバサダーに関する情報が入力されていた。
「あなたの推しのドライバーやレースアンバサダー(レースクイーン)は誰ですか?」というカエデからの問いかけに、名前を話しかけるとその答えに応じた情報を教えてくれる。他チームのファンと見られる来場者が立ち止まり、試している姿も見受けられた。
KDDI パーソナルグロース事業本部の鮎川拓哉氏は、一般の来場者にも展示することで、KDDIの取り組みの一端を知ってもらえる機会になるとその意義を説明する。実際、来場者からは「面白い」と興味を持たれるという。来場者自身の仕事に取り入れられれば、と便利さを実感する姿もあった。
このように、最新技術を手がける企業ならではの取り組みも垣間見えるファンシートだった。今回、ファンシートのチケットは完売だったという。若手ドライバーの挑戦をファンとともに支えながら、モータースポーツを盛り上げる同社の取り組みに、今後も注目したい。














