ニュース

300人のファンと「au TOM'S」3連覇を祝う感謝祭、坪井・山下の爆笑トークと4連覇への想い

 12月20日、東京都多摩市の「LINK FOREST」で「TGR TEAM au TOM'S KDDI TGMGP TGR-DC感謝祭2025」が開催された。両チームのドライバーやレースアンバサダー(レースクイーン)とファンら総勢300人が交流を楽しんだ。

総勢300人のファンが多摩に集合

 2025年は、恒例のスーパーGTに参戦しているTGR TEAM au TOM'Sに加えて、2025年からスーパーフォーミュラに参戦したKDDI TGMGP TGR-DCのドライバーとレースアンバサダーらも参加。感謝祭当日は、両チームのファンら合わせて総勢300人が集った。KDDIの松田浩路社長も会場を訪れていた。

左から辻門アネラ、央川かこ、山下健太選手、坪井翔選手、伊藤大輔監督(au TOM'S)、小高一斗選手、野中誠太選手、平良響選手、太田麻美、林紗久羅、友野ゆみ、鈴木南美、菊池音羽

 au TOM'Sからはドライバーの坪井翔選手と山下健太選手、レースアンバサダーの央川かこと辻門アネラが出演。KDDI TGMGP TGR-DCからはドライバーの小高一斗選手、平良響選手、野中誠太選手、レースアンバサダーの太田麻美、林紗久羅、鈴木南美、友野ゆみ、菊池音羽が出演した。

 出演者らは「今年夢中だったこと」をテーマにトークを繰り広げた。トップバッターのKDDI TGMGP TGR-DC小高選手は、いきなり骨折したエピソードを披露。「リハビリに夢中だった」今年の夏を紹介した。

 そして、au TOM'S伊藤大輔監督は「やまけん観察」に夢中になったことを紹介。「やまけん」とは同チームの山下健太選手のこと。終始、平坦な調子でトークを展開するインスタライブがツボにはまった様子。さらに会食会場において、多量のバターをパンにつけて食べる山下選手の姿を暴露したところ、山下選手当人から「あのバターひとかけらでパン半分くらいの割合がよかった」と反論されるなど、チームの仲の良さが垣間見えるトークセッションだった。

 あわせて、au TOM'SとKDDI TGMGP TGR-DCを卒業する辻門アネラと太田麻美に花束が贈呈された。

レース好きやレーサーになりたい子供たちの質問にドライバーが答える「キッズ座談会」も開催

au TOM'Sのドライバーがauに求めることとは?

 2023年~2025年シーズンで3連覇を成し遂げたau TOM'S。来シーズンは4連覇への期待もかかる。

 坪井選手は、連覇へのプレッシャーもあると口にしつつ「4連覇のチャンスはなかなか来ない。スーパーGTでも最初で最後のチャンスかもしれないし、やはり(4連覇は)取りたい」と連覇にかける思いを語った。

 山下選手も同じ思いだとしつつ「来年は(ホンダ陣営から)プレリュードも出てくる。100号車(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)が2番手に入ってきている。プレリュードになったら相当手強いだろうと思う」と話す。一方で、今シーズンは第7戦のオートポリスでのリタイアもあったため「来年、自分たちのやることを(しっかり)やればいけると思っている」と語った。

 長い歴史を持つauとTOM'Sのパートナーシップ。山下選手は「au」というネームバリューで、自動車レースに関心がない人にも興味を持ってもらえることがメリットだという。「“au”や“KDDI”は誰もが知っている。スポンサーについてもらっているというと『すごいですね』と言ってもらえる」と話した。

 そんな山下選手は“auにやってもらいたいこと”を尋ねられると「通信料(ケータイ代)を払ってもらえれば……。あとKDDIさんの株が欲しいですね(笑)」と笑顔で話し、坪井選手も「ドカーンと賞金を、もう派手に出してほしいですね」と笑いを見せた。