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SUPER GT「au TOM'S」選手らが「KDDI MUSEUM」訪問、多摩市でファンイベントを開催

 23日、KDDIがスポンサードするレーシングチームTGR TEAM au TOM'Sのファン感謝祭が催された。

大盛況のファンミーティング

 イベントは、東京都多摩市の複合型研修施設「LINK FOREST」(リンクフォレスト)で開催された。イベントには伊藤大輔監督、ドライバーの坪井翔選手、宮田莉朋選手とサーキットクイーンの央川かこ、辻門アネラの5名が参加。約200名のファンが詰めかけ、盛況を博した。

 感謝祭では監督や選手、サーキットクイーンらがそれぞれの2023年を振り返るトークなどを披露。央川は「自転車では直進しかできない」にも関わらず、富士スピードウェイでママチャリによるレースに出ることを明かすなど、ここでしか聞けない内容に集まったファンが楽しむ姿が見られた。

 プレゼントコーナーとして、くじ引きでサイン入りポスターやau TOM'Sカラーの空気清浄機が用意され、当選した参加者は選手たちから賞品を受け取った。

通信の歴史に触れる

 そのイベントに先んじて、5人はリンクフォレスト内の「KDDI MUSEUM」を見学。KDDI MUSEUMは、日本の国際通信の歴史に関する歴史などを学べる展示を楽しめる施設。19世紀に長崎県で陸揚げされた海底電信ケーブルに始まり、Starlinkやメタバース「αU」など、KDDIの取り組みが展示されている。

 2024年1月19日まで、KDDIの「au Design project」で生み出された携帯電話「INFOBAR」にクロースアップした「INFOBAR大百科展」が開催されている。

 au TOM'Sの面々は途中、モールス信号にもチャレンジ。慣れないながらも、徐々にコツをつかむ面々。「太鼓の達人と同じ」と言われつつも、初めての体験に「難しい」と声を漏らす。しかし、徐々にコツを掴めたようでお題の通りの信号を送信できた。

 これまでauなどで取り扱われた携帯電話やスマートフォンも展示されているKDDI MUSEUM。auしか使ったことがないという宮田選手は、かつて自分が持っていた携帯電話を見つけたようで、当時について語る姿も見られた。

 館内での展示を振り返って、伊藤監督は「(昔の)ケータイがいっぱいあって懐かしい気持ち。(普段の通信を支えているのが)海底ケーブルのイメージはなかった。それで我々の通信が成り立っているとはびっくりした」と、普段は意識されないながらも人々の暮らしを支える通信の仕組みに触れた感想を述べる。サーキットクイーンの央川かこは、過去に取り扱われた端末が一同に介する展示に触れ「小学生からケータイを使ってたが、この分自分も生きてきたのかとちょっと悲しくなった。懐かしい分、自分も歳をとったのかと」と語り、時間の流れの早さに驚く一面もあった。

 KDDI MUSEUMは、事前予約のうえで入場できる。入館料は300円。隣接する「KDDI ART GALLERY」もあわせて楽しめる。