ニュース

「iPhone値上げ」なら中古iPhoneも値上がり、最大12.4%上昇 Belongが予測

 伊藤忠グループのBelongは、今後アップルによるiPhoneの価格改定が行われた場合を想定した中古スマートフォン市場への影響および価格変動予測を公開した。

 個人間売買市場の動向を分析した結果、主要モデルで一律10%の値上げが実施された場合、フリマアプリなどの取引価格は発表から約1週間で最大12.4%上昇し、その後2カ月~4カ月で元の水準に収束するという。

短期的には1週間で最大12.4%上昇

 Belongが運営する中古スマートフォン販売・買取サービス「にこスマ」の知見や個人間売買市場の取引データをもとにシミュレーションした結果、主要なiPhoneモデルで一律10%の値上げが行われた場合、市場における販売価格は9.8%~12.4%上昇するという予測が示された。

 この短期的な価格上昇の背景には、新品価格の値上げに伴って手頃な端末を求める消費者が中古スマートフォン市場へ流入することが挙げられる。価格改定の発表を受けた駆け込み需要が一時的に集中することで、販売価格が急速に押し上げられるという。

長期的には2カ月~4カ月で元の水準へ

 価格がピークに達した後は、およそ2カ月~4カ月をかけて徐々に落ち着き、長期的には価格改定前の価格水準へと収束していくとみている。一時的に高まった需要が一定期間で一巡することに加え、日数の経過とともに市場価値が自然と下落していく中古スマートフォンの性質が影響する。

 今回の予測数値は過去のデータや現在の市場トレンドから算出した独自のもので、容量は256GB、状態の良い最高グレード相当のスマートフォンを想定している。

2022年の価格改定時は最大13.4%上昇

 同社が過去のデータとして2022年7月に実施されたiPhoneの価格改定時の中古スマートフォン市場の動向を分析したところ、改定直前と比較して改定後のピーク時には11.5%~13.4%の販売価格上昇が確認されていた。

2022年7月のデータ

 2022年の価格改定は主に円安に伴う為替レートの調整が要因だったが、今回のシミュレーションは当時とは背景が異なる前提ながらも、過去の市場データを参考にして算出された。