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Google検索のAIモードやGeminiアプリで「AI生成画像」かどうか確認できるように

 グーグル(Google)は、コンテンツがどのように作成・編集されたかを把握しやすくするための透明性確保と検証ツールの拡張を発表した。GeminiやGoogle検索、Chromeブラウザ、Pixelスマートフォンなどで、AI生成コンテンツの識別機能やカメラ撮影の真正性を証明する新機能が順次提供される。

AI生成コンテンツの識別機能が拡大

 2025年11月にGeminiアプリで利用できるようになった電子透かし技術「SynthID」による検証機能が、検索サービスにも本日追加された。数週間以内にはChromeにも展開される。

 「Googleレンズ」や「かこって検索」、「Gemini in Chrome」、「AIモード」などを通じて「これはAIで生成されたものか」と質問し、コンテンツの由来を確認可能となる。

 コンテンツがカメラで撮影された無加工のオリジナルか、AIなどで編集されたものか、どのツールで変更されたかを確認できる「C2PA コンテンツクレデンシャル(Content Credentials)」の検証機能も、Geminiアプリで提供が始まった。今後数カ月以内に検索とChromeへ拡大される。

Pixelの動画も来歴証明に対応

 生成AIの普及に伴い、編集されていない本物のコンテンツを特定する重要性が高まっている。「Pixel 10」の標準カメラアプリで提供されている画像向けのコンテンツクレデンシャル(Content Credentials)対応に続き、数週間以内に「Pixel 8」「Pixel 9」「Pixel 10」へ動画の来歴証明機能が追加される。撮影時点で真正性が記録され、コンテンツの信頼性が担保される。

業界での連携強化やAI判定APIの提供

 プラットフォームをまたいだ来歴確認の仕組み作りも進められる。メタ(Meta)は、Instagramにおいてカメラで撮影されたメディアへのコンテンツクレデンシャルラベル付与を開始予定。Pixelで撮影された真正な写真や動画を共有した際にも、Instagram上で本物として認識、ラベル付けされる。

 企業向けにはGoogle Cloud上で「AI Content Detection API」の提供が始まり、各プラットフォームでの不正防止やファクトチェックに活用できる。

 また、OpenAIやKakao、ElevenLabsが自社の生成コンテンツにSynthIDを採用する。なお、すでにNVIDIAはSynthIDについてGoogleと提携しており、同社のAIモデル「Cosmosワールドファウンデーションモデル」によるAI生成動画に電子透かしを入れることが2025年3月に発表されていた。