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「Google I/O 2026」で発表された「Gemini」のアップデートまとめ
2026年5月20日 05:07
米Google(グーグル)は、「Google I/O 2026」で、生成AI「Gemini」に新モデル「Gemini 3.5 Flash」の提供や、AIエージェント「Gemini Spark」など、多数のアップデートを発表した。
「Gemini 3.5 Flash」提供開始
「Gemini 3.5 Flash」は、「Gemini 3.5」ファミリーの第一弾として提供されるモデルで、応答が早いFlash系のモデルでありながら、「Gemini 3.1 Pro」と同等の賢さを備える。編集部で確認したところ、既に日本語環境の「Gemini」でも「Gemini 3.5 Flash」が利用できる。
「Neural Expressive」
Web版およびAndroidとiOS向けの「Gemini」では、「Neural Expressive」デザインが取り入れられた。テキストでのやりとりから会話形式の「Gemini Live」に移行したり、「Gemini Live」からテキストのやりとりに移行したりしやすくなる。
また、Geminiの回答がテキストだけでなく、画像や動画、インフォグラフィックなどを活用し、わかりやすい回答を生成するようになる。
「Gemini Omni」
「Gemini Omni」では、特別な専門用語や機材を使わずに、テキストと画像のプロンプトで、高品質な動画を生成できるようになる。例えば、魚の画像と手書きのイラストを組み合わせて、魚が海の中からジャンプしてくる様子を絵に描いてプロンプトに指定するだけで、意図に合わせた動画が生成できる。
Gemini Omni can create anything from any input, starting with video. 🪄
— Google (@Google)May 19, 2026
This means you can combine images, audio, video and text as input and generate high-quality videos.
Or use drawings to create in a way that matches your vision.#GoogleIOpic.twitter.com/JIQW7uGfAZ
同機能は、Google AI Plus/Pro/Ultraの契約者向けに、本日より全世界で利用できる。
Turn your ideas into cinematic videos with any combination of text and visual inputs with Gemini Omni, coming to the@GeminiAppfor Google AI Plus, Pro, and Ultra subscribers around the world today.
— Google (@Google)May 19, 2026
It offers a fluid, conversational way to create and edit videos — like applying…pic.twitter.com/NEK0F4seFU
「Daily Brief」
Gmail、Google カレンダー、Geminiチャットからの重要な更新情報などの個人情報を横断的に参照し、優先事項を明確にしてわかりやすいビューで表示する「Daily Brief」が、米国のGoogle AI Plus、Pro、Ultra契約者から順次展開される。
「Daily Brief」の概要に飛行機の予約情報などが表示される場合、その概要からアプリを切り替えることなくシームレスに詳細を確認したり、次のアクションに進んだりできる。
「Daily Brief」は、初期設定では無効にされているため、この機能を利用するにはオプトインする必要がある。「Daily Brief」で提案される項目や内容に対して、ユーザーはグッドまたはバッドでフィードバックできる。
「Gemini Spark」
個人向けのAIエージェント「Gemini Spark」は、「Gemini 3.5」上で動作するクラウドベースのエージェントで、ユーザーがパソコンやスマートフォンを操作していない状態でも、タスクを実行し続ける。
「Gemini Spark」では、毎月のクレジットカードの明細を自動的に解析して新しく料金が発生しているサブスクリプションサービスにフラグを立てたり、子どもの学校からの連絡を受信トレイから抽出して、自分とパートナー向けに毎日ダイジェストを送信するように指示したりできる。
また、Canva、OpenTable、Instacartなどの外部サービスと新たにMCP接続を開始し、これらのサービスと連携して「Gemini Spark」がタスクを処理する。
「Google I/O 2026」では、「先週のチームの成果をメールの下書きにまとめて」と指示すると、Google Docs、スプレッドシート、Gmail、チャットなどの情報を横断的に収集して、ユーザーのトーンにあわせた文章を生成するデモが披露された。
さらに、2026年夏にはChromeブラウザ上で動作する「エージェント型ブラウザ」としての機能が追加されるほか、2026年末までにAndroid向けの専用エージェント「Android Halo」も提供される。
「Gemini Spark」は、米国の信頼できるテスター向けに今週から提供が開始され、来週には米国のGoogle AI Plus/Pro/Ultra契約者向けにベータ版として提供される。
macOS向け「Gemini」アプリ
4月に提供が開始されたmacOS向けの「Gemini」アプリは、大規模なアップデートが予定されている。
具体的には、2026年夏に「Gemini Spark」を導入し、ローカルファイルに関連するタスクの処理、デスクトップ全体のワークフローの自動化が可能になる。
さらに、音声入力している最中に「えーっと…」や「あの」などの言葉は、文脈を理解した「Gemini」が無視し ユーザーの意図に合った内容を入力するという。



