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Google I/O 2026でGoogle AIサブスクリプションのアップデートを発表、新プラン「AI Ultra」も

 Google I/O 2026にて、グーグルは新たな「AI Ultraプラン」の追加や価格改定など、AIサブスクリプションサービスのアップデートを発表した。

 新たに、開発者や専門的な知識を持つワーカー向けに、月額100ドルの新しい「AI Ultraプラン」が追加される。新プランにはProと比べて5倍の利用枠が用意される他、開発プラットフォーム「Google Antigravity」への優先アクセスなどが含まれる。

  • Proプランと比較して5倍の利用枠(Geminiアプリおよび開発プラットフォーム「Google Antigravity」での利用)
  • 高速なテストやデバッグを可能にする「Gemini 3.5 Flash」の統合
  • エージェントファーストの開発プラットフォーム「Google Antigravity」への優先アクセス
  • 20TBのクラウドストレージ
  • 広告なしの視聴などが可能なYouTube Premiumの個人プラン

 また、最上位である既存のAI Ultraプランは、機能やProプランの20倍という利用枠を維持したまま、月額250ドルから200ドルへと値下げされる。

 これらのUltraプランのユーザーは、日常のタスクを代行する24時間稼働のAIエージェント「Gemini Spark」(米国限定)や、現実世界に基づいた新たな世界を構築できる研究プロトタイプ「Project Genie」(200ドルプランのみ、グローバル展開)へのアクセスが可能になる。

 また、AI Plus、Pro、Ultraプランのユーザーは、新たに発表された「Gemini Omni」、「Gemini 3.5 Flash」といったAIモデルが利用できる。

 サブスクリプションサービスのアップデートに加え、作業を効率化するため、各Googleアプリに以下の機能が追加される。

  • AI Inbox in Gmail(米国限定、Plus/Pro/Ultra向け):重要なタスクの整理、パーソナライズされた返信の下書き作成、関連するDocsやSheetsなどのリンクの提示を行い、受信トレイの管理を高速化する。
  • Daily Brief in the Gemini app(米国限定、Plus/Pro/Ultra向け):毎朝、Gmailやカレンダー、Geminiでのやり取りから重要な情報を抽出し、1日の優先事項や次のアクションをダイジェストとして提示する。

 さらに今夏には、ProおよびUltraユーザー向けに新しい画像作成・編集ツールである「Google Pics」や、Gmail、Docs、Keepでの高度な音声機能が追加される予定。

 AI UltraプランにはすでにYouTube Premiumが含まれているが、一部の国において、AI Proプランのユーザーにも「YouTube Premium Lite」個人プラン(月額8.99ドル相当)が追加料金なしで提供される。これに加えて、Health PremiumとHome PremiumもAI ProおよびUltraプランに追加費用なしで付帯する。

 利用制限についての考え方も改められる。従来の1日あたりのプロンプト回数制限が廃止され、プロンプトの複雑さ、使用した機能、チャットの長さを総合的に計算する「コンピュート使用(compute-used)」モデルへと移行する。利用枠は週ごとの上限に達するまで、5時間ごとにリフレッシュされる。

 大規模モデルの上限に達した場合は、自動的に軽量で高速なモデルに切り替わる仕組みになっており、作業の中断を防ぐ。現在のモデルを継続して利用したい場合、ProおよびUltraのユーザーは従量課金制の追加AIクレジットを購入できる。